ベトナム、イラクのように徹底抗戦することなくアメリカに敗戦、その後恨むどころか言いなりになっている日本という国の特殊性と節操のなさ
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オオカミが進んで人間と暮らすことでイヌとして進化した過程を「自己家畜化」と呼ぶが、現代社会において日本人の自己家畜化が止まらない。その始まりとも言えるのが第二次世界大戦中と敗戦後の日本人の精神性にある。原子爆弾を落とした「加害者」を崇拝するという日本国民の特殊性に迫る。 【写真】21万人もの命を奪った原子爆弾
天皇の神性を勘違いしたマッカーサー
日本人の自己家畜化を考察していく上で、天皇の存在についてもあらためて考えていきたい。 第二次世界大戦で負けた国のトップを、アメリカはなぜ生かしておいたのか?実際、ソ連やイギリスは戦後に天皇への厳罰を主張しており、アメリカ国内でも処刑を望む世論が強かった。だが、アメリカは天皇を処罰しない決断を下した。 アメリカにとって日本は、神風特攻隊のような自殺行為を仕掛けてくる不可解な国という認識だったに違いない。そのトップに立つ昭和天皇を死刑に処してしまえば、国民の憎悪感情はアメリカに向かってくるだろう。ゲリラ行為が多発して統治が困難になるかもしれない。 それならば、ひとまずは政治権力から切り離した場所で生かしておくのが得策だろうとの判断だったようだ。 だが、それはアメリカ側の勘違いに過ぎなかった。天皇を神だと心底信じていた日本人は、実際のところほとんどいなかったからだ。もちろん、戦中には「天皇陛下万歳」と教え込まれ、天皇のために命を懸けるようにと当時の人々は教え込まれた。 だが、そもそも地方の里山で、自給自足で暮らしていたような庶民にとって、天皇への敬意などは後付けの表層的なものに過ぎない。 天皇制が象徴天皇制に切り替わったからといって、多くの国民から激しい反対の声が上がったという記録もない。それよりは目の前の今、今日を生きることに皆が必死だったからだ。 それどころか、「天皇陛下万歳」と叫んでいた人々が戦後は一転して「マッカーサー万歳」となったのだから、日本人の切り替えの早さたるや恐るべしだ。崇める存在が変わっても、抵抗なく受け入れてしまう。これこそが日本版の自己家畜化の典型例だろう。
恨みが薄れやすい国民性
そもそも、本来であれば日本はアメリカにもっと恨みを募らせてもいいはずだ。 広島、長崎に原爆が投下されたことによって、約21万人もの命が奪われた。核兵器が実戦で使用されたのは世界でもこの2都市だけだ。原爆投下から75年以上が過ぎた今でも、被爆の後遺症を患う人々がいる。 被爆者やその親族だけでなく、日本国民全体が「原爆を落としたアメリカを絶対に許さない」「あいつらは悪魔だ」というパトスを抱くようになっても何ら不思議ではないだろう。他の国であれば、自らの命を賭してでもテロ行為に走る人も出てくるかもしれない。 だが、大半の日本人はあっという間に恨みを風化させてしまった。 そもそも太平洋戦争を開戦したこと自体が、日本にとっては合理性のない無謀な賭けだった。 太平洋戦争開戦前の日本とアメリカの国力の差を比べれば一目瞭然である。当時のアメリカ国内の原油生産量は、日本の約700倍。GDP(国内総生産)も7倍以上の開きがあった。短期決戦であれば勝てる見込みもゼロではないかもしれないが、総力戦になった時にどちらが勝利するかは明白だ。 もちろん、当時の知識人の多くは、日本の敗戦が必定であることを知っていたはずだ。けれども世間の空気が、それを口に出すことを決して許さなかった。ここにも世間こそを真の「主人」とした日本人の自己家畜化が表れている。
一度決めたことを覆せないから悲劇が起きる
太平洋戦争の開戦が迫る1941年に、日本政府は「金属類回収令」を公布して、1943年に施行された。鉄や銅を溶かして武器や弾丸の材料にするため、全国の寺から強制的に梵鐘を供出させたのをはじめ、偉人の銅像、学校のストーブ、時計の鎖、金ボタン、メガネなど、細々とした生活品までもが回収された。 物資不足が明白になった時点で日本が白旗を上げていれば、あそこまで国が焼け野原と化すことはなかっただろう。空襲によって多くの命が失われ、二度も原爆を投下される前に、戦争をやめる決断を下すこともできたはずだ。少なくとも無条件降伏するよりは、もっとマシな未来があったとしか思えない。 けれども、自主性が薄く、従属性が高い日本人はそうした合理的な判断は下せなかった。