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日本を代表するロック歌手、矢沢永吉さん（７４）が
１４日、東京都千代田区の日本武道館でコンサートを開き、同所で前人未到の通算１５０回公演を達成した。
武道館は、昭和４１年に来日したザ・ビートルズがコンサートを開催して以来、ロック公演の殿堂となっている。
矢沢さんは５２年に初めて武道館のステージに立ち、平成１９年に１００回を達成。デビュー５０周年の記念日である昨年１２月２０日に１５０回目の公演を予定していたが、「喉の不良」のため中止にしていた。
この日の武道館には矢沢さんのトレードマークのパナマ帽に白スーツ姿の熱狂的なファンら約１万４０００人が駆けつけた。「永ちゃん」コールを繰り返し、開演前から熱気に包まれた。
１５０回目の日本武道館公演を行った矢沢永吉さん＝１２月１４日、東京都千代田区（提供、ⓒＨＩＲＯ ＫＩＭＵＲＡ）
矢沢さんは「たまんねえよ、たまんねえよ。１５０回、武道館、ようこそ皆さん、いらっしゃいました。去年、５０周年。改めて、応援してくれて、ありがとうございます。それで、きょう１５０回を迎える。男としてサイコーだよ！」と観客に向かって叫んだ。
白いマイクスタンドを振り回し、汗で白いシャツを肌に張り付かせた矢沢さんは、年齢を感じさせない力強い歌声で、初めての武道館のオープニングで歌ったキャロル時代の「カモン・ベイビー」や人気曲「止まらないＨａ～Ｈａ」など２１曲を熱唱した。
矢沢さんは１６、１７、１９日にも武道館で、その後、２３、２４日は横浜アリーナで公演する。（石井健）
初めて日本武道館でコンサートを開いた際の矢沢永吉さん＝昭和５２年８月２６日（提供）
日本武道館公演１００回目を達成した際の矢沢永吉さん＝平成１９年１２月１６日（提供）
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