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「“裸になって”と言われ、下半身をいきなり…」ジャニー喜多川氏の性加害に遭ったフォーリーブス元付き人(64)が実名顔出し告発「20歳で“男優”に」

〈 「ジャニーさんが怖くて一晩中トイレから戻れない…」元バックダンサー(63)が実名顔出しで明かした“恐怖の日々”「合宿所には無修正ポルノ」「ジュニアは自家発電しておけ、と」 〉から続く

「歌手になりたい、という夢だけで上京して、社長の性癖なんて全く知らなかったんです」

 そう語るのは、現役のセクシー男優として活動するミッキー柳井氏(64)。アメリカでは「ヘリコプターマン」の名前で知られる有名男優だ。

 ミッキー氏は1974年、半年ほどフォーリーブスの付き人を務めたことがあった。

「雑誌で付き人募集の広告を見て、書類を応募していたのでは間に合わないと、上京して麻布のビルの2階にあった事務所に直接押し掛けたんです。高校を中退して15歳でした。軽く面接をして『明日から来い』ということになり、そのままスタッフの寮と郷ひろみさんの衣装部屋を兼ねたアパートに寝泊りするようになりました」

 付き人から歌手へという夢を抱いていたミッキー氏。そばにあったスターの衣装に思わず手を伸ばしてしまったことがあるという。

「郷さんの『花とみつばち』の衣装をこっそり着てしまったんです。ピンクと紫で、腕にフリルの付いた衣装でした」

フォーリーブスのメンバーのお小遣いを建て替えることも

 担当するフォーリーブスにはメンバーの数と同じ4人の付き人が付いていた。

「僕は坊主頭だったので、“グリ”と呼ばれていました。控室で衣装のチェックをしたり、靴を磨いたり。アイドルはタバコもダメという時代だったので、トシ坊(江木俊夫)にトイレに呼ばれて、個室のドアの下から火をつけたタバコを渡す、なんてこともありました」 

ジャニー喜多川氏

 仕事は早朝から深夜に及ぶことも少なくなく、寮の家賃はタダだったが月給は1万5000円と当時としても安かった。メンバーからお遣いを頼まれて立て替えることも多く、生活は苦しかったという。

 付き人になって半年ほどが経ち、激務の中、寮で寝ていた深夜のことだった

「下半身をいきなり触ってきて…」

「他の付き人と雑魚寝で寝ている中、誰かに『ちょっと来て』と僕だけ起こされた。仕事か何かあるのかなと思って寝ぼけながらアパートの外に付いていったのです。近くのビルに連れて行かれると、『裸になって』と言われました」

 体型をチェックされるのかと思ったミッキー氏は渋々、服を全部脱いだという。

「すると下半身をいきなり触ってきて、今度はしゃぶられたんです。性体験もまだで、びっくりして、『何するんですか、やめてください!』と言って、服を着て飛び出して寮に帰りました。次の日に事務所の人にこんなことがあったと言ったら、『スターになりたいなら我慢しろ』みたいなことを言われて、後でジャニー社長だったとわかりました。こんなところは嫌だと思って、数日後に辞めました」

 その後、再び上京したミッキー氏は歌手の夢を叶えるため、歳を偽りディスコで働きながら、新宿にあった日本テレビ音楽学院に通った。「スター誕生!」(日本テレビ系)「君こそスターだ!」(フジテレビ系)といったオーディション番組を受けるが、歌手の道は拓けなかった。転機は新宿二丁目のショーパブで働いていた時。代役で宗教団体のイメージビデオに出演することになり、アダムとイブのアダム役を務めたのが最初の裸の仕事だった。20歳のときにセクシー男優となり、今に至っている。

「村西とおる監督のダイヤモンド映像の専属俳優だったときには、監督から、『今、クスリ漬けの公ちゃん(北公次)を預かっているんだ』と聞いていました。のちに野村義男さんの奥さんとなる専属女優の野坂なつみとは仕事で相手役を務めたこともあります。ジャニーズとは奇妙な縁ですよね」

 AV男優として確固たるキャリアを築いた今でも、ミッキー氏の頭をよぎる考えがあるという。

「ジャニーさんによる被害の話を聞くと、“男版大奥”ですよね。辞めて正解だったのか、それとも、あのとき寵愛を受けていたらデビューできたのか、そんなことを今でも考える時が正直あります」

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 現在配信中の「 週刊文春電子版 」では、新ジャニーズが抱える問題を詳しく報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

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コメント: 1
  • #1

    名無し (土曜日, 14 10月 2023 10:47)

    気持ち悪い。いやらしいジジイ。