
そのおっさんは、自分の技術が認められた嬉しさと、 大きな年俸の魅力でちょっとグラっときたそうだ。
だけど、砲丸投げの世界で使われているその鉄球。
出来た製品を買ってもらうのは構わないが、 自分の技術まで売り渡すのはどうか、とおっさんは考えた。
スポーツ選手にとっての道具は魂の一部だ。
自分の技術も魂そのものだ。
自分は、お金のために自国の選手たちを見捨てて、 自分の魂を他国に売り渡すのか?
そう自問自答した。
そうして結論付けた。
『自分が育ったこの国を裏切るわけにはいかない』っていう気持ちでその話を断ったそうだ。
すげーかっこいいおっさんだった。
職人が日本を支えている。
2ちゃんねる 掲示板より

コメントをお書きください