江ノ電では、台湾の鉄道会社と協力して、 お互いの鉄道も、…それに何より台湾の観光客のためにも、 ウィンウィンのサービスを考えました。
「1日乗車券持参で相互サービスを展開」 というものです。
鎌倉から台湾に帰国したお客様には、こんなサービスです。
江ノ電で使用済みの「一日乗車券”のりおりくん”」を、 台北駅および瑞芳駅に、パスポートと共に持参すれば、 「平渓線一日周遊券」を無償で提供します。
これから来日される方には、こんなサービスです。
同じく使用済みの「平渓線一日周遊券」を江ノ電の 「藤沢駅」「江ノ島駅」「鎌倉駅」の乗車券窓口に持参すれば、 「江ノ電一日乗車券”のりおりくん”」を無償で提供します。
2013年5月から始まったこの取り組みは、 当初2014年3月末で終了する予定でした。
しかし、多くの利用者が鎌倉を訪れたことで、 2015年3月末までに延長、 そして2016年にも同じく再延長されました。
2017年もやはり4月1日以降、延長とのお知らせがありました。
三度に渡る延長からも、台湾から多くの観光客が 来られているのが分かります。
前述のポスターの文面は、日本人からすれば 「受けた恩に対しての感謝」を述べているに過ぎません。
しかし、その感謝に対して更に感謝を返してくれる。 …これは素敵な連鎖と言えるのではないでしょうか。
もともと台湾と日本との間には、 (政治的な反対意見はありましょうが) 一定の理解は形成されていました。
国家間の友情や信頼関係は、 このように民間レベルから更に育っていく、 そういう事例になりそうな江ノ電の取り組みです。
参考URL:https://www.enoden.co.jp/tourism-news/3008/
※江ノ電の台湾とのタイアップは、いったん2018年3月で終了しています。
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