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【スターダム】2.4エディオンアリーナ大阪『スターダム13周年記念 STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱〜』全対戦カード!

女子プロレス・スターダムは2月4日、エディオンアリーナ大阪にて『スターダム13周年記念STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱〜』を開催する。

ビッグマッチの今大会ではワールド・オブ・スターダム選手権試合 王者・舞華vs上谷沙弥、ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 王者・安納サオリvsスターライト・キッド、ハイスピード選手権試合 王者・星来芽衣vs葉月、フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 吏南vs弓月の4つのタイトル戦。

そして、スターダム創立13周年記念特別試合では岩谷麻優&高橋奈七永&AZM&林下詩美と朱里&MIRAI&ジュリア&鈴季すずが激突。

さらに、中野たむ復帰戦にて中野たむ&水森由菜vs白川未奈&月山和香など第0試合①・②を含む全9試合が予定されている。

スターダム13周年記念
STARDOM Supreme Fight 2024~大阪ミナミの乱〜
日時:2024年2月4日(日)開場 15:20
第0試合 15:50
本戦開始 16:30
会場:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第1競技場

【対戦カード】

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合
《王者》舞華
vs
《挑戦者》上谷沙弥

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
《王者》安納サオリ
vs
《挑戦者》スターライト・キッド

▼スターダム創立13周年記念特別試合 8人タッグマッチ
岩谷麻優&高橋奈七永&AZM&林下詩美
vs 
朱里&MIRAI&ジュリア&鈴季すず

▼ハイスピード選手権試合
《王者》星来芽衣
vs 
《挑戦者》葉月

▼中野たむ復帰戦 タッグマッチ
中野たむ&水森由菜
vs
白川未奈&月山和香

▼6人タッグマッチ 
レディ・C&天咲光由&玖麗さやか
vs
刀羅ナツコ&渡辺桃&琉悪夏

▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合
《王者》吏南
vs 
《挑戦者》弓月

▼第0試合ー②:タッグマッチ
壮麗亜美&鹿島沙希
vs
羽南&飯田沙耶

▼第0試合ー①:3WAYバトル
桜井まい vs HANAKO vs 八神蘭奈

◆大会詳細は公式サイトにて
https://wwr-stardom.com/schedule/20240204_osaka/?mc_id=922

鹿島沙希 スターズ 大江戸隊 God’s Eye

【スターダム】S・キッド デスペラードとの〝王者タッグ〟熱望「激アツなんじゃないかなって」

デスペラード(右)とのタッグを熱望したS・キッド

 女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが、新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードとの〝王者タッグ〟結成を熱望だ。

 王者・安納サオリ(33)とのワンダー王座戦(4日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)に向け、黒虎のモチベーションが高まっている。

「今年は新日本プロレスとの合同興行があるということで」と切り出すや「デスぺっち(デスペラード)はこの前、IWGPジュニアのベルトを取ったから、今年こそ2人のタッグを実現させたいというのがある。シングルチャンピオン同士のタッグができたら、もう激アツなんじゃないかなって。フフッ」と不敵な笑みを浮かべた。

 かねて同じ覆面戦士であるデスペラードとのタッグ結成を熱望。だが、2022年11月に有明アリーナで開催された両団体の合同興行はデスペラード&DOUKI&キッド&渡辺桃vsタイチ&金丸義信&中野たむ&なつぽいというカードで、しかも自軍は敗れた。

「あのときもデスペっちと2人になるかなって勝手に思っていた。あれはあれで豪華メンバーで楽しかったのでいいんだけど。あれがあったからこそ、次こそ2人で組みたいという気持ちが高まったからね」と振り返る。

 再びキッドの気持ちを駆り立てたのは今年の1月4日だ。東京ドーム大会でデスペラードは高橋ヒロムを破り、IWGPジュニア王座を奪取。この試合を会場で生観戦したキッドは「1年8か月ぶりの戴冠だったけど、いい意味でそんな感じがしなかった。それほど、このポジションのイメージがついているからかなって。それにコスチュームに赤を入れてきたことに覚悟を感じた。新日本の一番デカイ舞台で戴冠できたことに、すごい感動しました」。その後に自身もワンダー王座の挑戦権を獲得したため、夢の実現に向け動くことを決めた。

