【モデルプレス=2024/01/19】俳優の阿部サダヲが19日、TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(毎週金曜よる10時~/1月26日スタート)の制作発表会見に、共演の仲里依紗、吉田羊、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、脚本を担当した宮藤官九郎ととともに出席。阿部と仲が3年ぶりの共演について語った。 【写真】仲里依紗、大胆美背中披露 ◆阿部サダヲ&仲里依紗、3年ぶり共演 阿部・仲・吉田・磯村は同局系『恋する母たち』(2022年)で共演。当時、阿部と愛し合う2人を演じていた仲は、3年ぶりの共演について「相変わらず現場が楽しくて。阿部さんのお芝居をこの距離(至近距離)で見れるというのが、私はすごく嬉しいです」と喜びを語った。
続けて仲が「(阿部が)本番と違うことをやられるので、それが楽しみです」と撮影の裏話を告白。阿部は「『恋する母たち』の時とは役柄も違いますからね」と切り出し、「恋もしたいと思っています」とまだ明らかになっていない今作においての2人の関係性に言及した。 ◆阿部サダヲ主演「不適切にもほどがある!」
阿部が演じる主人公・小川市郎(おがわ・いちろう)は、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップしてしまう“昭和のおじさん”。中学の体育教師であり、野球部の顧問で「地獄のオガワ」と恐れられている。言葉遣いが荒く、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す。時代とともに変わっていいこと、変えずに守るべきことを見つめ直す、宮藤脚本のオリジナルドラマである。(modelpress編集部)
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ドラマ「不適切にもほどがある!」プレミア試写会&制作発表会見が19日、東京都内で行われ、出演者の阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊、脚本を担当した宮藤官九郎氏が登場した。
本作は、“昭和のおじさん”小川市郎(阿部)が、1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂。コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく意識低い系タイムスリップコメディー。
主演の阿部は、本作で宮藤氏とタッグを組むことについて「うれしかったです。(脚)本を読んだらすごいなと思いましたね。最初のせりふでびっくりして、さすがだなと思いました」とコメント。
“昭和のおじさん”の役作りについては、「最初は小指の爪だけ伸ばしていました。分かる人だけ分かればいいんですけれど、昔のおじさんって耳や鼻をいじったり、小指の爪で何かをやるタイプなんですね。ドラマじゃ必要ないなと思って止めました」と話して笑いを誘った。
令和の働くシングルマザー役を演じる仲は、自身と役柄の共通点について「私もいつも負けないぞという気持ちで働いています。昭和と比べると今は協力しながら子育てすることがベターですけれど、昭和は母親がメインになって家事をやったりするので。私も子育ては皆で協力してするものだと思っているので、今回の役をやれてスカッとしました」と話した。
第1話で歌唱シーンを披露する磯村は、近隣から苦情が来るほど練習したといい、「それくらい気合の入ったシーンですし、民放ドラマでは珍しい楽しめるシーンになっています」と笑顔でアピール。 さらに、仲と吉田も今後歌唱シーンがあると発表されると、仲は「私は昨日もお風呂で歌いましたよ。そうしたら旦那(中尾明慶)が『また歌ってるの~?』って言っていました。自主練しています」と努力を告白。
吉田は「毎回歌詞はとぼけたものもありますけれど、旋律がすてきなので、見た方は口ずさんでしまう曲になると思います」と見どころを語った。
宮藤氏は、本作の着想について「いろんなことがダメと言われる時代になってきたじゃないですか。これはダメ、こうしちゃダメ…ダメという言葉で終わりにして、なんでダメなのかを考えなくなってきているなと実感して、1話ずつ、なんでダメなんだっけ? というのを考えるドラマにしたいなと思いました」と語った。
ドラマは、26日よる10時からTBS系で放送スタート。毎週金曜よる10時放送。
阿部サダヲ(53)が19日、都内で、26日スタートのTBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10時、初回15分拡大)制作発表に“昭和スタイル”のダブルスーツで登壇した。
同ドラマは“最高のキャストでお届けする意識低い系”タイムスリップコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」などを生みだした、脚本の宮藤官九郎氏と磯山晶プロデューサーと阿部の黄金タッグが新たな作品を生み出す。阿部と宮藤が主演と脚本としてコンビを組むのは民放ドラマでは同作が初となる。
