私が、アルバイトで靴屋に勤務していた頃の話です。
当時、大学卒で初任給10万程度だったと記憶しております。
そんな時期に飯も食わず貯めた8万円で、オペルカの靴を買いました。
ヨーロピアンな靴でしたがトラッドに履いていました。上着は
ブルックスブラザースの紺ジャケサイドベンツ。ボタンダウンとピンホールのワイシャツを交互に着て、ダブルカフスで決めてました。
ネクタイはニットタイ。ベルトはワイン色で靴もオーダーでワイン色。
洋服が好きだったんですね。親父の兄貴が洋服やだったからかも知れません。当時のアルバイト店員では、目立っていました。そんなときに、北島三郎さんが靴を買いに来たのです。「君、センスあるから靴選んでくれる。」テレビの人が前にいるのでビックリしましたが、くそ度胸だけは当時からありましたので、店で一番高い靴(オペルカ)を履いてもらう事にしました。自分も好きなんで人にも薦めたかっただけですが。
「値段も高いから雨の日とか大丈夫かな?」と聞かれたので
「雨の日は雨用の靴を、もう一足お買い求めください。」
「この靴(オペルカ)は私も一生履こうと決めています。手入れして履いてください。雨の日には絶対履かないで下さい。靴が可愛そうですから。」生意気な事を言ってしまった。熱くなりすぎたと思いました。
「良く分かったよ。君は本当に正直だ。これもらうよ。10足。ステージ用で。」「それならいいよね。室内履きだ。」良く考えたら雨の日 履くわけないか?試されたかな?緊張が一気に取れて恥ずかしくなりました。「大切に履くから手入れの仕方教えてくれるかな。」
なんだかやさしい人でした。ファンになってしまいました。新宿公演のチケット直ぐに手に入れたのは言うまでもありません。今思えば満足いく接客ではありませんでした。すみません。それなのに10足も買っていただきありがとうございました。
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加齢なる親父
演歌大好きですね。若い時から歌が好きなんですね。
好きな歌手のコンサート・ライブ・インディーズの
ライブハウス 等、今でも良く行きます。
音楽に関わる仕事がしたくて、30歳で、今では当たり前ですが、
六本木にスタジオを借りて、音楽配信事業を起業しました。
当時は、最先端の企画だったと思います。しかし
若いから結果、業界の人間に黙れました。
でも新人アーティスト探しプロデュース業。
テレビで見ていた人達に会えて
楽しい日々を経験させて頂き音楽業界の裏もわかりました。
勉強になりました。高い月謝を払いました。
コツコツ貯めたお金も全て無くなり、またゼロからのスタートになりました。まさに人生色々です。 それでも音楽は大好きです。
音楽力・音楽心は、人生を変えます。後悔はしてません。
機会があればまた音楽業界に参入致します。
- Apex product
加齢なる親父
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さとる (木曜日, 29 9月 2022 15:17)
人に喜ばれて初めて商売の何たるかを知る
嬉しい瞬間ですね。柳さんに全部教えてもらいました。
ありがとうございました�感謝です
日下 (日曜日, 02 10月 2022 18:27)
音楽配信事業は、大変だったんですね
スタジオを六本木で借りて、新人探して楽しそうですが聞くとやるとでは、違いますからね。ご苦労様でした。