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芦原妃名子さん、「セクシー田中さん」ドラマ脚本巡り苦悩 Xに「大切なシーン、カット」

29日に死去が明らかになった漫画家の芦原妃名子(本名・松本律子)さん(50)は、日本テレビ系で昨年10月クールに放送された連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で、今月に入り、ドラマの脚本を巡ってトラブルになっていたことをX(旧ツイッター)で明かしていた。

【写真】脚本家・相沢友子さんのInstagram投稿

■「毎回、漫画を大きく改編した脚本提出された」 芦原さんは今月26日、自身のXで、「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」と説明。経緯を長文でつづっていた。 それによると、芦原さんは原作漫画は未完であり、結末も定めていないことから「必ず漫画に忠実に」、ドラマオリジナルとなる終盤については「原作者があらすじからセリフまで」用意することも条件とし、「場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある」と制作側に求めた。 しかし、「毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていた」とし、「漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう」「個性の強い各キャラクターは原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される」などと指摘。「私が『セクシー田中さん』という作品の核として大切に描いたシーンは、大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、納得のいくお返事はいただけない」などと振り返っていた。 芦原さんが加筆修正し、7話まではほぼ原作通りとなったが、相当に疲弊。ドラマオリジナル展開の8話~10話についても、「当初の条件は守られず私が準備したものを大幅に改変した脚本がまとめて提出されました」と明かした。 特に9話、10話の脚本はベリーダンスの表現も間違いが多かったとし、「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」、「足りない箇所、変更箇所、意見はもちろん伺うので、脚本として改変された形ではなく、別途相談していただきたい」などと、小学館を通じ日本テレビへ申し入れを繰り返したという。 ■9、10話の脚本を自ら執筆 Xの経緯説明を削除

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コメント: 19
  • #1

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:49)

    それ以前に、脚本家の相沢氏が痛烈に芦原氏を批判する投稿を繰り返したことに触れるべきであろう。
    脚本家側の心情も配慮すべきという意見はあるが、紛れもなく相沢氏の中傷と言わざるを得ないコメントがなければ、この問題は起きていない。

  • #2

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:50)

    勝手に改変した脚本家が、ネットに『原作者に口出しされて、大変だった』と苦言した。

    それを見た原作者は、その事情を詳しく説明しただけなのに、何で罪悪感を抱いて、亡くならなければ、ならなかったのだろう。

    本当に悪いのは、監督&脚本家の方なのに。

  • #3

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:50)

    この記事に書かれていないけど
    先にケンカを売ったのは脚本家。
    インスタに2回も載せていた。
    もう閲覧できなくなっているみたいけど、
    「最後まで自分で書きたかったのに、原作者がワガママ言って」みたいな文章だった。
    登場人物のキャラも変えて、原作者が毎回大幅に訂正せざるを得ない脚本だったのに、自分の手柄みたいにコメントして。
    記事にするなら、時系列を間違えないで
    事実を載せてほしい。
    芦原先生のご冥福をお祈りします。

  • #4

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:51)

    哀悼の意を述べる前に日テレは最高責任者が出てきて説明するべきだと思う。
    制作サイドの不手際で制作トラブルが起きていたのは芦原さんの声明にあったのだから最低限それについて語るのが遅すぎるが故人に対しての誠実な対応だと思う。

  • #5

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:51)

    産経が事の経緯を記事にしてくれて有難いです。原作者の苦悩が伝わってきます。欲を言えば最初にこの問題を煽ったのは脚本家の方であったこと(原作者に対するリスペクトを欠く相当失礼な物言いをしていた)も併せて書いてくれるともっと良かったです。

  • #6

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:52)

    ドラマ終盤にこんな裏話があったんですね。見ていて最終話に近づくに従って今までの流れを断ち切る違和感を感じていました。その裏で脚本の対立があり脚本の経験のない原作者が9.10話を急遽作らざるをえなかったのがその正体だったんですね。それは原作者としては譲れない大切な一線だったですね。ご冥福をお祈りします。

  • #7

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:52)

