ごみ収集車のない奇跡の町 リサイクル率80%実現の秘策
「?」の形をしているゼロ・ウェイストセンター。「なぜ」という視点でごみと向き合おうとの思いが込められている(徳島県上勝町役場提供)
四国で人口が最も少ない町、徳島県上勝町は、ごみ排出ゼロを目指す「ゼロ・ウェイスト」宣言を日本で初めて行った自治体として知られる。過疎、高齢化が進む町で、リサイクル率80%以上を達成するという先進的なまちづくりの取り組みが生み出されてきた秘密を学ぼうと、香川県多度津町の中学生29人が研修バスツアーで訪れた。SDGs(持続可能な開発目標)への問題意識、関心が高いとされる若い世代は、何を学び、感じたのだろうか。 【写真】ゴミステーションで町民が自ら持ち込んだごみを45分別して出す。表示には買い取り・引き取り金額が示されている ■拠点施設は「?」の形 上勝町は県中部の山間部に位置し、人口は1401人(10月1日現在)、65歳以上の高齢者率52・25%。面積は109平方キロで森林が88%を占め、人が住めるのは2・6%にすぎない。一方、多度津町は瀬戸内海沿いに位置し、人口2万2101人、面積24平方キロ、古くから海上・陸上交通の要所として栄え「四国鉄道発祥の地」だ。 ツアーは民間奉仕団体、多度津ライオンズクラブ(LC)が結成60周年記念事業として「人口減少や高齢化という共通の課題を抱えながら先進的な取り組みに挑み続ける上勝町の原動力を、町の将来を担う中学生に学んでもらいたい」と企画した。 町立多度津中学ではLCからの提案内容を全校放送で告知し、先着順で参加生徒が決まった。 案内役は上勝町で視察対応を委託されている民間企業、パンゲアの片山雅仁さん。拠点施設のゼロ・ウェイストセンターは、上空から見ると「?」の形をしており、ゴミステーション、くるくるショップ、ゼロアクションホテルなど複数の施設からなる。旧ゴミステーションをリニューアル。建具などを再利用し、令和2年に運用開始した。 上勝町へは昨年度、国内外の団体など2222人が視察に訪れた。片山さんは「?の形をしたセンターに触れたことで何かの気づきを持ち帰って、将来に役立てていただけたら。目の前にあるものを当たり前と思わない柔らかい発想を持ってほしい」と話した。 ホテルの宿泊者はチェックアウト後にごみの分別を体験できるが、中でも中学生から人気を集めたのは、再利用を推進するくるくるショップ。町民が不要になった衣服や食器などを無料でショップに持ち込み、町内外の誰でも欲しいものを無料で引き取れるしくみとの説明を受けると「自分が持ち帰りたい物はないか」と真剣に探していた。 ■町民自ら45分別 町内にごみ収集車はなく、町民自身がごみを全てゴミステーションに搬入し、45の分別を行う。運転免許や車のない世帯には2カ月に1度の運搬支援がある。 上勝町が独自に処理できる業者を探すなどした結果、現在は45分別に。分別の表示は「雑金属 入20円」「電球・蛍光灯 出105円」などと、1キロ当たりの買い取り、引き取り価格が明示されている。 飲料や食品の容器関係は洗浄と乾燥、紙類は紙ひもで縛るなど、ルールが徹底され、良い状態を保つため買い取りの単価が高くなるのだという。 一方、生ごみは持ち込めず、各家庭が生ごみ処理機で堆肥(たいひ)にし、処理機の購入補助がある。 ツアーで中学生たちは動画を鑑賞。自宅で十数種類に分別しステーションで45種類に分ける方法や、当初は細かい分別に不安があったもののスムーズにできるようになったという町民の感想が紹介された。 町は、町の指定場所1カ所で家電や原付きバイクなどを含む多種多様なごみを野焼きしていたという負の歴史がある。平成10年に導入した小型焼却炉2基は、11年公布のダイオキシン類対策特別措置法で1基が不適合となり、ごみの処理委託費が年間約3100万円と財政を圧迫した。ごみ政策の大転換を図り、15年、世界で100以上の自治体が行っている「ゼロ・ウェイスト」宣言を日本で初めて行った。 ■リサイクル率80%以上 リサイクルやリユース、リデュースを進め、17年間で焼却・埋め立てごみをゼロにする目標を掲げ、リサイクル率は国内平均の約20%を大きく上回る80%以上に。しかし、焼却処分が不可避な医療関係や衛生用品、異なる複数素材が使われている靴などの製品があり、現状では100%は不可能と判明。令和2年、ごみをゼロにするための実験や挑戦に町内で取り組むなどを柱とした新宣言を行った。 参加した2年生の森井優希さんは「細かいルールがあり大変そう。