· 

「矢沢はサラ金で借金してでもソープに行くよね」58歳男性が矢沢永吉(73)のおかげで「すべてを正当化できる」ようになったワケ

「夜中にケーキを食べたいってのはピュアな心の叫びでしょ。矢沢だったらそのケーキ、躊躇なく食うね」

 判断に迷ったとき、レジェンド歌手・矢沢永吉(73)の力を借りて、自分を鼓舞する58歳男性の人生訓とは? 「裏モノJAPAN」編集部が都内の立ち飲み屋、大衆酒場に足を運び、そこで旨そうに酒を飲んでるおっさん客113人に、長い人生で知り得た教訓を尋ねて回った奇書『 「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 前編 を読む)

【58歳・男の知恵】

永ちゃんの台詞を頭の中で妄想すればなんでも正当化できる

「矢沢だったらそのケーキ、躊躇なく食うね」

 永ちゃん、知ってるよね? 矢沢永吉のことね。俺さ、永ちゃんのファンになってずいぶん長いんだけど、あの人のファンになって良かったなって思えることのひとつに、なんでも正当化できるテクニックを身につけたってのがあるわけ。

 たとえば夜中にケーキを食いたくなるときがあるじゃん。食えば確実に太るのはわかってるんだけど、どうしても食べたいと。そういうときは頭の中で永ちゃんの顔を思い浮かべて背中を押してもらうの。

「夜中にケーキを食べたいってのはピュアな心の叫びでしょ。矢沢だったらそのケーキ、躊躇なく食うね」とかって。

 もちろん、永ちゃんはそんなこと言わないよ。あくまで俺の妄想だからね。でも頭の中の永ちゃんにあの口調で励まされると、ケーキを食っていいんだなって本当に安心できるの。

 それだけ永ちゃんのことばにパワーがあるってことだよ。だから給料日前にソープに行きたいなってときも、あの人の力を借りれば余裕だよ。

「ソープ、大好きだね。小遣いがない? それがどうした。矢沢はサラ金で借金してでもソープに行くよね。よろしく」って妄想すれば、もう吉原に直行だし。

 とにかくこんな調子で後ろめたいことをなんでも正当化できちゃうから、毎日が楽しくて仕方がないんだよね。永ちゃん、本当にありがとう!

(「裏モノJAPAN」編集部/Webオリジナル(外部転載))