視覚に障害を持つ人をサポートして歩く盲導犬。
埼玉県に住むオスカーもある全盲の男性のパートナーとして生活していました。
7月28日、この盲導犬オスカーが心ない人に刺される事件が起きました。
盲導犬達は訓練により人に対して攻撃をすることはもちろんの事、声を上げることもほぼありません。その為、オスカーが刺されたことに男性は気づくことが出来ませんでした。
しばらく時間が経った後、、オスカーの体から流れる血が抜け毛防止の服を赤く染めた時、人に告げられて男性は初めてオスカーが襲われていた事に気づきました。
オスカーの体にはフォークで付けられたような5ミリ程度の傷が4箇所、深さ1センチほどの穴があいていました。傷は服の下にあり、服には傷がついていなことからも事故ではなく悪意のある人が服をめくって傷をつけたことは明らかです。
パートナーの男性の怒り、そしてすぐに気づいてあげられなかった悔しさはどれほどだったことでしょう。
その後の警察の調査では、浦和駅のエスカレーターの上り方向に乗っているときに下半身を押さえつけられ、シャツをめくって何度か刺されたことまではわかりました。
しかし、まだ犯人は捕まっていません。
そして今後犯人が捕まったとしても現在の法律では器物損壊罪としてしか罪に問うことは出来ないでしょう。
今回のような事件とまでは行かなくても、盲導犬が心無い人に襲われる事は多々あるそうです。
今回の被害男性が直接知る女性ユーザーの盲導犬は、気付かないうちに額にマジックで落書きされ、女性は深い心の傷を負った。タバコの火を押し付けられたという話は「珍しくない」と、使用者や関係者は口を揃える。被害男性自身も「しっぽを踏まれる、わざと蹴られるのは日常茶飯事」と訴える。かつて白杖で歩いていた時には、若者のグループに腕を捕まれ、ツバを吐きかけられたこともあったという。
見えない人と、抵抗しない犬を狙ったこのような行為は決して許されるものではありません。いま直ぐ私達にできることは、盲導犬を連れた人を見かけたらいつもよりも少し注意して見守ることです
まだ犯人が捕まっていないため、浦和駅周辺、東川口周辺では、同じことが繰り返される可能性もあります。もう二度とこんな悲しく怒りに震えるような事がおきる事のないよう、私達も考え行動しなければなりません。
ブロガーさんの報告によるとオスカーは現在傷はほぼふさがったとのことです。そして、ハーネスを外して仕事がお休みの時には人間に甘えてきてくれるそうです。本当によかったです。
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極真 匝瑳 (月曜日, 01 9月 2014)
必ず見つけて、天誅だ。
新橋のSL (水曜日, 03 9月 2014 17:52)
絶対に、探して刑にふくしてもらいます。許すわけにはいきませんから。