ごみを何げなく捨てていたが、これからはもうちょっと使えるかなという目で見ていきたい」。3年生の前田洸誠(こうせい)さんは「友達と相談し、多度津町の未来に貢献できる人間になるため参加した。町全体でゼロ・ウェイストという意識を持って取り組んでいることは自分たちと意識の差があると思った」と話した。 有木秀樹校長は「子供たちに環境問題や将来の多度津のことを考える機会で、ありがたかった。この小さな町でこんなことができているんだという驚きと憧れや、地元の方々と一緒に研修に参加して将来への道筋も深く感じ取れたのでは。日常の学校教育ではなかなか生まれない感性が育めた」と、感想を述べた。 ツアーの様子は多度津LCの会報誌やホームページのほか、結成60周年記念式典での動画上映、報告会、記念誌への掲載などで紹介する予定。(和田基宏)
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名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:40)
リサイクル=環境に優しいは大きな間違い。
ゴミの分別をやりすぎると燃えるゴミに占める生ゴミの割合が高くなりより多くの燃料が必要になる。
さらに、リサイクルするには工場を動かす訳で、大量のエネルギーを消費する。
1番環境に負荷がかからないのは燃やせるゴミは全て燃やすこと。
なぜなら日本の焼却炉は世界一優秀でゴミを燃やした際に発生する熱を利用して発電出来る。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:40)
分別処理費用は焼却費用の3倍です。私の働いていたゴミ処理施設の予算&支出経費。それが公費の負担額。焼却ゴミもプラスチックゴミを分別するようになってから、燃えないので、重油を追加して燃焼させています。
環境汚染の面では変わらない。ただリサイクルで限りある資源の節約と言う部分では環境には多少は優しいかなと思います。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:41)
若いころにゴミ収集の仕事をしていた事がありますが、ごみを拾うたびに不燃ゴミの大半がまだまだ使えるものが殆どあり、中にはガラステーブルを収集車にわざわざ投げ入れてガラスを壊してまで収集したこともあり心情的にはもらって帰りたいと思った事がかなりありますが、ごみで出た段階でそのゴミは市の財産物になるので窃盗にあたる事になり泣く泣く捨てたこともあります。
中には持って帰る人もいた事も事実です。ゴミとして出す事は簡単ですが今一度リサイクルしたりリユース出来るものはする事により一人一人の意識改善が一番大事なことでそれによりゴミ収集にかかる費用も削減できるのでゴミを出す前に今一度考えることも大事です。どこの自治体もゴミ収集や焼却にかかる費用は年々増加していくと共に労働力は減少してる事も事実です、その一方で収集作業員は3kですが実労働時間が非常に短く税金の無駄遣いの温床になっている事も忘れては行けません
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:41)
小さな町だからこそ成立しているが、日本全体では不可能なことだろう。
ゴミを分別することは、すでに全ての自治体で取り組んでいるし、さらなる分別の強化となると、労働力も考慮しなければならない。
それには、プライバシーの問題も関わってくるだろうし、古紙の利用にも限界がある。
もちろん、だからまったく話にならないとまで言う気はさらさらない。
あと5年くらい様子を見て、リサイクルの限界を知ることができれば、さまざまなメーカーもリサイクルを意識したものづくりに取り組める。
それが一番大事だと思う。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:42)
過度な分別よりゴミ削減が最重要。
分別の多さは各個人への負担も分別後の処理も大変。
特に都市部では絶対に無理です。必要最低限のゴミ分別と広域化によるごみ焼却場の削減、最新設備の焼却システムに更新するのが理想です。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:42)
