· 

【訃報】初代フラガール・小野恵美子さん(79)死去「レイモミ小野」としてフラの普及に努めたレジェンド 映画「フラガール」のモデル 【ご冥福をお祈り申し上げます。Apex product 】

映画「フラガール」のダンサー役のモデルにもなり「レイモミ小野」としてフラの普及に努めた小野恵美子さんが、4日の午前6時30分、アルツハイマー型認知症終末期のため、福島県いわき市の老人福祉施設で亡くなったことが分かりました。79歳でした。小野さんは17年前に若年性アルツハイマー型認知症と診断されていました。

夫の英人さん(82)は取材に対し、「4日の午前5時50分頃、施設から(恵美子さんの)容体が急変したと連絡があり、駆け付けた。到着して数分後に息を引き取った。最期は穏やかで、安らかな表情だった。(恵美子さんは)本当に穏やかな人だった。それが表情に出ていた」と答えました。

小野さんは福島県いわき市出身。1965年(昭和40年)に、日本で初めてのポリネシア民族舞踊・フラメンコの各種学校として設立された常磐音楽舞踊学院に入学。その翌年に開業した常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)にて、10年間トップダンサーを務めました。

その後1976年(昭和51年)にエミ・バレエ教室(現RedStorySchool)を開校。東北を中心にフラやタヒチアンダンスの普及に努めました。また、長く常磐音楽舞踊学院の教授も務め、スパリゾートハワイアンズにて行われるショーの振付・構成を手がけました。2006年公開の映画「フラガール」では、ロケ地まで出向き撮影に協力。俳優・蒼井優さんが演じた谷川紀美子役のモデルとなりました。

恵美子さんは、エミ・バレエ教室を開校した1976年(昭和51年)に結婚。
40年以上連れ添った恵美子さんが亡くなり、夫の英人さんは「残念、無念」としながらも「一緒にいて幸せだった。人をけなしたり、人のことを嫌だと言ったことがなかった。人が大好きな人だった。なので人が自然と集まってくる人だった」と偲びました。

ダンスに対しては「貪欲、一生懸命やっていた。こだわりが強く探求心が強い人だった」とプロフェッショナルとしての一面も語ってくれました。

告別式は家族葬として10日(水)に行われ、後日、お別れの会が開催される予定。
また、恵美子さんが発案した、高校生がフラ日本一を競う「フラガールズ甲子園」の第11回大会は8月20日、いわき市で開催される予定です。

【担当:芸能情報ステーション】