ウクライナに攻め込んだ今のロシアの状況も、それに近いものがあるだろう。プーチン大統領のウクライナ侵攻の判断に、合理性はほぼないといっていい。 結局のところ、太平洋戦争に血道を上げていたのは己の命令一下、国民を思い通りに動かすことの束の間の快感に酔っていた一部の軍部のトップの連中だけで、彼らとて本気で勝てると思っていなかったに違いない。国民は徴用され、命令通りに駒のように動かされたに過ぎない。 だから日本の降伏が明らかになり、軍のトップが拳を下ろせば、国民は一斉に、簡単に戦争をやめた。もともと、やりたくなかったのだから当然だ。ベトナム戦争でアメリカに徹底抗戦の構えで挑んだベトナム人のように、「自分たちの力で日本の勝利を手にしよう」と躍起になった人はごく少数だろう。 日本に勝利したあとでベトナム戦争を仕掛けたアメリカは、日本とベトナムの国民の感性があまりに違うことに驚いたはずだ。そのあとにアメリカが侵攻したアフガニスタンやイラクも、日本ほど御しやすくなく、一貫してアメリカの言いなりになっているのは日本くらいだろう。 一度決めてしまったことは覆せない。惰性で行けるところまで行って、もしかしたら勝てるかもしれないという一縷の望みに懸ける。それでいて、上が負けたと決めてしまえば、さっと変わり身が早く転向する。こうした思想性の欠如と節操の無さは、太平洋戦争の頃からちっとも変化していない日本の特徴だ。 文/池田清彦 写真/shutterstock ---------- 池田清彦(いけだ きよひこ) 1947年、東京生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授を経て、現在、早稲田大学国際教養学部教授、山梨大学名誉教授。専門の生物学分野のみならず、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する60冊以上の著書を持ち、フジテレビ系「ホンマでっか! ?TV」にも出演する等、テレビ、新聞、雑誌等でも活躍している。 最新著書は『自己家畜化する日本人』
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名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:23)
当時は、核兵器は戦争を終わらせるための最新兵器。その使用に国際的な制限もなかった。もし降伏していなかったら、日本は全ての主要都市が人ごと消滅し、北からはソ連が侵攻し南北分断統治されていた。それに支援をしてくれる他国もなかった。自国の生産力も尽きた中で徹底抗戦などできるわけもない。
いいなりというが、米国の軍事力を頼りに東西冷戦の中で安定と民主資本主義を享受し、類い稀な経済成長を成し遂げたのは事実。米国に抗い内戦が起きていれば、ソ連の介入によって東西冷戦の最前線となり、日本人同士が殺し合う最悪の状態にもなっていただろう。なんだかんだ言って、戦後の人達は最善の選択をしたと言えるだろう。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:24)
とある歴史学者が、第二次世界大戦時の日本は、帝国陸軍と帝国海軍の覇権争いの合間で、アメリカと戦争していたと言われるくらい、大本営はひどい状況で、硫黄島や沖縄でも、死守せよの指令のみ。そして、戦勝国のアメリカが押しつけてきた資本主義で、世界第2位まで登り詰めたのだからある意味成功と言える。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:24)
いくつかの幸運が重なったから、不当な扱いが少なかったんだろう。
終戦直前に完成した原爆は不幸にも落ちたが、代わりにルーズベルトが最終決戦で描いたソ連参戦は必要無くなった。
原爆が完成しなければ、ヤルタ会談の密約でソ連に艦船をアメリカが供与 少なくとも北海道はソ連になっただろう。
しかし、ソ連がアメリカの援助で解放した東欧での共産主義的振る舞いが目に余ったのでアメリカは単独占領を決断。
日本攻略のために日本攻略研究につぎ込んだ学者や大学院生のインテリ層の出した結論は異質だが勤勉で識字率も高い上にアジアでは珍しい植民地化されていない独立国、対ソ戦略に組み込むべしだった。
実際に対共産主義の戦いの朝鮮戦争、ベトナム戦争で補給基地として機能し、特需で潤い復興した。
