ビッグダディ元嫁・美奈子「死ねと脅され、拳で殴られ…」元レスラーのDV夫から命がけ逃走劇!離婚決意した “連れ子差別” も


離婚を決意するまでの家庭生活を語る美奈子。何度も涙を流した

「感謝はしています。でも、どうしても耐えられない……」

 そう言って、大粒の涙を流すのは、ビッグダディこと林下清志氏の元妻として知られる、美奈子だ。

「2度の離婚を経験し、24歳で5人の子持ちとなった美奈子さん。2011年に林下氏と結婚し、『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)に登場すると、一躍人気者になりました。その後、林下氏との間に第6子が誕生したものの離婚。2015年に、元プロレスラーの佐々木義人氏と再婚し、2児をもうけました。

 今は10人の大家族。バスの運転手に転職した佐々木氏が、美奈子さんの連れ子と打ち解けようと奮闘する様子が2019年に『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で放映され、大きな反響を呼びました」(芸能記者)

 まさに波乱万丈の人生。だが美奈子は、今まさに新たな “波乱” を乗り越えようとしている――。

 7月上旬、埼玉の閑静な住宅街は、物々しい雰囲気に包まれていた。

「朝から美奈子さんが暮らす家で引っ越し作業が始まったのですが、なぜか複数の警察官が見守っているんですよ。美奈子さんだけが深刻な顔で作業をしていて、旦那さんの姿はありませんでした」(近隣住民)

 情報提供を受け本誌が駆けつけると、確かに私服警官2名と、制服姿の警官2名が “警護” をしている。

 すると朝9時、仕事に出ていたのか、バイクに乗って佐々木氏が自宅に戻って来た。「何が起きているんだ」と警官に何度も喰ってかかるものの、佐々木氏は “自宅” に近寄れないよう制止される。

 引っ越し作業が終わると、幼い子供2人は佐々木氏とではなく、警察車両に乗せられ立ち去ったのだ。

「いつも喧嘩が絶えない家族でした。事件でも起きたのでしょうか……」(前出・近隣住民)

 はたして、警官が出動するほどの騒ぎの真相とは、なんだったのか。引っ越し後、本誌が何度も所属事務所に取材を申し込むと、「子供のために、間違った記事が出て欲しくない」と、ようやく美奈子が重い口を開いた。

「夫とは、離婚します。でも、10日ほど前、弁護士に用意してもらった離婚合意書を夫に提示したのですが、目の前でビリビリに破かれました……」

 引っ越し当日に、警察を呼んだのも美奈子だという。

「以前から、警察には夫のことを相談していたんです。子供を連れて家を出て行くつもりだと告げたら『わかってるだろうな。どうなっても知らねえぞ』と、脅迫されました。

 身の危険を感じたので、警察に来ていただきました。無事、同居していた子供6人を連れて逃げることができました」

 なぜ、4度めの離婚を決意したのか。美奈子の口から語られたのは、テレビには映されない、夫による壮絶なDVの日々だった。

「結婚当初は、連れ子と実子を分け隔てなく、熱心に子育てしてくれました。ただ、徐々に『変だな』と思うことが出てきたんです。

 夫は潔癖症なところがあり、少しでも部屋が乱れていると、怒鳴るようになったんです。だから、夫が帰宅する前に家の物をすべて子供とチェックします。機嫌が悪いと、子供にも怒声を上げるようになりました」

 時には、暴力を振るわれることもあったという。

「何度かありましたよ。蹴られたり、殴られたり……。向こうは元プロレスラーですから、当然反撃なんてできません。でも、警察を呼んだり病院に行くと、夫が悪者になってしまうので黙っていました。

 金銭面でも喧嘩が絶えず、近所のスロット店に現金を届けに行かされるのは、日常茶飯事でした。昨年からは財布を別々にしたのですが、生活費は月6万円しか入れてくれませんでしたね」

