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切手はこうして誕生しました 【青空と向日葵の会】

【切手はこうして誕生しました】
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現在では当たり前のように使われている切手ですが、
それが登場する前は、郵便を受け取るときに
代金を払う仕組みだったのです。
そのために、代金が払えずに受け取れない
というトラブルが多くあったそうです。
イギリスの郵便制度を改革し、
切手を発明したとも言われるローランド・ヒルが、
郵便のことを真剣に考えるようになったきっかけも、
そんなトラブルのひとつからでした。
ある日、彼が散歩をしていると、
女性が郵便の配達人と話をしていました。
どうやら、女性が「代金が払えない」と言って、
郵便の受け取りを拒否している様子。
彼は女性を不憫に思い、
代金を立て替えてあげることにしました。
しかし、善いことをしたはずなのに、
女性は困った顔をしています。
彼が理由を聞くと、
その答えは意外なものでした

性はこう言いました。

「私は貧乏なので、ロンドンにいる婚約者と  手紙をやりとりしようにも料金が払えません。  だから、封筒の表面にこっそりと2人だけの  ”しるし”を見れば、私たちは郵便を受け取らなくても、  お互いの安否や愛情を確かめることができるんです」

彼は、二人の愛情に感激するとともに、 郵便制度の不完全さを知りました。

そこで、料金を格安にしたうえで、 先払いにして未納を防ぐ、 切手方式のシステムを思いついたのです。

彼女の言葉、封筒上の”しるし”から 「切手」を貼るという方法を思いつきました。

またお互いの安否や愛情を確かめるには、 ”しるし”だけでなく、文章ならもっと嬉しいし、 ならば、それを格安にしたいと思い至ったのでした。