    大切にしている思入れがあるシーンを削除されたり、挙句の果てにはSNSで原作者を否定する様な発言を吐かれたのでは原作レ○プどころか原作を完全否定されたも同然だと思う。脚本家は原作を理解した上でそれを視聴者に伝える為のバトンを渡す役目だと思うのだけど、途中から勝手に二次創作を始めて指摘や修正をされたら逆ギレをするのでは最早呆れるしか無いし、それをなあなあで済ましてきたTV局も容認していたと言う批判を免れないと思う。

  • #8

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:53)

    こんなに疲弊するくらい日テレが毎度約束と違う脚本を提出し、ご自身も執筆でお忙しかった中やむなく脚本を書き、慣れない作業で衰弱なさった様が記事から痛いくらい伝わります。しかし日テレが公開した「今までご尽力いただき感謝致します」の一文にはものすごく違和感しか覚えない。ご冥福をお祈りいたします。

  • #9

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 19:54)

    元漫画編集者です。今回の記事について、作家と脚本家に意見が集中しているようだが、私的には間に入る編集部や制作側にも問題があったのではないかと思う。10年以上前だが、担当している漫画のアニメ化の話があったが、作家側と局側の折り合いがつかず、アニメ化はなくなった。そのようなことは日常茶飯事で、アニメ化やテレビ化にもっていける=出世のような風潮があり、当時は正直悔しさもあったが、やはり原作者の意向を無視して進めなくて本当に良かった。間に立つ人間は、自分の利と、目の前にいる人の利を考えて、その場を取り繕って進めてしまいがちだが、原作がある以上、「原作者の想いと作品に込められた思想をどれだけ忠実に再現できるか」を蔑ろにすべきではない。原作者と制作の間に立つ人間が、原作を深く理解し、双方が納得行くように話を進める(場合によっては打ち切る)のが、原作ありきのドラマを制作するにつけて大切ではないかと思う。

  • #10

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:02)

    他人の気持ちを考え過ぎて疲れてしまう人
    他人の気持ちを考えることが出来ない人
    今の社会は他人の気持ちを考えることが出来ない人が得をするのかな?
    不器用で優しい人が損をするのは世の中の常かも知れませんが…
    せめて得をする人も他人の気持ちが分かる人であれば救われる気がします。
    脚本家の方にどうか天罰がくだる事をお祈り申し上げるしか
    このやるせない結末に対する気持ちを収める術がありません。

  • #11

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:03)

    相沢友子さんのインスタ見ましたが、確かにひどい物言い。
    敬意もなく「原作者」と呼び捨てにして、「文句を言われても困る、あのひどい9話と10話を書いたのは原作者」、「(原作者の脚本介入が)二度と繰り返されませんように」等々、かなり芦原先生を避難している…。

    それに賛同する取り巻きの脚本家などのコメントもひどい。關根(せきね)とかいう人物は事細かに原作者の脚本にケチをつけていた。
    ひどい世界ですね。
    繊細で優しすぎる雰囲気の芦原先生は耐えきれなかったんですね…

  • #12

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:04)

    きっと作者はドラマを途中で止めたい気持ちになったのだろうが迷惑を掛ける事ができなくて折り合いをつける最後の手段が自分で脚本する事だったのだと思う。
    なぜネット上でやり取り始まる前に関係者が間に入ってあげられなかったんだろう。
    プロデューサーは少なくても原作を忠実にと依頼されていたにも関わらずこの脚本家を選んだ責任はあるだろう。

  • #13

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:05)

    脚本家が恨みつらみをぶちまけて
    そこに至った理由を丁寧に説明された
    ただそれだけで そのことで誰もあなたを責めてなかった
    ごめんなさいなんて思わなくてよかったんだよ
    ご冥福をお祈りします

  • #14

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:05)

