9月26日、3代目弘道会の直参組長と幹部が京都府暴力団排除条例違反の疑いで逮捕された。いずれも飲食店から「みかじめ料」を受け取った容疑が持たれている。切っても切れない「ヤクザと夜の街」――その関係は今どうなっているのか。 【写真を見る】銀座ホステスらと共に司忍組長の誕生日会を祝った高山若頭 「みかじめ料の現状」、そしてすでにお伝えした弘道会が「1人で飲みに出歩くな」と通達するきっかけとなった事件のその後についてお伝えする。
京都府暴力団排除条例違反の容疑で逮捕されたのは、6代目山口組の3次団体で、2代目谷誠会の小川明広会長と亀川彰宏幹部。3代目弘道会の直参で小林会長は副事務局長を務めているという。
「捜査当局は2020年以降、京都・祇園などで飲食店を経営する経営者からみかじめ料として約1300万円を受け取ったとみて調べているようです」 と、担当記者。京都と言えばかつては会津小鉄が力を示してきたが、今はその力を失っているとされる。
かつては主要な資金源
「会津小鉄の組員は現在30人ほどしかいないようで、そのため、京都には色んな組織が入り込む余地ができてしまっていますね」 と、竹垣悟氏(元山口組系「義竜会」会長で、現在はNPO法人を主宰)。
「つい最近出所したばかりの淡海一家の高山誠賢(義友希)総長も3代目弘道会から6代目山口組の直参として京都に根を張っていますし、トップの死刑判決をめぐって控訴審が注目される工藤會も京都進出の動きが取り沙汰されています」(同)
ところで、今回のみかじめ料は1300万円というと大きな額にも感じられるが、これは総額で、月で換算すると7軒で40万円と報じられている。1軒あたり6万円ほどということか。 「弘道会だから高いとか神戸山口組だから安いといった相場はないのですが、警察の取り締まりが厳しい昨今、これまで以上にみかじめ料をアップするというのは難しいはずです」(同)
かつてはヤクザにとって主要な資金源となったみかじめ料も、支払った側もただちに摘発を受けることになり、「支払いの拒絶」が相次ぐようになったのは言うまでもない。
司忍組長も
「昔は、何かトラブルがあれば、警察よりも先に用心棒代わりのヤクザが現場にやってくると言われたものですがね。今では警察の方も呼べばそれなりにすぐに来てくれるようですし、みかじめ料を支払っただけで罰せられるとなると飲食店側に払うメリットはほぼない。もっとも、グレーからブラック寄りのやり方をしている飲食店は警察を頼れないので、ヤクザと遠からぬ関係になっている面はありますね」(同)
みかじめ料をめぐっては、6代目山口組の司忍組長と3代目高山組の酒井伸久事務局長を相手取って、愛知県内の男性が現金の返還など約1073万円の支払いを求めて提訴したことがあった。1審判決は司組長らに計47万円の支払いを命じたものの、男性側はなおも控訴中だ。
「約1073万円という額は11年にわたって支払った総額になります。1審では約600万円について司組長の使用者責任などを認定したものの、大半は時効が成立しており、それを除いた金額の支払いが認められました。男性側は恐怖が常態化し、長期化した結果、訴え出るまでに時間がかかったとして、時効の適用などに異議申し立てをし、控訴審で争っています」(先の記者)
麻布十番のバーであったこと
一方、こちらも夜の街関連の事件、3代目弘道会が「1人で飲みに出歩くな」との通達を出すきっかけとなった一件についてはこれまで報じてきた通りだが、その詳細がさらに明らかになってきた。
事件は9月5日の未明、東京・港区麻布十番のバーで発生した。3代目弘道会の小松数男舎弟が酒に酔って男性従業員の腹を刃物で刺し、軽傷を負わせた容疑などで逮捕されたのだった。