この自治体の住民ではないですがペットボトルはラベルを取って水でゆすいでスーパーで水平リサイクル、ダンボールも紙ゴミもスーパーに持っていきわずかなポイントをもらってます。アルミ缶と食品トレイと牛乳パックもスーパーへ回収。それなので自治体が回収するゴミの減量には大いに貢献してます。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:43)
ここまで細かいと大変そう・・・
自分も細かく考えるけども、結局、どれに分別していいのかわからなくなるんですよね・・・。
大体買うときに、捨てる時のことを考えて、処理しやすいかどうか、悩まずに済むかどうかも含めて買うかどうか決めることがあります。
可能なら(特に小型家電とか)、どのように分別して廃棄するとか、可能な限りの分解方法とかの説明が欲しいのだが、難しいかな・・・。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:44)
県内で住んでいるので、何度かこの町に行きました。他の方のコメント通り、ゴミを出さないことが大事。で、ここの人達、無意識にゴミを出さないようにしてます。普通コンビニやスーパーではレジ袋有料ですが、ここの土産物屋さんはそもそもレジ袋売ってません。後でゴミ袋になるなら、最初から売らない方が効率的で仕入れも手前だからだそうです。古民家改造したイタリアンレストランや地ビール工場もあり、かなり小さな街ながら特徴ある場所になっています。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:44)
リサイクルより、いかにゴミになるものを生産しないか、使用しないかを考えればいいのでは。そのためには不便を受け入れる、質素倹約を心がける、経済効率という価値を捨てる、そんな啓蒙が必要な気がする。経済拡大のために消費を奨励るなんてもってのほかで、そんなことは幸福をもたらさない。政府がそんなことを言うのは、国家財政のためであり、支持を繋ぎ止めるためにすぎない。人口が減少し、経済がシュリンクしていく中でいかに幸福度を高めるか、そういうことに国家をあげて取り組むべきではないか。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:45)
なるほど、やはり全員が賛成している訳では無いのですね。ゴミと言う意識を資源と変えるには、やはり製造者も協力しないと不可能かも知れませんね。近隣の町への悪影響については、やはり不法投棄者として個人を罰するべきかと思います。
ゼロエミッションの取り組みは今後拡大すべきだと思います。
資源が少ない国ですからね。
私の住む町も焼却炉が無いため廃プラが埋め立てらしいです。極力資源化に努力したいと思います。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:45)
都内の緩いルールの下に住んでいる私が言えることではないですが、
地域ごとにルールが緩かったり厳しかったりで不公平さは感じます。
学生時代八王子に住んでいたのですが、都なのに指定ゴミ袋が異様に高く、経済的にきつかった思い出があります。
今は弁当の空箱もビニールの包装紙もスーパーのレジ袋で可燃として捨てることができるのですが、八王子は別途プラスチックごみとして分別していたと思います。
古着なども専用の日があったと思います。
田舎の実家も大変で、ゴミ分別部屋を作らないと仕分けのスペースが足りないです。
地域ごとにゴミ処理施設の処理が違う、というのは理解していますが、
徹底的に細かく仕分けしている地域の傍ら、都会などはその何十倍もの量一食単にしてゴミ出ししてしまうんですもんね。
八王子時代に大阪の友人が全てを黒いゴミ袋にまとめて出してるのを見て驚愕しました。(今は透明袋へと変わったと聞きました
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:46)
これは二つの見方がある。一つは殺処分ゼロと同じで、ちょっとしたカラクリがある場合。他の一つは人口約1,400人なので、隣組の精神で相互監視し、定められた通り分別や処理ができてる。
これを都市部で実行しようとしても、様々な考えの人や活動時間が異なる人々がいるから、それは困難だと思う。
ただ私見だけど、バブル時に億の価格が付いた一種住専の高級住宅地は、自治会もしっかりして分別もできてる。一方、同じ自治体内でも飲食店が多かったり、外国人が多く住む所は収集車が去ると、必ずシールを貼られた収集不能ゴミがいつも残されてる。
