例え動物であっても、ペットは今や家族同然の存在と感じる人も多い時代。
しかし、人間よりも寿命の短い動物を飼い始めたら、 いずれ訪れる永遠の別れは定められた宿命でもあります。
大人でさえ、その悲しみからうつ状態に陥る人もいるペットとの別れ。
そんな時、周囲の人の手助けがあれば、 前向きな気持ちになれるのかもしれません。
米国の4歳の女の子が愛犬の死を受けて、 神様に手紙を送ったという話が、 米ニュースサイトのニュースバインで紹介されました。
この母親の家ではアビーという14歳になるメス犬を飼っていましたが、 ある日、病気で亡くなってしまいました。
ずっと一緒に生活を送っていた4歳の娘、メレディスちゃんは涙を流し、 「どんなに寂しいか」を母親に訴えていたといいます。
そして、アビーへの愛情を忘れられないメレディスちゃんは、 母親にこんなことを言いました。
「神様に手紙を書いたら、アビーが天国に着いたとき、 神様はちゃんと『アビーだ』ってわかってくれるかな」
母親はメレディスちゃんが話す言葉を書き留め、手紙をしたためました。
その手紙の中身はこうでした。
「神様、アビーがいなくなり、とても寂しいです。 どうか天国でアビーと遊んであげてください。 アビーはボール遊びと泳ぐのが好きです。 神様がアビーを見つけたとき、すぐに私の犬だと分かるように、 写真を送ります」
幼いメレディスちゃんの精一杯の愛情が込められた手紙でした。
手紙と写真を入れた封筒には「天国の神様」とあて名が書かれ、 ポストに投函されました。
手紙が届いたか心配する娘に、 母親は「きっと届いたよ」と励ましていたそうです。
するとそれから数日後のある日、 家の玄関前に金の紙で包まれた 「メレディスへ」という小包が置かれていました。
いったいどんな小包だったのでしょう>>>
中には「ペットが死んだ時」という本。
そして、そこには“神様からの手紙”が添えられていました。
「親愛なるメレディス。アビーは天国につきました。 写真が入っていたので、すぐにアビーと分かりましたよ。 もうアビーは病気ではありません。 アビーはあなたと居るのが好きでした。 天国では体を必要としないので、 写真を入れておくポケットがありません。 だから、あなたがアビーを思い出せるように、 この本と一緒に写真をお返しします。
素晴らしい手紙をありがとう。 それから、手紙を書くのを手伝ってくれた お母さんにお礼を言ってください」
ニュースバインの記事の最後は、次のように結んでいました。
「誰が答えたかは分かっていません。 でも、米国郵便公社の配達できない手紙を扱う部署には、 美しい魂があります」と・・・
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