小松舎弟の逮捕後すぐ、「1人で酒を飲みに出歩くな」「来客がある場合には本部に報告せよ」との通達が3代目弘道会本部から出たとされる。当初、カタギにケガをさせてしまった以上、小松舎弟は実刑を免れないとされたが、被害者との示談が成立し、傷害容疑では不起訴、銃刀法違反の容疑では罰金30万円となり、釈放されていた。
注目を集めたのは、カタギを刺したことに加え、「1人で酒を飲みに出歩くな」といった注意をヤクザが受けたという点であろう。 結局のところ、実際には何があったのか。 「この日、小松舎弟は睡眠導入剤を飲んで床についていたそうなのですが、電話での呼び出しを受け、このバーに出向いたそうです」(先の竹垣氏)
九州の暴力団の名前
バーに到着したものの、眠気は覚めず舟を漕ぐような状態が続いたという。
「そうこうするうち隣に座っていた男性といつの間にか揉め始めた。そして、その男性が九州の暴力団の名前を出したことに腹を立てた小松舎弟が、ワインオープナーでその男性を刺したということのようです。客だと思っていたその男性が、バーの従業員だとわかったのは犯行後のことらしい。とにかく酒と睡眠導入剤とで朦朧とした状態で、小松舎弟はあまり多くのことを覚えていないと取り調べで主張したそうです」(同)
覚えていないと訴えて不起訴というのもなかなかレアケースのようにみえるが……。 「どうやら被害者が組織の名をあげたというのがポイントだったとみられます。ヤクザ同士のいさかいとは言えないまでも、単にヤクザがカタギに手を出したという案件だとは警察もとらえなかったのではないでしょうか」(同)
そもそも夜の街の治安を守るという建前でヤクザはみかじめ料を徴収してきた。しかしそれを支払った側が取り締まられ、またまったく抗争などとは関係ないところで傷害事件まで起こすという始末では、ますますその建前も通用しなくなるのではないか。 デイリー新潮編集部
妻と落ち合うべく
5月26日の午後7時半ごろ、東京・JR町田駅に直結するターミナルビル内のカフェで男性が拳銃で撃たれ死亡した事件で、警視庁は死亡した男性が暴力団幹部と発表。発砲した側も当然、暴力団関係者という構図なのだが、2人の接点や犯行の動機についてお伝えする。
【閲覧注意】銃撃された鈴木組員と凄惨な現場
撃たれて死亡したのは6代目山口組の2次団体・極粋会の舎弟・鈴木英東(ひでとう)組員(51)。発砲したとして神奈川県警・伊勢原署に出頭し、銃刀法違反の疑いで逮捕されたのが、佐々木誠容疑者(58)。
「佐々木容疑者は各方面からカネを集めてFXなどに投資していたようで、鈴木組員も500万円ほどを渡していたとのこと。配当がない状況だったので元金の返済を求めるべく、話し合いを持とうとして落ち合ったのが事件現場のカフェでした」
と、担当記者。
「佐々木容疑者はハナからカネを返すつもりはなかったようです。カフェで一応話が済み、鈴木組員は現場近くで戻りを待つ妻と落ち合うべく、背を向けて出口に向かいかけた瞬間に発砲されました。鈴木組員が逃げ惑う中、佐々木容疑者は発砲を重ねています」(同)
所属組織トップと島田紳助さん
事件直後から、SNSでは当時の状況などがわかる凄惨な動画が拡散された(写真参照)。
「鈴木組員は3代目弘道会浜健組の伊藤直記組長と地元の同級生で、伊藤組長は当然ながらショックを受けているとのことでした。それはともかくとして、一方の佐々木容疑者はかつて稲川会の2次団体・一ノ瀬一家に所属し、ある件で処分され現在はカタギになっていると聞いています」
と話すのは、元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は、暴力団組員の更生を支援するNPO法人「五仁會」を主宰)。
少し話はそれるが、極粋会の山下昇会長は以前、極心連合会(解散)の若頭を務めていた。
