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メキシコUFO公聴会の「異星人の遺体」は本物!? CT検査の衝撃結果と不穏な動き 文=webムー編集部

メキシコのUFO公聴会で披露された「異星人の遺体」騒動がさらなる広がりを見せている! 疑惑の声に応えるため、早くも実施されたCTスキャンの結果は……!

広がるUFO公聴会の余波

 メキシコで9月12日(現地時間)に開かれた同国初となるUFO公聴会をめぐる騒動が急速に広がっている。やはり連邦議会という公式の場で“異星人の遺体”が公開された衝撃は極めて大きく、各国のメディアで連日センセーショナルな報道が続いている状況だ。そのような中、新たな動きが見られた。公聴会の開催を主導したジャーナリストのハイメ・マウサン氏が、“異星人の遺体“が作り物ではないことを証明するためX線検査とCTスキャンを行い、その結果を公開したのだ。

 世界が注目する検査は18日、マウサン氏から依頼を受けたメキシコのヌール・クリニックに所属する専門家陣によって行われた。検査チームを率いたのは、メキシコ海軍の保健科学研究所長も務める重鎮、ホセ・ザルセ・ベニテス博士だ。

 身長60cmと小型だが、人間とよく似た目・鼻・口と四肢、しかし手足の指は3本、そして前後に伸びた頭部など、人間とは大きく異なる特徴も具える異星人の遺体。それぞれ「クララ」「マウリシオ」と名付けられた2体を徹底的に分析した結果、専門家陣がたどり着いたのは驚くべき答えだった。

 

公開された“異星人の遺体”とそのスキャン画像  

最新の検査結果に衝撃再び!

 まず、どちらの遺体にも人為的な改変や(複数の生物の遺体を)組み合わせたような痕跡はないことが確認されたという。首や頭蓋骨の形、軽くて強い骨、歯の欠如など、鳥によく見られる特徴も確認されたが、明らかに可動性の低い奇妙な関節もあった。

 過去の検査でクララの腹部には卵のような未知の物体が3つ存在することが判明しているが、今回もその正体を解き明かすことはできなかった。また、専門家陣がもっとも困惑しているのは、まるでクララの身体を保護するかのように、その胸部にオスミウムとカドミウム製のインプラントが埋め込まれていた点だ。こちらも目的は一切不明だが、いずれにしても身体の各部を結合するためのパーツではないという

 

公開された“異星人”の遺体とそのX線画像

 これらの検査結果から、ベニテス博士は「遺体が地球外生命体である決定的な証拠はないものの、既存の種とはまったく関係がない」、つまり人類にとって未知なる生命体の遺体であると結論。これを受けてマウサン氏も、各国から届き始めた批判の声を一蹴するかのように「これは単一の骨格、かつ完全に有機的な存在なのです」と宣言している。

“異星人の遺体”のX線画像 「DAILY STAR」より引用

ペルーで不穏な動きも

 ところが現在、“異星人の遺体”をめぐっては真偽問題に加え、マウサン氏がどうやってこれをメキシコに持ち帰れたのかという入手経路問題も浮上している。6年前にペルーの珪藻土鉱山から出土し、当時も世界中のメディアが大々的に報じた“異星人の遺体“だが、その後は行方不明となり、いつの間にかマウサン氏によってメキシコ国内に運ばれていた。今回の“再登場”を受け、マウサン氏によって盗まれたと判断したペルー当局はすでに捜査に着手するとともに、彼を指名手配した。

 一方、マウサン氏は「違法行為は何もしていない」と疑惑を全面否定しながら、入手経路については「時が来ればすべて明かす」と詳細を明かそうとしない。

ハイメ・マウサン氏 画像は「DAILY STAR」より引用

 ちなみに、ペルーのレスリー・ウルテアガ文化相は、“異星人の遺体”の正体について断定は避けながらも「ヒスパニック以前(古代アンデス文明)のミイラだろう」と考えているようだ。いずれにしても、今後マウサン氏がペルーに入国することは実質的に不可能となり、出土場所の再調査をはじめ“異星人の遺体”の真実に迫るのは難しくなった可能性もある。思わぬ形で広がりを見せている“異星人の遺体“騒動。今後、まだまだ私たちの想像を上回る展開が待ち受けているかもしれない。

【参考】
https://www.telegraph.co.uk/world-news/2023/09/19/mexico-aliens-x-ray-corpses-congress-jaime-maussan-ufo/


webムー編集部

「宇宙人のミイラ」の正体はUMAチュパカブラか!? 貧弱な顎は吸血のため? 2023.09.21 11:10 文=飯山俊樹(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像は「Getty Images」より

 9月13日、メキシコ議会はアメリカに続きUFOに関する公聴会を開催した。この公聴会はジャーナリストでありUFO研究家のハイメ・マウサン氏が先導したもので、近年複数の国で問題視されているUAPに関する情報が語られる場であったが、証拠として2017年にペルーで発見された宇宙人のミイラが登場して注目を集める結果となった。

