
宝塚歌劇団の俳優の女性(25)が9月に急死した問題で、遺族の代理人弁護士が10日の会見で明らかにした遺族の訴え(全文)は次の通り。
娘の笑顔が大好きでした。
その笑顔に私たちは癒やされ、励まされ、幸せをもらってきました。
けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることが出来なくなってしまいました。くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬(ほお)も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。
「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。
本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、突然の同期2名の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。それは、娘自身の為ではなく、自分が辞めたら1人になってしまう同期の為、そして下級生の為でした。
あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。
大劇場公演のお稽古が始まった8月半ば以降、娘の笑顔は日ごとに減って辛く苦しそうな表情に変わっていきました。それは、新人公演の責任者として押し付けられた膨大な仕事量により睡眠時間も取れず、その上、日に日に指導などという言葉は当てはまらない、強烈なパワハラを上級生から受けていたからです。その時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません。傍(そば)にいたのにもかかわらず、切羽詰まっていた娘を救えなかったというやりきれない思いに苛(さいな)まれ続けています。
劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽(ねつぞういんぺい)を繰り返しました。
心身ともに疲れ果てた様子の娘に何度も「そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい」と止めましたが、娘は「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるか分からない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきました。
25歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪われてしまった娘の苦しみ、そして、あの日どんな思いで劇団を後にしたのかと考えると、胸が張り裂けそうです。
私たちは、声を上げる事もできず、ひたすら耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わって、常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の過労状態におきながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団が、その責任を認め謝罪すること、そして指導などという言葉では言い逃れできないパワハラを行った上級生が、その責任を認め謝罪することを求めます。
【宝塚】いじめ事件の報道後に“加担した劇団員”が情報誌の表紙に、スポンサーが下す決断

宝塚歌劇団の本拠地である『宝塚大劇場』。徒歩圏内に多くの団員が住む『すみれ寮』も(写真/産経ビジュアル)
長い歴史で培われた体制や価値観ゆえに
「異常なまでの上下関係」急死の宝塚歌劇団の代理人指摘 生徒手帳に「上級生下級生とは縦の絆」と明記
2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の団員の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見し、遺族のコメントを発表した。
宝塚歌劇団の宙組(そらぐみ)に所属する俳優の女性(25)は9月30日、兵庫県宝塚市のマンションで死亡しているのが見つかった。警察によると自殺とみられている。
遺族はコメントのなかで、「宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事」で娘は亡くなったと主張。死の原因を上級生による、「指導などという言葉では言い逃れ出来ないパワハラ」と、「常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の疲労状態におきながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団」にあるとして、責任を認めて謝罪するよう求めた。
