
アングラー仲間で話をしていると『それ分かるー』と共感することが多くて、釣り人あるあるなのかなと感じます。そんな釣り人あるあるをレベル別にまとめてみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永田美紀)
レベル別釣り人あるある
多分、アングラーさんなら共感していただけると思う釣り人あるあるを初級レベルから変態レベルに分けてみました。釣りを始めたばかりの方もそのうちこうなっていくと思いますので、自分はこの辺かな?と当てはめてみて下さい。
釣り人あるある初級レベル
では、まずは初級レベルの症状から紹介していきましょう。
1.釣魚サイズを大きめに申告
ほんのちょっと大きめに見栄張ってしまいます。
2.なんとなく釣具屋さんに行く
別に欲しい物がある訳じゃないけどついつい行ってしまう釣具屋さん。特に釣りに行けない休みの日とか行きがちです。
3.釣り場ご飯が美味しい
釣り場で海を見ながら食べるご飯、コンビニのおにぎりだっていつもの3倍美味しく感じます。
4.海に浮かぶゴミが魚に見える
私の場合、白のビニール袋がイカに見えて仕方ないです。
5.何でも釣りの話に結びつける
多分、釣りのことしか考えてないんでしょうね。
6.ドラグ音に敏感
ドラグ音聞こえたら反射的にそっちの方が見てしまいます。
7.魚捌きにチャレンジ
それまで魚なんて捌いたことないよーって方も自分で釣った魚は自分で捌きたくなります。
釣り人あるある中級レベル
続いて中級レベルの症状です。
1.地面のシミはイカ墨跡?
エギンガーあるあるです。重症化すると、海でもない道路の黒いシミまでイカ墨か?と一瞬思います。
2.鮮魚コーナーで魚の値段をチェック
買わないのに鮮魚コーナー行って、値段チェック、産地チェックをしてしまいます。
3.ラスト1投が何回も
『ラスト1投』と投げるけど、1投で終わった試しはありません。
4.魚料理が上達する
魚捌きができるようになると凝った料理を作り出します。
5.やたらと水の中を覗き込む
海、川はもちろん、ひどくなると水溜りまで?水が溜まってるところが気になります。
6.釣りの時だけ早起きできる
遠足に行く日の子どもみたいにワクワクして目が覚めます。
7.長距離運転が苦ではない
自宅が海から離れている場合、片道2時間3時間かけても行きたい海。
釣り人あるある上級レベル
ここまでくればちょっとヤバい。上級レベルの症状です。
1.引きで魚種が分かる
私はたまにしか分かりませんが、ベテランアングラーさんと一緒に釣りしてると『何で分かるの!』がしょっちゅうです。
2.気象に詳しくなる
わたしが苦手とするところですが、アングラーさんは天気に詳しい方多いですよね。気象予報士になれるんじゃ?と思ったりします。
3.釣り用ノットを多用
紐状の物を持つと勝手に指が動いてしまうんでしょうね。私は手芸をしてる時にやってしまいます。
4.Googleマップが航空写真設定
Googleマップの航空写真は釣り場を探すのに便利ですよね。釣れたところ、釣れそうなところ、友だちから教えてもらった場所などラベルでいっぱいです。
5.自分だけ釣れた時に優越感
この状況、めちゃめちゃ気持ちいいですねー。釣りやってて良かったと思います。すごいドヤ顔してるでしょうね。
6.刺身盛りがプロレベル
ほんと皆さん綺麗で上手なんですよねー。私は残念ながら下手ですが。
釣り人あるある変態レベル
お大事になさってください。変態レベルの症状です。
1.金銭感覚がおかしくなる
ギャンブルにハマった人レベルで金銭感覚が麻痺してしまいます。
2.海の近くに移住する
私も移住したいと結構本気で思ってます。
3.釣り具を見ながら1杯飲める
お酒飲む方がよく言ってます。私は飲めないのですが、並べてニヤニヤしながら愛でてます。
4.釣った魚に話しかける
『あらー可愛いねー』『ごめんごめん痛いね、すぐ針外すからね』『大きくなって帰ってきてね』『そんな暴れんでよー』など魚とコミュニケーションをとろうとします
みなさんのレベルは?
いかがでしたか?当てはまる項目はありましたか?私は、認めたくはないけど変態レベルですね。まだまだあるあるなことがたくさんあるとは思いますが、いつか機会があれば教えていただけると嬉しいです。
釣りにハマった女性が本音で教える【女性が釣りを始める時に気をつけて欲しいこと】

