【 お薦め映画 ⓺】Apex product

【連絡先】

メモ: * は入力必須項目です

チャップリン「ライムライト」
ー驚異的な記憶力で、ミュージックホール時代を再現ー
「チャップリン自伝」の後半・・アメリカ追放後のことは、ほとんど著名人との邂逅が続き、余り劇的なくだりは少ない。この本で一番見ごたえがあるのは、迫真ともいうべき、ロンドンの貧民街での極貧な暮らし。このときのことを、細部にいたるまで驚異的な記憶力で記している点が、強く印象に残る。まるで、ディケンズの小説のような趣さえある。
映画「ライムライト」は、チャップリンの父母も、かつて舞台に立ったミュージックホールの雰囲気を見事に再現しただけでなく、彼の人生訓、映画人生の集大成ともいうべきものになっている。
ハヤカワ文庫で、ロジェ・グルニエ著で、「ライムライト」が出されたことがあったが、その後、チャップリン自身が書いた中編小説に、この映画の評論を加えた「ライムライト/チャップリンの映画世界」が出た。
チャップリンは、この「ライムライト」を映像化するにあたって、映画では、実際に映像化はしなかったテリーの生い立ちにも、詳細に触れている。
それは、チャップリンの貧民窟での暮らしの再現を思わせる。映画として描かれるまえに、しっかりとして人物像の把握を行い、そこから、描くべきこと、省略する作業を繰り返し、最終的な完成形に持っていく、チャップリンらしい、継続的な映画制作の姿勢を感じて、興味深く、読み始めでありながら、また、「ライムライト」を観たくなった次第。
ちなみに、この映画の初見は、日比谷映画街。かつての有楽座で、連続上映企画「VIVA!CHAPLIN」の一つとして、観た。
劇中、多くの印象に残るセリフを残した映画であり、クレア・ブルームの清楚な魅力、シドニー・チャップリン(印象薄いが、舞台の警官役では、兄チャールズ・チャップリン・ジュニアも)、ジョセフイン、ヴィクトリア、マイケルと、ウーナとの間に生まれた子供たち、そして、サイレント喜劇で活躍したバスター・キートンとの共演などなど、興味が尽きないものがあった。
#チャップリン
#ライムライト
🔷2023年11月(11/20~11/26)の日本映画公開作品の紹介です^^)/
劇場上映のこれはと思う作品を紹介していきますので、
映画鑑賞の参考にしてください^^)
■過去の紹介
・2023年11月(11/13~11/19)の日本映画公開作品の紹介
https://www.facebook.com/groups/469120899927928/permalink/2539640296209301
・2023年11月(11/6~11/12)の日本映画公開作品の紹介
https://www.facebook.com/groups/469120899927928/permalink/2534871490019515
🔷『首』
劇場公開日2023年11月23日
北野監督が監督・脚本・出演した、「本能寺の変」を
題材した娯楽大作。
#首 #北野武 監督 #ビートたけし #西島秀俊 #加瀬亮
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/99284/
・感想:楽しめた大作で、合戦の規模、人の掛け方など見応えがありました。映像もきれいです^^)
題名が「首」だけに、劇中首が切られるシーン等がリアルに表現されていたのには、ビックリ。
・予告編です。
https://www.youtube.com/watch?v=yAsTfXiRoXw
・上映劇場の予定です。
https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/kubi.html
🔷『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』
劇場公開日2023年11月23日
大ヒットを記録した「翔んで埼玉」のシリーズ第2弾、こんどは大阪相手に
日本全土を巻き込む東西対決へ。
#翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて #武内英樹 監督 #GACKT #二階堂ふみ #杏
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/95511/
・予告編です。
https://www.tondesaitama.com/about/
・上映劇場の予定です。
https://toei-screeninginfo.azurewebsites.net/theaterlist/02694
🔷『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』
劇場公開日2023年11月23日
世代を超えて親しまれてきた「シルバニアファミリー」を3DCGアニメで初映画化した作品。
#劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの #小中和哉 監督 #黒島結菜 #水瀬いのり #日野聡
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/99266/
・予告編です。
https://www.youtube.com/watch?v=FR_eJOO6nwQ
・上映劇場の予定です。
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=sylvanianfamilies
🔷『JULLAY 群青のラダック』
劇場公開日2023年11月24日