それを考えると、地方だとこうした取り組みが、可能な所はあると思う。都市部でできたら、それは奇跡というより、一種のヤラセに近いものがある。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:46)
リサイクル率80%はすごいと思う。
分別も大事だが、街には捨てられたゴミが目につく。とくにプラスチック系のゴミが道端に捨てられている。流れ流れて川から海へ行き、マイクロプラスチックになって漂流し、魚が食べ我々の元へ帰ってくる。
ゴミは居住地の地方公共団体の規約を守り、処分するだけで十分だと思う。
それよりも、ポイ捨てを止める、ゴミは分別してゴミ箱へ、もしくは持ち帰り家庭のゴミ箱へ。あの富士山のゴミは何なんだろう。
町中のゴミ、中央分離帯のゴミは各人のモラルの問題だ。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:47)
こういうのって、想像力が大事なんだよね。自分の捨てたゴミが、どう処理されて、それが地球環境、生き物にどう影響するかっていうね。処理する現場で働いている人達の手間等も含めて。そういう想像が働かない人には、ただ押し付けても守ってもらうのが難しいと感じています。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:47)
東京23区から地方に引っ越してきた際、あまりに分別が厳しいので憂鬱になった。ゴミの出し方についての冊子が3ミリもの厚さ。単身用住宅なので分別して置いておけるスペースもないし、第○月曜とか決められた日を逃すまいと強迫神経症っぽくなる。それに分別しにくい商品、できない商品もあり困った。救いはゴミ処理場に直接持ち込んでも良いこと。そのシステムがなければ精神崩壊していたかも。必要なのかもしれないけど、負担がかからないことが大事。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:48)
ゴミの不法投棄やゴミ屋敷問題が生じやすくなるのは誰が考えても容易に想像できる。
異常な細分化は家庭の不満になるのは当然だろう。 十分に住民と話できていたのか疑問しか残らない。 仮に私の町で同様な取り組みが計画されれば間違いなく大反対。
細分化するほど時間も気持ちも日常には余裕がないからね。
暇な人なら出来るんでしょう。
同じ思いの住民もいたのではないかな?
独り身のアパート住まいの住人っているのかな? 知らないが、いないんじゃないかな?
間違いなく引っ越すだろうからね。
奇跡の町って、さぞ町長さんは鼻が高いでしょうね。反対意見をどのように抑え込んでいるのか知りたいですね。
名無し (日曜日, 26 11月 2023)
3年ほど前に、このホテルに泊まりに行きました。
宿泊者が持ち込んだゴミも分別して自分で捨てなくてはならないので、翌朝はドキドキしましたがやってみると楽しくなるしくみがありました。
私たちの横では軽トラでやって来たお年寄りの夫婦が手分けして分別廃棄をしていました。
ゴミ箱が多くあれば、このレベルの分別はうちでもできるなと感じたのと、買い物するときに長く使えるかを考えるきっかけになりました。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:49)
いわゆる産業廃棄物のうち病院やクリニックから出される医療ゴミを焼却処分する場合には巨大プラント並みに大きな焼却炉を持つ処分場に持ち込む。
これらの処分場は自治体住民との関係で建設立地がなかなか厳しい。
山奥か高速道路わきにあることが多い。
焼却温度は事務棟にある監視機器によりきっちり管理されている。
普通の燃えるゴミを大量に炉に入れると温度が下がるのでその際に廃棄プラスチックゴミを適度に炉に投入し温度をあげていくらしい。
病院やクリニックは医療ゴミ処理に結構お金を使っている。
昭和時代のある時期までは各病院に小型焼却炉があり各自が焼却処理をしていたが、焼却温度が低すぎると排出される煙の質が悪くなるので現在の方法に変わったのだ。
地方のゴミ分別がやたら細かいのは、ひとえに焼却炉の処理能力の差に起因するんだよね。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:50)
四国最小の町、人口はどれだけ居るのだろうか?