釣りは男性の趣味?
一昔前は釣りは男性の趣味というイメージが強かったと思います。今は女性の釣り人口も増えてはいますが、やっぱり男性が多くて女性が釣りを始めるのは少しハードルが高いのではないでしょうか?
ここを気をつければ大丈夫!ということを自身の経験をもとに、女性アングラーさんがもっと楽しく釣りができるためにお伝えしたいと思います
何よりもトイレ問題
釣りに行きたいけど、トイレが心配な方も多いと思います。綺麗に整備された釣り公園などは問題ないですが、港などの堤防や地磯などで釣りをする際、何よりも一番トイレが困ります。トイレは少ないです。釣り場に行く前にトイレの場所は必ず確認しておいた方がいいでしょう。
公衆トイレは清潔でなかったり、トイレットペーパーが備え付けてなかったりする所もあるので、私はトイレットペーパーを必ず車に乗せてます。また、コンビニのトイレを借りることもあります。トイレだけ借りるのは気が引けますよね。マナーとしてトイレをお借りする時は何かを購入するようにしています。
私は4年間釣りをしてきて、釣り場よりも公衆トイレの場所の方が詳しいかもしれません。内緒の話ですが、車の中にいざという時のために携帯トイレも入ってます。まだ使ったことはないんですけどね。
女性アングラーはやっぱり珍しい
私は、一人で釣りに行くことも多いのですが、珍しいのか声をかけて下さる方がいてとてもありがたいです。コミュニケーションが苦手な方もいると思いますが、挨拶はきちんとしておいた方がいいと思います。地元の方とか釣り人さんは基本優しい方が多いので、仲良くなれば『あそこが釣れるよー』『こうやって釣ればいいよ』と教えて下さる方も多いです。とてもありがたい情報を頂けると思います。
とはいえ、たまには困った方もいることは確かです。朝マヅメにアジングをしてて、2匹釣れた時に声をかけてくれたおじいさん。とにかく話が長くて聞いているうちに時合い終了なんてことも。男性アングラー2人組で釣りをされてる所に後から行って挨拶して『釣れてますか?』と声をかけたら、舌打ちして睨まれたことがありました。なんで睨まれるの?舌打ち?私何かした?さすがに腹立ちましたが、やっぱり怖いのですぐにその場を離れました。
自分の中のその日の本命ポイントだったので悔しかったのを覚えています。できれば、複数人での釣りをオススメします。経験者が一人はいた方がいいでしょう。女性一人での釣りに行こうと思う人は少ないとは思いますが、念のため(4年間釣りして女性単独アングラーさんには釣り場では3~4人しか出会ってません)。
SNSでの注意
Instagramで釣り関係の投稿をするようになり、ありがたいことにフォロワーさんも増えて楽しんでいます。Instagramのおかげで釣り仲間ができたこともあります。でも、楽しいばかりじゃないのが SNSの世界です。トラブルになった話を良く耳にされると思います。いろんな方がいるんです。人それぞれ生活も考え方も違っていいのですが、中には自分と違う考えの人にわざわざコメントやDMで明らかに悪意のある内容を送ってくる方もいます。私は即ブロックです。
釣り場バレ問題
釣り人さんは場所バレを嫌う方が多いです。相手の画像で釣り場があそこだと分かってもコメントに『あそこでしょ』と場所が分かる地名などは書かない方が賢明です。釣れた投稿があって、どこで釣れたのか気になって唐突にどこですか?と聞くのもやめた方がいいと思います。コメントではなかなか答えづらいし、DMでも仲よくもないのに挨拶もなしにいきなり場所聞く?とイラっとする方も多いと思います。
個人情報の出し過ぎに注意
知人が SNSで「住んでるとこを見つけられた」と言ってたことがあったので、特に女性は気を付けておいた方がいいと思います。釣果を投稿して自己満に浸るもよし(私はこのタイプ)コメントでコミュニケーションとるもよし、自分の記録として残すのもよし、いろんな使い方のできる SNSを上手に活用すると釣りの幅が広がるかもしれません。
体格や体力的な問題
一度は釣ってみたい大型の魚。YouTubeを見てると大型の青物などを釣っている女性アングラーもいて憧れます。憧れますが、自分ができるかというと別です。
私はおばちゃんですので体力的にも全く自信がありません。ロッドだけでも重たくて上手く扱えませんので、いつかはという夢は持ちつつも自分ができる釣りを楽しんでいます。自分に合った釣りを選んでみてください。特にこだわりのない方は、私もやっているアジングやエギングはオススメです。タックルも軽くて扱いやすいです。
釣りは女性も楽しめる
・近くにトイレを見つけておくこと
・複数人で行くこと
・釣り場でのコミュニケーション
・SNSの上手な活用
・自分に合った釣りを選ぶ
これに気をつければ、女性も趣味として釣りを楽しめること間違いなし!?
私も若くてかわいい釣りガールさん達に負けないように、おばちゃんパワー全開で自分のできる釣りを今以上に楽しみたいと思います。
釣り歴4年の女性が激白 『釣りを始めて良かったこと&良くなかったこと』