「引退した島田紳助さんとの密接交際が報じられた極心連合会の橋本弘文会長とは折り合いがよくなかったようですが、山下会長自身も紳助さんとかなり深い付き合いをしていたと言われています。現在は6代目山口組の高山清司若頭の秘書役を担っており、かなりの信頼を寄せられているとのこと。次の若頭補佐人事がある際には最初に推挙されるのではと私は見ています」(同)
2人の接点
話を戻そう。FXには丁半博打の要素が多分にあり、素人が手を出してもカネを溶かすだけだというのがもっぱらだろう。加えて、金融商品取引業者として登録されていなかったはずだからそれ自体が法律に触れる可能性がある。
「佐々木容疑者も実際、集めたカネから運用益を生むには至っておらず、実態は自転車操業だったとの指摘もあります。あるいは、そもそも投資話は各方面からカネをかすめ取るための方便で、自身の生活費に回していた可能性もあるとのことです」(同)
鈴木組員の懐具合は判然としないが、500万円を“出資”するのだから、それなりに佐々木容疑者のことを信頼していたところもあるのだろう。
2人の接点について竹垣氏は、「宮城刑務所で服役中だった時と聞いています」と明かす。
実は、鈴木組員は2001年3月~4月にかけて三重、千葉、新潟の3県で発生した連続窃盗・強盗傷害事件の主犯格として同罪で起訴され、新潟地裁で懲役14年の刑が下っている。
その罪状について、先の記者に解説してもらおう。
ポルシェやセルシオ連続窃盗
「鈴木組員は仲間らと共謀し、モータープールや工場からポルシェやセルシオなど計16台(約1億円相当)を盗み、転売。さらに、現金約2200万円を積んだ会社社長の乗用車にわざと追突し、車ごと現金を盗んでいます。加えて信用金庫の支店職員の顔に催涙スプレーを吹きかけるなどして、現金6万円が入った集金カバンを奪って職員にケガを負わせたり、銀行の支店行員の営業車を襲ったりして車内から現金約1300万円を強奪。その時も行員に催涙スプレーを吹きかけるなどして、ケガを負わせています」
裁判長が「用意周到に計画された、大胆で極めて悪質」と指弾した通りの犯行だ。
一方の佐々木容疑者も、指示役として事件に関与した過去があったとされる。
「1999年に、神奈川県内のパチンコ店に押し入り、経営者の首を切るなどしてケガを負わせ、現金約200万円などを奪った疑いで、強盗殺人未遂容疑で逮捕されています」(同)
鈴木組員同様、かなり荒っぽい手口だ。先に竹垣氏が「ある件で処分され」と言ったのは、この事件なのだとか。
無期懲役も
「佐々木容疑者は周囲に“自分は末期がんだ”と話していたと噂されています。本当のところはよくわかりませんが、事件当時は金曜の夜で人の出が多く、市民が巻き添えを食らいかねない場所での発砲であることから、自暴自棄になっての犯行であることは明らかでしょう」(同)
警視庁は今後、拳銃の鑑定などを行って容疑が固まり次第、殺人の疑いで逮捕する方針だ。
「佐々木容疑者は、一応カタギの立場ではあるものの、拳銃を使用しているので検察・裁判所はヤクザの犯行と見なすはず。殺害したのは1人とはいえ、市中堂々、数発発砲した行為は極めて重く、最近の相場から無期懲役刑が下される可能性もあるでしょう。まぁそれも見越しての犯行なのかとは思いますが……」(同)
佐々木容疑者としては後の裁判で、鈴木組員からの返済要求が苛烈だった、あるいは殺害しなければ自分が拷問を受ける可能性があったなどと訴えるのかもしれないが、いずれにせよ情状酌量の余地はなさそうだ。
破門されたのは、テキ屋系の独立組織である3代目中国高木会(本部・広島市)の大源秀吉会長(82)。
破門状の日付は今年8月、差出人は4代目中国高木会執行部一同で、「神農道上あるまじき行為多々有り執行部一同協議の結果、破門と致しました」とある。会社で言うならトップが役員にクーデターを起こされたようなもので、たまに見られることかもしれないが、厳しい親子関係で知られるヤクザの世界ではなかなか耳にしない事態だ。
