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地域のリサイクル活動を推進、大手パチンコチェーン・ダイナムが店舗駐車場にエコボックスを設置

地球環境保護活動の一環としてエコボックスを設置

 全国46都道府県にパチンコホールを展開するダイナムが5月19日、公式HPのニュースリリース情報を更新。地球環境保護活動の一環として、ダイナムの店舗駐車場にエコボックスを設置し、地域のリサイクル活動を推進中であることを公表した。

 同社では古紙回収用コンテナを「エコボックス」とネーミングし、オリジナルデザインにて展開。家庭で不要となった段ボール、新聞やチラシ、雑誌などの古紙を無料で回収し、リサイクルすることで環境負荷を抑制する取り組みを行っている。コロナ禍でネット通販などの拡大によって、家庭で段ボールの廃棄量が増加している状況から、ダイナムの店舗駐車場への設置を決定したそうだ。

 設置は2022年3月より開始。現在は北海道1店舗、青森県5店舗、福島県14店舗、群馬県13店舗、埼玉県5店舗、栃木県8店舗、茨城県19店舗、千葉県10店舗、富山県11店舗、石川県8店舗、福井県7店舗、岐阜県9店舗、静岡県2店舗、愛知県1店舗、三重県10店舗、滋賀県5店舗、大阪府1店舗、和歌山県3店舗、奈良県1店舗、香川県8店舗、愛媛県5店舗、徳島県4店舗、高知県5店舗、福岡県13店舗、大分県2店舗、佐賀県5店舗、長崎県2店舗、熊本県5店舗の計182店舗への設置が完了しており、今後も設置が可能な店舗への拡大を目指すという。

 直近の設置店舗では、導入2日間で286名が利用。エコボックスへの関心と需要の高さがうかがえたそうだ。

 このエコボックスの設置について、同社の担当者であるダイナム物流部長・阿部英明氏は「物流・リサイクルの視点で地域貢献を考えた時に、今回のエコボックス導入という判断にいたりました」と説明。設置店舗では「好評の声をいただいているほか、店舗の来店客数にも好影響が出ております」とのことで、「今後も再生可能エネルギーの利用、廃棄物の適切な処理など様々な対策を講じ、企業として地域環境保護活動を推進してまいります」としている。

三陸・常磐産の食材を使用した「三陸・常磐ランチ」の提供も開始

 同社は、地域との共生、地域社会の発展に繋がる貢献活動の継続を目指している。ダイナム本部ビル社員食堂では4月17日より、東日本大震災の被災地の本格的な復興に向けて「三陸・常磐もの」の魅力発信及び消費拡大を図る官民連携のプロジェクト「魅力発見!三陸・常磐ものネットワーク」の趣旨に賛同したことから、三陸・常磐産の食材を使用した「三陸・常磐ランチ」の提供を開始。これまで同社は宮城県、岩手県、福島県の3県に累計8億9,562万円ほどの寄付活動を実施しており、今回の活動でも三陸・常磐産の美味しい食材を社員食堂で提供することで、「同地域の食材消費の拡大による復興支援と、さらには従業員の働く活力につなげていきたいと考えております」としている。

 また、同社は店舗周辺地域において子ども食堂などへ「三陸常磐ものネットワーク弁当」を届ける支援活動も検討中とのこと。引き続き、地域のために尽力していただきたいものである。