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悪徳探偵が起こした事件一覧 Apex product

探偵業界では、毎年数件の悪徳業者が逮捕されています。
探偵社はその実力や内容があまりはっきりとしないため、仕事を依頼しようにも、こうした悪徳探偵社に引っかかってしまっては元も子もありません。

そこで、実際に悪徳探偵社が起こした事件を知っていきたいと思います。

逗子ストーカー殺人事件に関わった探偵2人が逮捕

情報不正取得容疑、探偵2人逮捕 逗子ストーカー関与か。
ガス会社の契約者情報を不正に入手したとして、愛知県警は6日、いずれも探偵業の男2人を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕し、発表した。

2人は昨秋の「逗子ストーカー殺人事件」でも、被害女性の住所を元交際相手の男の依頼から約2時間で割り出し、回答したといい、県警は当時の経緯を調べる。

県警によると、逮捕されたのは、「TCC―OFFICE」代表の小浜博敏(59)東京都品川区平塚2丁目と、「アスク・ミー」社長の菊嶋毅(42)東京都世田谷区玉川4丁目の両容疑者。

小浜容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、菊嶋容疑者は「逮捕事実は全くわからない」と否認しているという。

捜査2課によると、2人は6月上旬、契約名義人の氏名を調べるため、京葉ガス(千葉県市川市)の相談窓口に名義人を装って電話「料金を払っているのに請求書が届いた」などと言いがかりをつけ、やりとりの中で名義人の氏名を聞き出し、千葉県八千代市の探偵に伝えた疑いがある。報酬は数万円だったという。

ガルエージェンシー東名横浜代表ら再逮捕

信用情報も不正取得=探偵会社代表ら再逮捕−愛知県警(2012年1月13日)

愛知県警の警察官らの戸籍謄本などが不正取得された事件で、県警捜査4課などは13日、個人の借金などの信用情報も不正に得ていたとして、貸金業法違反(目的外使用)容疑で、 司法書士事務所経営奈須賢二容疑者(51)と探偵会社「ガルエージェンシー東名横浜」 代表粟野貞和容疑者(62)=いずれも戸籍法違反罪などで起訴=を再逮捕し、 新たに貸金会社社長西脇誠容疑者(40)=東京都大田区南雪谷=ら3人を逮捕した。

県警によると、信用情報の目的外使用での検挙は全国初。
奈須容疑者ら4人は容疑を認め、残る1人は否認しているという。同課などは5人が2008年11月から昨年6月にかけ、約2,200人分の信用情報を不正に得たとみている。

逮捕容疑では、5人は昨年6月13日ごろ、返済能力調査以外の目的で、西脇容疑者の会社を通じ、指定信用情報機関「日本信用情報機構」(東京)から 名古屋市の男性会社員(36)の信用情報を不正に取得した疑い。

ガルエージェンシー東名横浜代表らが戸籍不正取得で逮捕

戸籍不正取得1万件か 司法書士ら5人逮捕 中日新聞(2011年11月12日)

司法書士の特権を悪用して警官らの戸籍謄本などを不正取得したとして、愛知県警捜査4課などは11日、偽造有印私文書行使、戸籍法違反(不正請求)などの疑いで、東京都千代田区にあるプライム総合法務事務所の代表奈須賢二(51)=東京都中野区、司法書士佐藤隆(50)=東京都練馬区=の両容疑者ら5人を逮捕した。

5人は、全国で3年前から少なくとも約1万件の個人情報を違法入手していたとみられ、暴力団捜査を担当する県警幹部も含まれていた。

資金のやりとりに暴力団周辺企業も浮上、暴力団の資金源や犯罪の温床になっていた可能性がある。県警は総務、法務両省に被害調査を要請する。

ほかに逮捕されたのは、探偵会社「ガルエージェンシー東名横浜」代表粟野貞和(62)=横浜市青葉区、元弁護士長谷川豊司(48)=東京都世田谷区、グラフィックデザイナー杉山雅典(54)=京都府八幡市=の3容疑者。

容疑では、5人は昨年3〜7月、司法書士の職権で認められている「職務上請求書」を偽造し、虚偽の申請内容で、名古屋市内の女性=当時(47)=ら7人の戸籍謄本などを取得したとされる。

司法書士は請求書を自治体に郵送すれば、本人が知らないまま戸籍謄本や住民票を取得できる。
探偵会社「ガルエージェンシー東名横浜」粟野容疑者が個人情報を求める依頼者を集めて奈須容疑者に持ち込み、司法書士の佐藤容疑者名で申請していたとみられる。