また宝塚歌劇団については「劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました。」として、不信感を露わにしている。
以下、「遺族の訴え」と題されたコメントの全文
娘の笑顔が大好きでした。
その笑顔に私たちは癒され、励まされ、幸せをもらってきました。
けれど、その笑顔は日に日に無くなっていき、あの日、変わり果てた姿となり二度と見ることが出来なくなってしまいました。くりくり動く大きな瞳も、柔らかい頬も、いとおしい声も、何もかも私たちから奪われてしまいました。
「どんな辛いことがあっても舞台に立っている時は忘れられる」と娘は言っていました。けれど、それを上回る辛さは、忘れられる量をはるかに超えていました。 宝塚歌劇団に入ったこと、何より、宙組に配属された事がこの結果を招いたのです。
本当なら、今年の夏に退団する予定でしたが、 突然の同期2名の退団の意向を知り、新人公演の長としての責任感から、来春に延期せざるを得なくなりました。それは、娘自身の為ではなく、自分が辞めたら1人になってしまう同期の為、そして下級生の為でした。
あの時「自分のことだけを考えなさい」と強く言って辞めさせるべきでした。
なぜそう言ってやらなかったのか、どれだけ後悔してもしきれません。
大劇場公演のお稽古が始まった8月半ば以降、娘の笑顔は日ごとに減って辛く苦しそうな表情に変わっていきました。それは、新人公演の責任者として押し付けられた膨大な仕事量により睡眠時間も取れず、その上、日に日に指導などという言葉は当てはまらない、強烈なパワハラを上級生から受けていたからです。その時の娘の疲れ果てた姿が脳裏から離れません 傍にいたのにもかかわらず、切羽詰まっていた娘を救えなかったというやりきれない思いに苛まれて続けています。
劇団は、娘が何度も何度も真実を訴え、助けを求めたにもかかわらず、それを無視し捏造隠蔽を繰り返しました。
心身共に疲れ果てた様子の娘に何度も「そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい」と止めましたが、娘は「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるかわかない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきました。
25歳の若さで、生きる道を閉ざされ、奪われてしまった娘の苦しみ、そして、あの日どんな思いで劇団を後にしたのかと考えると、胸が張り裂けそうです。私たちは、声を上げる事も出来ず、ひたすら耐え、堪え、頑張り続けてきた娘に代わって、常軌を逸した長時間労働により、娘を極度の疲労状態におきながら、これを見て見ぬふりをしてきた劇団が、その責任を認め謝罪すること、そして指導などという言葉では言い逃れ出来ないパワハラを行った上級生が、その責任を認め謝罪することを求めます。
この問題をめぐっては、宝塚歌劇団側が10月、事実関係や原因を把握するため、外部の弁護士による調査チームを立ち上げた他、宙組の10月の公演を取りやめていた。
睡眠時間は3時間…急死の宝塚歌劇団員の時間外労働は月250時間か 代理人「劇団は必要な改善措置取らず」

2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見し、女性の死は長時間労働と上級生のパワハラが原因と主張し、宝塚歌劇団や関係者による遺族への謝罪と、適切な被害補償を求めていると明らかにした。
代理人によると、亡くなった宝塚歌劇団の宙組に所属していた女性は、「過度の稽古・公演等の業務量を課せられ、1日わずか3時間程度の睡眠時間しか取れないほどの過重労働(過重業務)を余儀なくされた」と指摘。それに加えて、宙組の上級生劇団員からパワハラの被害を繰り返し受けた結果、心身の健康を損ない、死に至ったと主張した。
上級生のパワハラについては、2021年8月14日に、上級生から「前髪を巻いて上げる」と言われてヘアアイロンを額に押し当てられ、やけどを負ったという。また2023年2月に、ヘアアイロンでやけどを負った事が週刊誌に報じられると、上級生から詰問された上、劇団は「報道は事実無根」との声明を一方的に出したという。
さらに、稽古中に頻繁に上級生から呼び出され、「下級生の失敗は、すべてあんたのせいや」「マインドが足りない。マインドがないのか!」「嘘つき野郎!」などの暴言を受けたという。
この問題をめぐっては、宝塚歌劇団側が10月、事実関係や原因を把握するため、外部の弁護士による調査チームを立ち上げた他、宙組の10月の公演を取りやめていた。