誰かが決めたり、選んだりはできなかった筋書きだと思う。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:25)
ベトナムにはソ連をはじめとした当時の共産圏フルキャストでの支援があったし、イラクは徹底抗戦なんぞしとらんがな。ご自分の主張を正当化するために歴史的事実をちょこっとづつ改変するのはよろしくないかと。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:25)
終戦に至った経緯、開戦迄の歴史など色々な事が有り、結果がそうなっただけで、一言「家畜化」で片付けられる事では無い。生きる為、国家を維持するための方法で有っただけで、心の中には熱い物を持っていると思う。敗戦後も企業戦士として死ぬほど働き、現在の繁栄をもたらした大きな結果が有る。戦う方法を変えただけで、ベトナム、アフガニスタン、イラクと比較出来るモノでは無いと思う。
名無し (木曜日, 05 10月 2023)
ネットに出てくる色んな記事で驚かされますが、これほど歴史の理解度ゼロの文に出会ったのは初めてです。歴史背景の違う、太平洋戦争突入時の日本と植民地主義が許されなくなった時代を背景としたベトナムを比較するという、初歩的な誤りはひどい。この誤りを見逃すにしても、仮に日本が徹底抗戦して本土決戦に突入していたら、ベトナム戦争時のベトナムと異なり、ほぼ孤立無援であった日本にもたらされたであろう惨状は筆舌に尽くし難いものであったでしょう。日本の戦争突入への決断は、確かにおかしいと私も考えますが、あの時点でのポツダム宣言受託の決断は大英断でしょう。なぜ、この決断が「節操のなさ」と言えるのか、この分を書かれた方は本当に学者なのでしょうか?
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:28)
誰の手も借りず、全力で戦い、ボロボロになるまでやって負けた。
戦争終了後、思惑はどうあれ負けた相手に、手を差し伸べてくれたアメリカをいつまでも恨むことなく受け入れた日本をどう評価しようが、個人の自由だ。
だが現時点で、当時の選択は正しかった。戦争のない、比較的自由な国を実現し、経済的発展も遂げた。
日本人としては戦争で死んだ人も、一生懸命復興してくれた人も感謝している。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:28)
日本がそれだけ国民の精神性が成熟していたのかもしれない。
国家間の大戦争に国民自らが参加していたし、生活がどんどん苦しくなることにより、国が負けることも実感した。
戦争目的も生存競争ではなく、国家の利益の奪い合いである政治目的であることも感知していたのだと思う。
負けたのにも関わらず、マッカーサーは国体維持させたり、政治体制も帝国憲法が機能した状態で変革させた。
餓死者は出したもののそれなりの食糧支援もして、朝鮮戦争の特需で国力が戻っていくまで支援している。
それだと、敬意や感謝を持つのは当たり前だろう。。。
それで命が繋がれているのだから、日本人の生存戦略として間違いはないと思う。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:29)
昭和20年の沖縄戦、原爆投下、ソ連参戦と続き、あのタイミングで終戦になったのはギリギリで結果的に良かったと思う。決断を先送りし、徹底抗戦を選択し10月、11月となれば九州にも米軍が上陸し、原爆もさらに投下されて犠牲者は膨大になったはずだ。始めることよりも終わらせることの難しさ。
ベトナムやイラクとは比較にならないと思う。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:29)
バブル期とかプラザ合意とか無視してどうする
日本人はそもそも欧米の植民地政策やジェノサイドに対抗するために戦ったのであって、敗戦後は、武器ではなくビジネスで平和的に発展する道を選んだだけ
賢明な選択だと思うよ
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:30)
ベトナムはさておきイラクと異なり、日本にはイスラム教のような宗教、というか宗教を重視する信仰心がなかったことは大きいと思う。死後に極楽に行けるという戦国時代の一向一揆のような宗教観があれば、死ぬまで抵抗する、という人は多かったかもしれない。
