直木賞作家、作詞家で、大人の生き方を説くエッセーでも人気を集めた伊集院静(いじゅういんしずか、本名・西山忠来=ただき)さんが24日、肝内胆管がんのため死去した。73歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。
1950年、山口県防府市で在日韓国人2世として生まれる(74年に日本国籍を取得)。72年、立教大文学部卒業後、広告代理店勤務を経て、テレビCMのプロデューサーや松任谷由実さんのコンサートの演出などを手掛けつつ、ピンク・レディーや近藤真彦さんの楽曲を作詞。近藤さんに提供した「愚か者」は87年、日本レコード大賞に輝いた。
作家としては81年、「皐月」でデビュー。84年、CMで起用した俳優の夏目雅子さんと結婚したが、翌年に夏目さんが急性白血病で死去。これを機に作家業に軸足を据え、92年、野球をめぐる家族の絆や男女の愛を描いた短編集「受け月」で第107回直木賞を受賞した。
代表作の一つは瀬戸内海の小島に赴任してきた口が利けない臨時教員を題材にした「機関車先生」(94年)。また、俳優の妻を亡くし、賭け事や酒におぼれる主人公と、睡眠障害「ナルコレプシー」の作家色川武大がモデルの「先生」との賭けの旅を描いた自伝的作品「いねむり先生」(2011年)は、漫画化、テレビドラマ化されて話題を呼んだ。最近では、サントリー創業者の鳥井信治郎の生涯を追った伝記小説「琥珀(こはく)の夢 小説鳥井信治郎」(17年)で注目された。
エッセーも多数執筆。中でも週刊誌の連載を基にした「大人の流儀」シリーズは、苦難や悲しみに遭遇した時、大人としてどう考え、どう振る舞うかなどを指南するといった内容で高い人気を集め、18年までで累計170万部を突破するベストセラーとなった。
「最後の無頼派」とも呼ばれ、私生活はホテルを定宿とするなどしていたが、1992年に俳優の篠ひろ子さんと結婚し、96年に篠さんの実家がある仙台市に移住。2011年3月の東日本大震災で被災した。
今年10月には、肝内胆管がんと診断され、治療のために当面の間は執筆活動を休止すると発表していた。
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伊集院さんは東日本大震災から1年後、本紙に「わかって欲しい。」と題し寄稿。「この震災がまだ続いていることをあなたたちにもわかっておいて欲しいのだ」などと被災地の思いを伝えた。
◆<評伝>胸に響く「哀しみにも終りがあるのよ」
ひと言でいえば、かっこいい人だった。長身で広い肩、甘い顔立ち、低音の声…。風貌もさることながら何より、エッセーや小説につづり、語る「言葉」がかっこよかった。そこには情感や、どんなことがあっても生き抜く覚悟のようなものが感じられた。
2017年、伊集院さんは、サントリー創業者を描いた長編「琥珀の夢 小説 鳥井信治郎」を出した。小説のテーマは、人知れず善行をする「陰徳」。11年の東日本大震災の後、同社が世間に大きくPRすることなく被災地に多額の義援金を贈ったと知ったのが、執筆のきっかけだった。
物語の中で、伊集院さんは信治郎に「人が困ってる時に、分け隔てのないように手を差し出さなあかん」と語らせている。そして「陰徳とは何か。僕なりにたどりついた答えは、平等性だ」と、刊行時にインタビューした私に話した。
その時、私は伊集院さんが同社の新聞広告に寄せてきた、新成人や新社会人向けのメッセージ集「伊集院静の『贈る言葉』」を持参していた。〈ハガネのような強い精神と、咲く花のようにやさしいこころを持て。苦しい時に流した汗は必ず生涯のタカラとなる〉。同書で若者へ提示した生き方と、「琥珀の夢」の主人公像が重なってみえたからだ。そんな感想を話すと、伊集院さんは「私が好きなタイプの男の人に仕上げたからね」と頷(うなず)いた。そして机の上にあった同書を黙って引き寄せ、サインと「向(むか)い風を歩こう」のメッセージを書いてくれた。
在日韓国人2世として日韓のはざまに生き、20歳で弟と、35歳で結婚して間もない妻・夏目雅子さんと死別した。東日本大震災も当事者として経験。伊集院さんが著作の数々につづった言葉は、つらさやしんどさを経てきた者にしか紡ぎ出せないものだったのだろう。
ミリオンセラーとなったエッセー集シリーズ「大人の流儀」第1弾の夏目さんとの思い出を記した文章に、チェチェンの老婆(ろうば)のこんなせりふが書かれている。「あなたはまだ若いから知らないでしょうが、哀(かな)しみにも終(おわ)りがあるのよ」。胸に響くあなたの言葉に、もっと触れていたかった。(岩岡千景)
開口一番、「どうでしたか」と感想を求められた。面白く一気に読み終えたと伝えると、ほっとしたような笑顔を見せた。「失敗の可能性の方が高いかもしれないが、古希を前にやってみるかと思ったんです」
