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大河&茶々様効果「岡崎まつり」家康行列に来場者6万人!昨年の5倍「どうする家康」北川景子ら4人参加

 江戸幕府初代将軍・徳川家康の生誕の地、愛知県岡崎市は2日、10月28日に市内で行われた「岡崎城下家康公秋まつり」の「家康行列」に6万人(推計値)が訪れたと発表した。NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)から茶々役の北川景子(37)本多忠勝役の山田裕貴(33)榊原康政役の杉野遥亮(28)井伊直政役の板垣李光人(23)が特別参加し、沿道は熱狂と興奮。昨年の1万2000人から5倍の来場者となり“大河効果”“茶々様効果”が数字に表れた。

行列は午後1時半に伊賀八幡宮を出発。4人は午後2時40分に劇中の扮装姿で登場。杉野は「平八郎殿、懐かしの岡崎じゃ」、板垣は「我らの勇姿、とくとご覧あれ」、北川は「我らの姿をしかと目に焼きつけよ」と威厳たっぷりにあいさつ。山田が「殿がつくりし太平の世のため、岡崎市家康行列、出陣じゃ!」と合図し、市内の約750メートルを20分ほど練り歩いた。

 第2子妊娠中の北川は花車上でイスに座り、3人は馬に乗って移動。見物客からは「茶々様~!」「景子ちゃん!」「きれい!」「かわいい!」「平八郎~!」「小平太~!」「直政~!」「カッコいい!」などの大歓声が鳴りやまず。4人も手を振って応えた。

お市の方と1人2役の北川は小道具の火縄銃を手に取り、徳川家康(松本潤)に銃口を向けた茶々の初登場シーンを再現(第36話、9月24日)。沿道からどよめきが起こった。最終決戦「大坂の陣」で家康の“宿敵”となるが“生・北川茶々”に、岡崎市民もハートを撃ち抜かれたようだ。

 市によると、4人を見られる1万席の特別観覧エリア(沿道7000人、河川敷3000人)には、約6万人の応募があった。全国からの観覧希望の声を受け、この日は「NHK NEWS WEB」「NHKニュース・防災アプリ」でライブ配信も急きょ実施された。

「家康行列」は江戸時代、本多忠勝を祀る映世神社(現・龍城神社)の祭典として、岡崎藩武士が隊列を組み、戦法を鍛錬した儀式が起源といわれる。戦後、一時中断したものの、1959年(昭和34年)の岡崎城復元とともに再開された。

「どうする家康」関ヶ原黒幕は茶々?家康会津征伐&三成挙兵W煽動 ネットまた戦慄「つぶし合いが狙い?」

嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は29日、第41話が放送された。話題のシーンを振り返る。 

 

「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第41話は「逆襲の三成」。徳川家康(松本潤)の決断により、石田三成(中村七之助)は近江・佐和山城に隠居。大坂城・西ノ丸に入り、政治を意のままに行う家康は周囲から天下人と称されていた。茶々(北川景子)は苦々しい。ある時、会津の上杉景勝(津田寛治)に謀反の噂が広がる。家康は天下泰平のため、茶々から上杉征伐に向かうべきだと諭されるが、大坂を離れることに一抹の不安。留守を鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)に預けることに…という展開。

天下分け目の「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)の起点となった「会津征伐(上杉征伐、会津攻め)」が描かれた。

 茶々は家康に「また世が乱れでもしたら、心配なことよ…」と嘆き。景勝の参謀・直江兼続(TAKAHIRO)は“直江状”を送り、家康の政治を糾弾。家康は会津攻めを決断した。

慶長5年(1600年)6月15日、家康は茶々に報告。黄金2万両と兵糧2万石を授けられた。6月17日には伏見城に入り、家臣団も集結。上方を元忠に託した。

 家康は元忠に「治部は、損得では動かん。己の信念によって生きている。負けると分かっていても、起つかもしれん。信念は、人の心を動かすでな」。三成は1人、決意を固めた。

6月18日、会津遠征軍は伏見城を出発。7月2日、江戸城に入り、徳川秀忠(森崎ウィン)平岩親吉(七之助)(岡部大)らと合流。7月21日には会津若松城へ進軍を開始した。

 「その間に、恐るべき事態が進行しているとは知らず」(語り・寺島しのぶ)

 大谷吉継(刑部)(忍成修吾)が佐和山城を訪ねると、「大一大万大吉(だいいち・だいまん・だいきち)」の家紋が入った具足をまとった三成の姿。吉継の「やめておけ」「内府殿は、お主を買っておる」に、三成は「今しかない」「徳川殿のことは、当代一の優れた大将だと思うておる。だが、信じてはおらん」「刑部!正しき道に戻そう!」――。

 床下からは、大老たちを味方につけるための金塊。吉継は「どこから出た。まさか、大坂」。ほくそ笑む茶々――。三成は吉継の茶を飲み干し「伝染して治る病なら、私に伝染せ!」。7月17日、毛利らの軍勢が阿茶局(松本若菜)のいる大坂城に押し入った。

 三成、挙兵。総大将は毛利輝元(吹越満)。「逆賊、徳川家康を、成敗いたす!」(三成)。茶々は三成たちと盃を交わし、叩きつけた。

 下野小山・徳川本陣。家康は「わしは逆臣に仕立てられたか」。家臣団が事態の把握に努める中、茶々からの書状。「治部が勝手なことをしている。怖くてたまらないから、何とかしてほしい、と」。茶々は三成の背後から冷ややかな視線――。茶々の策略を見抜いたのか、家康は笑い、そして真顔に戻った。「関ヶ原の戦いまで、あと53日」――。

 “ラスボス”茶々は三成を金銭面でバックアップしつつ、家康にはSOSの文。SNS上には「あー、茶々様が双方をけしかけて」「勝った方に付く気満々」「秀頼さえよければいいから、両方にいい顔をして、つぶし合ってもらうのが狙いか」「(三成が)負けた時の保険かしら」「漁夫の利を得るのが思惑かねぇ」「盃を口にする時は傾国の微笑みで、叩きつける時は魔王の顔なんだよな」「黒すぎる茶々様。関ヶ原、茶々様陰謀説浮上」などの声が上がった。

 次回は第42話「天下分け目」(11月5日)が放送される。