

中古車販売大手ビッグモーター(東京)が事故車両の修理による収益として工場に1台当たり14万円前後のノルマを課していたことが17日、分かった。作業は多くの未経験者や見よう見まねで働く外国人が担っていたことも判明。外部弁護士の調査報告書は、経営陣が事業拡大に伴う十分な体制を整備せず、不合理な目標の達成を迫ったことが、自動車保険の保険金不正請求が横行した一因との見解を示した。
報告書によると、修理の工賃や部品から得る粗利の合計額がノルマとなり、「@(アット)」の隠語で呼ばれた。工賃はそもそも車両の損傷状況によって決まるものなのに、板金や塗装部門の本部は営業努力で1台当たり14万円前後を達成するよう要求。目標未達の理由を問い詰められるのに耐えかねた工場を中心に、損傷があると見せかける写真を撮って修理代を水増しする不正行為が始まり、工場長同士の情報交換によってさまざまな手口の不正が広まった。
ビッグモーター、保険金不正5年以上か 粉飾も判明 ノルマ優先で法令軽視

中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求が5年以上前から行われていた可能性が高いことが15日、分かった。事故車両を修理する全国の工場で売り上げの架空計上など粉飾に当たる会計処理があったことも判明した。営業ノルマの達成を優先し、法令順守が長期にわたって軽視されてきた実態が改めて鮮明になった。
外部弁護士の調査報告書によると、板金や塗装部門の元本部長が指示し、工場で粉飾が横行していることが平成30年ごろに社内で発覚した。元本部長は、修理の工賃や部品から得る粗利の合計金額を上げるよう各工場長に強く要求。1件当たりの合計金額は「@(アット)」の隠語で呼ばれ、工場長らの圧力を受けた複数の従業員が粉飾のほか、故意に車を傷つけて修理代を水増しするといった不正行為に及んだことを認めた。
佐藤隆太さんCM解除協議 ビッグモーターの不正懸念
中古車販売大手ビッグモーター(東京)の保険金不正請求問題を巡り、俳優の佐藤隆太さんが同社のCMキャラクターの契約を解除する方向で協議していることが19日、所属事務所関係者への取材で分かった。出演を続ければ好感度が低下しかねないと懸念したためとみられる。
ビッグモーターのCMは「車を売るならビッグモーター」というキャッチフレーズが幅広い層に浸透している。不正を巡る報道が相次ぐ中でもCMが変わらず流れているとして、インターネット上を中心にビッグモーターの企業倫理を批判する声が高まっていた。
佐藤さんはドラマ「ROOKIES」の主演を務めるなど、実直なイメージで知られる。所属事務所の公式サイトによると、ビッグモーターのCMには平成29年から出演していた。
ビッグモーターの不正を巡っては、国土交通省が道路運送車両法違反の疑いがあるとして同社に事実関係の聴取を要請するなど、問題が収束する見通しは立っていない。
佐藤隆太 醜聞噴出「ビッグモーター」のCM解除にソッコー動いたワケ

大手中古車販売業「ビッグモーター」の保険金不正請求問題で、同社のCMキャラクターを務める俳優の佐藤隆太(43)の所属事務所がCM契約の解除に向けて協議していることが19日、明らかになった。この背景には、佐藤の大事な仕事が8月に控えることが一因として挙げられるという。
同社をめぐっては、車の修理時にわざと傷をつけて修理代を水増し、保険金を不正請求していたことが判明。これを受けて国土交通省は、道路運送車両法違反の疑いなどで調査する。
佐藤は2017年から同社のイメージキャラクターを務め、出演するCMでは「車を売るならビッグモーター♪」というキャッチフレーズが広く浸透している。
問題発覚を受け、ネット上では同社の倫理観を疑問視する意見が殺到。佐藤の事務所はイメージダウンなどの影響を避けるため、契約解除へ向け調整しているようだ。
タレントが不祥事を起こして出演CMの契約を解除されるケースは断続的に起きているが、スポンサー側の不祥事でタレント側が出演CMの契約解除に動くケースは珍しい。佐藤の事務所は、佐藤が8月11日から一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング ~ありとあらゆるステキなこと~」を控えていることも考慮し、動いたとみられている。
同舞台は四方を客席に囲まれ、佐藤が観客とリアルにやり取りするのが特徴だ。東京公演後、10月までに10都市公演を予定する。
芸能プロ関係者は「肝いりの舞台が迫っていることもあって、なるべく早期にビッグモーター問題を片付けたかったのでしょう」と話す。
同舞台の初演は、佐藤の俳優デビュー20周年を記念して20年に行われたが、千秋楽の高知公演は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に追い込まれた。
広告代理店関係者は「すぐ再演できるよう調整していたものの、コロナ禍の影響でこのタイミングまで延びた。満を持しての上演だけに、本人も気合いが入っている」という。
【独自】ビッグモーター、実は大幅減益 単月利益が昨年9月44億→今年4月は7億円台に
【独自】ビッグモーター、実は大幅減益 単月利益が昨年9月44億→今年4月は7億円台に
門外不出のデータ 経常利益グループ全体で衝撃の数字
2023年7月5日ビッグモーターは「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」として公式サイトにお知らせを出した。
「自動車保険金請求において不適切な行為があった」ことを会社として認めた。

再発防止策などについても提言している。事故で損傷した車両を保険修理する際、不正な水増し請求があったことなどを会社として認めたのだ。
筆者(加藤久美子)は2022年夏頃からビッグモーターの不正について様々な取材を続けており、これまで元社員/元幹部/現役営業スタッフ/元整備スタッフ/下請け修理スタッフ、そして中古車購入や買取/車検や点検などの際ビッグモーターに騙されて払わなくてもいいお金を支払ってしまい泣き寝入りするしかなかったお客さんたち合計50名以上の人々に話を聞いてきた。
たくさんの悪事を働いている会社なのに、警察が動くことはほぼ皆無でスポンサーへの配慮からTVで悪事を報道されることもなかった。
売上高は7000億円(2022年9月期)を誇り、テレビやラジオのCMは1日に何度も流されて毎月4〜5店の新店が全国各地でオープンする状況だ。
被害を受けた人たちはお金が返ってくることもなくやり場のない怒りを抱え、非常に悔しい思いをしてきた。
ビッグモーターは上場していないため、経常利益なども公開されていない。就職情報誌の会社概要に記されている「グループ合計売上高7000億円」だけが、これまで一般に広く知られる業績だった。
しかし、実際は……そうではなかった。
「かなりギリギリな数字です」証言
数日前、筆者宛に関係者を名乗る人から届いたメッセージには衝撃的な数字が記されていた。
「昨年までは40億前後の単月経常利益が今年4月に10億円を切って7億7000万台にまで落ちました。5月は少し持ち直したがそれでも10億円以下。かなりギリギリな数字です」

ビッグモーターがグループ全体で大幅減益となっている情報だった。あまりの衝撃的な数字に驚き、これは本当なのか? 複数の関係者に確認したところ、全員が「その数字は本当です」との回答を得た。
4月に7億円台となった背景に何が
今年4月の単月経常利益は何と最盛期の5~6分の1となる7億7000万円台にまで落ちている。
関係者の話によると、この額はビッグモーター始まって以来最低の数字とのこと。

このデータによると、令和4年9月には最高の44億6468万7000円でこの表の期間では最高益となっている。
しかしその直後くらいから保険金不正請求や損保との取引停止、損保による独自調査などが報道で明らかにされ始めており、それに関係しているかどうかは不明だが、翌10月には36億円台、12月には15億円台まで下がり、令和5年4月には7億円台にまで大幅下落した。
複数の関係者の話をまとめると以下となる。
複数の関係者の話
「保険金不正請求の件は、実は関係者からの内部告発があり2022年夏以降、経済メディアで報道されるかなり前から社内調査がおこなわれてきました」
「最高で33か所あった直営の板金工場は33→18にまで減り、昨年4月から毎月1.5億円の赤字が1年以上続いています」
「また、不正が明らかになった分に関しては内々に損保各社に返還を始めており、それが経常利益に影響を及ぼすようになったのが昨年秋以降とみられ11月~12月にかけて大幅に減益しました」
「4月にさらに大きく下落した理由は、様々な理由が考えられますが、保険金不正請求をはじめ、2月には唐津店の指定工場が事業停止となり、3月下旬にはグループの指定工場初の「指定取消」という大変重い行政処分が熊本浜線店に下されました」
「指定取消で民間車検場として機能できなくなったのはこの時点では熊本浜線店だけですが、この時は新聞やNHKなどでも大きく報道されたため全体的なイメージダウンになったのも確かです」
「週刊誌でタイヤ保証サービスの不正利用が大きく報道されたことも関係しているかもしれません」
タイヤ保証サービス
車検時や中古車販売時などに1万円(普通車)の保証料を払うと、タイヤ1本パンクしても4本すべて上限10万円までタイヤ代無料で新品に交換してくれるサービス。工賃は有料で保証期間は2年間。
ビッグモーター 不正いろいろ
ビッグモーターは保険金の不正請求だけではなく、クルマの購入や買取、車検や整備などあらゆるシーンで不正をおこなってきた会社である。
主にカモにされてきたのは、中古車売買やクルマの維持、車検などについて知識を持ち合わせていない人たちだ。また、カーセンサーやグーネットなどの大手中古車情報サイトへの自作口コミ投稿や大量のテレビ、ラジオのCMなどによって、中古車売買が初めての人にも安心感と優良誤認を与えてきたことは非常に罪深い。