日本人が宗教をそれほど重視しないから、現実的な価値観で敗戦を受け入れた、というのが理由の一つだと思う。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:30)
まず、敵国に対する徹底抗戦の貫徹において、近代国家の総力戦であった太平洋戦争と、非正規戦が多発したベトナム戦争を同列に語るのは陳腐であり、イラク戦争は論外でしょう。
近代化や敗戦時にも見られた日本人の節操の無さは、時の権力に従順な国民性で全て語れますね。ある意味において、権力がもたらす艱難辛苦は、常に身近にあった自然災害と同じで、逆らっても致し方がないモノと捉えるのかもしれません。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:31)
日本とベトナムの違いに驚いてるみたいだけど、そりゃ違ってて当然でしょ。
ベトナムはアメリカから明確に侵略を受けたから徹底抗戦したわけで、当然自分の故郷を守るために必死に戦った。
太平洋戦争における日本は別にアメリカから(間接的にはあったにしても)直接侵略を受けたわけではなく、むしろ最初に日本の方から戦争を仕掛けてる。
軍部は開戦ののろしが上手くいったことで積極的に攻めていけというモチベーションにはなっただろうけど、国民はそんな見ず知らずの場所で行われた戦闘の結果程度でそんな気概が上がるわけがなく、もちろん命がけで戦おうなんて気持ちにもなれるわけがない。
そういう根本的な違いがあるのにベトナムと日本を同一で語ろうとするのはどうなのと。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:31)
だからなんだ?と言いたい。
私も親米だし、アメリカ人の友人もいる。
かと言って原爆投下、人口密集地への戦略爆撃、沖縄戦の悲劇の歴史を忘れたわけではない。
我々日本人は過去にすがり恨み続けるのではなく、未来を切り拓くことを選択したのだ。
父方の祖父はスマトラ島で多勢のオランダ兵相手に勝利した。国のために必死で戦い多くの敵兵を葬り帰国した祖父は我が家の誇りだ。
戦争はそれこそお互い様なのだ。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:32)
歴史に、たらればはない。年取ったらわかりそうなもんだがな、結果を知っている人間がいくら何を言うとしてもその時代の人が最善を尽くして戦ったわけだ、今思えば日本が勝つターニングポイントがとか、インパール作戦なんて無茶だろとか、いろいろあるが、現在の結果がすべてだ。過去よりも未来を
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:33)
一度も民主制というものを経験したことが無かった国と違って、日本の戦前は昭和初期までは民主主義の下地があったのです。
共産主義や宗教のようなそれに代わるイデオロギーも民衆に浸透していなかった。
日本だけでなく、ドイツやイタリアも降伏後にゲリラ活動をしているわけではありません。
日本だけが特殊であるかのような言い方は先導的なのではないでしょうか・
経緯はともあれ、先に殴ったのは日本で(殴らせたかどうかはさておき)、結果的にぼこぼこにされたわけですが、ソ連はダウン寸前の日本に殴りかかり、今のウクライナでのロシアを見ればわかりますがひどいことをされています。
仮に占領されたのがソ連であったならば今のような生活は送れていなかったでしょう。
現在の日本に野心を持って核を向けているのはアメリカではなく、アメリカと共同で対処しなければならない今、こういった左翼的扇動記事は独裁国家が喜ぶだけでしょう。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:33)
米英に恨みを持つ人々と旧日本軍に恨みを持つ人々がいました(います)。亡き父は、学生時代に徴兵されました。国内の陸軍基地にいましたので命は助かりましたが、上官によく殴られたこと、強制的に戦争債権?を天引きされたそうで戦後無一文でした。父は旧日本軍を恨んでいました。戦後は米国の民主主義が導入され自由になり仕事にも就けて土地も家も買えるようになり良い人生を送りました。一方で未だに米軍を恨んでいる人もいます。ですから、一概に節操がないとも言えないと思います。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:34)