何十作も書いてきた大家とは思えない謙虚な姿勢だが、それもそのはず。今回挑んだのは「初めての時代小説」。しかも題材は「忠臣蔵」である。何度も歌舞伎や小説の題材となり、誰もが知る四十七士のあだ討ち物語を、中心人物の大石内蔵助の人生に添って描く。まさに直球勝負の高い障壁を自らに課した。
「自分はずっと時代小説の読者でしたが、いいと思うのは藤沢周平の『蝉(せみ)しぐれ』にしても、山本周五郎の『樅(もみ)ノ木は残った』にしても、耐える男の物語だと気付いた。そして『忠臣蔵』こそ、じっと耐え抜く、気骨ある男の生き方が描けると思ったんです」
副題に「新説忠臣蔵」と銘打つ通り、新解釈も織り込んだ。「調べて感じたのは、討ち入りの成功は奇跡に近いということ。優れた経済官僚が背景にいたのでは」。その視点から、藩の財政を支えた「赤穂の塩」に注目。そこに四十八番目の浪士という謎も絡めた。「生きるお金とは何かということも伝えたかった」
実は近年、忠臣蔵を扱う小説は数えるほどしか出ていない。君主への忠義を美徳とする物語は、現代にはそぐわないのか−。しかし執筆するうち「浪士たちの根底に流れるものが、実は戦後の日本の経済力を支えたんじゃないか」との考えに至った。「それは忠誠心というより、耐える力だね。耐えると決めたら、とことん耐える。そういう人たちがいるのが日本の国だと分かってもらいたい」
執筆後の昨年一月、くも膜下出血で倒れたが、後遺症もなく回復。小説やエッセーの連載も順次再開させた。「たばこをやめ、お酒も十分の一に減らした。次の時代小説では誰を書こうかと考えています」
エッセー『大人の流儀』シリーズをはじめ、力強い言葉の数々で読者を励ましてきた。コロナ禍の困難な時代にこそ、その言葉を求める人は多いはず。そう伝えると、期待通りの答えが返ってきた。「人類が感染症に敗れたことは一度たりともない。必ず最後は彼らを追いやり、元の生活に戻った。なぜかというと耐えたからです。耐えるという精神を皆で共有すること。大事なのはこれですね」
KADOKAWA・各一八七〇円。 (樋口薫)
「受け月」「機関車先生」など人間味を深く感じさせる小説のほか、エッセー、作詞など多彩な分野で活躍した作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名・西山忠来=にしやま・ただき)さんが24日、肝内胆管がんで死去した。73歳だった。10月に病気を公表し、執筆を休止していた。告別式は近親者で行う。
山口県防府市生まれ。野球に熱中し、県立防府高を経て立教大に進んだ。大学時代に野球をやめ、卒業後、広告会社に勤務。テレビCMの企画などを手掛けた。伊達歩の名で作詞家としても活躍し、近藤真彦さんが歌った「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」は、ヒット曲となった。
作家としては1992年に社会人チームを率いる老監督など野球と人をめぐる連作短編集「受け月」で直木賞、94年に「機関車先生」で柴田錬三郎賞を受賞。瀬戸内海に面した故郷の町を舞台にした叙情性豊かな自伝的長編「海峡」3部作を発表した。
2002年、「ごろごろ」で吉川英治文学賞。16年に紫綬褒章を受けた。大人の生き方をつづるエッセー「大人の流儀」シリーズは、ベストセラーになった。
妻だった女優の夏目雅子さんが1985年に亡くなった後、女優の篠ひろ子さん(75)と結婚していた。
近藤さんは「人生の節目節目に必ずいてくれた頼もしい兄貴でした。最後にもう一杯一緒にお酒を飲みたかった」と、コメントを寄せた。
24日に亡くなった作家・伊集院静さんの妻で女優の篠ひろ子さんがコメントを出した。
自由気ままに生きた人生でした。
人が好きで、きっと皆様に会いたかったはずですが、強がりを言って誰にも会わずに逝ってしまった主人のわがままをどうかお許しください。
最期まで自分の生き方を貫き通した人生でした。
私たちに寄り添って2人だけの時間を作って下さった皆様、そして応援してくださったファンの皆様に心より御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
伊集院静「浅草のおんな」
先頃逝去された著者の作品です。
17歳の時、故郷の天草から、相撲取りを夢見る愛する男を追って上京するも、恋に破れ、絶望のあまり死に瀕した自分を救ってくれた、港湾荷役会社を営む、留次の愛人となり、小料理屋「志万田」を開き、約40年、女将として、留次亡き後も、繁盛する店を切り盛りする、志万。