筆者がこれまで取材をしてきたケースをいくつか紹介しておきたい。
ローンのゴリ押し
現金で購入したいというと「1年だけローンを組んでください。損はさせません」と言いながらアドオン方式のローンを組ませて結局は100万円で済むところを130万円支払うことに。
水没を隠して販売
水没車であることはオークション時のデータに明記されていたが、お客には水没車であることを偽って販売。客が異変に気付いてビッグモーターに申し出たが、「水没車だとは知らなかった」として補償無し。
ウソによる引き取り
車歴20年以上で車検が受けられなくなるとウソ。数百万円の価値がある旧車をタダ同然の値段で引き取っていた。
2万円の車庫証明費用
車庫証明は販売店じゃないととれませんとウソ。車庫証明費用として2万円を請求された。
謎の費用を事前請求
納車準備費用という謎の費用を事前に請求。8万円も支払ったのに実際は全く整備も何もできてなかった。
タイヤのすり替え
店で見て新古車を契約したのに、納車時についていたタイヤは全部溝無しの古いタイヤだった
3〜4時間の軟禁
中古車購入のために近所のビッグモーターに寄ったが契約するというまで軟禁状態にされ3〜4時間店に閉じ込められた。
買取金額から「減額」
買取金額が決定してビッグモーターがクルマを店に持ち帰った後で、「修復歴があった」「故障していた」「〇〇にキズがついていた」などとクレームをつけて買取金額から数十万円を「減額」
あなたも被害者かも? 保険金不正請求とは
最後にいま話題となっている「修理代金の保険不正請求」について触れておきたい。
テレビや新聞もやっと本格的に報道を始めた「保険金不正請求問題」とは、簡単に言うと修理代金を水増しして保険会社に請求することである。
これはビッグモーターでクルマを買っていなくても、保険会社からの誘導(提携工場として登録されているビッグモーターを紹介されてそこに入庫を促す)によってビッグモーターの被害者になっている可能性もある。
筆者が取材した人の中には「ディーラーに修理をお願いしたかったのだが、保険会社から半ば強引にビッグモーターの修理工場を紹介されて仕方なく入庫した」というケースもあった。
なぜ保険会社がビッグモーターを強引に紹介するかというと、ビッグモーター→保険会社に対して様々な優遇措置があったからに他ならない。
また、ビッグモーターに入庫した後、無理やり傷を増やすなどして大幅に修理代金を水増しして保険会社に請求することもしばしばあった。
・ヒョウが降ってクルマのボンネットに少し傷がついたような場合、ゴルフボールを靴下や軍手の中に入れてボンネットを叩き傷を大幅に広げる。
・修理は下請けの修理工場に大幅に安い値段でやらせておきながら、保険会社には下請け工場の修理代+30〜50万円という水増し請求をする。
本来は保険を使わない方がトータルでの出費が少なくてすむのに高額な修理代がかかったと偽装して請求。(このような場合、保険を使うことで翌年から等級ダウンし翌年からの保険料も高額になる)
なお、ビッグモーターは不正請求分を損保各社に返金することを明らかにしており、すでに一部は返金が完了している。
今後、10万件以上の保険修理について数年をかけて調査をおこなうとしており、返金の総額は一部で100億円以上は確実という声もある。
救済の可能性も 問い合わせを
ビッグモーターの問い合わせフォームや店舗には現在、過去の保険修理のほかに自費修理含めて、中古車購入や買取時のトラブルなどについても問い合わせが殺到しているとのこと。
明らかに不正な費用を支払っている場合は返金される可能性があるし、保険については下がった等級が戻る可能性も大。
もし、この記事を読んでくれている読者の皆様の中で何かしらの心当たりがある場合はひとまずビッグモーター公式サイトの問い合わせフォームから連絡してみてはいかがだろうか。
ここまで書いたところで昨日(2023年7月18日)にビッグモーターから「当社板金部門における不適切な請求問題に関するお詫びとご報告」とのお知らせが発表された。
ここには様々な再発防止策や全取締役に関して報酬の自主返上を実施することなどが記されている他、特別調査委員会による調査報告書もPDFにて全公開されている。
また、本件に関する問い合わせ電話も設置されているので気になる方は問い合わせを
0120-733-500 受付時間:10時~17時
記事に関わった人々
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- 「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など、他があまり書かない物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。
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指定取消のビッグモーター熊本浜線店「車検不正」の実態 「58台どころじゃない、1000台超えてますよ」元整備責任者が証言
ビッグモーターでおこなわれていた不正車検とは?
2023年3月22日、九州運輸局はビッグモーター熊本浜線店(熊本市中央区)に対し、道路運送車両法の違反が確認されたとして、指定自動車整備業の取り消しと自動車検査員(2名)の解任命令を出した。
「指定自動車整備事業」とは、いわゆる「民間車検場」のことで、規定の検査設備を有するなど一定の要件を満たした場合に地方運輸局長から指定を受けて車検事業をおこなう。運輸支局で現車提示をおこなう必要もない。
国が認める整備工場にはもう1つ「認証工場」があるが、認証工場では分解整備など車検に関わる整備はできる。しかし検査を受けるためには最寄りの運輸支局などに出向く必要がある。
全国のビッグモーターはほぼすべての店舗に「指定工場」が併設されているが、多くの不正が報告されている。
2023年2月には佐賀県唐津市にあるビッグモーター唐津店で保安基準適合証等の交付停止(15日間)、同3月には熊本県熊本市にあるビッグモーター熊本浜線店で「指定取り消し」の処分を受けている。
指定の取り消し=自社の工場で車検が通せなくなるため熊本浜線店では車検で入庫したクルマは熊本運輸支局に持ち込んで車検を通している状況だ。
国交省九州運輸局のニュースリリースには「違反の概要」として以下のことが記されている。
「検査項目である速度計の誤差の検査を実施していないにもかかわらず58台の車両について、基準に適合しているとして、保安基準適合証を交付した。また、その他、法令違反が確認された」
2021年秋までビッグモーター熊本浜線店で車検を担当していた(現在は退職)整備士の方々に話を聞いた。
手間のかかる作業はしなくていい
ビッグモーター熊本浜線店で車検を担当していた(現在は退職)整備士はこう語る。
「熊本浜線店では車検不正が日常的におこなわれていました。58台どころじゃないですよ。速度計以外も合計すれば軽く1000台は超えるでしょう。それほど車検の不正は普通でした。不正かどうかを知らない無資格の整備スタッフもいたと思います」

「58台は輸入車と4WD車が大半を占めています。速度計の誤差を測る検査はローラーの上に車を乗せて加速し、メーターが40km/hになった時にパッシングなどして知らせる検査です」
「輸入車のスピードメーターを測定しなかった理由は、手間と時間がかかるからです。多くの輸入車がフロントタイヤのセンサーでスピードを測りますが、通常の車検ラインはローラー(ブレーキ測定、スピード測定)が1軸分しかないので4WD車と同じで測れません」
「測れる車両ももちろんあります。しかし、強制的に測定しようとしてローラーに載せて回すと、輸入車特有の敏感なセンサー類が異常を検知(ブレーキ系統やABS異常)して警告が表示され、診断機を繋いで消す作業が増えてしまいます」
「ですから輸入車は当時全て測定していませんでした。診断機が更新されておらず、平成29年式以降の車両は診断できないことも理由の1つです」
なお、正しい測定方法は交通量の少ない広い道路などで検査を受ける輸入車ともう1台とを同時に40km/hで走らせて測りあって誤差を確認するのだという。
しかしこの方法では時間も手間も人員も必要となる。
「時間や手間がかかることは全部『しなくていい』と言われていました。輸入車は車検見積もりも高いんですが、オーナーはお金持ちが多いからあんまりクレームもしてこないんです」
「ただ、『次から来なくなる』だけです。どうせ1回きりの車検だから適当にやっておけ、みたいな。他の店舗も同じだと思いますが、ビッグモーターで車検や車検に関わる整備をした場合、輸入車は全部不正ありと思ってもらっていいかと思います」
4WD車の測定をしない理由は少し異なっている。
「4WD車は指定工場にある測定機器では測れないので、4WD車専用の測定機器を使います。これはもちろん、指定工場に必須の機器なのでうちの工場にもありました。が、4WD用の測定機器は大きくて、重い。移動や設置に時間も手間もかかるから測定しませんでした」
車検のノルマは前年同月の台数以上
手間のかかる作業はしない。その背景には「異常な数の車検入庫台数」がある。
「車検のノルマは前年同月の台数を超えることで熊本浜線店では多いときで月に200台以上の車検入庫がありましたが、車検に対応できる整備スタッフは5〜6名程度で検査員は1〜2名。検査ラインは1つです」

「1日9~10台の車検をおこなうため時間や手間のかかる作業や検査はやらないことが当たり前でした。もちろん、書類には検査がされたとして記入していました」
検査員の資格を持ってない整備士が書類に記入することも多く、指定工場では禁止されている「前検査・後整備」も普通におこなわれていたという。
これはどういうことか?