日本がアメリカの植民地になってしまったのは戦後に奇跡的な発展をしてしまったことが最大の要因だろう。
もし、東欧のようになっていたら、アメリカへの抵抗運動は水面下で続き、ベトナム戦争でアメリカが疲弊したときに蜂起して完全な独立を回復し、戦前の指導者を英雄と称えていたかもしれない。
戦前よりも国が良くなってしまったがゆえに、先の戦争は間違った戦争で、戦争指導者は国賊となり、日米同盟は日本の基盤となった。
アフガンやベトナムがうまくいかなかったのは、アメリカ占領下の社会が従来よりも良くならなかったに尽きる。なぜ、日本ではうまくいき、ベトナム、アフガンではうまくいかなかったのかは不明だが。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:35)
確かに特殊性は高いのだろう。
そもそも日清日露戦争で満州権益確保に躍起だったが、米国が俺にも分けろを断った辺りから、日英同盟破棄など警戒感を持たれ、ドイツや中国外交のシタタカさに翻弄され、上海事変で近衛首相の後戻り出来ない外交で、日中戦争から太平洋戦争へと突き進んだ。
結局、軍部主導の日本は目先の敵である中国しか見えておらず、内閣の長である首相も又、国内事情を優先した。世界を俯瞰しどう動けば孤立せず、国益を守れるかの発想もない。
米国を見方に付け、ドイツから軍事顧問や武器弾薬、装備も貰う蒋介石の方が囲碁をやる様に、全体を俯瞰し世界をよく見ていた。
結果的に孤立し、ドイツ、ロシアに騙され、方針転換も出来ず多くの国民が殺戮され、敗北した。
恨むも何も、貧乏過ぎて従わざるを得ず、戦前を一切否定され、文献も焚書され、それでいて日本人の本質は変わらない。節操という次元ではない。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:35)
日本人は自分がない、自分で考える力に乏しいものが多い。教育の仕方が原因だ。欧米は自分の考えを述べさせる教育をするが日本は単なる受け身教育で個が育たない。絶えず周りを見て生活している。誰かが何かがいいと言えばすぐに飛びつく。自分で考えない。日本に来る欧米の者は自分でネットで調べて日本人も知らないところを探してくる。日本人は海外旅行にしてもみんなが行くところに行く。それもツアーで、自分のなさがないからだ。日本人で確固たる信念をもっているものは少ない。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:36)
アメリカの占領政策が穏やかだったこと、それにつきる。勿論アメリカの思惑もあったわけだが、いろんな要素タイミングが重なってそうなった。終戦のタイミングも、今考えればベストだったのかも知れない。それよりも早ければ内乱、遅ければ米ソの分割占領。また、戦前の共産主義者ができなかったことをアメリカがしてくれたのが、彼らにとっては皮肉とも言える。歴史上、最も成功した社会主義国家日本がいまの状況。これも国民性によるものでしょうね。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:37)
変な理論を述べる人だと思って調べてみたら、全然近現代史の専門家ではなく昆虫がご専門とのこと。幕末、明治から日露戦争を経て昭和に至り対米開戦となった経緯を海外列強の動きと合わせて理解したうえで、軍の変遷や当時の国民感情を含めて俯瞰しないとこういう不思議な日本人観ができてしまうので要注意です。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:37)
ポツダム宣言後も各地で戦争やめない部隊はたくさんいたよ。各地に遣いをだしてようやく治った感じ。マッカーサーの日本人の天皇に対する認識に相違はあったかもしれないけど、判断そのものは間違ってなかった気がする。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:38)
プライドで飯は食えない。 フランスや中国だって自分の力で枢軸国に勝った訳じゃないけど戦勝国面している節操の無い国。
でも、勝てばよ良い。 また、人が無駄に死ななければ良い。 そして衣食住が満たされれば御の字でしょう。
例えば、爆弾が降り注ぐウクライナと、ヨーロッパ最後の独裁者と言われるが戦争に巻き込まれないルカシェンコが居るベラルーシのどちらに住みたい?