「私も初めて聞きましたね。当代に破門状が出たのは前代未聞ではないでしょうか。過去を振り返ってみて、似たようなことで言うと、小田秀組のケースがあります」 と、竹垣悟氏(元山口組系義竜会会長で、現在はNPO法人「五仁會」を主宰)。
千葉真一の当たり役
「山口組が4代目の跡目問題で割れる際に、3代目山口組若頭補佐だった小田秀組の小田秀臣組長が一和会に参画しようとしたところ、若頭以下が一斉に離反したことがありました。そのため小田組長は組織を解散してカタギになったのです」(同)
ところで、中国高木会は広島を地盤とするだけあって、東映映画「仁義なき戦い」と浅からぬ縁がある。
中国高木会を立ち上げた高木達夫会長は、元々は同じ広島で村上組の2代目を継いでいた。その村上組初代の子息、村上正明組員をモデルにした「大友勝利」が「仁義なき戦い 広島死闘編」には登場するのだ。切れ味の鋭いセリフを飛ばしていた千葉真一の当たり役として知られている……と聞けば、思い出されるムキもあるだろうか。
「1964年、村上正明組員は広島の指定暴力団・共政会の旗揚げに参画し、高木会長も共政会の相談役に就任しました。ただ、その後も独立組織として活動を展開してきたようです」(同)
上納金で生活するトップ
話を今回の破門に戻そう。 「具体的な事情がハッキリとしないのですが、若頭以下、この82歳のトップの振舞いを看過しがたいものととらえてきたとみられています」(同) トップである以上、組織からの上納金で生活していたはずで、その点も問題視されたのだろうか。
「3代目高木会が豊富な資金を保有していたと聞いたことはありませんから、厳しいシノギの中で、親分を支えきれないという意向が働いた可能性もあるでしょう。ただ、仮にそうであっても穏便に引退を迫るというやり方もあるはず。5代目山口組の渡辺芳則組長はそういう流れで引退しましたね」(同)
渡辺組長の場合、傘下組織組員の警官射殺事件をめぐって、民事訴訟で使用者責任が認定されてしまったものの、5代目に在位しながら無期限静養するという道をいったんは選んだ。が、その後、6代目となる司忍若頭からの「微妙な圧力」があり、後進に道を譲ったというのが定説だ。
“子が親を育てる”DNA
なぜ今回はこういう穏当な進み方にならなかったのか。
「大源会長が引退を迫られたのにゴネたのか、あるいは会長は組織ごと解散しようとしたところ若頭以下が反対して逆に追い出されたのか。昔からテキ屋組織のDNAには“子が親を育てる”という考え方が根付いています。大源会長にもテキ屋の血が流れているなら、“老いては子に従う”のがあるべき姿だったのかもしれません。いずれにせよ揉め事には変わりはないので、地域住民がトラブルなどに巻き込まれないことを願うばかりです」(同)
近年、ヤクザ界では昔なら考えられなかったようなことが起きるのが珍しくない。 毛色は異なるが、最近でいえば、住吉会の会長を名指しした怪文書が出回った一件もその類だろうか。現体制を批判する内容で、おそらくは内輪の権力抗争の一端ではないかと見られている。 7月には愛知県常滑市で若頭が一家の総長を罵倒しながら殴る蹴るという騒動も起きていた(逮捕後、不起訴に)。
しかし、実のところ、「仁義なき戦い」の金子信雄演じる山守組組長もまったく人望の無い親分だった。今日のヤクザ界を見て、千葉真一が演じた大友勝利ならどんなセリフを吐くだろうか。
新潮社
映画『仁義なき戦い 頂上作戦』の製作発表で写真に納まる出演者。左から菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹、小林旭
前編では、ジャニーズアイドルが他事務所のアイドルと圧倒的に違う点について打ち明けた。彼らに共通すると見られる、さらなる「バックボーン」を掘り下げる。
【写真】ジャニー喜多川氏に献上された「元子役」が顔出しで決意の告発…!