「指定工場では整備を先におこなってから車検を通す、いわゆる『前整備・後検査』しか認められていません」
「それが、ビッグモーターでは、例えば6月のノルマ台数が達成できそうにない場合、7月に車検が予定されているクルマの車検を先に『別のクルマで』6月末までに通して(いわゆるペーパー車検)、7月に入ってお客さんに予定通りクルマを持ってきてもらって車検整備をおこなっていました……」
「前検査・後整備はもちろんぺーパー車検も重大な禁止行為ですが、そうすることでノルマを達成していた実態もあります」
前整備(24か月点検)→後検査(車検)とは?
ディーラーや整備工場、車検代行業者へ車検を依頼する場合は車検と24か月点検費用が必ずセットでおこなわれる。
つまり、前整備(24か月点検)→後検査(車検)以外は認められない。
いっぽう、24か月点検整備をおこなわずに車検を受け、後から点検整備をおこなうことを前検査→後整備と呼び、ユーザー車検の場合はこれが許可される。
ビッグモーターのような指定工場が「前検査→後整備」をおこなうことは法律的にもNGとなる。
車検不正が発覚したクルマはどうなる?
改めて国交省九州運輸局のニュースリリースを見てみよう。
ビッグモーター熊本浜線店が指定の取り消しを受けた違反理由は以下だ。
1
道路運送車両法第94条の3第1項違反(法令の規定を遵守する体制でない)
2
道路運送車両法第94条の5第1項違反(故意により検査の一部を実施せず適合証を交付した)
3
道路運送車両法第94条の6第1項違反(指定整備記録簿の虚偽記載)
4
道路運送車両法第94条の6第1項違反(指定整備記録簿の一部記載漏れ、記載誤り)
5
道路運送車両法第94条の5第4項違反(検査員が検査していないにもかかわらず適合証に証明した)
この中で「速度計の誤差測定をしなかった58台」については2と3に相当する。
気になるのはこれら58台の「その後」だ。保安基準に適合していないため再度の検査が必要になると思われるが……。ビッグモーターではない神奈川県内の民間車検場に聞いてみた。
「オーナーの元に運輸支局より再検査の旨を記載したはがきが届きます。そこで、オーナーが車検をおこなったビッグモーターに問い合わせるという流れになるでしょう。費用の負担や代車を出すなどの話は個別に担当者と話すことになると思います」
重大な危険を及ぼす不正な整備も
車検整備や納車前整備で走行に重大な危険を及ぼす不正な整備も全国の店舗で多数おこなわれていた。
例をあげてみよう。

・車検に出したのにブレーキ周りの検査や整備が全くおこなわれていなかった
・エンジンオイルはもちろん、ブレーキオイルやCVTオイルの交換も料金は受け取っているが実際には交換しない
・油脂類の交換をする場合も全部交換ではなく1/3程度換える
・納車前整備の費用(5~8万円)を受け取っておきながら実際にはほとんど整備も点検もしない
・トランスミッションの故障など通常は絶対に販売されないクルマを売る。この件について電話をすると、担当者が今日も明日も休みと言われて1週間以上コールバック無し。挙句の果てに「嫌なら7割の価格で買い取る」と理不尽な対応をされる
・同じ店でクルマの買い取り&中古車購入をしたが、売ったクルマについていたスタッドレスタイヤを購入した中古車につけてくれといったのに、ついてこなかった。理由を聞くと「退職した社員がスタッドレスタイヤを持って行ってしまった」という意味不明の回答
・車検に出す前には壊れていなかった箇所をおそらくわざと破損させられ修理代10万円近く請求された
まだまだほかにも多数の情報があるが、中古車購入でトラブルにならないためにはどうしたらいいのだろうか?
大手中古車サイトのクチコミ投稿には事前審査があり、低い点数やクレームのような内容は掲載されない場合が多い。
筆者がおすすめしたいのはグーグルマップ上のクチコミである。実際、星5も多いが、星1の投稿も多い。
泣き寝入りしないためには低評価の投稿を参考にして実態を知り、危ない店を避けるくらいしか方法はなさそうである。
ビッグモーター不正の裏で“三菱商事超え”の年収に驚愕…営業職で4607万円の好待遇も
ドライバーで傷つける、ゴルフボールを入れた靴下を振り回して叩く、ローソクやサンドペーパーで塗装をはがす、ヘッドライトのカバーを割る……。5年以上前から、これらの不正行為によって修理費用を水増しした上で、保険金を請求していたという。
同社について驚かれるのは、社員の好待遇ぶりだ。
《年齢、社歴に関係なく実力のある人を抜擢します。実力次第で3000万円以上稼ぐことのできる環境です。頑張り次第で認められる、チャンスが多い職場です》(同社ホームページから)
実際、具体的な収入例として、「営業職 年収2237万円」「整備士 年収946万円」「営業職(店長) 年収4607万円」「整備士(工場長) 年収1494万円」といった数字が挙げられている。
同社営業職の約半数は年収1000万円超えで、人によっては、昨今の好業績で社員の平均年収が増加している三菱商事(平均年収1939万円、平均年齢42.9歳)をはじめとする大手商社並みか、それを上回る高賃金だ。
《不正ではなくて保険金詐欺事件ですね》《整備士で年収1400万円ってヤバくないか》
■不正は中古車業界に蔓延?
ネットにはこうした声があがっているが、恒常的な不正という“頑張り次第”で、高収益、高成長を続けてきたとしたら、話は違ってくるだろう。
《買取台数6年連続No.1》《中古車買い取り価格満足度No.1》《車を売るならビッグモーター!》
同社の問題は、CMイメージキャラクターを務める俳優の佐藤隆太(43)にも飛び火している。ホームページには、スーツ姿の佐藤がガッツポーズをしているバナー広告がいまだ掲載されているが、所属事務所は佐藤のイメージ悪化を避けるため、CMキャラクターの契約を解除する方向で協議しているという。中途でのスポンサー契約の解除を、タレント側から申し出る極めて珍しい事態に発展しようとしている。
「ビッグモーターは経営責任として、創業者の兼重宏行CEOをはじめ、役員報酬の返上を発表していますが、それだけではおさまらない事態にまで発展しています。今回の不正で保険の等級が下がることで保険料が上がるため、損保会社側の関与も指摘されています。ビッグモーターに限らず、多かれ少なかれこうした不正が中古車業界には横行していると言われています」(前出・経済ジャーナリスト)
この問題を機に、業界の悪しき慣習は一掃されるのか。
悪いのは「ビッグモーター」だけじゃない 水増し不正請求の実態と中古車業界の闇
■「血」を流して積み上げた成果を台無しに
■「急成長」の裏側には…
■今回の過失はビッグモーターだけ…か…??