 さらに、逆上すると「死んでやる」と自殺をほのめかすこともあったという。

「実際、家を飛び出して富士の樹海に行き、スマホで位置情報を送ってきたこともありました。夫はメンタルが不安定なんです。私が子供のことで精一杯になっていると『もっと俺にかまえ』とか『子供を残してお前が死ね』などと暴言を吐かれます」

 それでも美奈子は「真剣に向き合ってくれている証拠だ」と自分に言い聞かせ、夫婦生活を続けてきた。佐々木氏も「悪いところは直す」と何度も約束してきたという。だが、“連れ子差別” 発言で、ついに我慢の限界に達した。

「今年3月に、子育てをめぐり喧嘩した際、『血の繋がっていない子供は嫌いだ』と言われたんです。以後、お互い口もきかず家庭内別居状態になりました。

 確かに、これまでも独立した長男や長女に対し『あいつを家に入れるな』と、“差別” することがありました。夫のせいで、お盆やお正月に子供8人が顔を合わせることができなくなったんです。夫は、4歳と6歳の実の娘だけがかわいいんですよ」

 佐々木氏と離れたことで、現在は久々にゆっくり眠れているという。

「あの家にいたときは、夫が帰宅する際のドアの “ガチャ” という音だけで、胸が苦しくなったんです。ぐっすり眠れず、ストレスで白血球数が低下し、扁桃腺が腫れるなど体調も悪化していました。

 子供たちは、みんな私の決断に賛成してくれています。弁護士や警察の方から、夫とは直接話さず、居場所を知られないようにしたほうがいいと、アドバイスを受けています。

 今後は『慰謝料も養育費も財産分与もなくていいので、離婚したい』という条件で、弁護士を通じて協議する予定です」

 冒頭のとおり、取材中に何度も涙を流す美奈子。まさに命懸けの逃走劇だったわけだ。

 翌日本誌は、仕事を終え “無人” になった自宅に帰ってきた佐々木氏を直撃した。

――美奈子さんと離婚する?

「どこから聞いたの?今は何も話せません」

――佐々木氏によるDVがあったと聞きました。

「ない。ひどい、ひどいよ」

 佐々木氏は、DVを否定すると、記者を睨みつけ、家の中へと消えていった――。

 DV問題に詳しい橋本智子弁護士はこう憤る。

「妻子をあの手この手で支配する典型的なDVですね。子供が暮らす家の中でのこうしたDVは、子供の安全を脅かすので、それだけで子供への虐待になります。

 女性側が離婚に際し、子供を連れて逃げることを “連れ去り” だとして問題視する風潮がありますが、今回のケースでいえば、まず身の安全を守るために逃げるのが大事です。勇気のある決断です」

 美奈子は取材の最後に、こう語った。

「これまでの感謝の気持ちもあるので、私はこれ以上、彼を攻撃したくありません。ただ、子供のために平穏な暮らしをしたいのです」

 やつれた “母” の瞳には、子供のための強い決意が宿っていた――。

写真・吉田 豊

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コメント: 14
  • #1

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:53)

    結婚離婚を繰り返す生き方をまずはリセットして、子供達と自分がきちんと暮らしていける生活を作っていくのが大事だと思う。すぐに男を当てにしたり、探したり、恋愛したりして生きていく体質なのかもしれないけど、これまでたくさん痛い目に遭ってきたのだから、冷静に子供の生活と自分の自立を優先させてください。子供達が結婚離婚の度に振り回されているように思えて可哀想です。

  • #2

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:54)

    結婚離婚を繰り返す人。その時の恋愛的感情だけで簡単に結婚することには事後的に経済的な部分、DVのような身体的、精神的に苦痛を受ける部分、様々なリスクが隠れていることを少し冷静に考えて相手を選ばれてはいかがかと思います。結局離婚となればご本人も相手の方も子供たちも幸せになれるようには思えません。この女性は芸能人ではないけれど芸能人の様に名前が売れてしまって逆に不幸になってしまった様で気の毒です。普通の女性に戻り幸せを掴んで頂ければと思います。頑張ってくださいね。

