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24年ぶりの海へ 旭で「お浜降り」

「お浜降り」で24年ぶりに海中に繰り出した神輿(8日、旭市で)

   年にだけ行われる旭市の松沢熊野神社の神幸祭が7、8日に開催され、呼び物の「お浜降り」で、若者たちが24年ぶりに 神輿みこし を海中に担ぎ入れた。

 神幸祭は平安時代に始まり、今回が90回目と伝えられている。神輿を中心とした隊列が2日間かけて同市や東庄町、香取市を約50キロ移動し、その間、各所で郷土芸能が披露される。

 2011年の前回は、3月に東日本大震災が発生した影響で郷土芸能は中止となった。お浜降りも浜辺での神事のみに簡略化され、神輿が海に入ることはなかった。

 8日に行われた今回のお浜降りでは、大勢の市民が見守る中、地元の若者らが「あんりゃ、どした」の威勢のいいかけ声のもと、神輿を担いで腰の高さまで海に入った。およそ四半世紀続いた空白の分も力を込めて、約30分間、荒波に向かって神輿を激しく揺らした。市民らも、波打ち際で足をぬらしながらその光景をカメラに収めていた。

「三川番所」で多くの観客が見つめる中、祭りばやしを披露する南堀之内芸能保存会メンバーら=7日、旭市

 

 旭市の松澤熊野神社の12年に1度の伝統行事「式年神幸祭」が7、8日に執り行われた。同市の海岸・三川浜で8日、ハイライトの「お浜降り」が催され、地元の若い衆が神社みこしを担いで海中を練り歩いた。前回神幸祭では、市内で大きな津波被害が出た東日本大震災から間もなかったため、みこしは海に入らなかった。24年ぶりに繰り広げられた勇壮な光景を大勢の見物人が見守った。

【感謝です】今月8日に予定されている熊野神社御神幸の「御浜降り」。

【感謝です】 
今月8日に予定されている熊野神社御神幸の「御浜降り」。 
三川浜の漂着ゴミの緊急清掃作戦に、多くのボランティアの方が集まっていただきました! 
県と市、地域、遠くは国立市からも参加いただいたボランティアの力で、すっかりきれいになりました! 
神様が上陸されたという伝説の残る浜辺。 
きっと神様も喜んでくださると思います。 
ありがとうございました! 
皆さん、10/8は午前9時頃から飯岡海岸にお越しください! 
1000年以上前から続く神事。24年ぶりの開催です!