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イジメと戦ってくれた兄貴 【青空と向日葵の会】

【イジメと戦ってくれた兄貴】
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中一の頃、僕はイジメにあっていました。
クラスのほぼ全員からだったのです。
机には、腐ったミカン、牛乳瓶、
カバンはゴミ箱、体育のサッカーでは21対1
付き合ってた彼女に飛び火するのが嫌で、嫌いになったと言って別れました。
ある日の休み時間、トイレから戻るとクラスの全員が廊下に座っています。
その中央には、みんなを座らせている僕の2歳上の兄貴が立っていました。
「お前は来るな!」
そう言われて、僕は教室の中で座っていました。
兄貴がみんなに何を言っていたのか、最初はよく聞こえませんでした。
しかし、よく耳をすましていると、少しずつ聞こえてきました

貴がみんなに問いかけていること…

なぜ弟をいじめるのか?弟が何をしたのか?

…そんな内容のことを、兄貴はクラスのみんなから聞き出していました。

家に帰って僕は兄貴に言いました。

「なんで余計なことをするんだ、逆効果だろ!!」

兄貴は、「うるせえっ!!」

「弟がイジメられているのに、  知らんふりしてる兄貴がどこにいるか!」

僕は恥ずかしかったし、兄貴の言葉の勢いに驚きました。

それで、嗚咽してしまいました。…激しく。

「もういいよ、いいんだよ」ずっと同じ言葉を繰り返してました。

今まで家族にも教師にも言わず、我慢してきたんだ。 辛かった。悔しかった。

でも、…いや、だからこそかな? 兄貴の一喝は僕の胸に刺さったのです。

恥ずかしく、驚きもしたけど、心の内では嬉しかったのです。

その日から少しずつイジメが減っていき、いつの間にか元に戻っていました。

まだ兄貴には、あのときのお礼を言ってません。 今さら恥ずかしくて言えないと思ってました。

僕があの日のことを忘れてないこと、 そしてありがとうを言いたいと思い続けていたこと、 それをいつか、何かのきっかけで伝えようと思っています。

参考:泣ける2ちゃんねるより