■「正直者が馬鹿を見る」を終わりにしよう



ビッグモーター社長、故郷を捨てた「兄への絶縁宣言」ソニー創業者・盛田昭夫邸跡に「60億円豪邸」建てるまで



超高級住宅街の大豪邸のなかでも、ひときわ目立つ兼重社長の邸宅(中央)。瓦葺きの茶室も確認できる(写真・桐島 瞬)
週刊FLASH 2023年8月8日号

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通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:15)
売り側の一方的な考え方に言及しているが、この問題は消費者側にも少なからず原因がある。価格や利便性だけで販売店や飲食店を選ぶ。地元の経済を考えたり、この商売で何人が携わり、最低限どの程度の手間賃、原価がかかるかなど一切考慮しない。学校等で教育されてないから当然といえば当然なのだが。
もっと地元の商店街や専門店、自動車屋や修理屋を大事にするような流れになって欲しい。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:16)
3年前にビッグモーターで中古車を買いました。
現車確認して傷の修理等、納車整備を見積もって契約しましたが、翌日に電話があり『気付かなかった傷があったので目立つから修繕した方が良い、安くしますが追加で8万円プラスさせてくれ』と言われました。
気の良い担当者だったので何も疑わずにOKしてしまいましたが、今思えば現車確認したのに目立つ傷が後から見つかるのも変な感じでした。
販売車両にもなにか手を加えているかも知れませんね。
ビッグモーターに限らず、これから中古車購入を考えておられる方は内外装の状態を写真や動画で記録しておくことをお勧めします。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:17)
大手企業でも、不正はいくらでもあります。
会計監査の過程で見つかる不正は、経営者から末端の従業員に至るまで。
特に組織内の自分の地位を上げる、守るための文書偽造は珍しくなく、会計士試験では偽造を見破るためのテクニックも出題されるほどです。
ビッグモーター事件では保険金詐欺が横行しており、経営陣も告発後の調査をしていなかったとのこと。
黙認は不作為による共犯として捜査が待たれます。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:17)
「不正」と言っても、今回の件は過去の事例とは比べ物にならないくらい悪質です。検査をごまかしたとかという次元の話ではありません。はっきり言って「器物損壊」で、当事者はみんな刑務所に入ってもらわないといけません。「社長は1年間分の報酬なし」と言っていますがその分をどうするのでしょうか? これから利益が減る分の穴埋めに使うのでしょうか。その前に本来の修理額との差額を10倍にして弁済する方法を考えたらよろしいのでは?
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:18)
不正が起こりやすい企業は、一つは急成長している事もありますが、一般的にはブラック企業であると思いますね。
オーナーや経営陣の意見にノーが言えない社風、物申せば潰されるといった素地があるからと思います。
ここに名前のある会社の幾つかは、離職率の激しく高いので有名な企業ではないですか。
本来ならばこうした人材使い捨て企業は市場から退陣して貰いたいのですが、新自由主義の社会ではこういう企業が勝ち組となる事が多々あります。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:19)
ビックモーター、大きくなりすぎましたね
2台前の車はビックモーターに買取してもらいました
その頃はこんなに店舗も多くなかったし、対応も良く、買取価格がそこそこ高かったし、頑張ってくれたし、営業さんも良いヒトだった
前回の乗り換えの時も買取を見積もりしてもらったら、全然他社より安くて、あることないことイチャモンつけられたし営業さんの対応も良くなかった
ダメだこりゃと思ったけど、TVCMを出し始めることや店舗展開することことでコストがかかるから、やり方変えたんだろうなと思って、それからはもうビックモーターを選ぶことはなくなりました
今回の不祥事はどデカいものになると思います。かなりヤバいことですよね。
言っちゃ悪いけど、社長なんかは首をくくる方が楽になれるくらいのことだと思うところです。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:19)
自分はビッグモーターで査定した時、不信感しかなかったから、それ以来利用してない。
まず、客が帰りたいと言ってもなんだかんだ理由付けて帰さない。
自分の親の時は、車で帰ろうとしたら前に立ち塞がって通せんぼされたり、しつこいし危険な感じだった。
そして、契約書確認の段階で、本来車を売った側に戻って来るはずの重量税を、なんの説明もなしに着服しようとしていた。
あとは、顧客側がサインする書類に書かれてあったのが、売る車に対する保証を車を売った人がします、みたいな文言が書かれてあった。
保証すんのは整備とかは店がするんだから、本来は店側だろうが。
これが他の中古車買取業者と大きく違う点だった。
こちらが気づいたから説明を求めたけど、満足のいく返答はなかった。
自分は絶対ビッグモーターには行かない。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:21)
記事の会社や今回のビックモーターに共通しているなと感じたのは、トップの経営陣が
【下を力で押さえつけ、下が上にビビって言いなりになったことに酔ってしまい、それが歯止めが効かなくなった結果】の様に感じました。
経営陣は自分達は絶対で、下から恐れられる事を名誉やステータスの様に感じ、その上利益も出たらなかなか歯止めも効かなかったのではないでしょうか。
※全てではないでしょうが、舐められたら終わりの考えが強かった年配世代の経営陣では、この様な価値観になる可能性はあり得ると思います
ただ今回の件は、上記の事以前にさすがにやっていい事と悪い事があるでしょといったレベルだと思います。
大手企業でも、その会社内だけの価値観だと本当に狭く偏った価値観になり、とんでもない事が起きると言う事を改めて感じました。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:23)
私もここで車を下取りに出し中古車を購入しました。
その後車検を2回通しましたが、毎回突っ込みどころ満載で見積もりを聞いている横で別のお客が「さっき話していたのと違うじゃないか」などと言っており、クレームが日常茶飯事なんだと思います。
私も春先の車検で、見積もりの時には支払いは夏のボーナスでできるとカウンターの女の子に聞いていたのに、いざ支払いになった時には「ボーナス払いは出来ません」とあっさり言われ上司みたいな人に問いただしても悪びれる様子もなかったことを思い出してしまいました。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:25)
非常に悪質ですね。しかし、これだけの不正が5年以上も世間に知られることなく行われてきたことにゾッとする。誰もリークしようとしなかったということは、絶対的権力者からの統制だけでなく、従業員自体にもそれなりにうま味があったのであろう。
同じ状況に置かれた時に自分自身も不正に手を染めてしまうかもしれない。「人の振り見て我が振り直せ」と考えて、自分の行動を見直し、不正を発生させたシステム上の原因を追究することが大切と思う。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:26)
元社員で店長経験者です。
社長が報酬100%1年間返上しても全くと言っていいほど痛くも痒くもないと思います。
むしろそのくらいで済むなら楽勝やなーって思ってると思います。表に出てきて謝罪は絶対しないでしょうね。。
これは氷山の一角です。 保険の水増しと別ですが、修復歴無ししか販売しないと謳っておきながら、修復歴が有る車両を販売したり、お客様へ嘘をつき高金利でクレジット組ませたり等、色々ありますよ。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:27)
半月ほど前にビッグモーターに車検の見積もりに行きました。
若い整備士が10分ほど車を点検して・・タイミングベルトに亀裂が入っています。バッテリーがへたっています。排気管にオイル漏れが有るのでエンジンを
下ろして整備の必要が有ります。車検料金は18万円です。
高額な料金の見積もりを出して来ました。
私がこの車はチェン駆動でタイミングベルトはついていない事、バッテリーは
2ヵ月前に自分で交換した事を告げて 排気管にオイル漏れとはどういう事か
問い質したところしどろもどろで答えたので、無茶苦茶腹が立ち、机をバーンと叩いて・・お前!俺を素人と思って馬鹿にしてるんか!・・怒鳴る付けると
静まり返った店内が凍り付いていました。
もう二度とビッグモーターには行きません。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:28)
どの業界でもノルマはあると思いますが、だからと言ってお客様の愛車に傷を付けたり、買ってもらった車に故意に傷を付けたり、様々な不正をして良いことは決してないと思います。許されざる行為です。ノルマがあまりにも厳しすぎるのであれば改善するのみ、決して不正に手を染めることのないよう社風を変えれば良いと思いますが、それを怠ったバツだと思います。しっかり反省すると共に、今までの不正で巻き上げた売上金を全てお客様に返却してください。ニュースを観ると、傷を付けて修理をするのに保険を使わせ、等級が下がった方もおられるとのことですね。該当のお客様にもしっかり保証し、等級を元に戻すようにして下さい。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:29)
一見して問題は時代背景やシステムなのかと思ってしまうが本当の問題はそこじゃない。
間違った事をやっている自覚があるのならば不正を正す、出来ないなら転職するという手段もあるがそのどちらもしない。新しい環境で業務内容や人間関係を作り上げていかなければならない環境、賃金が下がる不安感と、地位や慣れた業務から得られる安心感や賃金という欲、今現在行っている不正への罪悪感とを天秤にかけたとしても今を選ぶ人間の弱さ。
