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企業内メール、意思が完璧に通じたときの返事【青空と向日葵の会】

【企業内メール、意思が完璧に通じたときの返事】
https://yuru2club.com/wp/?p=9706
手紙やメールで、自分の思いを伝えるのは、意外に難しいものです。
シンプルに書こうと思っても、
ついつい長文になってしまいます。
ただ、短すぎて何も伝わらないのでは、どうしようもありません。
しかし、キャンパスノートなどで知られる文具メーカー、
コクヨ株式会社で起こったメールのやりとりは、
とても短く、そして胸を打つものでした。
コクヨは、中国を中心に、アジア各国にも進出をしています。
そして、中国では貧しい児童に対して、
30万冊以上のノートを無償で提供するなど、
現地での社会活動も行っているそうです。
最初、ノートの寄付をしようという話になったとき、
海外事業を担当するコクヨインターナショナル株式会社の代表は、
ノートを生産する工場に、
「10万冊のノートを中国に送ってください」
という主旨のメールを送りました。
それに対し、工場からの返信は、
「ノートを送る理由と、その効果についての
 説明をお願いします」というものでした。
利益を追求しなければならない企業としては、当然の反応です。
しかし、ここからのやりとりは、
大企業とは思えない、粋で素晴らしいものでした

場の返信に対する本社からの回答です。

理由は恵まれない児童たちへの寄付。  その効果は、子供たちの素晴らしい笑顔です

このメールを受け取った工場は、どう返答したか?

工場側は、たったひと言だけのメールを返信します。

OK!

たった2文字の返事に、大きな気持ちが込められているかのようです。

工場も本社側の意思に対し、 意気に感じた!了解、すぐやりますという反応が、 このOK!の2文字に込められているのです。

会社にはノートを受け取った子供たちからの、 お礼の手紙がたくさん送られてくるそうです。

会社が期待した効果は、ばっちり得られているといえるでしょう。