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いじめ再調査委答申、父親「納得いかない」提訴の構え 千葉県市原市立中 【Apex product 世直し桃太郎】


いじめ問題再調査委(左)から結果報告を受けた千葉県市原市の小出譲治市長(右)=21日、市原市役所

いじめ問題再調査委(左)から結果報告を受けた千葉県市原市の小出譲治市長(右)=21日、市原市役所

千葉・市原市 中学生いじめ問題 再調査委員会が報告書提出

チバテレ(千葉テレビ放送)

市原・中2いじめ 同級生6人による暴力など認定 原因はLINE巡るトラブル 教職員の対応遅れも 調査委報告 被害生徒不信「納得できない」第三者委設置訴え

「いじめ重大事態」の調査報告書を発表し、謝罪する市原市教委の林充教育長(中央)と、鈴木俊一調査委員長(左)ら=3日、市原市役所
市原市立三和中いじめ問題の経過

 市原市立三和中学校の2年男子生徒が強迫性障害を患い不登校となっている「いじめ重大事態」で、市教委の調査委員会(委員長=鈴木俊一教育振興部長)は3日、市役所で記者会見を開き「同級生男子6人からいじめがあった」とする報告書を発表した。3カ月間にわたる暴力や文房具を奪うなどの行為も認定。通信アプリLINE(ライン)を巡るトラブルが原因で、教職員によるいじめ対応の遅れも要因に挙げ厳しく指弾した。一方、被害生徒と保護者は「調査は不十分で納得できない」として第三者による調査委員会の設置を要望している。

 報告書によると、昨年の夏休みに起きたLINEをブロックされるなどのトラブルをきっかけに関係が悪化し、いじめが始まった。

 調査委は、被害生徒の保護者から申告があった25項目のいじめ行為のうち、被害・加害両者の供述が一致した12項目を認定。具体的には▽昨年9~11月に繰り返し蹴った▽持ち上げて下に落とした▽両者が蹴り合った▽昨年9~11月に複数回、文房具を取った▽「来んなよ」と言った-などの行為を事実とした。

 共謀については「複数人が意思を通じて行ったとは確認できなかった」と報告したが、暴力行為に乗じて近くにいた生徒が暴力を加えたケースもあった。

 学校現場に対しては「個々のトラブルや事象について、家庭への連絡を怠ったり、校内で十分な情報共有がされなかった。教職員の未熟さ、組織のぜい弱さで対応が遅れた」と批判。市教委の対応にも「一報の際に直ちに重大事態と判断できなかった」と反省を求めた。林充教育長は「全ての責任は私にある」と謝罪し、「市いじめ防止等のための基本計画」を見直す方針を明らかにした。

 鈴木委員長によると、加害生徒側は報告書の内容に一定の理解を示しているという。一方、被害生徒の保護者は取材に対し「息子は『いじめを隠ぺいした先生はうそをついている』と嘆いている。調査結果は事実と異なる部分があり、悪意を感じ納得できない。不信感があるので、第三者委で公平公正な調査をしてほしい」と訴えた。

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コメント: 11
  • #1

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:20)

    うちも弁護士や有識者による第三者委員会で再調査してもらいたいです。小3の息子がいじめで不登校になって、毎日死にたい、殺して欲しいと言うようになり、PTSDと診断されて、薬を飲んで毎週カウンセリングに通っている状態ですが、学校の調査ではほとんどのことが明らかになりませんでした。重大事態として医師と教育委員会と校長と教頭だけの第三者委員会が開かれましたが、過去のことを遡って調査は出来ないし、子どもにいじめの辛いことを思い出させてしまうのは酷だから、いじめのことに拘るのはやめて、今後のことを一緒に考えていきましょうと言うことになりました。重大事態としてどのように扱われたのか情報公開請求したら、信頼してもらえていないと思われて、子どものことで協力しにくくなると言われ、取り下げました。子どもの為に協力してもらえるようにと、敵対しないよう心掛けていますが、難しいですね。

  • #2

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:20)