 対戦相手も考えている。「デスペっちとヒロムさんの関係っていうのは、私とAZMの関係に等しいものを感じる。だから実現できるなら、相手はヒロムさんとAZMがいい!」と目を輝かせた。

「デスペッちも1月に取ったベルトを持っているのは大変だけど、私は今回取りにいって実現させたいというのがある。その気持ちを先走らせることなく、まずには自分のために取りたい」。悲願の白ベルト初戴冠まで、いよいよ待ったなしだ。

【スターダム】中野たむ 復帰前日に池上本門寺豆まきで気合入れ「スターダムに福を持って帰る!」

プロレスの祖・力道山が眠る東京・大田区の池上本門寺で3日、恒例の「節分追儺式(ついなしき)」催され、前年度の「プロレス大賞」女子プロレス大賞を初受賞したスターダム・中野たむが初参加した。

 プロレス界からはこの他、ドラディションのレジェンド・藤波辰爾、全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ)、〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカも参加。多くの参列者が詰めかけた会場で、思いを込めて豆をまいた中野は「楽しかったです! ファンの方も『復帰戦、頑張ってね!』って言ってくれて勇気をもらいました」と笑顔を見せた。

 昨年10月のワールド王座戦で左ヒザを負傷し戦列を離れたが、今月4日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で4か月ぶりに復帰する。「今日、負の感情や厄を落とせた状態で、明日の復帰戦に迎えられることに感謝してます」とし、「このままスターダムに福を持って帰ろうと思います。そして福女として、ここからプロレス界を引っ張っていきます!」と宣言した。

 最後は、先日のプロレス大賞授賞式で対談したレスリングの五輪メダリスト・浜口京子から伝授された気合入れの言葉「やればできる。私ならできる。必ずできる…」と唱えながら決戦の地・大阪へ向かった。

【スターダム】舞華&白川未奈 新ユニット結成祝いの決起集会「一緒にお酒飲む日が来るなんて…」

 女子プロレス「スターダム」の新ユニット「イーネクサスヴィー(E neXus V=EXV)」を立ち上げたワールド王者・舞華と白川未奈が、決起集会を開いた。1月20日の東京・高田馬場大会で緊急合体。月山和香、HANAKO、ジーナとともに新たなスタートを切った。世界進出&若手底上げを狙い共闘した2人が、レモンサワーとハイボールを片手に今後の展望を激白だ。

 2人に緊急招集をかけられ向かった先は、サラリーマンの街・新橋の渋めな居酒屋だった。盟友メーガン・ベーンが大好きだったレモンサワーを持った舞華と、「実はウイスキーが好きなの」という白川はハイボールを手に乾杯した。白川が「私たちが一緒にお酒飲む日が来るなんて…」と語ると、舞華も「まさかだよね。私はお前の乳しか見てなかったからさ、酒とか飲まないと思ってた」と笑った。

 舞華はライバルの鈴季すずから「我が強い2人がうまくいくはずがない」と言われていたが、その言葉に「白川は落ち込むと深く自分を追い詰めるみたいだけど、私はいつもなんとかなるって思うタイプ。全く違うからこそ人の想像を超える面白いことができると思うんだよね」と反論だ。

 白川も「豪華絢爛(けんらん)な雰囲気は似てたし、真逆な私たちの、和洋折衷なユニットとして世界を目指す」と目を輝かせた。前向きさが共通する2人のEXVの最終目標は、世界各国での自主興行の開催だ。白川は「これからいろんな国の選手も日本に呼べるようにしたいし、そこから広がって世界中の人が集まる場所にしたいと思ってるよ」と展望を明かした。

