そのスマホは、製粉所の社員さんに首尾よく発見されたのです。
そして、輸出先の会社も、スマホの持ち主も特定できたので、 見つけた日本人男性は、早々に長旅のスマホを、 アメリカの会社宛てに送付しました。
落としてから8ヶ月後に、スマホは本人の元に帰ってきました。 持ち主の男性は、目を丸くして言ったそうです。
「信じられない!」
「忘れていた写真がたくさん入ってたよ」
「よくぞ、発見した人が捨てずにいてくれた。 送り返してくれるなんて、本当に信じられない」
男性は飛び上がらんばかりの大喜びです。
これがアメリカのテレビ局でも 採り上げられる騒ぎになりました。
日本で発見されたアメリカ人のスマートフォンが、 わざわざ本国まで送り返されるという出来事は、 あるいは「日本ならでは…」のことかもしれません。
日本人の美徳を声高に訴求する必要はありませんが、 他国の方々に、こんな一面も知っていただき、 好感と友情を感じていただければ嬉しいですね。
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