    いじめの対応について様々な見解がありますが、共通するのは学校と教育委員会の対応への不満です。

    不満のでない完全な「対応」とは何か考えていく必要があると思う。本当に円満な解決などあるのかと難しいところもあるが、夜中に対応職員を呼び出したり、個人的に金品を要求したり、タクシー代を請求したりするなどで、度を越した要求でない限りは対応すべきだと思う。

    また、同時に「調査」については、不満が出ないようにすることに終止して、調査の「結果」について満足のいくまでやり直させるのは、もはや調査ではないとも思う。調査「方法」に対する不満には十分対応すべきだとも思う。

    重大事態になって満足のいく対応をしてもらったという方がいるのか?いないのならそもそも重大事態になった時点で満足のいく対応が存在しない可能性があると思う。大切な我が子が苦しんでいれば、満足する保護者などいないと思える。

  • #3

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:21)

    重大事態の調査委員会や再調査委員会による二次被害は、本来あってはならないことだが実際には全国で散見される。大阪府吹田市の第三者委員会では、文科省のガイドラインに沿った調査を要望する被害児の父親に対して、委員長が「ガイドラインはあくまでガイドライン」と言って、要望を拒絶するという出来事もあった。この件は大阪地裁に提訴されたが、残念ながら原告側が敗訴してしまい、現在は最高裁の結果待ちになっている。その要因として挙げられるのは、第三者委員の資質不足である。第三者委員となるためには格別の資格が要求されるわけではないので、弁護士であるというだけの理由で、いじめ問題に何の専門性もない委員が選任されるということが実情となっている。そして資質を欠く委員が、二次被害を引き起こすということが繰り返されている。

  • #4

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:21)

    警察に被害届を出したほうがマシかもしれない。いじめではなく、傷害や暴行などでね。数か月前に、高松市で教師に暴力をふるった中学生が逮捕されたというニュースがあったね。教師にたいする暴力は迅速なのに、生徒の暴力に対して遅すぎるし何もしないのかよと言いたいね。加害者を擁護してもいい事なんて一つもないよ。むしろ、見捨てることも大事だ。

  • #5

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:22)

    同級生から蹴る殴るといった暴行を繰り返し受けて不登校になった。
    家裁に提訴するとお金がかかるので、まずは警察に被害届でしょうね。被害届が受理されれば、その後の民事訴訟もやりやすくなるし。

  • #6

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:22)

    学校も教育委員会も真面目に対応しない。
    調査委員会は不備があったのを認めながら、再調査はしないと断言。
    小出譲治もそれを容認。
    腐ってますね。
    いじめ側にお偉いさんの子息でもいるんでしょうか?
    これで、今後まともに青少年が育成できるんでしょうか?
    まあ加害者側、加害者養護側ともに市原市民が選択した結果なんで、自分たちの子供がどうなろうと構わないんでしょう。

  • #7

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:23)

    フランスでは司法が介入し、不登校が続くと加害者生徒に損害賠償の責務が発生するという。日本もその辺はしっかりと対応する時期に来ていると思う。

  • #8

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:25)

    いじめの対応は、本当にひどい。
    学校も教育委員会も。
    隠蔽、うやむや時間かせぎ、子供の人権なんて踏みにじる、謝らない。
    しっかり加害者への指導と教育する仕組みが必要です。
    どれだけの被害者が泣き寝入りして不登校になり精神疾患となり転校しなくちゃいけないの?
    重大事態にすらしてもらえなかった被害者達。
    もうこんないじめ天国日本にうんざり

  • #9

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:25)

    こうして市長や教育委員会を味方につけた加害者は罰せられる事もなく反省する事もなく成長して調子に乗った結果、数年後ニュース沙汰の凶悪犯罪を起こすのでした。

  • #10

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:26)

    学校名まで出す必要があるのでしようか
    教えてください

  • #11

    名無し (水曜日, 22 11月 2023 18:34)

    証拠となる音声データがあると主張があるのに、なぜ追加調査をしないのでしょうか。
    隠蔽じゃないなら尚更きちんと調査した方がいいのに