いつもの居酒屋で呑んでいたら、30歳位の男の方が突然店に入って来て、「道を教えて下さい」との事。見たところ言葉もハッキリしなかったし、なんと無く障害がある感じだったので、詳しく話を聞いてあげたくて、人が大勢居る店内ではまずいから店を出て話しを聞く事にしました。店を出てみると、すぐ横付けした車が有りました。そこには、60代位の女性が運転席に乗ってました。私は、彼から話を聞くより、この女性から話を聞いた方が早いと思い「どうしましたか?」と尋ねたら「実は、この近くで、雨の中、お爺さんが、倒れていたので、可哀想に思い車に乗せてあげて自宅まで送ってあげようとしてたのですが、土地勘が無くて困ってまして、それで息子に居酒屋さんだったら知ってるかと思い迷惑だと思いますが聞かせに出したのですが、息子はダウン症で上手く会話が出来ないので、やはり、お客様に迷惑をお掛けしましたね。すみませんでした」「何も謝る話じゃ無いから大丈夫ですよ」と私も内容が理解出来たので、スマホで、お爺さんが、言う住所を探して大体の場所を教えてあげました。後部座席を見ると、お爺さんの自転車も積んでありました。怪我はして無いとの事なので、自宅に帰れば大丈夫だろうと思い付いて行くまではしませんでした。私は、ピンと来ました。この親子は、きっと苦労して苦労して生きて来たんだな。酔っ払いが道端で寝てるだけだと思い誰も助ける事をしない薄情な奴らとは違い、自転車まで積んであげて、自宅まで送ってあげる。息子さんも、障害を持って生まれてきっとイジメにもあったと思います。しかし、人には優しく出来る素晴らしい人間に育ちました。育ては、お母さんも立派だと感じました。
親切な人を見ると思う。じぶんも、ああいう人になりたいなあ。次こそは、やさしく。




コメントをお書きください
名無し (火曜日, 14 3月 2023 20:43)
さと志 居酒屋さんですか?
次のお給料で行きたいです(^O^)