女性の遺族の代理人は、女性の死は長時間労働と上級生のパワハラが原因として、宝塚歌劇団や関係者による遺族への謝罪と、適切な被害補償を求めるとしている。
「下級生の失敗はあんたのせいや」急死の宝塚歌劇団員の代理人「上級生のパワハラ」「長時間労働」で謝罪と補償求める
2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見し、死の原因の1つと主張する長時間労働の実態について説明した。
代理人弁護士によると、亡くなった女性は2023年度に下級生のまとめ役である「長の期」の長という役職になったが、最初は8人いた同期生が退団や休演により人数が減り、前回公演を終えた際にはわずか2人まで減っていたという。2人はともに娘役だったが、後輩の男役に対する指導や援助も行わなければならず、人数が少ないことに加えて慣れない仕事も多かったという。
代理人によると、まとめ役である「長の期」が2人というのは極めてまれな状況で、人数的に到底無理な状況だったが、「劇団は必要な改善措置を行わず、極めて過重な業務を課すこととなった」としている。
2023年9月29日から宙組の本公演が行われる事になり、8月16日から稽古が始まった本番までの約1ヶ月半、自らの稽古と下級生の世話のため、女性は1日も休みがなかったという。しかも睡眠時間は午前3時頃から午前6時くらいまでの約3時間だけだったとしている。
その結果、亡くなる1カ月前の総労働時間は400時間を超え、時間外労働は250時間を超えていたという。
代理人は、こうした長時間労働と、上級生によるパワハラが、女性が亡くなった原因だと主張して、宝塚歌劇団や関係者による遺族への謝罪と、適切な被害補償を求めるとしている。
【速報】「上級生から強烈なパワハラ」急死の宝塚歌劇団の団員(25)遺族がコメント 劇団は「捏造隠滅」とも
2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見し、女性の死の原因の1つと指摘した「上級生のパワハラ」について、歌劇団の「異常なまでの上下関係」が背景にあると指摘した。
代理人は会見で宝塚歌劇団の生徒手帳を示し、「上級生、下級生とは縦の絆」「同期生とは横の絆」との記載があることを紹介した。そして「この一時をもってという議論にはならないかもしれないが」と前置きした上で、歌劇団内では「上級生、下級生の縦の関係は一般の会社以上に、ある意味では異常なまでに上下関係が決定され、上級生が下級生に対する指導を行うのはいいが、パワハラと言わざるを得ない、暴言発言を繰り返していた」と指摘した。
その上で、「このような事態に至った背景の一つは。劇団の縦の関係の過剰なまでの順守があったと弁護士としては指摘せざるを得ない」と述べた。
【速報】「上級生から強烈なパワハラ」急死の宝塚歌劇団の団員(25)遺族がコメント 劇団は「捏造隠滅」とも フジテレビジョン
宝塚歌劇団の担当者は、2023年9月、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が急死した問題で、女性の遺族の代理人弁護士が10日東京都内で会見したことについて、「今回の遺族の会見について、劇団としては大変重く受け止めている。今後、誠意を持って対応したい」コメントした。
その上で、「個別の事象については外部の弁護士の調査チームの報告を待って、しかるべきタイミングで対応する」としている。
亡くなった女性の代理人は10日の会見で、亡くなった宝塚歌劇団の宙組に所属していた女性は、「過度の稽古・公演等の業務量を課せられ、1日わずか3時間程度の睡眠時間しか取れないほどの過重労働(過重業務)を余儀なくされた」と指摘。それに加えて、宙組の上級生から「下級生の失敗は、すべてあんたのせいや」「マインドが足りない。マインドがないのか!」「嘘つき野郎!」などの暴言を受けるなど、パワハラの被害を繰り返し受けた結果、心身の健康を損ない、死に至ったと主張していた。
宝塚・一禾あおが雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」全日程休演 代役に紀城ゆりや
宝塚歌劇団は10日、雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」(宝塚大劇場では23日まで休演中。東京宝塚劇場は来年1月3日~2月11日)について、中堅男役の一禾あお(いちか・あお)が全日程休演すると発表した。 「ボイルド…」で演じるはずだったシャーロック・ホームズ004を、代役を紀城ゆりや(きしろ・ゆりや)が務める。



宝塚のOGが語った 嫉妬、ねたみ、嫌がらせが日常の世界 「彼女を助けられなくてごめんなさい」