自分だったらベラルーシで自分なりの幸せを探す方が良い。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:38)
昭和天皇を処刑しなかったのは、国民の憎悪感情を恐れたからではなく、立ち直れなくなることを恐れたからです。
アメリカ政府や国際世論は処刑を望んでましたが、マッカーサーが反対していました。
マッカーサーは面会した昭和天皇が命乞いをすると思いきや、全責任を負うので国民を守って欲しいと述べ、生かすべきだと思ったそうです。
マッカーサーの手記にそう書いてます。
また、戦争継続を望んでいたのは軍部の一部ですが、それを煽っていたのはマスコミ。
占領されると、マッカーサーを英雄に祀り上げたのもマスコミ。
思想性の欠如と節操のなさを国民のせいにするのはいかがなものかと思います。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:39)
徹底抗戦しなかった・・・とは思いません。まして『節操のなさ』などとは思いません。戦後、日本が分割統治を免れたのはアメリカのおかげともいえるし、最後まで戦った連合国に比べて、日本が停戦交渉でソビエトを信頼・依存したのに、裏で日本が負ける事が確実になってから参戦。しかも、日本人の引揚者への略奪、虐殺、レイプや暴行などから、それと共に何万人もの日本兵をシベリアへ抑留。そこで亡くなった人の恨みは計り知れません。戦争で戦ったアメリカと、負けるとわかって参戦、暴虐の限りを尽くしたソビエト。未だに、ご存命の人からは、アメリカは、真正面から戦った。しかしソビエトは違う。ソビエトだけは許せない!との話を聞きました。この文章の作者は、年齢も行っているようですがあまりに短絡的ではないでしょうか?
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:40)
太平洋洋戦争をナムやイラクと一緒くたにしてるのがおかしいわ
時代も環境も違いすぎる
北爆も当初は制限ばかりだし
中ソから最新兵器を供与されている相手に、縛りプレーしかできない時点で
最初から勝ち筋なんかないでしょ、結局はナムの粘り勝ち
イラクなんか一瞬で政権が崩壊して、各地で武装集団や元軍人が暴れたり
周辺国から反米で集まったジハーディストや、イラン等の支援もあったしね
そも戦後の治安維持戦であって、戦争そのものは早期終結してるだろ
ガチの総力戦で無制限潜水艦戦やったり
都市部への無差別爆撃で銃後そのものを破壊したり
野蛮で仮借ない絶滅戦争に疲弊しきってた日本とは比べられんよ
そも徹底抗戦したドイツはどうなったよ?