佐藤容疑者は一部を否認、4人は認めている。

県警によると女性が被害を受けた脅迫事件の捜査過程で、プライムが女性や親族らの戸籍謄本などを取り、この情報が別の探偵会社を通じて加害者の男=当時(61)=に伝わっていたことが分かり、不正取得が発覚した。

捜査関係者によると、被害者の7人中、2人は愛知県警の警官で、このうち1人は指定暴力団山口組弘道会などを捜査する捜査幹部。
弘道会幹部と親しい風俗グループ代表佐藤義徳被告(54)=詐欺罪などで公判中=の周辺を内偵中、家族に危害を加えるような内容の電話が自宅にあり、個人情報が漏れた疑いが持たれていた。

佐藤被告は今年4月、弘道会ナンバー2の竹内照明被告(51)=詐欺罪で公判中=とともに逮捕された。

行政書士かたった疑いで探偵逮捕

千葉市の探偵を逮捕 行政書士かたった疑い(2011年7月20日)

札幌・豊平署は20日、行政書士法違反の疑いで、千葉市若葉区桜木3丁目、探偵業A容疑者(44)を逮捕した。
逮捕容疑は2009年5月、資格がないのに、札幌市豊平区在住の40代女性に「行政書士」と記した名刺を送った疑い。

豊平署によると、行政書士の資格があると記載したA容疑者のホームページを見て、婚約破棄をめぐる慰謝料請求の相談をしてきた女性に名刺やパンフレットを送付。阿部容疑者は契約を結び約100万円を受け取った。

女性は昨年11月に「契約が実行されない」と豊平署に相談していた。

015294まとめ

このような悪徳探偵社は、自社の利益のためなら犯罪をもたやすく行います。

依頼者の中には『何をやってもいいから調査をして結果を出してほしい』なんて人もいますが、それは結果的には依頼者自身の首を絞める事となります。

また、ストーカーが探偵社を利用するケースも増えてきているので、探偵社自体も犯罪に巻き込まれないよう、細心の注意が必要となっています。

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コメント: 4
  • #1

    名無し (火曜日, 28 2月 2023 15:45)

    探偵社は世の中に数多く存在するみたいですが、その中でまともに以来を遂行している会社は一握りのようです。

    契約だけ取って何もしない。
    連絡しても担当がいないと言われ連絡がつかない。
    脅迫まがい、というか脅迫する。

    信じられませんがそのような探偵社ばかりのようです。
    そのような探偵社ばかりが存在していると、まともに営業している探偵社もお客さんから信じてもらえなくなるでしょうし、何よりもそんな探偵社に依頼して多額のお金だけ取られた依頼者がかわいそうです。

    そういう私も昨年末にある探偵社に別れさせ工作を依頼し、結果お金だけ取られる形になりました。

    質問者さんには関係のない私事ですが、その会社に私が依頼した理由は、夫と不倫相手を別れさせてほしかったからです。

    私は夫を入れて4人家族で子供は8才の娘と5才の息子がいます。

    昨年春頃から夫の出張が多くなり最初は信じていたのですが、出張が増えだしてからお金使いが荒くなり、それまで毎月子供のためにしていた貯金も貯められなくなりました。

    浮気をしている事は夫の携帯のメールを見て確信がありました。
    夫に話をして不倫相手と別れてと懇願した事もありましたが、全く聞く耳持たずで浮気はしていないの一点張りで困り果てていた時にネットで探偵社が別れさせ工作というのをやっている事を知りました。

    そして何社か話を聞きに行った探偵社の内の一つでした。

    どの探偵社も費用が高かったので、最初は色々な探偵社から話を聞いてじっくり考えてからどこに依頼するか決めようと考えていました。

    しかし私が帰ろうとすると
    「今決めて下さい!後で依頼されても受けられないですよ!」
    と高圧的な態度で、今ここで契約しろという雰囲気を出して帰らせてくれませんでした。

    その内社長が出てきて、この人もまた高圧的でした。

    社長は
    「うちは工作専門でやっているから、どこよりも自身がある」
    「同業他社が契約した工作案件もお願いしたいと同業から依頼がくるぐらい成功率が高い!」
    など言われ、その場の高圧的な契約するまで帰さないという雰囲気に呑み込まれ、契約料220万で契約しました。