宝塚歌劇団の25歳の劇団員が自死したとみられる問題で、第三者委員会による調査報告書が公表された。11月14日に劇団側が開いた記者会見によると、「パワハラやいじめはなかった」という内容で、木場健之理事長らは「伝統の中で守っていかなければならないものもある」といった話に終始した。こうした会見での説明について、劇団の卒業生がAERAdot.の取材に「それは違う」と声を上げた。
亡くなった劇団員と一緒の舞台に立ったことがあるという劇団OGのAさんは、
「宝塚の悪い部分を全部、背負ってしまったように思う。宝塚の中では、いじめやパワハラではない、伝統だというのでしょうが、もう今は通用しない。それを断ち切らないと、ジャニーズ(現、スマイルアップ)みたいに宝塚歌劇団の名称も変えなきゃいけなくなって、崩壊してしまう。彼女を助けられなくてごめんなさい」
と重い口を開き、涙声で話した。
中のことは親にも漏らすな
「週刊文春の一連の報道、そして自殺。これまで宝塚がひた隠しにしていた暗い部分が一気に出たなと思いました」
7~8年前まで劇団に所属していたというAさんは、劇団の内情を話した。
「宝塚では昔から『中のこと、本当のことは、親にも漏らすな』というくらい情報統制が厳しいです。ちょっとでも内部の情報が外に出ると犯人捜しが始まります」
今から10年ほど前の話だ。宝塚の内部の関係者しか知らない情報が外に出てしまったとき、それを知っていそうな若い団員が集められたという。
「目をつけられた子は先輩から『あなた、なんか漏らしたんじゃないの』と何度も何度も言われて、日付が替わった午前1時、2時くらいまでつるし上げられ、号泣しながら否定していました。でも、否定するとさらに言われる。そういう組織なんです。それでも、『昔はもっと厳しかったんだよ。楽になったほうだよ』とも言われました」
なぜ、内部のことが漏れるとダメなのか。
「昔からまったく変わらない宝塚の体質が、今の時代に合わないことはみんなわかっているけど、上の立場になるほど、体質が変わらないでほしいと思っているからです。そのほうが威張れて楽ができて、厳しいなかでもストレスが発散できるので、内部の情報が外に出るのをすごく気にするのです。スキャンダルは一切だめ。“真っ白”でなければいけない。そういう劇団です」
厳しい上下関係、パワハラとも取れる言動や指導などの様子が外に出てしまい、それが改善されてしまうことをよしとしない、良いと思わない人たちもいる、ということのようだ。
「私も中にいるときはそれが当たり前だと思っていたけど、それでも終わりの2、3年は、このままでは宝塚はダメになる、変えなきゃ、と思いました。だけど、とてもそんなことができる組織じゃなくて、そんな声を上げようものなら一生恨まれ、嫌がらせが続く。そういう陰湿なところがあるので、何も言わずに辞めました」
宝塚にいたことがステータスに
宝塚歌劇団に入るステップは、宝塚音楽学校に合格できるかにかかっている。宝塚音楽学校の合格発表の風景は、関西では定番のようにテレビのニュースで流される。超難関であることは有名だ。
それだけに、一度、宝塚に足を踏み入れると、
「頑張って入学して、宝塚にいたということが一つのステータスになります。それが一生ついてまわり、OGになってからも結束が固い。だからこれまで宝塚のマイナスの部分が表ざたにはあまりならなかった。一方で、外部に情報を漏らしたと疑いがかけられ、途中でいじめや嫌がらせに屈して辞めるなどした子は、OGとしても相手にされない」(Aさん)
Aさんのまわりには、「変えなきゃ、声を上げなきゃ」と思っていた先輩や後輩もいたが、結局は何もできなかったという。
「自殺した彼女には、本当に申し訳ない思いでいっぱいです」
「宝塚では、先輩は絶対的存在で、意見することはご法度です。表向きは『清く正しく美しく』。そのような世界観を保つには仕方がない、という話を幹部から聞いたことがあります」
女性だけの空間というのも、特殊な状況を生み出す要因になっているといい、
「嫉妬、ねたみ、嫌がらせというのはすさまじいです」
と話す。
人気が出始めると、衣装やアクセサリーを隠されたり、メイクの道具が本番直前なのになかったり、といったことが起きるという。
「そんなことは私もよくありました」(Aさん)
特に先輩に目を付けられたときは、
「人気があるからって、テングになってさ」
「いいね、先輩を踏み台にして、人気にあぐらかいてさ」
といった言葉を投げつけられたこともあるという。
今回の報告書を読んだというAさんに率直な感想を聞くと、
「劇団は、証拠がないからいじめはなかった、で通せると思っているようですね」
と言い、こう続けた。
「いくら弁護士さんがいても、証拠になるような内容を話せる“場所”ではないのです。そういう宝塚の組織性というのがまったく理解できていないので、責任回避のような内容になっているんじゃないのかと感じました。報告書では、劇団員たちに30分、1時間ほど事情を聴いたとありました。そんな時間ではとうてい語れません。弁護士さんに短期間で理解してくれというのも無理なことなんでしょうけど」
