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ビル地下の賭博店「オズ」経営者ら6人逮捕 千葉市栄町、パチスロ機など70台設置し 常習賭博疑い 2023年8月29日

千葉市中央区栄町のゲーム機賭博店「オズ」から押収したパチスロ機など(千葉県警提供)

一晩で数十万円も…警察学校の寮で賭けトランプ「スリル味わっていた」 賭博容疑で巡査24人書類送検 千葉県警

千葉県警察学校(東金市)寮で現金を賭けて

トランプゲームをしたとして、県警が賭博容疑で20~23歳の男性巡査24人を30日に書類送検したことが同日、捜査関係者への取材で分かった。夜間に「大富豪」や「ブラックジャック」を繰り返し、一晩で数十万円をもうけた巡査もいた。いずれも容疑を認め、「金を賭けてスリルを味わっていた」などと釈明しているという。

 書類送検容疑は同校に入校していた昨年9月中の夜間に複数回にわたり、寮内で金銭を賭けてトランプゲームをした疑い。

 捜査関係者によると、1回のゲームの賭け金は100円~5万円。一晩で数十万円の勝ち負けが付く日もあった。多くて数十回の賭けに参加した巡査がいたという。

 24人は同期で、同校の初任科を卒業後、一線署で数カ月間実務を経験し、同校で再び必要な技能を学ぶ「初任補修科」に在籍していた。同年9月7日~11月26日の予定で入校し、9月11日ごろから賭けトランプをしていたとみられている。

 9月下旬、入校していた同僚が県警に相談し発覚。24人は10月11日までに退校処分となり、県警が捜査していた。

 いずれも容疑を認め、「始めはジュースを賭けてトランプゲームなどをやっていた」「賭博は違法だと分かっていたが、止められなかった」などと説明し、反省しているという。

 県警監察官室が内部調査を続けている。