歌手の長渕剛が1日、自身のインスタグラムを更新。自身に寄せられる声に対する思いをしたためた。
長渕剛 (C)ORICON NewS inc.
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長渕は、太陽と、どアップの手が映った写真を添えて「何も知らない人間が虚構を切り刻み、貼り付けそして汚い金になる。そんな社会が確かにある。私に向けた刃ならいつでも立ち向かう。なぜなら自尊があるからだ」と投稿。
続けて「何かあるならば私の名前を叫んでこい。自分を見失わせる恐ろしい社会になったけれど、切り刻まれようとも私は立つ。今日私はここに立つ」と記していた。
シンガー・ソングライター長渕剛(67)が1日、インスタグラムを更新。「私に向けた刃ならいつでも立ち向かう」と思いをつづった。
長渕は「何も知らない人間が虚構を切り刻み、貼り付け そして汚い金になる。そんな社会が確かにある」と意味深長に書き出し、「私に向けた刃ならいつでも立ち向かう。なぜなら自尊があるからだ。何かあるならば私の名前を叫んでこい。自分を見失わせる恐ろしい社会になったけれど 切り刻まれようとも 私は立つ。今日私はここに立つ」と、ビーチで撮した写真を添え、熱い思いをつづった。
長渕は先月3日、YouTubeチャンネル「ReHacQ-リハックー」に出演し、かつて自身に関することでマスコミに追われるなどし、誹謗(ひぼう)中傷を受けるなどした件を回想。「今でも誹謗中傷で亡くなる方がいるんだけど、人の心を踏みにじったように事実だけをかき立てて、真実をしゃべれないように封じ込めてしまうみたいなね…そういう暴力よりも強烈なもの。これがですね、やっぱり僕は悔しいけど涙が出ました」と話し、「それぐらいにマスメディアっていうものが卑劣であり、また死にたくなるような、人の心の中に突っ込んでくるようなものであったことは事実ですね」などと語っていた。
【芸能界ネット炎上事件簿 2023-2024年】#10
元俳優の若林志穂による性加害の告発があり、加えて意図的なものかどうか若林が加害相手Nさんの実名を長渕剛とSNSに投稿した同じ日、長渕剛が出演したネット番組の第1弾が公開された。何を語るか注目が集まる中、批判派と擁護派との言い争いも加速。ネット中が荒れているかのような大炎上となった。 木村拓哉の「show must go on!」は手痛いミス…言葉のチョイスを間違え大炎上に
そうした中で目立ったのが、「長渕が何を言っているのか意味がよくわからない」という書き込みだ。この原稿にそなえて番組での発言で重要と思われる箇所を書き起こしてみたが、確かに話し始めと終わりが対応していなかったり、話の途中で微妙にズレて質問と答えの着地点に違和感を覚えることがしばしばあった。
作詞とインタビューの受け答えとは勝手が違う、アーティストやアスリートが必ずしも話し上手ではない。これらは重々承知の上で、それでも意外に不器用だという印象が残っている。文字にして読んでそうなのだから、テロップを頼りに音で聞くだけでは何を言っているのかつかめずに、混乱する視聴者がいても不思議はない。
ハイライトとなったのは、マスコミについて語った時だ。「人の心を踏みにじり」「事実だけを書き立てて、真実を」封じ込めてしまう。マスメディアは「暴力より強烈」「卑劣であり」「死にたくなるような人の心の中に突っ込んでくる」と持論を述べると賛否が渦巻いた。
「嘘ならダメだが事実ならいいじゃん」「監禁や暴行という事実の裏にある真実って言い訳のこと?」と、体裁を繕うような都合のよい言い分にツッコミが入り、「監禁、暴行、脅しは卑劣ではないと」と混ぜ返された。擁護派からは「マスゴミ不信」が寄せられたが、批判はなかなか収まらない。
実は長渕は、若林の告発を知らないまま収録に向かったのではないか。こうした考察が出始めた頃、長渕ファンとおぼしき方面からも「自分の言葉で真相を語って」「潔く謝れば」との声が上がり始めた。後に、実際に知らなかった可能性が濃厚であるとわかるが、この時はまだ衝撃的な若林の告発ありきと思われていた。
結局、若林の一件には何も触れられないまま番組は終わった。だからか、一部で取り沙汰された引退と合わせて「都合の悪い事実のために引退」というような陰謀論が流布され、今もネット上でくすぶる。全体的に、肝心なことについて迂遠な言い訳をしてけむに巻いた、との印象を持った向きが多いことも、それを後押ししているようだ。
言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる。これは何も炎上に限らない。人も社会も基礎の部分は言葉でできている。ワードチョイスの巧拙こそ人生の要諦なのだ。母国語をおろそかにしていると人生を誤り、ひいては社会が間違ってしまうだろう。 (井上トシユキ/ITジャーナリスト)
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名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:55)
若林志穂さんの長渕告発がなぜ大ニュースにならないのか不思議でならない。事実なら、松本人志など比較にならないくらい大問題だと思うのだが。すぐに逮捕されてもおかしくないくらい。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:56)
普段のイメージ(平素の行いも含め)って大きいし、大事だと思う。
名前を出された人によってはそういう話を聞いても「あの人がそんな事を・・・ウソを言っている(Wさんが)んじゃないか?」という反応の人もいると思うけど、今回の話は「やっぱりな」と変に納得してる自分がいる。それを偏見と言うなら自身の口でキチンと釈明、説明する事が大事だろう。
少なくとも我々一般人よりもはるかにマスコミなどには発信しやすい位置にいる人なんだから。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:57)
長渕さんが以前からどのようなことをなさっていたか、皆さん気づいていたから炎上につながったのでは。清原さんが逮捕されたとき、清原さんだけのわけない、すぐに検挙、逮捕されると思っていた方は多かったと思いますが、逮捕されずにすみました。そのときからの違和感が炎上につながったと思います。違いましたか?