    ドラマ化されるにあたってあくまでも原作に忠実に…という希望を伝え続け、それで良いかと何回も確認をとってスタートしたわけですよね?
    おそらくそれは、この業界の流れ(改変されてしまうという噂を)知っていたからなのだと察します。
    でも始まればやはり忠実に描かれない事実に直面した。
    一方で脚本家はこの業界で改変などはあるあるであり、視聴率をとりにいかなければいけない使命感もあったことでしょう。
    だからといって、当初の原作者様の思いを覆すものであってもならないと思います。
    うまく歩みよれなかった結果でもあり、他にやり方もあったのではないかと思いますし、SNSという沢山の方が見るツールを使って先に暴露話をされたのは本当に浅はかな行為であったのは否めません。
    最後は追い込まれるほどお辛かったことなのですね。大好きな作品で、本当に残念でなりません。

  • #15

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:06)

    「サザエさん」の長谷川町子さんが、テレビで放映されている「サザエさん」を「全く別物と思って楽しく見てます」とおっしゃていたと何かで見たことがあります。(確かに全く別物だと私も思います)
    長谷川町子さんのように割り切れる方もいるんでしょうけど、人それぞれですから。原作者が割り切れないタイプの方なら、原作者に従うべきですよね。

  • #16

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:07)

    局はテレビドラマ化させてもらっているのだから、忠実に原作に沿ってやるべきで、ストーリーを変える場合は原作者と内容をすり合わせて妥協点を見出すのがすじ。それでも原作者が「原作通りに」と言えば従うしかない。
    それを脚本家、局が納得いかなければドラマ化は没という事になるのだが、局としては没にしたくないので、ごり押ししてしまう。芦原さんとしては相当なストレスで精神的にも追い詰められ極限の状態だった。
    結局、監督や関係者は自分達の自分達による自分達の為のドラマにしたかったのだろう。すべてが自分達の作品の様に・・・・

    ご冥福をお祈りいたします。

  • #17

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:08)

    長くデザイナーやってますが、自分がうみ出した作品を土足で汚される感じは、どんな小さなデザインであれ他人の手が加わることに納得なんてできる訳ないんですよ。知らない間に勝手に変えられる悔しさは相当なストレスだったはずです。

    一人で仕事なんてできないですし、ドラマなんて大勢の方が加わるので完璧といかなくても、うまく折り合いをつけながら原作者様を大切に作品を大切に扱えなかったのかと残念でなりません。
    この作品のファンなのでもっと続きを読みたかった。。。
    誰か一人でも現場の方が、原作者様の悔しさに気づいてあげられていたら納得は出来なくても何か違ったかもしれません。

  • #18

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:08)

    先生が亡くなられたこと、悲しくて悔しくてたまらない。
    脚本家とのこととか色々いわれているけれど、本当のところは先生にしかわからないのだけれど、作品は作者にとって我が子のようなもの。
    その子がお嫁にいって本来もつ本人の笑顔とか優しい性格とかを傷つけられたのなら親として全力で守りたいと思う。
    先生は我が子を守りたかったのだと思う。
    だけれどそれがまたきっかけとなって我が子を攻撃されたりさらされたり。
    自分のせいで二次被害にあってしまったのなら我が子共々…と考えてしったのかもしれない。
    繊細な作品を産み出される先生だったから。
    でもやっぱり悔しい。悲しい。

  • #19

    名無し (火曜日, 30 1月 2024 20:11)

    今回の件で芦原先生が事の経緯を説明するに至った大元の原因は、脚本家がSNSで原作者が悪いと言わんばかりの嫌味なコメントをしたのが発端で、今は鍵アカになっていますが、たくさん#をつけているにもかかわらず先生のお名前だけ外して仲間外れ感満載で、お仲間と共に先生を攻撃するコメントの数々は、悪質な「大人のいじめ」とも感じられる不快極まりないものでした。
    何もないところから作品を産み出す作家先生への敬意は皆無でした。先生はどんなに辛かったことだろう。
    この脚本家のように、人様の作品に乗っかっているだけなのに、自分に実力があると勘違いして、才能のある作家を貶めることができる人がのさばっている業界の体質を見直さなければ、悲劇はまた繰り返されると思います。
    自己顕示欲の激しい無才に、真に創作の才ある人が疲弊させられ殺される事が無いようにして欲しい。本当に無念で悔しいです。