分断国家の憂き目にあって長年苦しんだのに
崩壊する瀬戸際で、ご聖断によって救われた事を感謝すべきだし
アメリカと戦うより利用した方が合理的だろ
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:41)
最後の方に書かれていることは今でも健在で、成長や進歩が無いことの証明として五輪や万博やジャニーズ問題のみならず大手企業の人事の状況が挙げられると思う。
どんなに惨敗し損失が増大することが分かっていても、
”お偉いさん”の顔色を見ながら決められた事には反論できず、
変化に対応できない。
構成員は自分の利益誘導と逃避先または正当な言い訳を考えながら加担し続け、下層の情報を持たない者を実行役として利用する。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:43)
人種差別が酷い時代でしたし、同じ人間だと思ってたなら原爆なんて到底落とせませんし、それ以前に日本各地が焼け野原にされてましたから、人々は恨む暇もなく、日々の生活に追われていたんだと思います。
経済的に追い込まれたからといって、結局のところ日本が開戦してしまいましたし、戦中は日本も様々な残虐非道な行いをしていましたから、アメリカを一方的に責められる立場ではありませんでした。
そして地政学的に重要な場所に位置していた日本は、アメリカにとって絶対に奪われたくない国でしたし、互いの思惑が合致したからこそ、日本は目覚ましい復活を遂げられたんだと思います。
現在の日本があるのは、先人が身を粉にして作り上げてくれたからで、世界の潮流を読んで柔軟に対応してくれたお陰だと思いますし、確かに問題は山積していますが、よく頑張ってくれたなと思うばかりです。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:44)
温暖化が問題だと言いながら自国・自己の都合や利益を優先して協調できず何ら有効な手立てを打てない世界見ていれば人類の愚かさ・本質がよくわかる。結局、人間は行きつくところまでいかないと変化できないんだよ。不幸ではあったが日本人は2次大戦で滅亡寸前まで追い込まれやっと変わることができたんだと思う。本気で平和を希求し新しい日本を再生するためにエコノミックアニマルと揶揄されても皆が頑張って先進国の仲間入りができた。その恩恵を我々は今受けてる。自己家畜化なんて蔑むような言い方は日本人の歩みに対して全く失礼極まりない言い方だ。説くなら経験・反省をもとに国を立て直した日本人は欧米人に引けを取らない知的な民族だというべきだ。それにアメリカは原爆を使ったかもしれないが1国で占領してくれたからまがりなりにも民主的な国になったのではないか?終戦後ソ連や中国に分割統治されてたら今日本なんて国はないんだから。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:44)
ベトナム、イラクのように徹底抗戦することなくアメリカに敗戦
⇒あれで徹底抗戦していないと言われると違うのじゃないかと首をかしげざるをえない。武器も食料もないのによくやったと思っています。戦った彼らのおかげで今があります。
その後恨むどころか言いなりになっている
⇒一部の左翼はそうかもしれませんが、私は「お願い、敵をとって」と言いながら亡くなった人たちのことを決して忘れません。他の大多数の国民もかくあると信じています。
ただし、アメリカに復讐しようなどとは思いません。当時の世界戦略や猿と同等の扱いが普通であった日本に対する当然の帰結であったと思います。逆に日本が原爆を開発していたら起死回生策としてバンバン原爆を落としていたでしょうからね。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:45)
欧米にあって日本にないものは国民意識、ではどうやって植え付けるか
キリスト教は神の前には全て平等です、そこから民主主義、強い国民国家ができます。朝鮮も中国も儒教社会、君子と小人とは差があります。
日本は神様の代わりに天皇として、国民は全て平等、誰でも総理や将軍になれるようにしました。
だからこそ、原敬、陸軍大臣など東北地方の方が出世した、他国では考えられない事なんです。平等の概念が浸透した結果です