「天空の楽園」と呼ばれている、インド北西部のヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に囲まれたラダック地方への紀行ドキュメンタリー。
#JULLAY 群青のラダック #野村展代 監督
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/100252/
・予告編です。
https://www.youtube.com/watch?v=fMfL4jEJw4A
・上映劇場の予定です。
https://ladakh-jullay-movie.com/
🔷『ほかげ』
劇場公開日2023年11月25日
塚本晋也監督が、終戦直後の兵隊の戦場で植え付けられた狂気や、戦争での苦しみを闇市を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描く。
2023年・第80回ベネチア国際映画祭で、優れたアジア映画に贈られるNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。
#ほかげ #塚本晋也 監督 #趣里 #塚尾桜雅 #河野宏紀
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/99802/
・感想:傑作。塚本監督作品の画面の色合い、明暗調が好きな面もありますが^^)
始めこの映画はこの三人芝居でおわるのかな?終わってもいいかと思うほど、
素晴らいいシーンの連続でした。
・予告編です。
https://www.youtube.com/watch?v=MFG4AHYuPig
・上映劇場の予定です。
https://hokage-movie.com/theater/
🔷『ディス・マジック・モーメント』
劇場公開日2023年11月25日
世界でも有数の“独立系ミニシアター大国”である日本を舞台に、マレーシア出身のリム・カーワイ監督が、日本全国のミニシアターを巡ったドキュメンタリー。
#ディス・マジック・モーメント #リム・カーワイ 監督 #木幡明夫 #瀧川佳典 #下地史子
・作品の紹介は、下記お薦めHPをご覧ください。
https://eiga.com/movie/100381/
・公式HPです。
https://magicmoment2023.wixsite.com/official
・上映劇場の予定です。
シアター・イメージフォーラム他、全国順次公開!
😊<名画座の上映予定(関東周辺)の情報>
名画座の上映作品の情報については下記のHPがお勧めです。
http://www.miwaku-meigaza.com/joho.htm
🔶<特集上映の情報>
今行われている特集映画上映の情報については下記のHPがお勧め。
https://intro.ne.jp/contents/sfs.html
🔷<映画祭の情報>
今行われている映画祭の情報については下記のHPがお勧め。
https://intro.ne.jp/contents/cinefes.html
三浦和義事件〜ロス疑惑・もうひとつの真実〜
                        2004年 監督/企画 東真司
⚠️ネタバレあり⚠️
昭和56年11月18日ロサンゼルスで強盗に銃撃され、妻を失った三浦和義(高知東生)。事件から一年後、貿易商を営み、後妻の良枝(宝生舞)と新たな生活を送る和義にかかってきたマスコミからの一本の電話。愛人と共謀し、妻を保険金目当てで殺害したとう疑惑。その日から始まった執拗なまでのマスコミの取材攻撃が....
本作はVシネマかと思いました。三浦氏本人を中心に当時の関係者に徹底的に取材したらしいですが、ロス疑惑の関連本が沢山出版されていたので、東真司監督の薄っぺらいリサーチ力、演出にはビックリです。調べたら元ジャニーズで歌手や俳優業をしてたみたいです。三浦和義が監修しているかのようで、予想通り疑惑の真実なんか一切語られず、いかにマスゴミに酷い目に遭い、警察の公平性が欠けているかを焦点に描き、自分は被害者だったとでも言いたいのでしょうか?宮城刑務所でのくだりは、『ショーシャンクの空』でアンディが図書予算を増やし、囚人から感謝される演出を盛り込み、自らを美化しているみたいで笑えました。
確かに行き過ぎたメディアの加熱報道で、後に名誉毀損で三浦和義がほぼ勝訴しています。ですが『殴打事件』では実刑で宮城刑務所に入所してるのは事実であり、殺人罪の時効はないアメリカのロス市警は諦めてはいませんでしたね。
当たり前ですが、覚醒剤で逮捕される前の三浦和義を演じる高知東生。何だろう?胡散臭い人物をアウトな人物が演じているこの違和感。当時、三浦和義と共に注目された後妻・良枝役には宝生舞。彼女も芸能界から去っていました。美人だけど金太郎さんみたいな雰囲気。本作のストーリーテイラーで三浦和義の無罪を信じる架空のフリーライター中田五郎役に杉浦太陽、あとTVディレクター役にラッキー池田、友人役に薬師寺保栄と胡散臭い人たちが演じていますが、弁護士役の村野武範や刑事役の蛍雪次郎など、普通の俳優も出演しています。
ロス疑惑概要
(50歳以上の方はリアルタイムでワイドショーの加熱報道ぶりはご存知と思います)
昭和60年9月11日、日本中が注目した『ロス疑惑』の渦中の人物、三浦和義が逮捕。多額の保険金、愛人の失踪、そして三浦和義という人物が日本中を疑惑の渦に巻き込むのに格好の人物であった。当時マスメディアが映す三浦和義は、素人らしからぬ流暢な話し方で、無罪を訴えれば訴えるほど視聴者には疑惑が強まる。さらに、三浦の叔母(母親説もある?)というのは、元女優で大物映画プロデューサーの水の江滝子という事が話題になりました。
 