そして、やりたくてやっているのではない、やらされている、仕方のない事だといつしか罪悪感は薄れていき自分の罪を他の誰かに責任転嫁する。
過去に不正を行っていた元従業員のインタビューなどで気付くとは思うが、その言動、声のトーン、テンポから見ても大抵はもう過去の事、自分は悪くないんだと殆ど罪悪感は感じられず麻痺状態、防衛本能が現実逃避させているのだ。
悪意に負け、自分にも負けている。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:30)
私は車検を2回出した経験があるが、必要最低限の整備で車検を通して欲しいと依頼しても、ビックモーターの整備士はあれこれ悪くもない所を指摘して車検に通せないと言い、依頼者の顔色を見ながら部品代や工賃を追加して整備費を釣り上げる。こんなに高い整備費ならディーラーの方が安価で整備内容も信用できると思って、それ以来ビックモーターには依頼してません。保険金以外にも、車検整備費の水増しの不正行為もやっている思うので、この不正も暴いてほしい。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:31)
これは、車に詳しくない人を食い物にしている。業界あるあるです。詳しくない人は、車検の見積もりをとってもそれが本当に必要なことか分かりません。一月程前、ガリバーで見積もり額が保証付きでもあまりにも大きく、代わりに見積書を再度出して貰うと、6万円ほど下がりました。
もちろん安全のためには、交換が必要なパーツは交換するべきです。車の知識がなければ、大手、ディラー、あまり付き合いのない工場では、そちらの言い値で車検をする事になります。余裕があり、任せっきりの人はいいのでしょうが、、、
1番は信頼のおける人間関係、整備工場に日頃から足を運び、必要性に応じて、話し合って見積もりを出してもらい、説明を受けることが大切ではないのでしょうか。
全ての商品において、安いから良いではなく、自分の判断基準、今の必要性を個々人が判断できるようになることが求められています。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:33)
元ディーラーに居た経験があり、車を修理に出す場所や点検等は入念に検討したりしていた。私達からみたら急激に成長して行くのを見て怪しいと思い訪問した事が無かった。次次に近場でも2店舗がある。それ程休日でも客足がある様に見えないのはと、疑問があり夫婦で話した事もある。街の板金屋さんはいつも丁寧な説明や金額も提示して納得が行く。客側も色々回る方が良いし比べられない事に疑惑を持った方が賢明だ。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:34)
私も思い当たる節があります。軽で車検を通す事にしていたのですが、この時ウオーターポンプの交換(異音アリでこちらから頼んだ)は決まっていたのですが、見積り時にラジエターのキャップの所にクーラントが漏れて薄っすら固まっている部分を指摘し、これはラジエターの交換をしないと車検に通せませんと言ってきました。あら探しで必死に何か探したんでしょうね、ありえないと思ってもう結構ですと言い直ぐに帰りました。問題の部分は濡れタオルで拭き取り後ずっと綺麗なままでした。
今も車の記録は残っているようで車検の案内が来ますが、何で断ったかが共有されてないのがよく分かり、いい加減な会社だった事がよく分かりました。
数年前にもう一台の普通車を車検に出した時は別に怪しい所が無く、オイル交換も無料(2年で6回)で出来ていたので良い所だと思っていたのですが・・・・・もう駄目ですね。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:37)
在庫台数が多いからとビッグモーターで買ったけど、整備は前までひいきにしてもらってた町の整備屋さんに頼みます
今回の件で大手に頼むと『安物買いの銭失い』になりかねない事がよく分かったし、町の整備屋さんなら店によって当たり外れはあるけど、『あと2年乗ったら手放すから、車検に通る程度で安く修理を済ませて欲しい』など我々の細かな注文も受けてくれることも多い
そりゃ部品を全交換すれば一番安全だけど、あちらにとっては利益稼ぎのためにそれを薦めてるだけでしょうし、安い中古車を買って整備費が高くなれば元も子もない
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:38)
企業にとどまらない組織の性質を鋭く突いていますね。
私自身、今考えるとあれはブラックだったんだな、と思うベンチャーから上場した企業に属していたことがあります。
「今考えたら」としたのは、自分がそこにいたときにはあまりそうは感じておらず、ある意味ナチュラルハイ状態でそこにいることの心地よさ(働き方は尋常ではないけど)すら感じていたからです。
小さい組織が成長する過程においてはそういう状態になる期間が必要で、かつ大きい組織ではないので全社員が家族的にケアされ、更に同質化が進むという状況が作られるのではないかと考えます。
問題はさらに組織が大きくなると全社員のケアが困難になり、同質化が薄まった結果、環境になじめないまま組織に留まる社員が増える状況が作られることにある思います。同質化から多様化に組織は変わっていく必要がありますが、そのためには経営者含めた経営層の変革が欠かせないのでしょうね。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:39)
車を故意に傷つければその分車の価値は下がる。
修理した車は分かるし塗装の状況も変わり10年も経てば元の塗装と修復場所はよくわかるようになる。
その資産価値の減少についても補償するべき。
更に、そのような車を使わされた、使っていたという気分の落ち込み分も慰謝料等として補償するべき。
役員は個人の資産も最低限の生活の維持に必要な分を除き資産をこの補償に充てるべき。
会社関係者の嘘や箝口令、証拠隠滅により判別しないこともあるだろうから、全ての扱い慰謝料とすればよい。
勿論、銀行や損保も同様。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:41)
まず法律的には『詐欺』であり刑事事件です。
通常なら保険会社はビッグモーターに対し迅速に取引停止を告知する。
それをしないのは損保が協力しているから。ビッグモーターは大口の代理店で保険加入で巨額の売り上げがあった。事故車は必ず保険会社の検査員が見に来て『査定をする』のが常識。百戦錬磨の事故鑑定人をだませるはずがないのだ。保険会社は忖度し協力し保険金を支払う。支払った金はどうなるのか?それは保険料値上げでビッグモーターの客でもない『保険加入者全員』から徴収されているのだ。
これはとんでもない詐欺事件だ。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:42)
約10年ほど前に娘が追突事故に逢った際、損保ジャパンの手配で、自宅から遠方のビッグモーターに修理手配された、その修理代金も驚くほど高額であったが、保険会社は金額の通知のみで、特に問題なく保険処理がなされたことを不思議に感じた。その時に、車検が近づいていたので、その店舗に見積りをお願いしたら、ディーラーやカーショップの倍に近い見積額を提示され、その内容も交換不要な内容が列挙され呆れた事があったが、昨今の報道内容をみると納得出来る。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:42)
この記事は嘗て自分が働いていたワンマン社長のやり方を連想するものでした。そのオーナー社長は無理な営業目標を立てさせ、達成できなければ役員であろうとみんなの前で罵倒することを繰り返し、誰も忠告したり、事実を報告することができなくなっていました。まさに恐怖政治でした。私の勤務した営業所では毎月の売り上げ達成のために、顧客店に無断で商品を送ることで売り上げを立て、次月に返品を受けることを繰り返していました。空発注の為に全営業マンが遅くまで残業し、それに付き合うべく支店の他部署の社員も帰ることができませんでした。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:44)
現在報道されている不正請求はそれだけではなく、お客が修理を依頼して直して欲しいと持ち込んだものに対して逆に壊して、修理や板金をする。つまり破壊行為もあるし、それを知った客は精神的にも怒りがこみ上げると思います。
車検なども調査報告書にもあるように、手抜きと必要のない部品の交換。無資格どころか経験のない外国人労働者と未経験者に作業を行わせる等あり得ない事を行っている。大東建託やレオパレスセブンもお客様目線などと謳っている企業ほど非道な事をしているという事ですね。車検に関しては一部ディラーでも必要以上の部品交換や、知らないと思って、意味不明のことしますが最終的には見限られますね。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:44)
以前勤めていた会社は部品加工の中小企業でしたが、まさしく他社よりも安くする事で受注を勝ち取り後は現場が血反吐吐くまで頑張ればいいという体質でした。実際の利益は見えづらいので誰にでも見える売上ばかりが注視されて売上さえ上がればいいという考えが蔓延していてそのためなら無理な納期も根拠の無い無謀な値下げも何も考えずに受け入れて受注を増やしていました。
そういうやり方で利益など上がるはずもなく経営者が支出を抑えられるのは先ずは従業員が使う必要経費、そしてボーナス、次に従業員へのサービス残業の強要。そうなるとプロパガンダを振り翳して従業員をある意味洗脳しないと企業を維持できなくなります。自分がその会社を辞めた時には心身共にボロボロで鬱病を患っていました。会社と争う気力も無く訴えることはしませんでしたが、そういう会社に関わらない事だけが対抗策なのかも知れません。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:47)
損保ジャパンも、関連してるし、4人も、出向させて、こんな問題起きない。まして、東京海上と、三井住友海上は、拒否してて、損害ジャパンだけ改善してると、自賠責保険を、ほとんど、損保ジャパンに持って行ったけいいが、ある以上同類と、みる必要が、ある!
ビッグモーターだけでなく、損保ジャパンも、叩かないと、この膿は、出ないと思う!
