
クライドの問題…
それは、クライドがまったく目の見えない盲目の犬だったことです。
目の見えないクライドは、 動きたいときにはボニーのお尻に自分の顔をくっつけます。
すろと、ボニーが誘導を始め、 クライドはその後ろをピッタリとついていくのです。
ボニーは時々立ち止まってクライドの様子を確認しながら、 食事や水のある場所など、クライドが必要としているところに、 ちゃんと誘導することができるといいます。
そしてクライドは、 ボニーがいないとまったく動こうとはしません。
私たち人間のために働く盲導犬はいますが、 犬がほかの犬のガイド役になるのは、極めて珍しいことです。
そして、最初に保護されてから3週間後、 2匹に幸運が訪れます。
メディアが彼らのことを取り上げてくれたのです。
2匹の不幸な境遇、そしてボニーの献身的な行動は、 多くの人たちの心に響きました。
日を追うごとに引き取りの依頼は増え、 最終的には500件を超える応募があったといいます。
2009年の冬、2匹のコリーは田舎町の農園で、 暖かなクリスマスを過ごすことができました。

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