逮捕後、一審では無期懲役の判決を下される。しかし三浦和義は無罪を信じ第二審東京高裁で『銃撃事件』で見事逆転無罪を勝ち取る。『殴打事件』では最高裁判決懲役6年となるが、平成15年3月5日『銃撃事件』殺人罪について最高裁判決無罪を勝ち取る。全てを失った三浦和義の長期にわたる裁判は終わる。
特典映像で三浦和義本人が出演(三浦良枝も)しています。雑貨輸入会社『フルハムロード良枝アゲイン』の宣伝も兼ねてのことでしょう。そして、三浦和義は『冤罪は、いつどこで誰が巻き込まれるか分からない、誤解されて罪を着せられる、そういった人に支援していきたい』と語っている。
平成20年2月三浦和義が米自治領サイパン島で、殺人と共謀の容疑で逮捕される。ロス郡地裁が殺人罪を無効、共謀罪は有効と決定。サイパン島からロサンゼルスに移送。ロス市警留置所到着後に自殺(他殺説も?)真相は闇の中へ!?
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された、ディズニーの長編アニメーション。新たなディズニー・ヒロインのアーシャを主人公に、魔法の王国の真実を知ってしまった彼女が起こす奇跡を描いたファンタジーミュージカル。
どんな願いもかなうと言われているロサス王国。魔法を操り国を治めるマグニフィコ王は、国民から慕われているが、お城で働く17歳のアーシャは、ある秘密を知ってしまう。それは、人々の願いがかなうかどうかを王が決めていること、王は国のためになる願いだけをかなえており、国民が王を信じてささげた願いのほとんどはかなえられることがないということだった。王国の秘密を知ってしまったアーシャは、王を信じて託した人々の願いを救いたいと、夜空の星に祈る。すると、空から魔法の力をもった願い星のスターが舞い降りてくる。スターの魔法によって話すことができるようになった子ヤギのバレンティノやスターとともに、アーシャはみんなの願いのために奮闘する。
監督は「アナと雪の女王」シリーズのクリス・バックと、「アナと雪の女王」や「ズートピア」などでストーリーアーティストを担当したファウン・ビーラスンソーン。脚本はクリス・バックとともに「アナと雪の女王」を手がけた、ディズニー・アニメーション・スタジオのクリエイティブ・オフィサーでもあるジェニファー・リー。音楽は、ジャスティン・ビーバーやエド・シーランにも楽曲を提供しているソングライター兼アーティストのジュリア・マイケルズ。「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズがアーシャ役の声優を務めた。日本語吹き替え版では、映画やドラマはもちろんミュージカル舞台でも活躍する生田絵梨花がアーシャ役を担当。
あゝ声なき友 監督:今井正 松竹=渥美プロ1972年作品

有馬頼義の「遺書配達人」の映画化。渥美清はこの小説を読んで映画化を実現させるべく渥美プロを起こしたと言われる。当時、山田洋次監督の下、「男はつらいよ」のシリーズ化は定着していたので、車寅次郎のイメージだけが自らについてしまうのを危惧していたのかもしれない。

戦場で病気になって入院したために、部隊で唯一生き残った男が戦友から手紙を託された。戦後、彼は丹念に彼らの家族を訪ね回る。そこには戦争で狂わされた人々の生活が浮き上がってくる。彼自身も家族は広島の原爆で失っている。ラストの主人公の虚ろな表情は戦争の虚しさを表しているようだった。今井正監督らしい描き方だったかと思う。