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:48)
事故した車の修理は軽いものも有れば広範囲なものも有り、程度に関係なくノルマが決まっていたのが異常です。
いやそもそも修理にノルマがある方が異常と考えるべきでしょう。
営業のノルマなら(めちゃくちゃな金額でなければ)まだわかるにしても、修理なんて最初に出た見積り以外はどうしようも有りません。
粗利で14万円以上という事は見積りだと相当な金額になる訳で、小傷程度で入庫した車を担当した人は頭を抱えてしまうでしょうね。
そもそもお客様の車を更に傷付けてまで修理費を捻出しようとする会社に車を販売する資格など有りません。
給与の返上程度ではなく、即刻廃業の道を選択させるべきです。
そうしないと他の車業界の方々にも風評被害を含めた損害が発生する可能性も有ります。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:49)
50代の私ですが、売るならビックモーターって行ったところ、車体番号確認し過去の履歴を掘り返し、挙句の果てにはあなたの車の価値はないって二十歳くらいの子に言われました。お客さんにですよ。もしその立場だったらどう思うかです。営業の仕方から勉強しなおしですね。そんなことだったので違う地区のビックモーター行ったらおんなじ扱い。とある中古車屋さん行ったら相手を怒らせない言葉のキャッチボールが出来ていました。ビックモーターはどの口言ってるのって思いましたよ。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:50)
もちろんビッグモーターの不正は言語道断ですが、自動車損保の仕組み自体にも構造的問題があると思います。
今年自分の不注意で右のドアミラーを破損した際、新車で購入したディーラーに持ち込んだところ「車両保険を使う場合」と「自費で修理する場合」の二通りの見積もりを提示されました。聞けば保険を使う場合は破損したドアミラーが飛び散る際に傷つけたドアやウインドーの交換費用を含めるとのことでした。結局、保険料の上昇額が自費修理代金より高かったので保険は使いませんでしたが、何だか保険会社をピラミッドの頂点にして我々ユーザーと修理工場が従属するような感じがしてとてもイヤな気分になりました。
現在乗っている車は安全運転支援機能が充実しておりドラレコもあるので今年の保険更新からは車両保険は外すことにしました。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:51)
中古車販売業者なんて、シンプルに突き詰めれば、大手も町工場もやってることは同じで差はほとんどないと思う。ビッグモーターの違いは何だったろう?安さか?いや、結局は安くもなく、ただ、中古車の保有台数が多いくらいか。もう何年も前に友人がヘッドハンティングで、役員に引き抜かれたと自慢していた。たいして同業者との差をつけにくい業種でヘッドハンティングなんてねと思ったけど。結局、他社との差異は、顧客軽視、社員軽視、法令軽視、器物破損や保険金詐欺などの犯罪に手をそめた事となった。なるべくしてそうなった感はある。利益主義といっても要は一部の役員の贅沢のための経営思想だったんだろうね。顧客の満足や社員の生活はどうでも良いというところか。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:52)
そもそもビッグモーターには大昔から怪しい噂があり、高い給料とそれに見合った高い修理費を得るためのあらゆる手段(つまり不正)が行われていた。業界ではある程度知られたこと。
具体的な修理費の数値などが上からきっちり伝えられその目標に合わせて仕事があった。これは客の車を傷つけて修理費を増やす額がだんだん増えてきたと考えるべき。
会社の成長のために成長のために昔から小さな不正は存在し、それが今、大きく育って光を浴びたと考えるべきだろう。恐ろしいことだが。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:53)
ビッグモーターの不正取得は断罪されるべきですが、この問題は波紋を広げるでしょうね。
保険請求は、性善説の世界です。
自動車保険の加入は、販売店で行う事が多い。
そして、事故で販売店に持ち込んだ場合、実際に修理代は言い値ですものね。
という事は、保険の不正請求は、他のメーカー販売店でもやっている可能性があるという事。
大きな豪雨災害などがあると、全体的に掛け金が上がりますよね。
つまり、不正請求の負担を、他の自動車ユーザーがしているということ。
あまり考えたくないが、保険会社の中には、その負担を自動車保険以外に医療保険などの商品にも転嫁している可能性は?
今後明らかにされていくと思いますが、ひょっとしたらビッグモーター側は、「他のメーカー自動車販売店でもやっている事じゃないか!」と思っているかもしれません。
業界の問題だけでなく、政府を巻き込んだ問題となるかも。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:54)
25年前「ニュースステーション」のスポンサーとして「日栄」が
毎夜CMをガンガン流してましてた。このCMを見れば安心して「日栄」に
任せられると思った人は少なからず居たはずです。
日本全国に急速に支店を張り巡らせ「日栄」は地元の京都に立派な本社ビルと
社長の自宅も豪邸を建てました。毎年、大卒新入社員を採用し笑顔の写真と
コメントを社報に掲載してましたが、皆さん一年経たずに退社していました。
急速に伸びた会社は昔から言われてる通り本当に要注意です!!
債権回収のノルマのプレッシャーから「腎臓売れと」脅迫した若い社員が連日マスコミに報じられ、たった一人懲役くらっても「日栄」のオーナー親族は
今も儲けた金で~のほほんと余生を送っているのでしょうね。
この「ビックモーター」も「日栄」同様、全国展開してる支店が
間もなく跡形も無くなるのでしょうが、社員の皆様は再就職への道は負けずに頑張ってください。
通りすがりの人民 (木曜日, 20 7月 2023 11:57)
ワンマン経営の新興企業には珍しくない、「上に物言えない」、「利益が全て」な経営トップの姿勢にある事は間違いない。これを乗り越えて大手企業に育ってしまっている悪徳(?)企業を少なからず知っている。「悪徳」とまでは決めつけられない物まで含めれば、古くは松下、そして京セラ、ソフトバンク、アイリスオーヤマ、タマホーム(まだ三流以下か?)、そしてそれに近着きつつある感が強い夢グループなどと、枚挙に暇なし。日本経済の今後を考えれば、実に恐ろしくも情けない限りの現象だ。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:32)
何回も同じ事を言ってますが、これだけ騒がれているにもかかわらず、社長以下を始めとする役員が未だに謝罪会見をしない事のはある意味凄い!
普通なら、問題が発覚した時には会社のイメージダウンを少しでも緩和する為にいち早く謝罪会見をするのが常識でしょう。
謝罪会見を全く行う予定が無いのだから言われてる噂は本当のなんだろうなと思います。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:33)
大企業と中小零細企業では経営者に求められるスキルがまるで違うことを理解すべきです。
ある程度現場仕事に関わり従業員に目が届く規模までは、兼重氏は従業員にとっても社会にとっても良い経営者だったのではと思います。しかし現場に出ない(出れない)規模になっても同じ感覚で経営すると会社は歪みます。兼重氏も現場から離れた段階で自らの意識を改革すべきでした。
社長独裁体制で無茶な成長路線を取れるのは自身が現場で少しでも従業員と直接触れ合える規模までだろうと思います。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:34)
私の仕事は機械の修理屋で販売・修理・買取り等をして、規模は違うが、業務内容はビッグモーターと同じです。
修理屋はまず儲かりません。見積もりにも時間はかかるし、高額ならばキャンセルされます。見積もり内容に不備があった場合はこちらの持ち出しになることも。
そして修理をしてもすぐ壊れた場合の工賃は無料になります。
そう。販売・修理・買取りなんて良心的に仕事すれば絶対に絶対に絶対に儲かるわけないのです。
ただ、最低限の収入の確保は出来るし、お客様の感謝はダイレクトに伝わる仕事ですね。
ビッグモーターは真面目にやってる修理屋を全て敵にするような行為をしてます。仕事に対してのプライドが一つもない。本当に潰れて欲しいですね。
やはり、急成長する会社には何かあると考えてしまいます。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:34)
日本の国会も米国のような公聴会制度を即時導入すべきだと思います。さらに一歩進んで社会的に影響の大きい、関心の高い事案に関しては対象者や事業者を国会へ公開の場で呼んでヒアリングをする。呼び出し自体に応じない場合は監督官庁が当該事業者の事業認可の取消もしくは一時停止を命じられるようにするなど。
岸田首相、鈴木財務相、斉藤国交相も「法令違反があれば適切に対処する」などぬるいこと言ってないでちゃんと仕事してください。
またビッグモーターだけではなく旧統一教会も同様に呼び出して国民の前でヒアリングしてください。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:35)
自身の自動車保険も車両保険付保額は減価しているのに保険料は僅かながら上がった。同じ車種の事故率を参考に料率クラスが上がったからだとか。この中には今回の不正請求があって保険契約者全体で負担しているのかなと思うと複雑な気持ちになる。疑心暗鬼ではあるが損保会社はそもそも被害者なのかB社の共犯者なのかそのことも気になる。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:36)
2年前に父親が他界し、父の16年落ちのプラドを売却するのに買い取り専門店を回りました。最初にビックモーターへ。相場より欲を出した希望金額言ったらそのままの金額でで買い取り応諾をもらいました。他社の査定予約もあり、次の買い取り業者に行ったら20万も査定が下がりましたが、明確な理由説明があり納得したため、お願いしました。対応したのは、好感が持てる若いセールスマンでしたが、その時にビックモーターさんだけは良い評判を聞きませと言ってました。契約応諾後にアレコレとマイナス査定されたり、事前に説明の無いことがあるようだと。本来なら同業他社のネガティブな批判はしないと思いますが、その時は若気かなとも思い受け流しましたが、彼の言葉が今は大変有りがたく思いました。火の無いところに煙立たずですね。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:37)
数年で急激に業績を上げた企業の場合、財務基盤が弱い傾向が強い。
特にビッグモーターは拡大路線の弊害で借入もかなり多いはず。