  • #3

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:54)

    どっちもどっちみたいなところもありますが、この奥さんのやっぱり育った家庭、境遇が色々とワケありだったみたいなので、そこもあるのだと思います。

    それなりの親元で生活してこないと、何を、どこを基準にして子育てするのかもわかりません。でも、きっとなんとなく周りを上っ面を見て子育てしているんだと思い、その点についてはまぁ、本人なりに頑張っているのかなぁ、と。

    だけど、この方本人そのものが愛情不足で育っているんだろうな、と。心が子供のままで、それでいて依存体質なんでよね、きっと。

  • #4

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:55)

    ご主人からDVを受けながらの生活はとても大変だったと思います。お子様達にとっても最善な選択ですね。
    私も二児の父ですが子供を1人育てるということはとても覚悟がいることです。私自身が別に生まれた子を自分自身の子と同等に育てる自信はまったくありません。ご自身がまた別な人と一緒になりたいと思った時にその時だけの感情や言葉だけを信じないことが大切だと思います。ご家族全員を幸せにできる覚悟と経済力を持つ人はなかなかいないと思います。ただご家族が仲良く助け合って幸せに暮らしてほしいです。

  • #5

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:55)

    今回はお気の毒だとは思うけど・・・
    情報提供とは言え、事前に自分のYouTubeでは動画投稿をお休みするフリはしてたみたいですね。
    で、メディアが提供されたから取材ですか。
    旦那さん側の意見とか、DVだとしても警察には何度も相談してたんでしょうか?
    まぁ離婚は自由ですが、短期間で再婚なんて話の為の離婚でない事だといいんですが。
    円満とはいかないでしょうがお互いに納得出来るといいですね。

  • #6

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:56)

    夜逃げってやつですね。警察が警護する中でお引越し。本当のDVがあったのでしょう。夜逃げ屋さんにも頼んだのかな?
    昔は借金取りから逃げるのに夜逃げはあったのだけど、現在は昼間にDV夫または妻がいない間に引越しするそうです。自営業でずっと家にいる人やいつ帰って来るか分からない時には命の危険がある場合に(相談や被害届とか出ている場合)警察が警護に協力してくれるそうですよ。

  • #7

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:57)

    テレビで見たことありますが、情緒不安定なご主人だとすぐわかりました。
    美奈子さんが言う事が全て正しいのであれば、離れて正解だと思います。
    子供を守るために1番良い選択したと思います。
    美奈子さんは暴力暴言に耐え辛い日々を送ったと思います。これからは子供達と平穏に暮らせますように。
    ご主人が逆上して居場所を探し回ったりしない事を本当願います。

  • #8

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 13:57)

    夫婦の事なんで当事者しかわからない部分もあると思います。
    しかし、以前にドキュメンタリー番組を見た事ありますが美奈子さんはテレビで見るまんまの方なんだろうなと思いました。
    旦那の方は少しメンタル面が不安定で裏表があるイメージでした。
    思い通りにいかないと暴言を吐く、ものに当たり散らす、睨みつけ相手を威嚇するタイプなんだろうなと思いました。
    夫婦の事なんでどちらがどうとかはいいにくい部分もありますが、別れて正解だと思います。

  • #9

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:00)

    テレビで見てて癖のある男性だなとは思っていたけど、、、。
    でもこんなに何度も結婚離婚とかって
    ちょっと男性側だけに原因があるとは
    正直思えない。
    よく男運が悪いとかDVされるとか言う人いるけど相手をイライラさせる言動や行動をとってるよなこの人
    、、、と
    思う女性も全てとは言わないけど
    いるからね。
    手は出したらダメだけど何か原因がないかを考えた方がこの先のためだと思う。
    そもそもこんなに失敗するなら
    1人で育てていく考えはないのかな。
    何度もお父さんが変わる位なら
    シングルの方がいいだろうし
    兄弟それぞれ父親が違うとか
    ちょっと考えものだよ。
    これで別れてもう男に依存しない生き方をされた方が良いと思います。
    とりあえず無事に引っ越し出来て良かったですね。

