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金貸しの回収業務とは(・・? Apex product

皆様こんにちは。ある方から、金貸しの回収の話を聞いたのでお話しします。

駅のそばの○○○と言う会社に勤務していた人が昔に経験した実話です。そこには、【メイ○回収】と言う、金の取り立て部署が有りました。割賦販売した月々のお金が、支払出来ない状態になってしまった客に返済を促す部署です。遅延客を業界では99客と言います。勿論、取り立てに行く訳ですが、通常は保障会社(信販会社)に委託して回収するんですが、一部上場会社は違いますね。自社の社員に金回収させるんです。その部署に配属になれば、出世街道まっしぐら。回収率が98.5パーセント。893からも、回収する。当時業界では、泣く子も黙る【メイ○回収集団】でした。夜討ち朝駆け何でも有り。非常なまでに回収する。支払出来ない人間は、ヒカリ・ヒビキ物(高額な時計・貴金属)を、換金目的で割賦契約をする。893な人間です。殺されそうになるのは日常茶飯事でした。893と、仲良くなる人間も多数。監禁されて恫喝されてとことん怖い思いをしたそうです。それでもエリート街道に乗るために命がけで働くそうです。一年のタコ部屋から解放される時には、生活も人柄も全て別人になってたくましい、なんちゃって893の出来上がりです。○○○に、憧れて入社試験を受けて合格して嬉しい思いは全くなくなり、憂鬱な地獄の日々が展開する訳です。今は、信販会社を関連会社にして別法人で同じ事をしています。イメージが悪いからだそうです。毎日の様に督促の電話を掛け、客に罵声をあびせ、金を回収するのです。たまに怒った客が店の契約カウンターまで怒鳴り込んで来ます。でもそれも、【メイ○回収】の思うつぼ。一発殴られて警察呼んで金回収する。あの手この手で、回収する。勤務先に行く。上司に頼む。自宅に行く。ご近所に頼む。親戚に電話。親戚のご近所に頼む。逃げても逃げても住民票・謄本全て調べて全く関係ない隣の人にまで、連絡取れないかお願いする。最後には、子供の学校にまで行く。先生にお願いする。PTAにお願いする。とても逃げれません。諦めて本人から連絡が入ります。「やりすぎだろう!!」「おたくが、連絡くれないから当方は困ってやったことですよ」と、回答する。確かに普通では無い。これはまだ、やわらかいと思って頂いて良いでしょう。表の金貸しでさえ、回収するときは、冷静さを欠きます。何故なら回収率の目標ノルマがあるんです。本人が生きていれば必ず追い詰めます。ましてや、闇金は個人ですから、余計に取り立ては厳しいでしょう。もっと、えげつない回収をします。追い込みすぎて自殺した人間も何人も見たそうです。それだけ金は、怖いものです。使い方を間違えたら、麻薬と同じ、人間失格になります。どうぞ慎重に計画を立てて借りましょう。借りないほうがいいんですけどね

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【 893の親分からの回収 】

 

千葉市内にある事務所の親分からの回収。借りたのは子分(若頭)。

借りた人間は刑務所に入ってしまいました。家族も無く。親戚もまったく駄目。お蔵入りと思っていました。ある日、そこの親分から、電話が入り「○○○の支払いしてやるから来い!!」と、恐ろしい声で怒鳴られました。何かされると思い行きませんでした。それが、まずかったんですね。また連絡が入り。今度は名指しで来いとの催促。肝をすえて行く事にしました。事務所に行くと、何故か隣の居酒屋に、一席設けたから来いとの事。なんで隣に居酒屋が、有るんだよ。と、つぶやきながらお店に入りました。そこには、親分が一人で座ってました。「やっと来たな。まず座れ。」「はい」緊張しました。やばい殺される。そんな殺気さえ感じる迫力のある人物でした。「おーい。」とデカイ声で女将を呼ぶと、酌婦が、2人入って来ました。今でもはっきり覚えてますが、1人は白いワンピース。左腕に薔薇の入れ墨。お風呂に入れば消えるのよ。と笑いました。「絶対嘘だ。消えるか。」もう一人は、着物姿。親分の隣に座りました。「とりあえず飲みながら話すぞ。」との事。もうどうでもいいや。やってやる。「頂きます。」訳のわからない宴がはじまりました。緊張感から、なかなか酔いません。強くないんですが、いくら飲んでも酔わないんです。たわいもない女の人の世間話が、2時間程度あり、やっと本題に入りました。「彼奴の肩代りワシがする。毎月、お前が事務所に来て俺が直接、お前に支払う。それで、いいなぁ。」「はい」あれ、いい話。いい人じゃないの。飲み食いさせて頂き借金までケツ拭いて頂きありがたい。この筋の上の人間は、話がわかるんだ。「わかりました。毎月必ず来ますのでよろしくお願いします」と、言ってその日は、帰りました。しかし、現実は、そんなうまい話があるわけないのです。それからが地獄の日々の始まりでした。

集金日の日。事務所に着いたら、構成員が水まきしていたので、「おはようございます」と言うと、にゃっと笑って手をあげました。「挨拶ぐらいしろよ。極道の礼儀しらずが」と心の中で叫びました。事務所に入ると念入りにボディーチェックされて、奥の部屋に。バカでかい、写真が2枚飾ってあり、やはり定番の「任侠」の文字。

「嫌だな。さっさと集金して帰ろう」親分がしかめっ面で私を見てこう言いました。

「はい。今月分だ!!」「有難うございます。助かります」と、手をだした時、「えー。何ですか?うそでしょ。」そこにあったのは、10円硬貨でした。「毎月、きちんと支払するから毎月来いよ!分かったな!」やられた。と思いました。話にならない。でもとりあえず10円回収して帰りました。さすがに10円は、まずいので1,000円自腹で回収したことにしました。それから1年近く経って、その親分からまた居酒屋で飲もうとのお誘いがありました。「今度はなんだよ。やばいなぁー」行かなければまずいと思い嫌々行きました。席に着くなり「お前、気に入った。1年俺の遊びに付き合ったな。まっ金貸しに認めてやる。金は利子つけて今、全額払うから来月から来なくていいぞ!嬉しいか。飲めよ。飲めよ。後、この店に着たら何を飲もうが食おうが一人1000円でいいからな。接待に使えよ。なっ。」と言って頂き、やっと終わった。と言う安堵から、その日はべろんべろんに酔いました。どう帰ったか分かりませんが、翌朝、水まきの構成員から連絡があり、わざわざ親分がハイヤーで送ってくれたらしいです。やっちまった。もしかすると夢かも。そんなうまい話し有る訳ないときずき、鞄を開けると大金が入ってました。「夢じゃ無かった。」その後、仲間と何度か居酒屋に行きましたが、女将は、お金を取らないので困った事を覚えてます。

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コメント: 2
  • #1

    さとる (木曜日, 29 9月 2022 14:54)

    色々 ありましたねー
    頑張りましたね!ただただ
    頭が下がりますgoo

  • #2

    通りすがりの名無し (火曜日, 15 11月 2022 10:41)

    ノンフィクションですか?