「宝塚だけは時計の針が動かない」
今回、問題の一つとなっているヘアアイロンの件についても、
「髪を整えるのにヘアアイロンは必須です。すごく熱くて、200度くらいにはなります。押し付けられたりしたら飛び上がるほど熱いです。報告書では、ヘアアイロンでのやけどは日常的によくあること、といった趣旨の記述がありましたけど、あんな熱いもの、自らのミスでやけどするなんてそうありませんよ」
と指摘した上で、
「彼女も本当は声を上げたかったんでしょうけど、何か言えば何倍にもなってまたいじめにあう……」
と話した。
社会は変化していっても、「宝塚だけは時計の針が動かない」(Aさん)のだという。
「よく、先輩が乗る阪急電車がホームから出ていくまでおじぎをする、という話がされましたよね。都市伝説だろって思っている人がいるようですが、私もやっていました。あんな程度で叱られないなら、いじめられないならいくらでもやります」
亡くなった女性の遺族が発表したコメントによると、疲れ果てた様子の女性に家族は、「そんな所へ行かなくていい、もう辞めたらいい」と止めたが、「そんなことをしたら上級生に何を言われるか、何をされるかわからない、そんなことをしたらもう怖くて劇団には一生行けない」と涙を流しながら必死に訴えてきたという。
Aさんはこのことについても、
「その気持ち、よくわかります」
という。
一生のプライド
「変な辞め方をすると、ずっといじめられかねない。それが宝塚なのです。それがわかっているから彼女も拒絶したんじゃないかと、怖かったんじゃないかと、その気持ちはよくわかります。正直、ギャラも安く、女の嫌な世界なのです。ただ、難関を突破して音楽学校に入り、ようやくタカラジェンヌとなって、華やかできらびやかな舞台に一度でも立つと、それは忘れられない、一生のプライドです」
Aさんは最後に、こう締めくくった。
「宝塚は、今変わらないとずっと時計の針が止まったままの組織になり、いずれ存続できなくなります。これを機会に、民主的というか、世の中に通じるまともな劇団に生まれかわってくれることを期待します。今はそれ以上のことは怖くて言えません」
(AERA dot.編集部・今西憲之)
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名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:03)
96期生集団いじめ事件は被害生徒が幸いにも命を絶つという最悪の道を選ばなかったからか、テレビ局も新聞社も沈黙し大きく報道しなかった。
最近も文春で上級生の下級生へのいじめや働かせ過ぎで生徒が体調不良になった問題が報じられたが、劇団は「事実無根」の一点張り。
内部調査をしたとのことですが、今まで自分達に都合が悪い事は有耶無耶にしてきた怠慢組織の中での調査などアテになりません。
今回の現役ジェンヌの死も、全て文春に責任転嫁するつもりでしょう。
政財界・スポーツ・芸能界など各界のお偉いさんの血縁の生徒も多くいる劇団ですから、これまでメディアが忖度して沈黙し、大きく報じて来なかった。それに胡座をかいて自浄してこなかった劇団、報道・追及しなかったメディア、贔屓の舞台を見続けたいがために劇団を庇ってきたファンの罪は重いです。
ジャニーズの性加害やテレビ局・企業の事務所への忖度と何ら変わりはありません。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:04)
最近、宝塚内は環境悪いのでしょうか?
どういう体調不良かわかりませんが、こういう公演ストップが多いですし、退団される方、決まっている方も多いようですね。
熱心なファンの方からも色々聞きますし
社内環境を改善された方が良いのでは?と素人ながらに感じます。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:04)
今日の宝塚大劇場前や阪急宝塚駅で本日10月1日の公演は体調不良者が出たため中止となりましたと係員が立っていたが。
歌劇団の団員がひとり命を絶っていたとは知らんかった。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:05)
何が原因か明らかにされてない。当人のプライベートなことだったかもしれない。ただ、劇団に原因があるとしたら、改善しなきゃいけないと思う。いびり、いじめ、叱責、指導はどれも紙一重。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:06)
劇団は、昨日の件は一切触れないつもりなんでしょうか?