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:57)
若林さんは 未来有る私生活まで破壊され 精神疾患まで引き起こし、今日までに至る 悶々として来たが時代が後押し月日は経ちましたが 今 真実を世間に話せる事に、、過去にはこの樣な事で自らの命を、、った女優やタレントの玉子は判明しないだけで 、、ある程度は居るのでしょうと。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:58)
前々から、良いイメージはないし、過去のことからして、なぜ男らしい象徴のように扱われてるのか意味がわからんかった。
過去に、学生時代の女性の先輩の結婚式の余興的なので、男性陣で乾杯を合唱したが、「これから結婚する人に、DVで離婚した人の歌を贈るのってどうなんだろう?」と思った。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:58)
若林さんはずっと苦しんでいたと思います。もう芸能人でなくなったら怖いものがないから告白したんだと
思います。あそこまで言えるのは真実だからだと思います。嘘を言っても何もメリットはないし。あともしかしたら他にもそういう目にあった人もいるかもしれないですね。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 16:59)
あのネット対談、確かに長渕が何を言いたいのか理解に苦しんだ。言葉を乱発するけど中身がなく薄っぺらい印象。でもそれをしっかり咀嚼して話を繋ぐ成田の優秀さが際立った対談だった。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:00)
ファンの人の気持ちはちょっとわからないんですが、元々破天荒と言うか、俺たちの想像をこえてデカいこと、危ないことをしてくれるアニキ って目線の人も多いんじゃないですか
そうなると、意味不明の散文詩みたいな方がありがたいご神託として個々いいように解釈するだろうし、世間にバッシングされるほどに迫害され真実に近づくキリストの弟子みたいな気持ちになるだろうし
難しいですね 難しくはないか
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:01)
長渕さんが何をどう語っかは知りませんが、支離滅裂・意味不明になるのは、一般的に何かを隠そうとしているか、自分をなんとかよく見せようという場合に出るものと思います。
「自分が頭が悪いから」というのは真実を語れないことの定番の逃げセリフですね。
長渕さんは破天荒でワイルドな兄貴的なイメージのようですが、現場の責任者やテレビ局のおえらいさんの前では、大変腰が低く礼儀正しいと聞きます。
まあ、その程度の人なんだなというのは置いといて、被害を受けた方は、ちゃんと警察に被害届を出せば良いと思います。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:01)
伊東純也の件もあるし性加害があったというなら刑事告訴と物的証拠が必要だと思う。
何の証拠もなしに人を叩く事は間違ってると思うし、犯罪行為があったというなら最低限告発する先は警察であるべき。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:02)
チョイス以前に言葉を知ってて正しく使えるかっていうのはかなり大切なところなんだよね。
てにをはとかの文法も。
そうなると勉強できる人の方が有利になる。
政治家と官僚みたいにやたらと難しい言葉使って煙に巻くケースもあるけど。
(意図して煙に巻いているんだろう。)
つまり言葉を知らない、使い方を誤る人の方が、今の時代炎上しやすい。
実際そうなってるでしょ?
そういうつもりで言ったんじゃない、誤解だ、と言ってもあとの祭り。
でも、その人が自分にとって本当に魅力的かどうかは発する言葉だけで決まるわけじゃない。
共感したい、理解してあげたいと思わせてくれるような人が、魅力的なんだと思う。
実際口数少ない人に惹かれたりするでしょ。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:03)
NHKが
味方になると
こういうトラブルは未然に消えます。
90年代のサザンとの確執は
「結果的」には権力側と添い遂げるものへ
栄華を与えるわけですから。
ここで
再燃とは、
よほど
長渕氏の一挙手一投足が
気に入らない連中の動きが
再びうごめいていると思いますね。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:03)
そのために人は法を作って多様に映ることばの中から事実を透かし見ることに挑戦してきたわけですが、その法を使わずにする告発や巷間の醜聞をまともに事実として見透かそうとするこうした昨今のジャーナリズムには辟易とするものがあります。
大衆が醜聞に眉を顰め、その対象とされた者の評判が地に落ちる、これはよいのです。色眼鏡は人の営みなので。
ただ、その色眼鏡を公の評価に流用するのはいただけません。端的に言って、不正義です。
それにはまず、法を用いて醜聞を罪過にしないといけません。
炎上は醜聞です。大衆の正義であり、社会の正義ではありません。
炎上を社会正義と混乱している論者の多さには、日本語がどうした以前にけじめのなさを憂うばかりです。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:04)
この話ではないんですけど…。
当時、「男たちの大和」公開の時…。
某TV番組に出演して、現代を生きる若者たちへのメッセージとして、表現的には少し違うかもしれないが、「日本という国に誇りを持て、アメリカにカブレるな」みたいな事を熱語りした後にそれでは聞いて下さい。
「clause your eyes」ってなった時、マジで吹いた…。
自分的には、好きなアーティストなので特にディスる訳ではないが、そんな人なんだろう…。
名無し (金曜日, 01 3月 2024 17:05)
長渕は自分で自分の頭は良くないと言ってるし、彼の歌もそんな虚勢を張る必要なんてなくて自然体でいいという歌ばっかりなので、特に悪くは思わない。頭がいいふりしてるなら痛いが、自分はバカたと認めてだけどできることをやろうとしてる人は尊敬する。