◆第2作『広島死闘編』というヒント
謎を解くため、推理の補助線を引いてみたい。まったくジャンル外のものを投入して、そこにぶつけてみようと思う。
『仁義なき戦い』という映画がある。いわゆるヤクザ映画だ。1973年に公開され、翌’74年にかけてシリーズ5部作が大ヒットを記録した。
鶴田浩二や高倉健の任侠映画で知られた東映が、そうした旧式の型を破って実録路線に打って出たのだ。原作は飯干晃一のノンフィクションである。監督は深作欣二。徹底取材で知られる脚本家の笠原和夫が、さらなる調査、聞き取りを重ね、物語を肉付けした。主役の広能昌三(菅原文太)以下、登場人物らにはみなモデルが存在する。
シリーズ5部作でもっとも論議を呼ぶのが、第2部〈広島死闘篇〉である。これを最高傑作と称える声も多い。
同作で菅原文太は狂言回し役となり、出番が少ない。物語の主要人物は、二名。アプレゲール(戦後派)の暴れ者・大友勝利(千葉真一)と、対照的ないま一人のヤクザが山中正治(北大路欣也)である。
山中は刑務所帰りの殺人マシーンだ。予科練の歌を口ずさみ、拳銃を「わしのゼロ戦」と呼んでふところに抱く。戦時中の軍国少年のロマンを生きている。
これは海軍少年兵として終戦を迎えた脚本家・笠原和夫自身の心情が投影されてもいるだろう。いや、しかし、それだけではなかった。
◆ジャニー喜多川に与えられた「屈辱」
笠原の回顧録『昭和の劇』(太田出版)では、訊き手(荒井晴彦・絓秀実)に対して創作の裏事情をあけすけに打ち明けている。そこに以下の発言を見つけた。
荒井 それで山中――モデルになったのは山上光治という人ですけど、山中が刑務所でホラれるシーンを入れようとしたら、美能さん(注・広能昌三のモデル)に切られたということですけど。
笠原 そう。(略)山上というのは広島で伝説化してるほどの凄いやつだから、ケツを掘られる話を入れると伝説に傷をつけると。そういうことがあったんです。
荒井 それを入れようとした笠原さんの狙いとは、刑務所を出て山中が殺人者になっていくのは、そういう獄中での体験がきっかけになっている――要するに<カッパ>と<アンコ>が鉄砲玉になっていくということですか。
笠原 そうです。(略)そうしないと僕自身が納得しないと思ったんです。
「ヒットマン」との共通点
<カッパ>と<アンコ>については、〝ボンノ〟と呼ばれた伝説のヤクザ(菅野政雄)から聞いた話だという。
「刑務所に入ると、おかまを掘られるんですね。掘るのが<カッパ>で、掘られるのが<アンコ>」
そうして出所後、この<アンコ>が鉄砲玉、いわゆるヒットマンとなって人を殺すのだそうだ。
「殺人という異常行動は、やっぱり自分が一度、本当の被害者になったことがないとできないんですよ。要するに、自分が受けた屈辱というものを跳ね返したい――つまり、男になりたいと」
つまり刑務所内で男が男に犯され、犯された側(アンコ)が〝失われた男性性〟の復権を果たすため殺人に至る、というロジックだ。いや、すごい世界である。
あっ、と思い、ハタと膝を打った。
これってジャニーズのアイドルの世界ではないか!
もちろん彼らはヒットマンではない。全員が性加害を受けたわけでもないだろう。そうなのだ。問題は、性加害を受けたのではないかと「見られている」ことである。老齢の事務所社長に、身を任せた。芸能界での成功を引き換えとして……。
そんな事実はなくても、そう「見られている」。そう「見られている」ことに負い目を感じている、被虐者として屈辱にまみれている。それこそが問題ではないか?
