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銚子の親父さん。毎年季節毎に魚ありがとう。長生きして下さいね。そして無理しないでお稼ぎ下さい。【Apex product 柳】感謝の連鎖・恩送り の話。

自分のできる範囲で人と付き合える人間になりたいものです。無理したら続かない。でも
やってもらってばかりで挨拶ひとつお礼の一言も無い人間はクズになります。そう人から世間様から見られない様に生きるには、自分のできる範囲でお礼をする。礼には礼を。
もう亡くなられましたが、若い時、食品メーカーに勤務していた頃、同じ営業部の田中先輩が私を可愛がってくれてました。日本中、出張で飛び回るハードな仕事でしたが、田中先輩が面倒見てくれていたから、楽しくやらせてもらいました。毎日の様に飲みに連れて行って頂き感謝してました。勿論、全部出して頂いてました。昭和の部活の名残でしょうか、先輩が出すものだと思ってました。
しかし、他の先輩は、割り勘が当たり前で、ややもすると、たかられてました。そいつらとは当然飲まなくなりましたが、割り勘でも、「お前は、1000円でいいや。出世払いな。」と言う先輩もいました。当時から飲みニケーション能力はあった方でしたから、周囲から可愛がられてました。私もその先輩を見習ってきっちり割り勘じゃ無いやり方で
宴会をやっていたので社内では、いつのまにか宴会部長になってました。慰安旅行では、2000人の総幹事までやらされました。今思えば勉強になりました。話は脱線しましたが
田中先輩は、一円も私からとらないのです。
「毎回、お誘い頂きありがとうございます。
今回は、実績が良く社長賞10万円頂きましたから、田中先輩をご招待したいので、居酒屋、スナックとハシゴして楽しみましょう」と言ったら、「そんな事はする必要ないよ。
俺はいつまでもお前の先輩だから、出来る範囲で今までやって来ただけで、嫌いじゃ付き合わないしイヤイヤ金出していたら何年も続かないよ。楽しいから。お前と飲むと。俺がな。だから気にするな。好きでやってるんだ。」ありがたかったです。優しい言葉が心に刺さりました。泣きました。

20代で安給料だけど、お金を取ってもらえないので、季節の挨拶だけは、たいした品物ではないですが、必ず渡してました。それがせめてもの恩返しだと思ってました。そんな楽しい日々が続いてましたが、自分も若く天狗になっていたので、上層部と意見が合わず
食品メーカーは、5年で退職して営業と情報処理の経験をいかせる IT関連企業に入りました。前職よりは、給料もかなり良くなり、プラス、バブル景気で羽振りよく暮らしてました。人が羨む生活ぶりでした。そんな時、田中先輩が体調が悪く入院したとの連絡が奥様からあり、急いで見舞いに行きました。
末期のガンでした。まだ50代です。
「まだまだ、教えてもらいたい事が沢山あるし、何より私の唯一無二の尊敬する先輩だから早く元気になって下さい。病に負けないで。日本の素晴らしい医療を信じて治療していきましょう。」と馬鹿だから涙ながらに言ってしまったのを覚えてます。励ましてないですよね。しかし、田村先輩は、「ありがとう。頑張って治療続けて完治してみせるよ」
「新天地で無理してないか?俺みたいにならない様に健康管理だけは気を使えよ。お前と馬鹿騒ぎしていた頃が懐かしいよ。出張先で、母ちゃんの前では言えない事も色々あったな。己の行動を反省しながら謙虚に生きろよ。」ただただ泣けて泣けてたまりませんでした。「ありがとうございます。でも、まだまだ恩返ししてないから、自分の出来る範囲でですから、退院したら絶対にご馳走させて下さいね。新しい店も飛び込み営業して何件も顔で、先輩の好きなボトルもありますから
お願いしますね。奥様も良かったら。」と調子こいて話しました。そしたら、田中先輩は、「ありがとうな。今までお前だけだよ破天荒な俺を慕って付いて来てくれたのは。嬉しかったよ。立派になって何人も部下が出来たみたいだな。ほっとしたよ。そうだな、出世払いなんだからご馳走になるかな。しかし、それが最初で最後になるかもな(笑)
冗談はさておき、恩返しと思うなら、
今度はお前が後輩にやってやれ。俺に返すな後輩に返せ。分かるな。
役職手当は何の為にあるか?育てろよ。後輩を。立派な人間に。そしたら、俺みたいに尊敬されるぞ。」と笑って話してくれました。
やられたと思いました。やっぱり、この人デカイや。常に私の上を行く。生きていて欲しい。ずっと私の前を。歩みを同じく進みたい。神様。仏様。初めて願いました。しかし、願いは叶わず天国に召されました。