阿部はひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップする、主人公の小川市郎を演じる。セットについて「分かる人にわかればいいんですけど」と笑いながら「ウサギの耳を押す爪切りがあって、すごくうれしくて」と笑顔。宮藤氏、磯山氏の黄金タッグに「10数年ぶりで主演をやらせてもらえることもうれしかった。さすがだなと思いました」と話した。
肩もチラ見せさせる、全身白スーツで登場した磯村勇斗(31)はとあるアイドルに心酔するあまり、全てを完コピする“ムッチ先輩”を演じる。阿部と歌唱シーンにも挑戦し「練習しすぎて、それくらい気合が入ったシーンでした」と明かし、阿部は「苦情が来るくらい練習したらしいですよ」とファンを笑わせた。
吉田羊、仲里依紗(34)河合優実(23)坂元愛登(14)も登壇。
俳優の阿部サダヲが19日、都内で行われたTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の制作発表会見に、脚本を手掛けた宮藤官九郎と出席した。阿部は、宮藤と主演と脚本という立場で民放ドラマに挑むのは初めてだといい、「素直に嬉しかったです。本も読んですごいなと思いました。最初のセリフからいきなり驚かされました」と感慨深げに撮影を振り返った。 【画像】昭和ファッションを披露!制作発表会見の様子 本作は、令和にタイムスリップした昭和のダメおやじが「不適切」発言で令和の停滞した空気をかき回す様をコミカルに描く“意識低い系タイムスリップコメディー”。共演の仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊も登壇し、冒頭、全員がドラマに登場するバスに乗り込んで客席に現れる演出が行われた。また、登壇者は全員、1980年代風の衣装で登場。阿部はダブルのスーツ、仲里はピンヒールと豹柄のワンピース、磯村は80年代アイドル風ファッション、坂元は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティを彷彿とさせる衣装で会場を沸かせた。
1986年から2024年へ突然タイムスリップしてしまう主人公・小川市郎を演じる阿部は、昭和の匂いのするおじさんを演じるための役作りに工夫を凝らしたという。「最初、小指の爪だけ伸ばしていたんです。昔のおじさんって小指の爪を伸ばして色々するなというイメージがあったので。途中でやめましたけど」と嬉しそうに撮影を回顧。宮藤も「僕と阿部くん、ディレクターの金子くんは同じ年。昭和の話題になると(正しい情報を巡って)マウントの取り合いになるので面白かったです」と制作過程を振り返る。
宮藤は本作について「(令和は)これはダメ、あれはダメっていう時代ですけど、ただダメっていう言葉で終わりになっていることが多いなと思っています。なんでダメなのか問いかけ、みんなで考えるようなドラマにしたかった」と本作の狙いを紹介。「みなさんに見てもらって、なんでこれ言っちゃいけないのかとか話し合って欲しいです」と呼びかけた。
一方、平成生まれの磯村らは新鮮な気持ちで撮影に臨んだようで、とあるアイドルに心酔する秋津睦実を演じた磯村は、「今回、髪型、格好などの見た目は、あるアイドルに寄せているんです。誰かはまだ言えないんですけど、彼の歌っている姿などの映像を日々見て、こういう歌い方するんだなって思いながら演じています」と振り返った。また、阿部から「苦情がくるくらい歌の練習をしたみたいです」と歌のシーンについて明かされると、「気合の入ったシーンになっています」と自信をのぞかせ「楽しめるシーンだと思います。阿部さんともデュエットしているんです」と紹介した。
高校2年生(17歳)の市郎の一人娘を演じた河合も撮影が楽しかったといい、「印象的なセリフがたくさんありました。『そこで納豆かき混ぜて、チビで薄毛のハゲ』って阿部さんに言うセリフがあって……」と照れ笑いで衝撃のセリフの一端を紹介。「最初80年代のドラマを見て、今の人との喋り方の違いを見ていたんですけど、出てくる固有名詞を全部ググって調べました。私たちが見てもわからないことだらけでした」と苦労を明かした。阿部もそんな河合の演技を絶賛。「面白いですよ。思い切りのいい俳優さん。すごくやっていて楽しかったです。言われて少しハゲてるのかなって僕、気になりましたもん……」と笑いを誘った。
坂元は現在中学3年生。1986年にタイムスリップした中学生を演じるが、「とにかく毎日の撮影が楽しい。絶対退屈しないドラマだと思います。みんながどんな感想を持つかが今から楽しみです」とコメント。昭和の雰囲気については「ケツバットとかは嫌ですし、『明日までに坊主にしろ』とかもすごく嫌。でも、今と比べて娯楽が少ない分、みんなで、同じ話題で盛り上がれているところはすごくいいなと思いました」と感想を述べていた。(取材・文:名鹿祥史)
TBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」は1月26日より毎週金曜よる10:00放送
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