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息子のキャバクラやブランド品の購入にも流用か…「親子で業務上横領容疑」元経理担当の63歳男と35歳長男を逮捕、子会社の口座から「総額26億円余」不正支出…長男が社長務める会社に振り込んで横領

駒ヶ根市の総合建設業ヤマウラの子会社で発覚した26億円余りに上る巨額な不正支出で、警察は14日午後、業務上横領の疑いでヤマウラの元従業員の男と、男の長男を逮捕しました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、ヤマウラの元従業員で安曇野市穂高有明の無職=村田浩幸(むらたひろゆき)容疑者63歳と、その長男で長野市中御所の会社役員=村田俊樹(むらたとしき)容疑者35歳です。

ヤマウラ企画開発では、2023年5月に不正な支出が発覚し、その後、親会社のヤマウラが第三者委員会による調査を開始。

 

調査報告書によりますと、当時ヤマウラの財務経理チームのマネージャーを務めていた村田浩幸容疑者は、10年以上にわたって事実上、経理担当を兼務していたヤマウラの子会社=ヤマウラ企画開発の口座から現金を不正に引き出したり、長男の俊樹容疑者が社長を務める会社などに多額の金を振り込んだりしていて、不正に支出された総額は26億3800万円余りにのぼるとされています。

村田浩幸容疑者は2023年8月に懲戒解雇され、警察が業務上横領の疑いで捜査していました。

不正に送金された金の一部は、長男のクレジットカードの支払いにも使われていて、キャバクラなどの飲食店での利用や、ブランド品を購入した履歴があるということです。