順調な時はどんどんお金が回るから問題ないけど、お金が回らなくなると崩れる時はあっという間。
板金部門は受付停止、車検のキャンセルも続発。車を買ってくれる人も居ない状態。
信用も地に落ち、しばらくは低操業が続くだろうから、キャッシュフローも急激に悪化する。
損保への損害金の支払いに加え、300店にも及ぶ店舗運営資金。
当面の資金繰りの融資さえ銀行は拒否するだろうし、むしろ早期返済を求めるかも知れない。かなり絶望的。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:38)
私は、金融機関で40年以上、上場大企業相手に資金調達やM&Aを主な生業にしていました。そこで、最も大事にしていたのは、社長の経営に対する考え方と教養や倫理感、民度でした。
ビッグモーターを相手にしたことは有りませんが、間違いなく論外の企業でしょう。
どうしてこんな会社が業績を伸ばせたのかを、考えたら損保各社の協力もあったのではないか。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:40)
詐欺そのもの。
営業所長が年収4000万円、一介の整備員が1000万円。犯罪行為による不労所得の積み重ね以外の何物でもない。
どれだけの詐欺と不法行為を積み重ねているのかは想像を絶する。
犯罪に関わった全ての経営陣と社員については、民事刑事双方で徹底的に追い詰めて、損害の補償と長い刑期を実現しなければならない。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:40)
ビッグモーターだけに限らず、中古車販売は業界全体がグレーみたいで、車雑誌でも悪質業者の見分け方なるものを解説した記事が数多く出ていた。
この会社も業界の垢が染みついたまま強引に企業の規模を拡大させて現在に至ったのだろうが、やり過ぎた感が有る。
消費者を騙し、保険会社を騙す事が日常的に行われているならば、業界そのものを規制しなければならないだろう。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:41)
この記事を読んでなぜか自分の父親と少し重なる部分はあった。
自分の父も会社経営をしていて、さすがに違法はしていなかったが、社長としては割とお金への執着が強かったと思う。
経営をしており、従業員を抱えている以上、お金に執着をしていないと社長の資質がないことは理解できるが、やはりある程度の会社の規模を持つと「コンプライアンス意識」を持つことも必要。このコンプライアンスはある意味、儲けることと反対の部分があったりするがそこは超えないといけない経営者の壁ではないかな。
因みに自分の父の会社は従業員は10人程度の会社であったが、自身が少し独裁的であることも自覚していたのかこれ以上増やす気はなかったようで、ビッグモーターもこのくらいの規模でやるべきだったのではと思う。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:42)
全ての会社では無いが、昔から車屋、不動産、保険は知り合いに頼むのが一番良いと言われていた。理由としては相手都合、営業都合の契約になる事が多いからである。保険水増しも車屋業界では昔からある習慣と思われ、業界全体がグレーなとこが多い感覚です。
今後クリーンになる事を願いたいが、ビッグモーターの従業員、特に営業は騙しの恩恵で給料を多く貰っている人も多い。会社の指針が変わったとしても、末端の営業担当の入れ替えを図らないと本当のクリーン化は図れ無いでしょう。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:44)
繰り返し転職サイトで取り上げられていました。
リクナビ、マイナビ ・・・・・
CMで営業マン年収2000万以上も。
これだけで何かやってるのでは?と思っていましたが、やっぱり。
芸能人MCの番組でキチンと仕事をしている人がかわいそう。とあったが、企業風土がそれだから、結果が出せなかった社員でも、詐欺まがいを働いていたのではないか?
真っ当な社員は短期間でやめていたと考えますが。
日本国内の自動車業界は大規模でそれだけで経済は回るだろうからこんな不正があったら本当に危機。企業だから利益を求める事は悪い事では無いが法に触れる事をやったらダメでしょう?
不当な利益を出す為なら法に触れても構わないと言う事で不正をやる人以外を辞めさせて行けは今の様になるに決まってる。
一部社員、一部部署ではなく、先ず、全社、全社員と考え対応した方が良いと。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:47)
4年前消費増税直前に、Bモーターに車検を依頼しました。受付の方に2回目だけど10,000㎞も走ってないのでと説明して見積をお願いした。すると、後ほど連絡するので車を預かると。きた見積は何と、200,000円程。レディースパックなる訳の分からない物が付いていた。慌てて連絡し、受付での話し事をも一度話すと、聞いて何様な口ぶりでした。こちらのお願いが聞いてもらえないなら、結構ですと言ったら、もうライトの調整をしたので3,300円は頂きます。こんな会社ですわ
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:48)
自分たちに少しでも有利になるよう逃げられるうちは逃げるって事ですね。証拠隠滅し誠意を持ってこの問題と向き合うつもりはないと言うこと。
そもそも、これまでの不正は悪徳すぎるから、今回の不誠実な対応も納得できるけど。
全容解明まで全店で営業停止処分でいいのではないですか。
保険の根幹を揺るがす巨額保険金詐欺事件ですよ。
ビッグに回った不正な保険金は、全ての自動車保険加入者から回収される。被害者の保険等級があがるだけでなく、全く関係ない契約者の基本料金の値上がりにつながる。
国土交通相、金融庁の厳しい対応を期待します。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:49)
今回のビッグモーターの保険金「詐取」事件では、自動車修理部門の徹底調査だけで済ませてはいけない。
コンプライアンスが欠如したワンマン経営の企業では、全ての事業部門で不正が横行していると思って間違いない。
中古車査定部門
中古車販売部門
損害保険販売代理店部門
自動車整備部門
本社管理部門
本社経理部門などなど
ビッグモーターの全ての業務について、外部の第三者組織が調査を行うべき。
そもそもビッグモーターと共存関係にり、持ちつ持たれつの損保会社も「共犯」。
車検でも不正行為が横行していると思うので、検査部門に対する調査だけでも実施するべき。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:50)
「私の仕事は機械の修理屋で販売・修理・買取り等をして、規模は違うが、業務内容はビッグモーターと同じです。修理屋はまず儲かりません。(途中略)販売・修理・買取りなんて良心的に仕事すれば絶対に絶対に絶対に儲かるわけないのです。」とのコメントが、修理業の実態を明らかにしていると思う。自分は一般競争入札で仕事を請け負うサービス業の社員だったけど、一般に100万以上の一般競争入札では、入札に参加した各社の入札価格の中で一番低い会社が落札する。その結果を各社に通知する。同じ内容の業務を翌年度も公示されて、また入札する時には、落札した額よりもやや安い入札価格で勝負しないと、ライバル会社に落札される懸念がある。今やほとんどの業界でライバル会社がおり、ITのソフト等など特別な技術等を持っていないとそんなに直ぐに儲からない。だから、ビッグモーターは数年前から胡散臭いと思っていたが、やっぱりという感じである。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:52)
3.4年前にビッグモーターに車の下取りや
新車の購入で 北関東のお店行ったことがあります
営業と話してると
アルファードにのった幹部社員がゾロゾロ出てきて
偉そうな態度で闊歩してましたね
さらにプライベートのゴルフでも社用車のアルファードで出かけたりとやりたい放題らしい(営業曰く)
あとは他社のディーラーから
人気の新車を30台とかまとめて 割安で他車から受注して
それに価格プレミアムを乗せて自分たちの顧客に売るというような
売り方もしていたらしい
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:53)
ビックMと損保の関係は持ちつもたれつの関係がある。デーラーも同じ関係が・自賠責、保険を取って欲しい損保
見積金額ををそのまま認めて欲しいビックM、損保もわかって目を瞑る感が横行していると思う。大きな事故車はバラしてみなければわからないしアバウトな見積になってしまう事が往々にしてある。損保会社も鷹揚だから妥当な線でアジャストしてしまっているのが現実です。多かれ少なかれ業者対損保はこんな関係で成り立っている。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:54)
問題が起きたときに上の人間が表に出てこない会社はだめだと思う。内弁慶で威張っていても、会社の危機にあって、矢面に立たねばならない時に、その役割を果たさないのであればなんのための役員なのか。
会社は大小あれども社会に対して恥ずかしくない営業をおこなわなくてはならない。会社経営というのは、株主に対してだけでなく、社会に対しても大きな責任を持つ。役員には、平社員とは比べ物にならない責任があるというのはそういうことだ。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:55)
創業者の兼重宏行社長(71)の責任を問う声が高まっている
→上場していれば株主が責任を追求する事が出来ますが非上場ですからね。
私達が出来る事は、こちらがこういう会社であると認識して使用するか、しないかを判断する事だと思います。
そうすれば自然とこのような会社は淘汰されていく事でしょう。
もっとも、これだけの不正があったのですから、私達の側に対してもどんな事をやっていたのか分からないので私なら絶対にビックモーターを使う事は無いですが。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:57)
好青年が老獪な金の亡者になるまでの記事。
何れ近い内にこの威圧感のある豪邸も手放さなければならなくなるだろうし。
ビッグモーターに真面目に勤めている従業員やその家族が不憫だとは思うが、まあ数ヶ月働けばビッグモーターが如何に怪しいやり方で急成長をして来たのか理解は出来るだろうし、それでも去らずに居座り続けたって事は再就職口を探すのが面倒な人や、やっとの事で社員雇用して貰えて中々踏ん切りが付かない人も居るだろうし、仕方ないのかもね。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:58)
人を騙して稼いだお金で私腹を肥やしてるのは嫌な気持ちです。
騒動後も文書回収したり、事の重大さがわかってるのか?