人が一人亡くなっているんです。
どうお考えなのか知りたいです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:06)
亡くなった方は宙組だったのかな。。
ご冥福をお祈りいたします。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:07)
いじめによるものみたいですが、
まさか隠すつもりなんですかね~。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 10:07)
宝塚、当たる光も強ければ闇も濃い印象。
25歳とまだお若いのに…。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:04)
遺族側の言葉で片付けようとしてませんか
遺族側がこう言ってます、歌劇団はこう対応して参りますと。
まず先に歌劇団が会見すべきでしょ?
小学生でもいじめは駄目な事は理解してます。
良い大人が集団で罵倒したりとか
宝塚歌劇団は清く正しく美しくという
モットーがあるのに。
しかも妹さん休演とはお気の毒すぎる!!
雪組さんらも心穏やかではないでしょう
仕事だから頑張るしかないの?可哀想だよ。
宝塚歌劇団のスポンサー達は、この問題を
今回どう見てるのでしょうか。
VISAが仮に宙組生についていたら
もっと問題視されてたのでしょうか?
ネットニュースは規制がかけられたかのように
宝塚歌劇団の件はことを取り上げないのも
何があるんですか?
いつまで経っても不信感をぬぐえません。
生徒さん達をもっと大切にして欲しい!!
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:04)
今日はミヤネ屋で記者会見を見てました。文春の記事通りの内容で驚きました。その番組内で以前の劇団側の記者会見が流れましたがニヤニヤしながら眼鏡の男性が会見されてましたが
今見ると遺族ではない私でさえもムカつきました。
全然真摯に受け止めてない証拠。
隠蔽してる場合じゃないし、人の命を何だと思ってるのか?
ご遺族の方が言うようにちゃんと今からでも謝罪するべきです。
劇団側のSNSで誹謗中傷してる人に法的処置を取るとか言ってたのにも驚きましたが、本当の内容が明るみに出た以上どうするおつもりですかね!?劇団さん。
法的に処罰されるのは劇団側ですよ。
今度こそニヤニヤせずにちゃんと謝罪会見するべきです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:05)
劇団はご遺族のご意向を踏まえとか、誹謗中傷がとか言い張ってましたけど、今日の会見、そして、妹さんの休演発表。
劇団こそご遺族のご心情を逆なでし続けてきていたことがよく分かりました。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:06)
一禾あおさま、とてもつらい思いでいらっしゃるでしょうね。
雪組の皆さま、どうか一禾さんを守ってあげてください。
同期の方々も、支えてあげてください。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:06)
まだ公演続けるの?
ジャニーズと違い、
演者自体がイジメ?いや、犯罪に加担し、人が亡くなっているのに。
ファンの方は、どういう気持ちで応援するんでしょうか?
わたしが応援しているあの人は、知らなかったはず!って感じ?
