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3歳、布団に巻かれ死亡 傷害致死容疑で27歳女逮捕 「泣き叫ぶのを防ぐため」容疑認める 我孫子

長男(3)を布団に巻いて死亡させたとして

千葉県警は28日、傷害致死の疑いで我孫子市若松、母親の自称動画編集業、永沼楓月容疑者(27)を逮捕した。容疑者は長男を寝転がせた状態で、大人用の敷布団と掛け布団で筒状に巻いていたとみられ「泣き叫ぶのを防ぐため、言うことを聞かない時はしつけのつもりで布団で巻き付けていた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は昨年2月4日午後11時10分ごろ、当時住んでいた同市南新木4のアパート一室で、清水奏良ちゃんを布団で巻く暴行を加えて死亡させた疑い。死因は吐しゃ物を吸引したことによる窒息死の可能性がある。遺体に目立った外傷はなかった。

 県警捜査1課などによると、容疑者は奏良ちゃんの声が聞こえなくなったため、確認したところ呼吸していなかったという。同日午後11時25分ごろに「3歳の息子を静かにさせるために、布団でぐるぐる巻きにしたら呼吸をしていない」と容疑者が119番通報した。約10分後に到着した救急隊が奏良ちゃんを柏市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。

 容疑者は事件当時、奏良ちゃんと夫の3人暮らしで、夫は事件時外出していた。事件後、夫と離婚した。

 容疑者は、奏良ちゃんが死亡する数カ月ほど前から同様の行為をしていたとみられ「夜泣きが耳をふさぎたくなるほどだった。近所のことも気にした」などと説明している。

 現場はJR新木駅から西に約600メートルの住宅街。

 アパート近くに住む女性は、昨年冬ごろ「『泣き声がひどいから一緒に様子を見に行ってほしい』と頼まれ、近所の人と一度だけ(容疑者の部屋を)訪ねたことがある。その時は扉越しに泣き声が聞こえた」と説明した。奏良ちゃんが救急搬送された日は「夜中に警察が集まっているのを見かけた」と話した。

 同じアパートに住む男性は「お母さんの大きな声が聞こえていたが詳しいことは知らない。うちにも警察が訪ねてきた」と話した。