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自然妊娠が不可能であっても・【青空と向日葵の会】

【自然妊娠が不可能であっても・・・】
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結婚して10年になる主婦です。
子供が授からず婦人科を受診したら、卵巣の腫れが見つかり、
不妊治療も兼ねて腫れを除去する手術をしました。
手術は予想外に大きなものになりました。
卵巣の腫れだけでなく、卵管が幼い頃の手術の影響により、
他の臓器と癒着して機能しておらず、
切除することになったのです。
そして術後、医師から
「自然妊娠は完全に不可能です」と聞かされ、
もう私は”どん底”に突き落とされた気がしました。
10年もの間、子に恵まれない私たち夫婦に
皮肉を言うでもなく、急かすでもなく、
いつも自然体で接してくれた義父母には、
ただ申し訳なさでいっぱいの気持ちになりました。
そして、子の誕生を義父母以上に望んでいた夫は、
これまでひと言も、それを私にもらすことすらなかったのです。
”どん底”の中、夫にも義父母にも、
身の縮む思いの私の心境でした。
しかし、そんな私を救ってくれたのも、
夫や義父母の言葉だったのです

なたが無事でよかった」

夫と義父母のほぼ異口同音の言葉でした。

さらに医師からは、 「体外受精という手段があります」と説明されて、 自分たちに必要な道筋がより明確になったと感じました。

実は、現在の先行き不安な世の中で、 「本当に子供がほしいか、子供を幸せにできるか」 と内心、ずっと迷いがあったのは正直なところです。

そんな迷いを、夫と義父母の言葉が、 すっきり取り払ってくれたように思いました。

この温かい人たちに 小さな命との出会いを果たして差し上げたい。

「子供がうちに来てほしい。  この人たちに会わせたい」

そんな意志を強く固めることができたのです。

これから不妊治療が実を結ぶとは限りませんが、 ”どん底”の中で勇気をくれた「私の家族」には、 感謝の思いがつきません。