無理がありますよ。さすがに。
そもそも、やたら上下関係に厳し過ぎるのもおかしい、異常。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:07)
一生徒の自殺という事で名前さえ伏せて報じられたことが今になって大事になってきたのは当然のこと。宙組は永久に廃止とし理事幹部総辞職、虐めやパワハラに関わった人達の自主退所、昔ながらの悪しき慣習を正すべく外部からの人材を入れて風通しよくする等の改革をしなければ立て直しは無理でしょう。一番よいのは宝塚歌劇団を廃業することだと思う。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:07)
ご遺族の方たちはただでさえ娘を失い、辛くどん底の中にいると言うのに、
根源となる劇団があまりに酷い対応をしているのが伝わります。一体人の命をなんだと思ってるんだろう。人が1人、尊い命が亡くなっている、ことの重大さが分かっていないように感じます。私は宝塚歌劇、特に宙組には思い入れがありました。初めて観劇したのも宙組、ずっと観てきた宙組、宝塚歌劇。
でも、実態がわかった以上、純粋な気持ちで観れません。それに観たとしても、自死された人もいるという事が忘れられません。私も身近な人が自死で亡くなった経験があるので、残された人の辛さや気持ちが分かります。
もう宝塚を見たいという気持ちは無くなりました。
劇団は必ず、亡くなられた生徒さんの遺族の方に真撃に向き合い、謝罪と補償をし、それなりの制裁を受けるべきです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:08)
第三者委員会で事実関係と内部改革案を出して、歌劇団と阪急が運営を刷新しない限り悲劇は続くだろう。
公演してる場合ではないと思う。
過酷なまでの個人攻撃やパワハラが横行してる現実、舞台上の演技に心から拍手を送れない。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:09)
たまたま、こういう時代で、急死された方やご家族の状況がだんだん報道されてきたけど、本当は他にもいらっしゃるのではないのか、心配です。はっきり自死ではなくても、それに近いこととか。某アイドル事務所も、崩れることがないと思われていた忖度が外れようとしている時期だし、宝塚も生徒さんが不当に苦しめられてきたことがあるのなら、変革のチャンスでないだろうか。外からの圧ではなく、生徒さん方自身が変えたいという意思がなければ、何もできないけど。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:09)
このまま千秋楽付で退団されるのかな…。
娘さんがお二人とも宝塚に入って、きっとご両親は喜んでいたでしょうに、まさかこんな結末になるとは…。
今まで大好きだった宝塚の観劇も、この様な過重労働、パワハラの上に成り立っていたのかと思うと…これからどうしたらよいのか複雑な気持ちです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:11)
一禾あおさんの休演発表ではなく、劇団は公演自体をすべて休演すべきに思います。
気丈に舞踏会でてられたようですが、一緒に暮らしていた、生まれたときから一緒だった一禾あおさんが1番辛いですよね。
歌劇団に大きな問題ありです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:11)
妹さんですよね。お辛いなか、よく頑張ってこられましたね。身近で見ていただけに、ご自分を責めることもあったでしょう。ご自分自身、ご自分の心を大事になさって下さい。その結果が退団となっても決して逃げる訳でもありませんし、誹謗中傷されることではないのですから。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:12)
劇団はどこまで黙り続けるのか。隠蔽体質なのはもうバレてますよ。おでこの火傷の時にきちんと対応していればこんなことにはならなかったとも思います。それができない歌劇団だから、今の状況になるべくしてなった。組が違えば色々変わって当たり前。宙組のようなことが他の組でも当たり前にあることだ、なんて思いません。頑張っている組長やトップさんはいます。宙組が悪すぎただけでしょう。宙組は解散しましょう。それが1番良い。いじめの上級生は退団しましょう。速やかにお願いします。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:12)
亡くなられた団員の方のご冥福をお祈りします。
ジャニーズ事務所問題でも感じましたが、何故司法や警察に亡くなられた団員のご遺族側が訴え無いのでしょうか?
記者会見云々より警察ご粛々と事件として捜査して欲しいです。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:13)
本来であれば明日が雪組公演初日だった日。公演が始まるくらいに新人公演の全キャスト発表もあるので全休演の場合は今日がリミットだったのはわかるけど
遺族側弁護士の記者会見に合わせての休演。理由の記載はなく単に休演となっているだけ。
こういう時なのでメンタル、フィジカル面での不調や本人の希望での休演ならいいですが…
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:13)
こう言う場合親会社で上場企業の阪急が出ていってコンプライアンスを糾すものでは?
知らん顔しているように見えます。
このままだと宝塚歌劇団だけでなく、阪急阪神ホールディングス全体のコンプライアンスが杜撰だ!と言われかねないと思うのですが。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:14)
宝塚歌劇団そのものの在り方が問われて居るさ中に
公演なんぞやっている場合やないのやないか?
今は休演してでも皆で過去を掘り下げ未来に繋ぐ時間を
かけるときではないのか?
他の組は無関係かからいいとでも?