  • #10

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:01)

    血が繋がっていない子供は好きになれない再婚夫の心理は何となくわかります。何をするにも嫁さんの元旦那の面影や行動を重ねて見てしまうからイラつきも倍増してしまいストレスで喧嘩が絶えず離婚した友人がいました。子連れ再婚は難しいから子供が自立して親元を離れるまで再婚は無理だって言っていました。ましてや大人数の子供を連れて再婚となると……聖人君子でなきゃ無理だって

  • #11

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:01)

    男を見る目がないのか、見ないで結婚しちゃうのか。
    お気の毒ですが、一番の被害者は子供達ですね。
    どんな大人になるんだろう。
    小さい頃は無邪気でしたが成長するに連れてみんな暗い印象があります。
    きっと大人の男性の怖さを感じトラウマになったり、自己肯定感もかなり低くなっていると思う。
    これからは子供の為だけに生きて、平穏で安定した精神で子供達の心も自信を取り戻してまた明るい姿になってほしいです。

  • #12

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:02)

    連れ子6人を受け入れて働く意志があったくらいで、計算が先に立たない純粋で真っ直ぐな旦那さんではあったんだろうな。でも短絡的で感情制御や言葉の選択が出来ない単細胞。これは表裏一体。美奈子さんも彼は不安定でって言ってるように、精神年齢が幼い。連れ子と一緒に人生預けていい器ではなかったんだろうと思います。
    理解しようと頑張りもして、きっと彼の良かった面に嘘は無かったと彼女も分かっていて感謝もしているとのこと。そう、ちゃんと冷静に俯瞰で考えるのが大事。今守るべきは安全。今シェルターなのか、後見人に守られてるのか分からないけれど関係者はくれぐれも居所を知られないよう協力してあげてください。感情に流されない程度に佐々木氏が冷静になるまでは、情動的な彼に無茶させないように彼をも守らないと。

  • #13

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:03)

    みなこさんと同年代ですが、とても波乱万丈で辛いだろうなぁと率直に感じました。
    周りと同じように幸せになりたくて結婚したはずなのに何度も離婚結婚を繰り返して、幸せだと感じてる時間はとても少ないのではないかな?と感じます。
    なにより、お子さん達の心が一番心配です。
    DVだとお母さんに手をあげているのを目の前で見ているんですよね。。私も昔父が母に手をあげていてあばら骨が折れたりしていたので、なかなかその記憶って大人になっても消えないです。
    今からは再婚に目を向けるより、まずは子供の健全な成長と安心して暮らせるようにして頑張ってほしいです。

  • #14

    通りすがりの人民 (火曜日, 11 7月 2023 14:04)

    男の人って誰でも、基本自分の子しか可愛くないと思う。本能的に、自分の遺伝子を守る。連れ子は目の前にいる女性の付属物でしか無く、うちに置いてあげるよ、ご飯も同じ物食べて良いよ。俺って親切だから。みたいな感覚。平等って言ってもせめてそこまで。…だから、それ以上本気で思ってしてくれる人に当たればそれはすごくラッキーで、感謝した方がいいのだと思う。…昔ウチの主人に友人が育てられない子供を引き取りたいと言ったけど、正直自分の子供の方が可愛いし、その子のために頑張って働こうとまで思えなくて負担になると思う。その感情が相手に伝わった時、傷つけてしまうのは無責任だ。と言われた。…とても冷静で本音の意見だと思って、諦めた事がある。私と結婚すればこの子もあなたの子で当たり前って事は絶対無いよね。母性のある女性とは違う。