取り組みは評価するが、各個人世帯の分別作業は大変でしょう。
私の市は県内で一番分別の厳しい所で、隣町の人は驚いていました。
その前にこの取り組みが果たして何年続くかが見物です。
大方、過疎の町でしょうから管理・運営していく人員も予算も、将来的には他市町村に依存・委託していく事でしょう。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:50)
“燃えるゴミ” と “燃やせるゴミ” との違いもありますよね。
知識不足ですが、プラゴミは焼却時の燃費に効果あると聞いた事あります。
ただし排ガス処理が出来るシッカリとしたゴミ処理場でのお話しでしょうが。
リサイクル工場でのエネルギー負担も半端じゃないとも聞きます。
地球の為とは言え、物にもよるかも知れませんし、全てリサイクルへ…というのも如何なものかと。。。
結局はCO2排出にはマイナス
“燃やせるゴミ”が焼却の燃料の一部になるなら、度を超えた分別は必要ないかと…
余談ですが、年金制度が不安で
将来「一生現役で働く」必要も囁かれています。
分別作業を高期高齢者の方の職業として設けるのも手段かと思う。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:51)
コンポストを使ってるから生ごみがない分ごみの削減はできてるけど、雨の日も雪の日も庭まで出ないといけなくて(日当たりの良い場所でないと効率良く分解が進まないので軒下に置けない)、病気でもすると大変。分別は体を使う。たとえば…私は手の関節が弱くなっていて鋏を使うと悪化するので、牛乳パックを資源として出すという事は差し控えている(前はやってた)。ごみ袋代(処分料入り)がかかっても自分の体の方が大事なので。
資源化率80%の町の住民だと同調圧力もあるだろうから、正直、そこまで徹底的に分別を求められる地域じゃなくて良かった。
衛生関係のごみとか燃やしてほしい物って結構ある。雑古紙としてリサイクルできる紙でも、手紙となると無理だし。
昔なら庭先に焼却炉置いて燃やしたりもできたけど今はダメだしね。
名無し (日曜日, 26 11月 2023)
私の実家の自治体もリサイクル品目数が多く、プラマークのごみは汚れているものは洗浄して出す必要がある。冬は水が冷たくお湯を使わないと汚れは落ちない。洗剤もたくさん使う。はっきり言ってゴミとして燃やすよりエネルギーと資源を無駄に使っていて市もそれは理解している。
結局のところ、ここの自治体と似た状況で、焼却施設がキャパオーバーで、新しい焼却施設を作ろうとしているが費用負担、建設場所で揉めていて燃やすことができないからリサイクルしている。多分、似た状況の自治体は他にもあると思う。
今住んでいる自治体は高性能な焼却炉を使っているため、分別は最小限で燃やす方式だけど、焼却施設のキャパの限界に近付きつつあり、分別してリサイクルするか、ゴミ回収を有料にするかで議論されている。有料化はそのごみ処理費用を捻出することより、有料化によってゴミを少しでも減らそうと努力させることが目的らしい。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:52)
否定的な話で申し訳ないですがリサイクルには非常に燃料やコストがかかります。
例えば分別したらそれぞれに集荷のトラックが走り、分別にかかる人件費、工場での経費がかかります。
環境云々のご時世ですが補助金やボランティアを考えず、環境ビジネスでの実際の採算を示してほしいです。
今現在の環境ビジネスが排他的なビジネスばかりなので。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:53)
うちはリビングに45L6個と20L2個、計8個のゴミ箱が3m一列並んでいる。各自の自室にも袋式の簡易ゴミ箱が3個づつある。これは自治体の分別基準に準拠している。
可燃・プラ・ペットは自室に捨てられるが、その他はリビングに捨てるルール。
『分別は捨てる時に分けるのが一番』だと思う。捨てる場所をはっきりさせれば、人はその通りに捨てられる。掃除・整理できない人は、あらゆる物の場所が定まっていないからだと思う。床に物がなければ掃除も楽だしルンバも働く。