今の時代は義理人情は死にました。しかし、私は田中先輩の意思を継いで、昭和の最後のサムライとして古臭く生きていきます。
しかし、コンプライアンス違反はしません。
なぜなら、人助けのを念頭に置いて仕事をしてますから真心で人と接していれば必ず正解がそこにはあると信じてます。こんな美しい日本に生まれたのだから。田中先輩の分まで生きます。生きたいと思って生きられなかった先人の魂の為にも。
Apex product  加齢なる親父より。

【感謝の連鎖・恩送り】

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コメント: 3
  • #1

    名無し (月曜日, 22 1月 2024 04:17)

    まだ日本は駄目になってないですね。義理人情は生きてます。
    一部の私利私欲だけの輩はいますが、先人の魂は生きてます。
    季節の挨拶はあたり前に出来ないと半人前ですから。
    年賀状・中元・歳暮はあたり前。暑中見舞い・寒中見舞い
    言い上げたらキリが無い。恥ずかしい男にはならない様に。
    人は見てますよ。陰口言われてますよ。ちゃんと
    お天道様に感謝していきましょうよ。

  • #2

    名無し (木曜日, 01 2月 2024 07:12)

    斎藤一人さんって、商人の神様みたいな人だね。だいぶ前から名前は知っていたけれど、なぜ何回も長寿番付一位なのが、常連であり続けるのか,なぜ、まるかんの商品が売れるのか、なぜお客にも、働く人にも熱狂的なファンが多いのか、気を付けて一人さんの画像を見続けたら、凄く納得がいった。私は、祖父母やその前の世代から、商売をしていた人は、一人もいないから、商売というものや、お金儲けに、凄く苦手意識があったけど、最近、一人さんの凄さが、とてもよくわかる。まるかんの品物を扱っている人たちが、一人さんにほれ込んでいる。そして商売を楽しんで、この不景気の中で、びっくりするような業績を上げている。
    一人さんは、中学校もろくにいかなかったという。でも、学校に行って知識の漬け込み競争ばっかりやっていると、人間にとって大事な事、人間の心とか、お客の気持ちを理解できないのだと思う。
     何よりもまず、一人さんの、波動の高い明るさ、明るさが先が、波動が高いから明るくなれるのか。
     近くのお店に行っても、本と笑顔がない。暗ーい顔して、何しに来たって顔して突っ立ってるのよね。御愛想ひとつ言う訳じゃない。暗い人が多いのよね。お客さんのご機嫌を取っていい気持ち、楽しい気持ちにさせてあげるんじゃなくて、お客が、物調ずらの店員の機嫌をとっている。
    取っている。
     世の中にはいろんな天才がいるけれど、一人さんは、商売の天才だなあ。頑張ってまなじりを決して設けてやろうなんて思わなくても、客を喜ばせ、自分も心から商売を生きることを楽しんでいる。このごろ、なぜ一人さんが長者番付の常連であり続け、自分の波動も高く進化し続けるのかよく納得できるようになりました。私も、自分では笑顔をしているつもりだったり、明るい人間だと思っていたけれど、一人さんを見ていると、私の明るさも、笑顔もまだまだだなあと痛感する。商売が苦手な、理屈っぽい頭でっかちの私ですら、まるかんのお店をやってみたくなる、って一人さんのパワーってずば抜けていると思う。

  • #3

    名無し (水曜日, 07 2月 2024 20:56)

    感謝の連鎖【恩送り】