インターネットの匿名掲示板や、ツイッター(現X)等の匿名投稿をみれば、ジャニーズのアイドルに対するそんな心無い、口汚い中傷をいくつも見つけられることだろう。それほどにジャニー喜多川の性加害の噂は、広く、長らく一般に伝播していた(いや、もはやそれは「噂」ですらないのだ)。
取材・文:中森明夫
FRIDAYデジタル
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名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:25)
防護盾を並べる警視庁の警官(他の写真を見る)
無期懲役も
「佐々木容疑者は周囲に“自分は末期がんだ”と話していたと噂されています。本当のところはよくわかりませんが、事件当時は金曜の夜で人の出が多く、市民が巻き添えを食らいかねない場所での発砲であることから、自暴自棄になっての犯行であることは明らかでしょう」(同)
警視庁は今後、拳銃の鑑定などを行って容疑が固まり次第、殺人の疑いで逮捕する方針だ。
「佐々木容疑者は、一応カタギの立場ではあるものの、拳銃を使用しているので検察・裁判所はヤクザの犯行と見なすはず。殺害したのは1人とはいえ、市中堂々、数発発砲した行為は極めて重く、最近の相場から無期懲役刑が下される可能性もあるでしょう。まぁそれも見越しての犯行なのかとは思いますが……」(同)
佐々木容疑者としては後の裁判で、鈴木組員からの返済要求が苛烈だった、あるいは殺害しなければ自分が拷問を受ける可能性があったなどと訴えるのかもしれないが、いずれにせよ情状酌量の余地はなさそうだ。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:25)
みかじめ料を出した店舗にも許可の取り消しとかやっているのかな。
イタチごっこにならない様に他人名義の許可とかも厳しくして名義貸しでも実刑とかにするべきですね。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:26)
昔は、マジで警察にもみかじめ料払っている店もあったもんね。商品券やビール券とかもね。今ではほとんど聞かなくなった。世の中変わったな。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:26)
弱いな。数集まらないと喧嘩もできん輩。バックに組織?そのバックも数集まらないと何もできない輩。喧嘩の美学は勝ち負けや大人の喧嘩でもない。自分に恥じない生き方が出来るか否かだ。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:27)
山口組の中国出張所があるからこそ、中国マフィアとも話ができるわけで。
もしも山口組なかりせば、海外マフィアが押し寄せてきますよ?
夜の街が、海外マフィアの巣窟にならないよう、弘道会に守って貰った方が、
まだ、ましじゃね?
弘道会や工藤会が進出ですか・・・
どうした、会津小鉄会?
山口組分列騒動で、割を食ったか?w
因みに、工藤会の野村総裁は無罪です。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:27)
導入剤飲んでからよく起きたなというのと、更に飲酒してまだ意識があったのかと二度ビックリした。いずれも少量だったのかしら
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:29)
路上に立って呼び込みしてる女たちは、自称ヤクザにお金を払ってます。警察もわかってるけど、見て見ぬふり。これがおかしいよね。神戸市三宮ですけど。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:34)
今の形のヤクザってのは無くなると思う、でも必ず形を変えて組織暴力団てのは無くならない、ソウルオリンピック前に韓国が国の力で暴力団を一掃した事があるけど、やっぱり時間が経てば形を変えた暴力団が復活した、日本も同じ様に成ると思うよ
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:35)
元の締め付けが酷くなっていたところに、コロナ禍で祭りという祭りが全て無くなったからな。
ようやく再開した今年も物価高で売り上げ激減。
テキ屋をメインのシノギにしてる組にとってはそれこそ難しいかじ取りを迫られるしな。
それくらい誰でも予想できるようなことを少し加えておけば、それらしい記事になっただろうに。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:35)
有名なのは三代目山口組の田岡組長が言い続けた「ワシは子分や舎弟に、うどんの一杯も奢ってもらったことはない!」のと、四代目がまだ本家を継ぐ前のイケイケの頃に、長い懲役になりそうなので挨拶に出向いたら、ポンと五百万円(今なら億近い額)もの現金を渡し「コレで組長不在の間、残った組員の面倒を見てやれ……あとは良い弁護士をつけろ!」って言ったとか……昔の親分衆は上納金なんてのをアテに生活せず、下の組員は儲けたら自主的に喜んで、自分から差し出すのが“礼儀・礼節”でしたわ(笑)。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:36)
昔のように親分が引退してある程度生活出来る時代ではなくなった。
引退しても多少のシノギがあり組から守られていた時代ではない。
山口組のように根こそぎ没収させられる組もある。
今は、組の繁栄の為に若返りをする時代でもなく親分はしがみつく傾向にある。
ヤクザ組織、的屋は反社会的勢力にさせられてしまった。
自民党もそのうち反社会的勢力扱いされるのかな?
