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成田山新勝寺、初詣客にぎわう 参道にまで長蛇の列 1年の平穏願い手を合わせ【Apex product】

大勢の初詣客が大本堂に向かって列をなした成田山新勝寺の境内=1日午後0時ごろ、成田市

成田山新勝寺の大本堂で手を合わせる大勢の初詣客=1日午後0時20分ごろ、成田市

 

新年を迎えた2024/元旦、成田市の成田山新勝寺に大勢の初詣客が訪れ、1年間の平穏を願い、大本堂で手を合わせた。新型コロナが5類移行してから初めての正月となり、家族連れなどで境内がにぎわい、参道にまで長蛇の列ができた。

 新勝寺によると、コロナ禍前は三が日だけで300万人以上が参拝。コロナの影響がほぼない今年は、大みそかの夜から多くの人が並んだ。元日の人出のピークという昼前後には約1キロある参道に人があふれ、入場待ちの列は総門から約400メートルにもなった。新勝寺の担当者は「コロナ禍前を上回る勢い」と話した。

 地元成田市から家族3人で訪れた小学1年の荻野修和君(7)は「音楽の授業と習い事のピアノを頑張りたい」と意気込み。父の和則さん(49)は「昨年は家族が大きな病気もせずに過ごせて感謝している。今年も平穏な日々が続いてほしい」と話した。

 結婚してから40年以上、初詣に夫婦で新勝寺を訪れている千葉市花見川区の飯田静子さん(68)は「子どもと孫が健康でいられるように」と祈願。夫の正一さん(73)は「日本だけでなく、世界中で争いがなくなってほしい」と願った。

 新勝寺では28日までを初詣期間としており、毎日午前11時から大祈祷会を執り行っている。