今後この会社に修理や買取り頼む人いるでしょうか。
というか、車業界自体を信用出来なくなってます。
素人はプロが言うことを信じるしかない。
そこは信頼関係でしょ?
私はある出来事から車は全てディーラーに任せてきましたが、それさえも信用していいのかという気持ちになってます。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 14:59)
コンプライアンス遵守は考えも及ばなかったのでは。このくらいの規模になると経営基盤を整えているはずですが。違反は当然倒産。話は変わります。鉄の強さが不合格なのに改ざんして合格として出荷。この不正を指摘し正そうとした部長を降格しなんだかんだパワハラし退職に追い込んだ関西の電気炉鉄鋼会社のようにバレなくて生き延びている会社もあるのですが。担当は警察になると聞きました。6年くらい前ですが警察に訴えても大丈夫でしょうかね。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:00)
最も重要な要素は、組織体のカルチャーです。
そのカルチャーによって組織風土、企業風土というものが醸成されるからです。
その組織カルチャーというのはトップから発信されます。
従って、このような組織ぐるみの不正が行われる背景にはトップから発信される組織カルチャーという下で行われるので、トップが不正に直接関わっているか、直接指示したかではなくとも責任は免れないのです。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:01)
皆さん、各地域に自動車車体整備組合があるのは知ってますか?工場の認証等き携わり、色々と指導していく組合です、入ってる工場もあれば入ってない工場もありますが、まあほとんどの工場が入ってると思います
さて、この組合はこんな騒ぎになった今、何も話しは聞きませんが何をしてるのでしょう組合員に話しを聞いて皆同じような事やっていたので、慌ててどうするか相談してるのですか?
一度皆さんそちらも調べてみてはいかがでしょうか?マスコミの皆さんも、良いスクープになるかも、視聴率もかせげるかもですよ、なんなら私がこの業界の本当の姿を語りましょうか?
ノーギャラで良いですよ、あ、交通費だけお願いします、私も同席しますと言う方がおられたらお願いします。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:02)
ビッグモーターは(いつか必ずバレて爆発する)爆弾を抱えていたようなもの。経営者には一時的、短期的な利益だけでなく長期的な利益(信用や信頼)を大事にする姿勢が必要。それが無ければ事業は末永く続かない。
社長親子にはその大事なものが欠けていたのでしょう。ビッグモーターが今後どうなろうと自業自得、因果応報と思う人はいても同情する人はほとんどいないのでは。
それにしてもこんな経営姿勢を続けながら、今まで大きく問題視されることがなかったことが不思議(ネットが普及し、嫌気がさして辞めた元社員や強い不信感を持った利用客等から簡単に情報が流れる時代なのに)。
今は堰を切ったようにビッグモーターの悪行が報道されていますが、今までビッグモーターがマスコミに多額の広告費を掛けていたことが(悪事がなかなか報道されないための)保険料になっていたのかも、と思うのは勘繰り過ぎでしょうか。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:03)
1代で数千億の売上がる大企業にしたんでれば多少強引な商売をしたのかもしれません
うちの車を買い換えの下取りに査定出した時にスズキは68万、ダイハツ100万、ビッグモーーは120万で下取りしてくれました
1週間後160万位で店頭に並んでましたが1週間経たずに売約済みのプレートがついてました。
自分のイメージは高く買い取って安く販売してくれる良いイメージしかなかったので残念です
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:04)
ソニー創業者の娘さんの話はせつないですね、、
確かに買ったんだから何でもアリかも知れませんが、周囲とは完全隔離された無機質な高い壁。
ここだけじゃないですが本当の東京はもっと優しい街なのに一部の地方出身者が財を得て土地を買い何の感情もない街に変えてしまいました。
かつては、サクラの木がピンク色になり、近所の人の目を楽しませ、娘さんも笑いながら暮らしていたのでしょうね
「なるべく元実家の近くは通らないようにしています」
変わり果てた景色を目にしたら日本人なら誰でも想う感情。
これが全てなんでしょうね。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:06)
こういうことを言うとダメなんだろうが、自動車修理や板金の従業員の給与って最賃によく引っ掛かり度々労基から指導を受けます。話を聞いてるとビックモーターみたいな地方の展開する同業他社とのどうしたって競争になる。かといって例えば車検や保険、備品交換の手数料なんか微々たるモノ。なのに光熱費や消耗品の経費がかかる。削る場所から削ったらどうしたって賃金になる。
ビックモーターの給与を報道で見ると「どんだけ粗利をふっかけてんのか?」って普通に思うがね。オンリーワンの会社でもなきゃ修理でこの給与は無理だもん。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:07)
かつては一人の好青年が夢を抱き、忙しく走り回っていたはずだ。
チョット泣けるな。
いろいろな業界にこういう立身出世した豊臣秀吉のような人物がいるけれど、
たった一代で、30年ぐらいで田舎からのし上げるというのは、周囲の善意やサポートがなければあり得ない。
多くの人から慕われる好人物であったのは確かだろう。
秀吉も晩年、朝鮮出兵したりオカシクなってしまったが、
周りがイエスマンだけで、裸の王様になってしまったのかもしれないな。
「兼重太閤記」とかのタイトルで、だれか小説にしてほしい。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:08)
車屋は客の命に責任がある仕事。
って私の車を見てもらってた整備士さん(今は引退)が言ってました。
ある時、自分が整備した車に乗ってた客が事故起こして、
「事故後にタイヤが外れてた、タイヤが外れたから事故に繋がったのではないか?整備不良ではないのか?」
と連絡があり
「そんなはずは無いのだが…もしかしたら」
と自分の責任の可能性も考え退職届を用意して
「お客さんの所に行ってきます」
と社長に言ったら
「あ~私が行ってくるよ、キミは心配しなくていいよ、会社の事は私の責任だから」
と退職届を破り捨て、その後
「話つけてきたから大丈夫だよ」
と一件落着。事故起こした客の身内からの入れ知恵だったらしいです。
整備士さんも社長も男前過ぎるって感動しました。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:09)
社長の独裁体質の中で各部門がタコ壺化(縦割り組織)していたのではないでしょうか。
利益を追求しないといけないのは企業戦士の責務ですが、管理監督しないといけない立場の方がモラル、規範意識を修正できなかったことが、一番の原因でしょ。
社長に責任はある。
それだけではないでしょ。
詐欺行為、器物損壊、労基にも抵触するでしょう。
原因究明が必要ですね。
名無し (月曜日, 24 7月 2023 15:10)
多少脚色はあるのかもしれないが、面白い記事。
自身がたった一人で修理工場から始めたとあれば、
類似の仕事に携わる方が書いているが、
こうした業種はクソ真面目にやったら、
本当に微々たる儲けしか出ないこと、だけど
不正を働こうと思えば裏技はいくらでもあること、
嫌というほど身にしみては来たんだろう。
そして、会社や立場が大きくなると、
掌返して近づいてくる人間の種類が替わり
見える景色も変わることも。
地元での業務拡大に飽き足らず、一族と
絶縁関係になってまで東京を拠点に
更に上を目指した時点では、裸一貫
ではなく、様々唆す人間は居たんだろう。