こんなに自分勝手な党になるとはね。
関係無いけど。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:36)
食えてた時代は、親分の威光はありがたい思し召しだった。だからこそ白が黒にもなりえた。
食えない今、カネを毟るだけの親はただのあこぎな存在でしかない。
カタギの会社も似たようなもの。
傾けば手のひらを返すように見限る。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:37)
>会社で言うならトップが役員にクーデターを起こされたようなもの
「なぜだ!」って叫んだかなw
あぁネタ古すぎて判らない人の方が多いかw
叫んだのは岡田社長。三越百貨店(伊勢丹と合併前)の社長です。
色々問題起こして、取締役会で全員一致で解任され。その時に「なぜだ!」と叫んだと伝わっている(当人としては根回しは十分だと思い込んでいたようで・・・)。
「なぜだ!」は確か流行語大賞にも選ばれたはずw
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:37)
高木会は、的屋組織であり博徒組織では無い。
だが、共政会の最高顧問でもあったね。
警察分類では博徒と認定されてるのだろう。
博徒系的屋だと、ましてや指定暴力団なら
道路使用許可も警察は下ろさないだろうしね。
的屋で行くか?博徒になるかで揉めてたかな?
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:38)
中国高木会はヤクザではなく露店商だから広島県警にもフラワーフェスティバル、えびす講、とうかさん、花見の時期の白島河川敷の屋台とか広島護国神社の初詣など露店商として本業に励んでいるのにヤクザごっこの様な破門状とか止めればエエのに。
ましてや大源さんなんか3年以上前に引退してるはずだけどな。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:39)
この竹垣悟はエロビデオとピンクローターのネタを元舎弟から晒され、事もあろうか脅迫まがいをした実績がある元チンピラです。
何を偉そうに“老いては子に従う”と語るのか摩訶不思議であります。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:40)
名前だけの偽NPO法人の竹垣先生の知ったかぶりの話を記事にする新潮社。
地元の姫路では夜でもサングラスをかけてパジャマみたいな服を着てるので周りからは馬鹿にして笑われてますけどね。爆笑
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:46)
ヤクザの世界と芸能の世界は根っこは一緒。ラクをして稼ぎたい人の世界。さらに言えば性的マイノリティにも寛容な世界だった。
今更驚く様なことではないが、多くの人は芸能人はセレブだと勘違いしているから意外に思ったりするのだろう。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:46)
なるほど。興味深い検討・考察に感じました。
小学校時代にいじめにあっていた同級生が中学で狂暴な不良に変貌した例を思い出した。この事例もこの記事の理論に当てはまりそうだ。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:48)
リンク先記事も読みました。
ただ、中森明夫氏はやはりジャニーズ寄りだなとは思いました。
この人の事を知ってる人なら当然でしょうが。
仁義なき戦いのエピソードで、獄中で掘られたからその屈辱を跳ね返すために娑婆で鉄砲玉となって男になる、って心情はまあ分からないでもないですが、だからと言ってジャニーズの唯一無二のアイドル性を肯定するのは間違ってると思いますね。
あいかわらず、今のデビュー組には性加害はされたことは無く、告発した落ちこぼれだけが根も葉もないことを言ってるだけ、デビュー組はその根も葉もない話の被害者、「見られているだけ」と言いたげな視点なのも違和感があります。
まあ、マスコミ側の視点そのものですね。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:48)
中森明夫なら、自分のカラダを差し出してのし上がった人知っているんだろうなぁ。
そういうのを込みで芸能界って思っているからこの文章なんだねぇ。
名無し (火曜日, 10 10月 2023 11:49)
ジャニーさんに掘られた屈辱を跳ね返したくて
ドラマや映画、バラエティ、スポーツ中継、報道番組などの他ジャンルを犯してきたのか