分別は難しくない。分別の仕方次第だと思う。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:53)
取り組みを否定したいわけではないですが、人口が少ない町だからできるのでは?或いは、だから人口が少ないのでは?と思ってしまいました。
単純に今の自分の生活にあてはめて考えると、現実的ではありませんね。45分別…。
そもそも、ここまでいくと目的を見失いそう。例えるなら、安いガソリンスタンドを探して車で走りまくる…みたいな矛盾が生じてそうです。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:54)
町民が分別するコストを考えると成功例とはいえないですよね。町民が持ち込んで分別する時間は損失になるので。多くの人で生産性が落ちる結果になります。
また素人が分別しても時間がかかったり間違ったりすることで非効率的な面もあります。町民の構成がほとんど変わらない町であればいずれマシになるでしょうが、基本的には非効率的な面は改善されません。
すごいコストがかかるのに微々たる成果しか上げられないベルマーク運動と本質が変わらないです。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:54)
日本人って環境○○ってついた情報みるとこぞって何もしない方向性選択したがるよな
恐らくそういう人達の殆どが、何も考えず安いからとダイ○ー等で買っては捨てを繰り返し普段気にもせず消費し
利便性や安値重視の消費で、無実の野生動物の住処が壊されてる事とか一切気にせずカレー粉やお菓子や日用品を消費
ゴミをなるべく出さぬよう個人で意識するのは大事。何を選択するかも
日本近海マイクロプラ濃度は世界と比べて30倍
そしてプラスチック年間消費量や輸出量も世界2、3位レベル
リサイクル率10%以下で75%が焼却
残りは海面海底
意識低い生活のツケは多くの海の生物が犠牲になり、旨くて安い重視の消費のせいで多くの野生動物が住処を失う
年間70万tの漁網も海に。寿司や刺身喰う人らも少しは意識しよう
プラを大量消費する日本は多くのゴミを漂流させてる可能性は充分にある
ゴミを東南アジアに押し付けてる国の1つも日本
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:55)
前に住んでいた町がこのように燃えるゴミ以外は回収せず、ゴミを自分で持ち込み、細分化された箱に入れていくというスタイルでした。
そこそこ大きな市でしたがゴミステーションは2箇所しかなく、週末しか開いていない。
向かう道は長い長い渋滞で、年末なんて何時間もかかる。時間がもったいなくって。
ゴミ袋高くて良いから回収してくれって思ってましたよ。
市に要望出したけど変える気は全くないって言われちゃって、
なのでペットボトルは燃えるゴミに入れてました。週末に何時間もかけて捨てになんていけないよ。
引っ越してストレスなくなりました。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:56)
私の住んでいる町では、生ごみとリサイクルプラマークのあるごみ&紙くずは一緒で分別されません。高性能の炉で一気に燃やす考えです。職場は違う市になるのでプラの分別が無いと話すとびっくりされます。町の行政は考えを変えません。エネルギーが掛かる等のためだそうです。あまり細かくやるのはストレスだとは思いますが。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:56)
リサイクル率って、ほとんどの自治体は30%にも満たない実態があるので、そうした全体の状況を記事にしてほしい。
80%以上なんて例外なんだから、そこだけ取り上げる場合にも希少性をわかるようにしてほしい。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:57)
他の方のコメントにもあるとおり、実は燃やしてしまうのが一番効率がいい。とは思うけど、”勿体ない”の気持ちから、再利用できるものは再利用してほしいとも思う。
細かい分別が徹底できていれば、少なくとも分別する為の人件費は削られる。
45分別はすごい!