出戻りの志万の一人娘・志津子、常連客の大工の親方・三代目、骨董品店主・甲子、製薬会社勤務のカッチャン、川に身を投げるも助かり、救ってくれた三代目を秘かに想いながら、店を手伝う美智江、甲子に想いを抱き、志万にライバル心を抱く芸奴・小染たち。
留次の七回忌を待って、志万に求婚する三代目と甲子のどちらにも返事が出せない中、様々な人々と浅草で過ごす志万は…。
浅草の四季折々の風情や行事が、人々の喜びも哀しみも包み込んでいき、下町ならではの人情を感じます。
余所者だった志万ですが、生粋の浅草人として生きていくその姿に、潔さを感じた作品でした。
合掌。
直木賞作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名・西山忠来=にしやま・ただき)さんが24日、肝内胆管がんのため死去した。73歳だった。伊集院さんは今年10月に肝内胆管がんの治療のために執筆活動を休止すると発表。復帰に向けて懸命な闘病を続けていたが、帰らぬ人となった。通夜・告別式は近親者で行い、しのぶ会の開催は未定という。
作家、作詞家として珠玉の言葉をつむぎながら、酒とギャンブルを愛した伊集院さん。10月初旬に肝内胆管がんの診断を受け、同月27日に静養を発表してからわずか1か月。自由を謳歌(おうか)した73年の生涯の幕を静かに下ろした。
妻で女優の篠ひろ子(75)は「西山博子」の名前で、書面でコメントを発表。「自由気ままに生きた人生でした。人が好きで、きっと皆様に会いたかったはずですが、強がりを言って誰にも会わずに逝ってしまった主人のわがままをどうかお許しください。最期まで自分の生き方を貫き通した人生でした」とつづった。
伊集院さんは2020年1月に、くも膜下出血で倒れて救急搬送された際には手術が成功し、後遺症なども全くなく復帰。病気前と変わらず精力的に「週刊文春」や「週刊現代」などで執筆活動をしていたが、今度は再びペンを執ることはかなわなかった。
CMディレクター、コンサートなどの演出家として活動していた伊集院さんは1981年に「小説現代」に発表した「皐月」で作家デビュー。92年に「受け月」で直木賞を受賞し、文壇のスターとなった。「機関車先生」や「駅までの道をおしえて」など多くの作品が映像化。作家となる前から「伊達歩」の名前で作詞家として活動し、近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」などのヒット曲を手掛けた。
酒やギャンブルを愛する無頼派としても知られた。特に競輪が好きで原稿料を前借りして競輪場通いをしていたことも。JRAのトップ騎手・武豊(54)が競輪好きになったのは、伊集院さんが滋賀のびわこ競輪場(2011年廃止)に連れて行ったことがきっかけだったという。11年には、「阿佐田哲也」の名前で「麻雀放浪記」などを書いた作家・色川武大さん(89年死去)との交流を描いた自伝的小説「いねむり先生」を発表した。
恋愛遍歴でも耳目を集めた。伊集院さんは女優の夏目雅子さんの「出世作」となったカネボウ化粧品のCMを担当。当時、妻子があったが、そこで夏目さんと知り合い、7年の交際の末、84年に結婚。しかし、結婚生活1年あまりで夏目さんが急性骨髄性白血病で死去した。92年に篠と3度目の結婚をすると、篠の故郷の仙台に移住し、11年には東日本大震災を経験した。
人を愛し、趣味を愛し、自由を愛した最後の無頼派。揺るがない自身の流儀を貫き、天国へ旅立った。
◆伊集院 静(いじゅういん・しずか)本名・西山忠来(にしやま・ただき)。1950年2月9日、山口県防府市生まれ。立教大文学部卒業後、大手広告会社に入社。その後、CMディレクター、コンサート演出家、作詞家として活動。81年に作家デビュー。92年、「受け月」で第107回直木賞受賞。2016年、紫綬褒章受章。女優・西山繭子は最初の妻との間に生まれた娘。
◆肝内胆管がん 肝臓から十二指腸までの胆汁の通り道である胆道のうち、肝臓の中に張り巡らされた細い管(肝内胆管)にできるがん。国立がん研究センターのホームページによると、早期に症状が出ないことが多い。治療は手術が最も有効だが、進行状況などにより難しい場合は薬物療法、遠隔転移がない場合は放射線治療を行うこともある。女優の川島なお美さん(15年)、作詞家のちあき哲也さん(15年)らが胆管がんで亡くなっている。
報知新聞社
伊集院静さんが西岸に旅立った。
享年73歳だった。
彼ほど生と死を真摯にテーマとして向き合った作家を私は知らない。
「品性を忘れるな。自分だけのために生きるんじゃない。お金が全てと思うな」
吉川英治文学新人賞を受賞した「乳房」はまさに彼の心の裡に秘められた思いの礫を投げた秀作で私のいちばん好きな作品である。
73歳は若い。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌!