その論法はジャニーズ事務所の
「悪いのは創業者でタレントは悪くない」
と言っているのと同じやと思うがな。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:14)
全組、調査の結果、解体的出直しができるまで、休演すべき。私も来年のベルばら再演を楽しみにしてたけど、チケットが当たっても心から楽しめない。ファンの皆さんも推しの組は大丈夫だからではなく、ファンからも圧力を゙劇団、親会社に圧力を゙かけないと。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:15)
一禾さん、どうかご自身の思うがままに、、、
そして、どうか雪組や周囲の皆様があたたかく支えて下さることを願います。
パッションダムール、大好きでした。
私はいつか一禾さんが幸せだなと思える日がくるよう祈ります。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:16)
姉をボロボロにしたところで舞台なんて無理でしょ。
過ぎた事は大目に見ても、その後も真摯な対応とはほど遠いように思えるし。
他人である国民がこんなに怒ってるのに何も感じないんだろうか?
それとも、バレただけでずーっとこんな風だったからどう悪いのか分からないんだろうか?それならこれをきっかけに解散して外部からまともな人を入れて再出発すべきだ。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:17)
宝塚を観なくなってだいぶ経つから今いる若いジェンヌさんはあまり分からないけど、それでもこの記事読んだら普通に涙が出て来る。
イジメた奴らはさっさと出て来て謝れ!!
まぁ…もう謝って済む問題じゃなくなってるけど…。
でもこの先もしれっと普通に生きて行くのはどう考えても許せんよね。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:17)
劇団の対応は今のところ最低であってはならない対応だと思います。
このようなことが被害者、加害者、星組、運営の問題ではなく宝塚歌劇団全体の問題だとまだ気づいていないのだと思います。
記事が本当なら最低でも星組は無くすべきだし、加害者は罪に問われるべきだし、理事長は辞任。
そこからスタートだと思う。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:18)
一禾さんの休演は本人の希望ですよね?
遺族側が劇団に訴えを起こしたから
出演させないというわけではないですよね?
なんかもう劇団を信じられない
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:18)
一禾あおさんの心中は、ぼろぼろななっているでしょう。人の人生を変えてしまう、ハラスメントやヘイトは絶対あってはならない。
姉妹の人生を奪った、その行為に関わった人や組織は責任とるべき。
警察を入れた方がいい。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:19)
最初に問題が発覚した時、劇団が会見して、劇団の不始末を謝罪していたらこんなことにはならなかったはず。時代が移り変わったこと、昔は受け入れられたことが今は受け入れられないことをこれっぽっちも認識しない劇団の愚かさ。今回の一連の事件は劇団が引き起こしたものだ。バカ劇団に身を捧げるジェンヌさんたちが可哀想だ!早く己の愚かさを認識しろ!
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:20)
この休演者は亡くなった劇団員の双子の妹さんですね。妹さんのメンタルも心配です。劇団は1人の生徒を死に追いやり、隠蔽までしてきました。でも何故か加害者の上級生はSNSの誹謗中傷から守ると言う、的外れな行動に呆れてものが言えません。このままではタカラヅカは終わります。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:21)
雪組の一禾あおさんと自殺した宙組娘役の有愛きいさんとは、双子の姉妹。自殺した双子の姉のことが気がかりになり、舞台に立てない状態である。宝塚受験の時に、同じスクールに通い、切磋琢磨した。1回目で合格した一禾あおさんは、姉の受験を応援した。姉の有愛きいさんは、2度目の受験で合格し、晴れてタカラジェンヌになった。男役と娘役という立場の違い、配属の組の違いはあるが、舞台でいい役が付くように互いに励まし合っていた。ところが、姉の有愛きいさんは、宙組の上級生や先生のパワハラに耐えかね、自殺してしまった。遺族は、歌劇団に対し、安全面の配慮の欠如と宙組でのパワハラ問題の件で弁護士を立て、歌劇団を提訴する。一禾あおさんも、亡くなった姉に対し、歌劇団に謝罪の言葉と償いを求めている。
名無し (土曜日, 11 11月 2023 13:22)
きっと妹さんはこのまま退団するだろう…。
雪組はそれでも公演を開始するんだろう。
星組月組はトップや娘1がダウンしても代役立てて続行とか異常すぎ。
宙組は潰れてくれ。宙担だったが、お前らの公演なんかもう絶対見ない。