釣りを始めたきっかけ
偶然YouTubeで釣り動画のチャンネルを見て、見るのにハマりました。動画を毎日見て『釣り行きたい』と思いつつも周りに釣りしている人がおらず、行く機会がなく動画を見て楽しんで2年経ったころに、手術が必要な病気になってしまいました。
病気を経験し、『人間いつ動けなくなったり、この世からいなくなったりするか分からない。それなら元気なうちに好きなことやろう』と決め、一番やりたかった釣りを始めることにしました。それからは仕事が休みの日はほとんど海にいるくらいハマってしまいました。
釣りを始めて4年間でいろんな経験をして、始めて良かったと思うこと、この点はよくないなと思うことが出てきました。
良かったこと
まずは釣りを始めて良かったことから自信を持って紹介していきます。
友人や仲間ができた
大人になって、この年齢で新たに友人を作るのはそう簡単なことではありません。しかし、『釣り』という共通の趣味がある仲間が自然にできたように思います。
いつも行く釣り場で何度か偶然に会って挨拶から会話して仲よくなったり、釣果を発信している SNSで同じ釣り場に行くのが分かり声をかけてもらい一緒に釣りに行ったり。一人での釣行は好きですが、釣りの話題で盛り上がり仲間との楽しい釣りもいいものです。釣りを始めてなかったら一生出会わなかっただろうと思うと釣りに感謝です。
ストレス発散
海はとても癒されます。朝日が昇る風景、透明度の高い海水に鮮やかな色の魚。本当に綺麗です。何よりも、釣れた時の満足感は幸せホルモンのセロトニンが出まくっているのを感じます。日常で嫌なことがあっても忘れてしまうくらいです。
新鮮な魚が食べられる
これは釣り人の特権ですね。道具を準備すれば釣れたその場で食べることもできるんです。
料理のスキルアップ
お恥ずかしながら釣りを始めるまでは魚捌いたことありませんでした。動画を見て練習し、自分で釣って捌いて料理してと確実に料理の腕は上がります。
インドア派からアウトドア派へ
釣り始める前は、休みの日はというと家から一歩も外に出ないこともありこもりがちでした。釣りで外に出て、疲れて帰る。休日がとても充実します。
若返った?
これはとても嬉しいことですね。アクティブに動いて、釣り仲間は私よりも10歳も20歳も若い人ばかりで一緒になって楽しんでるおかげでしょうか。実際の年齢よりも若く見られることが多いです。悲しいことに体力的には年相応ですが。
良くなかったこと
続けて、釣りを始めて増えた悩みを紹介していきます。
日焼けに悩む
アウトドアなので仕方ないことですが、日焼けが困ります。日焼け止めを塗ってはいますがそれでも焼けます(特に手)釣りに行ったでしょ?とすぐにバレます。
欲しいものがありすぎる
釣り具屋さんのことを『魔界』と言われる所以はここです。年々新しく素敵な道具たちが発売され、持っているのに欲しくなる。キリがありません。趣味にはお金がかかります。
周りに引かれる
一人でも平気で釣りに行ってしまいます。そんな釣りの話をすると興味がない人からは確実に引かれます。家族にも『また行くの?』と呆れられます。
世間の情報に疎くなる?
私だけかもしれませんが、釣りに夢中になりすぎて他の情報があまり頭に入りません。まず、テレビドラマなど昔は喜んで見ていたものを見なくなりました。
釣り最高
釣りを始めて、日常生活にはやや支障をきたしている面があるような気がしますが、それでも釣りを始めて良かったと心から思います。家にこもっていた時と比べ格段に他者とのコミュニケーションの機会が増えて、好きなことができる幸せを実感しています。釣りを始めようか迷っている方がいたら、一歩踏み出して思いきって始めてみて下さい。きっと充実した日々が待っていると思いますよ。
「毒成分」を使った魚採りは違法行為 植物由来のものであってNG?