加齢なる親父より
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名無し (土曜日, 25 11月 2023 14:12)
ご冥福をお祈りします。慌てて著者の「お父やんとオジさん」を発注しました。書架の「朝鮮半島関連」を探したら見当たらないにことに気づいたからです。
著者の出生地の防府には縁があります。山口県には毎日韓国の釜山と下関を結ぶ地元民利用のフェリーがありますし、たくさん在日の方々がおられます。東京に上京するよりも朝鮮半島の方が近いんです。
名無し (土曜日, 25 11月 2023)
好きに生きた人生だっただろうが、自分の終わりを悟ったときなにを考えたか知りたい。
あちらの世界からエッセイを送ってください。
名無し (土曜日, 25 11月 2023 14:13)
美人女優と2回も結婚して娘も女優
若い頃は電通でブイブイいわせ、大ヒット曲を作詞し小説家として直木賞受賞
とにかくモテる
なんちゅう人生だ
名無し (土曜日, 25 11月 2023 14:14)
破天荒な人だったのか。
歌詞提供した萩原健一氏とタイプが似てるような、似てないような。
名無し (土曜日, 25 11月 2023 14:14)
酒とバラと美女の日々を謳歌した男性
彼こそ罪深い「おとこはん」ですな
何か「善い事」されていたのか?気に
なる処です。 やっかみ半分ですわ
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:08)
伊集院さんの本をいくつか読みました。短編集、ノボさん、琥珀の夢。特にミチクサ先生は、毎朝の日経新聞が楽しみでしたが、私が復活したクモ膜下出血になられ、伊集院さんも復活されました。読んだ作品で一番気になるのは「機関車先生」、島から離れた後の先生の生き様です。あと、マッチの愚か者を作詞されてるのですね、今でも頭の中に再生されます。伊集院さん、お疲れ様でした、ありがとうございました。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:08)
「品性を忘れるな。自分だけのために生きるんじゃない。お金がすべてと思うな」泣けました。
晩年、「秘するが花」の読者相談&エッセイが好きで愛読していました。
チュニジアの海辺をトップレスで走る故夏目雅子さんと一緒に走り抜けたと述懐していました。
「クッキーフェイス」アーカイブで観ると日焼けした夏目雅子さんの生命が迸っている。
もう少し長生きして、悩める人々にアドバイスをしてほしかったなと思うと残念です。ご冥福をお祈りいたします。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:09)
20代の、病気を患い、就職できず、孤独で、人生に悩み、疲れていた頃に、伊集院静さんの本に出会いました。
それから十数年たち、伊集院静さんは亡くられました。亡くなったられた日の夜はちょうど伊集院静さんの「岬へ」を読んでいました。
「自分のためだけに生きる人間は卑しい」という言葉は、今の私の座右の銘になっています。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:09)
たまたま去年から今年にかけてこの人の本を一気に読みまくった。ある意味で好き放題書いてて、全てに賛同する訳ではないけど、面白くてクセになる。よく書くよなーとか思いつつもまた次の本も読んでしまうような。
これ言ってどうなる?とか考えずに、誰にも忖度もせずにポンポン言う。
なぜか後味は悪くない。
天国で先だった人たちとまた楽しくやってください。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:10)
>結婚した女優の夏目雅子さんは、27歳…白血病で逝った。
感染症で亡くなった。造血器腫瘍治療を知る医療者なら、その意味が解る。
>怒りがわき上がり、ひたすら酒を飲み続けた。…母を、これ以上悲しませてはいけないと、心のどこかで思っていた…。
京都で暮らし(勿論、独りではない)、祇園花街で度々目撃されていた。
そこでの負債は、彼自身が公言していた。
東北新幹線に乗ると、車内誌に彼のエッセイがあった。
祇園以降の彼を、仙台で受容れてくれたのが、奥さんだった。
<品性を忘れるな。自分だけのために生きるんじゃない。お金がすべてと思うな>
世の中は、綺麗事だけではないからこそ、名言でもあり、迷言でもある。
名無し (日曜日, 26 11月 2023 19:11)
伊集院静先生! 早すぎますよ。10年は早い。残念です。阿修羅の様に美しい夏目雅子さんと結婚され、看取り苦しかった事と察します。肝内胆管ガンの生存率(5年)は30%前後と聞いています。
ストレスの強い人生だったのでしょうか。ご冥福をお祈り申しあげます。
合掌