 問題の宇宙人は有名な映画『ET』に出てくるエイリアンを痩せぎすにしたようなプロポーションをしており、奇妙な構造の肋骨や貧弱な顎など、人類と違う点が複数あった。また、マウサン氏は宇宙人の遺体抽出されたDNAのほぼ3分の1は「未知」のものであり、標本は「我々の地球で進化した生物の一部ではない」と宣誓証言している。

 メキシコで行われたUFO公聴会は、UFO研究家の間でも話題になった。UFOに関する問題を低俗化するものであるという非難の声が上がる一方で、大きな前進であると称賛する声もある。例えば元アメリカ空軍戦闘機パイロットでありUFO研究家でもあるクリス・レト氏は、このミイラによって中南米で目撃されている吸血UMA(※1)のチュパカブラや(※2)、謎の家畜死亡事件であるキャトルミューティレーション現象(※3)を説明できると主張している。

 UMAチュパカブラの事例は最初、プエルトリコで発生した。プエルトリコ国内で多数の牛が血を抜かれて殺害される事例が報告され、当初は「エル・ヴァンピロ・デ・モカ(モカの吸血鬼)」の仕業とされた。その後、ヤギ等の被害が増加したことによって、謎の吸血生物は「エル・チュパカブラ(ヤギの血を吸うもの)」と呼ばれるようになって現在に至る。そんなチュパカブラの想像図は目が大きく、どことなくグレイ型宇宙人を思わせるものが有名だ。また、家畜が “外科的”に屠殺され、血を抜かれるという「キャトルミューティレーション現象」はよく宇宙人による家畜を用いた実験の結果だとされているが、この現象の報告自体は1600年代まで遡る。

 いずれも宇宙人の関与が疑われるこの2例に関して、レト氏はメキシコ議会の公聴会で登場した宇宙人のミイラで証明ができると述べている。

 レト氏によれば、ミイラ化した宇宙人を見ても小さくて弱い顎をしている事が見て取れるという。このような顎では固形物を噛むことができなかっただろうと示唆し、「だから牛などの家畜は血を抜かれたのだろうか?」と語った。

 繰り返すが、世界中で起こっているキャトルミューティレーション現象ではこれまでにも宇宙人の関与を示す確たる証拠は出てきていない。しかしレト氏は自身のYouTubeチャンネルにて「彼らはすでにDNA鑑定をしましたが、これは地球のものではありません。これは我々が待ち望んでいた動かぬ証拠です」と嬉しそうに語っていた。

 彼がこの宇宙人のミイラを本物だと断言する点の一つが宇宙人の死体に親指がないという点だ。親指の存在は、人類が他の多くの生命体より優れている主な理由のひとつと言われている解剖学的特徴だ。そんな重要な特徴が欠けているということは、我々とは全く違う進化の過程を辿ったものである事は間違いないというのだ。だとすると、この宇宙人のミイラがチュパカブラの目撃証言が多い地域である南米で見つかったのも何らかの関係があるのかもしれない。

(※1) UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。

(※2)鋭い牙と爪を持つ謎の吸血生物チュパカブラは、1995年にプエルトリコの農場で初めて目撃されて以来、その噂は瞬く間に各国へと飛び火。わずか20年の間に、アメリカ大陸を代表するUMA(未確認生物)としての地位を確固たるものとした。チュパカブラはスペイン語で、「ヤギ(カブラ)を吸う(チュパ)者」という意味になる。これはヤギや牛などの家畜の血が抜き取られていたことに由来する。スペイン語圏ではChupacabras(チュパカブラス)と呼ばれるのが一般的。

 これまでチュパカブラの出没報告は枚挙に暇がなく、正体についても宇宙人説や皮膚病のコヨーテ説など諸説入り乱れているが、チュパカブラは自然に生まれた生き物ではなく、人間によって人工的につくられたものではないかという驚愕の説もある。

 1995年、プエルトリコは巨大ハリケーンに襲われ、大きな被害が出たが、その中にはアメリカ軍の研究施設もあったという。ジャングル内に建てられた軍事施設で秘かに行われていた実験が「新たな生物の開発」だと推測されているのだ。敵兵を襲うことに長じた動物を開発し、自国兵を死傷させることなく戦争に勝利することが目的だったとされる。巨大ハリケーンで研究施設が破壊されたことで、この「動物兵器」が檻から逃げ出した。やがて町で家畜を襲うようになった……それがチュパカブラの正体ではないかというわけだ。

 そしてチュパカブラの被害はプエルトリコから遠く離れたロシアでも報告されており、彼らが海を渡った可能性も浮上している。2020年にロシア西部の村で不可解な家畜の殺害が報告された。未知の捕食者は鍵をかけられた頑丈な囲いに入り、15匹のウサギのうち13匹を殺し、辺りを血の海にしたという。報告書によると、2015年にこの地域では同様の家畜殺害事件が起こっており、この時にチュパカブラの名前が挙がっていたそうだ。

(※3)キャトルミューティレーションは、家畜(とりわけ牛)が突然死し、性器や目などが切り取られ、血液も抜かれた状態で発見される異常現象。事件前後に未確認飛行物体(UFO)が目撃されることも多く、宇宙人の仕業ではないかともいわれている。

 

参考:「Daily Star

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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