他の地域で真似できるかというと、難しいのでは・・・
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:58)
生ゴミ以外は、個人でここへ持ち込まないとならないとなると、そのガソリン代や自家用車に積み込めない場合の輸送費は自己負担なわけで、結果として自治体のコスト削減にはなっても、そのコストは住民が負担させられている。
また運転免許を返上した高齢者や障害者運搬支援はあっても2ヶ月間自宅にゴミが貯まる一方である。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 18:59)
上勝町
「そうだ葉っぱを売ろう」そうですね。その意思と力が脈々と生きていますね。日本国が今抱える負の課題をこの町は先んじて解決している。
岸田総理に一度でいいから
その姿を見て欲しい。
老人ばかりの何も無い町が
いかにして老後の不安無く豊かな
町になる事ができたのかを
そこから一つでもいい
増税だけに固執しない
方策を見いだして欲しいです。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:00)
ガラス瓶・アルミ缶・トレー・牛乳パック・ペットボトルはスーパーにリサイクルBOXがあるから買い物ついでに出してるけど、自転車で出せる範囲のダンボールや紙のリサイクルBOXがあるけどマジで持っていくの辛い
それより遠くの回収場(分別種類が多いと場所とるから割りと住宅地から遠くなると思う)に持っていくスタイルは自家用車がないから自分には無理だな…
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:01)
レジ袋有料化は速やかに廃止していただきたい。
マイバックを使った人にはポイントを還元する等の仕組みにすべきです、現状は販売者のボロ儲けじゃないですか。
紙袋まで金をむしり取る、本来の趣旨からも外れている。
この場を借りてグチると電気料金や電話料金の領収証などWEBを利用しなければ郵送料を個人負担にするなど横暴がまかり通る世の中です。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:01)
分別しないことがエコだということはもはや常識。
分別すればするほどトータルで処理のためのエネルギーは増大する。
やった感、良いことしている感、のために分別するのは愚の骨頂。
エントロピーの法則を調べてみてほしい。
一度製品になったものを原料レベルまで戻すことこそがエネルギーの無駄。
燃えるものはすべて燃やすこと。これが一番のエコ。
そして、排出ガスのことを言うのであれば、日本の焼却炉は有害な汚染物質をほとんど出さないように設計され進化している。世界一の性能。
ごみは燃やそう。これが一番のエコ。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:03)
小さな街(人口の少ない街)だから出来る事なのでは?
ゴミ収集車が無いと言っても車の無い世帯にはゴミ持参の者を輸送手段を使ってゴミ出し
(誰かがゴミ収集している事になり、家人が同乗とある意味無駄)
嫌な言い方すると「だからどうした」って感じ、処理場もある訳だし…
いずれ限界集落になる様な所を話題にされてもなぁー
そもそも、限界集落を無くし、人口集中、集約された街を作った方が合理的なのでは?
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:05)
人口が少なくてこういう感じ(山間の集落)位なら出来るのかも知れないが
都市部にまでこの方式を浸透って言うのはだいぶ無理かなと思う。
あとはその分別方法を覚える、理解して正しく実行する人達「だけ」で構成されないと成り立たないシステムでもあるので高齢者になってから移り住んだらこのシステムを理解し切れない人は一定数居そうにも思う。
(あとこれまでの出来事から鑑みると一部外国人には最も理解されない可能性かな)
処理費用がどれ位になるのかにもよるが、、、どうしていいか分からないゴミ、及びそこに費用が掛かるゴミになって行くと最終ではそこ(家、周辺等)に溜まったり不法投棄になりそうな際どいモノも感じる。
見学に行った学生はそこを感じ取れたのかも知りたかったり。