水の中に生息する魚は、水中の環境変化に敏感であり、そのことを利用した漁業もかつては行われていました。しかし近年では法律で厳しく禁じられています。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
海に唐辛子を撒く動画がプチ炎上
先日、とある釣り系YouTuberが投稿した動画が、ネット上で話題となりました。「餌に唐辛子を混ぜたら魚は釣れるのか」というような内容の動画で、餌のオキアミに激辛唐辛子の粉を混ぜ込んで釣りをしているのですが、その際に撒き餌としてなのか海上に直接、唐辛子の粉を投下するシーンがあり、これが炎上のもととなったのです。

激辛唐辛子を撒くという行為は通常の釣りでは行われることはなく、その効果は不明です。ましてや餌に練りこむならともかく、海に直接撒くという行為は魚を寄せるためにはまず無意味であろうというのは、普通に考えればわかります。
「人間でさえ苦しむほどの辛さのものを海に撒いて、生物に悪影響が出たらどうするんだ」「見ていて気分の良いものではない」という意見があったようですが、一釣り人としてその感覚もわかります。
植物由来でも「毒を撒く」と違法に
実際、釣りや漁の際に何らかの成分を撒く行為は厳しく規制されていました。現在でも撒き餌そのものを使ってはいけない釣り場や、撒き餌にアミエビやオキアミを使ってはいけないところ、赤土などの添加物を禁止しているところはあります。
地域的なものだけでなく、全国的に(つまり法律で)使用が禁止されているものもあります。それは「毒成分」。かつては毒を撒いて魚を獲る「毒もみ」という漁法が行われていたのですが、現在では水産資源保護法により禁止となっています。

この場合の毒には、人体に対して悪影響を及ぼすものだけではなく、サンショウやエゴノキのような人には悪影響をもたらさない、植物由来の魚毒も含まれています。
唐辛子を撒くのは犯罪?
さて、上記のことを踏まえると、激辛唐辛子を海に撒くという行為もまた犯罪のように思えます。
しかし唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、よほど大量でない限り魚に対して毒性を発揮することはないと思われます。そもそも飼料に唐辛子を混ぜて養殖されているブリのブランドも存在しているほどで、海に向けて直接唐辛子を撒いたとしても、それが悪影響を及ぼす可能性はあまりなさそうです。したがって、この行為が犯罪となる確率は極めて低いと思われます。

しかし影響がないとしても、あくまで魚に対してであって、他の海洋生物の中にはもしかすると唐辛子のカプサイシン、あるいは粉末状になった唐辛子そのものが悪影響をもたらしてしまうものもいるかもしれません。
海に強いインパクトをもたらす「釣り」という行為を一個人の趣味として行っている以上、釣り場の汚染をもたらしうる行為には敏感であるべきです。あまり不用意に「必要かどうかわからないもの」を海に撒き散らす行為は慎むべきではないかと思います。

コメントをお書きください