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横浜・寿町の昭和の思い出 【Apex product 】あの時は、辛かったが今では経験がいきています。世直し桃太郎より。

横浜寿町
今日の仕事は辛かった...
あとは焼酎を..煽るだけ
この歌ほど心の底に響く歌はない。
日本三大ドヤ街寿町。
大手製造業に就職したが、未だ生活が苦しく、土日沖仲仕のバイトをしていた。
仕事はきつく辛いものだった。
岸壁と船の間に落ちるなよ!
落ちたら船底に吸い付いて浮かんでこれねえ。無縁仏にされちまうぞ!親方が怒鳴る....
仕事が終わると、日当に煙草一箱,銭湯に入れる風呂券を手渡しでくれた。
日雇い仕事のおっちゃん達は、酒屋で焼酎立ち呑みか道路っぱたで酒をあおる。
体疲れて飲まなきゃ寝られない、飲み過ぎて体を壊し道端で凍え死ぬか血を吐いて倒れる。
何でこの街に流れて来たかって?
坊や聞かねぇ方が身のためだ。喧嘩になるか殺されるぞ。
荒れた人がいて荒れた街があった。
でも、奥底には深い人情があった。
ある意味こんな男達が成長期の日本を支えていた。
誰かが呟いた...「凍え死ぬのはよ...眠るようにに死ねるんだ楽なもんだ」
今は、寿町も穏やかな街となった。昔の寿町はそんな街だった。
食べることに必死の人達がいた。

寿町の夜。

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コメント: 1
  • #1

    名無し (金曜日, 05 1月 2024 08:49)

    生きていて良かったじゃん。
    死んだ先人に花束を