 世界進出の一方で、ユニットとしても実力をつけるべく若手の底上げに着手。EXVには昨年3月にデビューしたHANAKOと、ケガの治療から復帰したばかりの月山も所属している。2人の教育に力を入れていくため、舞華は「ドンナ・デル・モンド」時代に、ジュリアと朱里にしごかれた〝自衛隊特訓〟を導入するという。「スクワット300回、片足スクワット、ジャンプ、三半規管を鍛えるトレーニングとかやってた。ひめかも私も吐くまでトレーニングしてたおかげで、体が強くなったからね」

 舞華は4日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で、ワールド王座の初防衛戦で上谷沙弥を迎え撃つ。白川もIWGP女子王者の岩谷麻優に挑戦を表明した。

 V1戦を目前に控えた舞華は「ユニットとして始動して初めての王座戦。防衛してユニットにさらに勢いをつける」と決意。白川も「舞華と並んだ時にベルトを持っていないことに悔しさも感じた。ユニットのためにもIWGP絶対巻くから」と約束し、ハイボールを一気に飲み干した。

【スターダム】中野たむが残留宣言 王座奪還にも意欲「やり残したことがたくさんある」

残留第1号になった中野たむ

 お家騒動に揺れている女子プロレス「スターダム」の中野たむが、団体残留を宣言した。団体は、多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引き抜き行為があったという理由で、エグゼクティブプロデューサーを務めたロッシー小川氏(66)を2月4日付で契約解除。一方の小川氏は引き抜き行為を否定しつつも、新団体設立に向け動いていることを認めた。選手の選択に注目が集まる中、残留第1号に手を挙げた中野の思いとは――。

 女子プロレス界の盟主を襲った激震に、ファンの間でも団体の先行きを不安視する声が上がっている。騒動の最中、本紙の取材に応じた中野は「正直、団体としては役職に就いてた人の処分について発表しないといけないし、しかるべき対処をしたと思いますが、それで十分だとたむは思う。後のことは大人同士、しかるべき形で話をつけたらいい」と冷静に語った。

 小川氏が新団体設立に向けて動いていると明言したことで、分裂も危惧される。選手として不本意に団体が注目される現状に怒りをあらわにした中野は「こんなおじさんたちの戦いより、私たちスターダムの戦いでみんなを楽しませたい。だからたむはスターダムに残って、世界一の団体にする。それがたむロード第2章の目的地です!」とスターダムに残ることを明かした。

 昨年10月にワールド王者だった中野は王座戦で左ヒザを負傷。長期欠場を強いられベルトを返上した。それでも1年間の功績が評価され東京スポーツ新聞社制定「2023年度プロレス大賞」で女子プロレス大賞を初受賞。その際、団体への恩返しを誓っていた。「欠場中、スターダムのファンのみんなや仲間に助けられた。スターダムに恩を返すと約束したので、この先スターダムがどうなってもたむがスターダムを守り続けなければという気持ちがあります」と改めて決意表明した。

 くしくも中野は小川氏の〝最後の大会〟となった4日の大阪大会で、4か月ぶりにリング復帰を果たした。試合を振り返り「久しぶりのリングで直前まですごく緊張してたんですけど、入場した時にファンのみんなの顔が見えて、声援が聞こえて。やっぱりこのリングが私の生きる場所だなって思ってたんです」と笑顔を見せた。

 また同大会では自身が返上したワールド王座戦を会場の後方で観戦。試合後は、現王者・舞華から「お前が限界突破できるまで待ってるよ」と声をかけられた。「赤いベルト(ワールド)の王者としても、やり残したことがたくさんある。欠場前に痛めていたヒジも治ったし休む前よりコンディションがいいんです。復帰したからにはスターダムの一番星に返り咲くことも決めてた」と王座奪還にも意欲を燃やす。

 女子プロレス界のトップとして団体をけん引する覚悟の中野は「たむを育ててくれた小川さんにも、団体を大きくしてくれたブシロードファイトにも、どちらにも感謝しています」と語りつつ「私はスターダムが大好き。だからこんな話が気にならなくなるくらいたむが熱い戦いを見せて魅了する。これからもスターダムを守っていきます」と言い切った。

 ファンの不安を一蹴すべく、悲壮な覚悟でたむロード第2章を歩む。