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大王製紙と北越コーポレーション、戦略的業務提携に向けた検討を開始

大王製紙株式会社と北越コーポレーション株式会社との戦略的業務提携に向けた検討開始に関するお知らせ

大王製紙株式会社(以下「大王製紙」といいます。)と北越コーポレーション株式会社(以下「北越コーポレーション」といいます。)は、紙パルプ業界を取り巻く厳しい経営環境の下で、両社が抱える経営課題を解決し、両社の企業価値の更なる向上を図るために、戦略的業務提携(以下「本業務提携」といいます。)に向けて具体的な検討を開始することに本日合意しましたのでお知らせいたします。

1.本業務提携の背景・意義

大王製紙と北越コーポレーションは、それぞれ「ものづくり」を通じて地域社会との共生に取り組んできた製紙メーカーであり、今後も、顧客・株主・取引先・地域社会・従業員などあらゆるステークホルダーから信頼される企業を目指しております。

両社は、印刷情報用紙をはじめとした国内紙の需要の減少や需要構造の変化、木材チップ・石炭・重油など原燃料価格の高止まりなどに加え、国内物流における2024年問題や環境負荷低減対応などの社会課題解決が求められる厳しい経営環境の中、基幹工場の構造改革による競争力強化及び事業ポートフォリオの変革が重要な経営課題であるとの認識を共有しております。

これら課題解決に向けてそれぞれが個社単位で施策に取り組むよりも、両社が協業して構造改革・収益基盤の強化を目指していくことが、より迅速に効果を発現できるとの考えに合意し、本業務提携に向けて具体的な検討を開始してまいります。

本業務提携では、両社の独立性と健全な競争関係は維持しつつ、各々の強みを活かして補完し合うなど、両社の中長期的な企業価値向上に資する取組みについて積極的に検討を進めてまいります。

2.本業務提携に向けた検討開始に至った経緯

大王製紙と北越コーポレーションは、両社の関係改善に向けてトップマネジメント間の面談を含めて意見交換を重ね、2023 年9月に両社間で秘密保持契約を締結し、「生産技術」「原材料購買」「製品物流」などの取組テーマにおいて分科会レベルでの初期的検討・協議を重ねてまいりました。

今後、本年5月頃を目途に本業務提携の契約締結を目指して、両社間で協議を進めてまいります。

※以下は添付リリースを参照

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

添付リリース

https://release.nikkei.co.jp/attach/668347/01_202402131701.pdf