明治天皇を自ら教え諭したのは西郷隆盛でした、一番熱心だった方です。
意図した国民兵に負けたのは、薩摩への心中の境地だったのでしょう。
アメリカがやって来て、同じように平等、女性解放、財閥解体、土地解放としたから、明治のように歓迎しただけですよ。
何も不思議でもなんでもない、平等を進めてくれた存在を尊重してるだけです
明治から何も変わっておりません。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:47)
ホンマでっかは良く見ているし池田氏も出ているが、この方は政治や社会に対してシニカルな視線で見ている事が番組中の発言から伺える。
生命を冷静にしかし興味深く見続けてきた学者と理解している。
その観察眼は社会への視線にも反映されているように思える。
ウクライナやベトナムと日本は立場が全く異なる。米英中の罠にはまったとはいえ、先に戦端を開いたのは日本。しかも結果的にとはいえ宣戦布告前の奇襲攻撃をしたのも日本。これが、先にB29に東京を空襲されていたら話は違ってきただろう。それと、大戦前日本は外国から支配された経験がない。
他民族からの過酷な搾取と苛烈な抑圧を経験していたなら国民の意識も違っていただろう。だからこそ、政府や軍部は鬼畜米英といったキャッチフレーズで国民を奮い立たせる必要があった。また、柔軟で変わり身が速いからこそ奇跡の復興を成し遂げた。ゲリラ戦で抵抗していたら今日はなかっただろう。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:47)
この人は何を言いたいんだろ?アメリカを恨めってことなのかな。
日本は国土が焦土化され、特攻隊という最後の最後の最後の切り札を出しても敵わなかったからすんなりとほとんどの兵隊も国民も降伏を認めたんだよ。それに仲介役としてあてにしていたソ連も参戦してきたから陸軍も認めざるを得なかったし。
あれだけ木っ端微塵にやられてアメリカに歯向かう気力なんて戦後の日本人になかったよ。何よりもアメリカの占領政策はソ連や中華、その他の国と違って目に見えた迫害や粛清もなかったから、逆に多くの国民は驚いたんじゃないかな。
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:49)
この記事は「自己家畜化」のために少々乱暴に話を進めている
戦前の日本人は結構親米的で憧れさえもっていた。
アメリカにとって日本は高度な技術と文明を瞬く間に習得し、降伏するところで自殺のような突撃をしてくる理解不能な国でもあった。
資源と工業生産力の差は知識人、軍司令部や東條でさえ知っていた。彼らは現実ではなく自分たちの都合しか見えない人々だった。ロジスティックスも無視。戦時中軍部が政治家を脅し、テロで屈服させていたのも大きい。
後ろ盾なく資源の乏しい、ジャングルでなく平地に暮らす日本ではゲリラ戦をできる地域は限られる。そもそも和平をしようとしていた。
敗戦後すぐマッカーサーらは日本人の意識改革に着手して「潔さ」を尊ぶ日本人に罪悪感を植え付けた。アメリカと上手くやるべきと考えた人々が首脳になったのだから今の姿は当然。
マスコミの手のひら返しは全く同じ。今回のJ事務所関連でもわかる
名無し (木曜日, 05 10月 2023 14:49)
大本営の計画では民間人の主要兵器は竹槍 鍬 鋤での水際作戦 傷病者は放置 撤退は不可 弾薬は乏しく民間人を盾に後方から掩蔽壕からの野砲等での攻撃予定ですが いずれも上陸前の艦砲射撃 艦載機攻撃併せて戦略爆撃機での絨毯爆撃でほぼ無力化され塗り絵侵攻されるだけ また米国は最低で10発の原爆を投下予定
対ソ戦では満州軍の民間人放棄撤退で民間人は略奪暴行強制労働区への連れ去りの横行 樺太千島列島からの北海道上陸 運が良ければ北海道で止まりますが共産圏と化したでしょう
国民数千万の犠牲と民族絶望の淵まで追込んで追い込んで経戦する必要が有ったでしょうか?
ベトナムは補給が途絶える事なく送られて来て勝利することが出来ました
イラクの目標は軍事施設中心で国民の死傷者は戦闘規模に対してかなり少なめです
日本はあの時点で終戦を迎えて本当に良かったと思います 外国工作員に騙された反米活動なんか可愛いもんですよ