    でも実は信用している部分もありました。
    なぜなら話を聞きに行った探偵社の内の何社かが「同業の間でも評価が高い。」と進めていたからです。

    しかし子供の為にしていた貯金を泣く泣く崩して契約料を払った後から態度が一変しました。
    担当とは連絡が取れない。
    社長とも連絡が取れない。
    進行状況も教えてくれない、担当じゃないからわからないの一点張り。

    いいかげん信用できなくなりキャンセルを申し出たとたんに電話が変わりました。

    私は納得いかない事や不安に思った事を伝えて、キャンセルしたいと申し出ました。
    すると
    「今止めちゃったら対象者とご主人にあなたが依頼していた事がバレる可能性がありますよ。」
    ハッキリとは言わないまでも、脅迫して来ました。

    他の会社や消費者センターにこの事を相談したら、
    「それはおかしい。警察に言った方がいい。」
    と言われ警察に行きましたが、話しを聞くだけで全然取り合ってくれません。

    そして一番驚いたのが相談した他の探偵社の人が教えてくれた系列会社です。
    私は5社の話を聞きに言ったのですがその内の3社が系列でした。

    長くなりましたが、このような探偵社もありますので、依頼する時は本当によく考えた方がいいです。

  • #2

    名無し (火曜日, 28 2月 2023 15:47)

    現役の探偵です。

     
    2007年度の「探偵業法」の施行以来、業者の数が
    目に見えて減り法が効果を挙げているのですが、
    残念なことに未だ悪徳業者は残っております。
     
    各社のホームページはすでに比較ご検討されてい
    ると思いますが、どこも似たような内容で判断が
    つきにくいのが現状です。

    探偵社の良し悪しを見極めるには、やはりその会
    社の人間に直接会ってみないと判りません。身な
    りや言葉遣いから、説明する際の態度やリスクに
    ついてもきちんと説明しているかなど、チェック
    項目は複数あり、それらで判断されるのが最も妥
    当かと思われます。
     
    各社とも無料相談を謳っておりますので、比較の
    ため複数の会社に相談を申し込まれてはいかがで
    しょうか。

  • #3

    名無し (火曜日, 28 2月 2023 15:49)

    探偵の選び方について様々なホームページに書かれていますが調査を低価格に押さえ又最高のパートナーを選ぶ方法について現役探偵としてお答え致します。


    1 依頼の趣旨と自身の問題解決着地点と言う計画を
      立てください。
      (ア) 個人の話合いによる解決
      (イ) 代理人を選任し法廷でも問題解決
    ※ 何事にも最悪の事態を考えて契約を練る事により
      経費等の計画を立てる事が可能です。
    2 NTT電話帳に1ページ掲載・見開き掲載している探偵  社外でお近くの探偵社をピックアップしてくださ   い。その後その探偵社の所在地に行き現実に存在す  るか自身の目でご確認下さい。
    ※ 大手探偵社は大抵転送電話にて開業しています。
      又悪徳探偵社・寸借詐欺探偵社の大抵は転送電話に  て営業していますから
    3 自身で確認した探偵社にて電話にて一度相談して下  さい。
    ※ 中途半端な対応・計画性の無い調査計画・等は問題  外です。ポイントとしてプロファイリングが出来、
      裁判を視野に入れた証拠蒐集と対応について責任の  持てない探偵は論外ですから。そして現時点で弁護  士が関与し相談していますと一言付加えて追い手く
    ださい。
    4 ここで一息入れて浮気・不貞行為・裁判の流れにつ
    いて最低の知識を参考書(結構解りやすく解説した
    ものが本屋には沢山ありますから)
    5 次は探偵社に行き 電話より具体的な相談をし
      より明確な調査計画・料金(調査員の事件費・実費
    雑費・その他必要な費用※成功報酬・その他)につ
    いて見積を策定して頂いてください。
    6 一旦費用について検討する為に見積書と契約書の
    コピーを頂いてその場では契約しないで下さい。
    7 自身の目で探偵社をみて信頼できるパートナーでし
    たか?親身に相談を時間を掛けて聞いてくれました
    か? どこどのCMではないですが選ぶのは最終的には
    依頼者様ですから厳しい判断で探偵社を審査してく
      ださい。インターネットや広告はなんとでも業者の
    意のままに良い様に掛けますからね。
    8 私はこの限られた中で最低権の選び方について書き
      ましたが初めて会う探偵と言う怪しい商売ですから
    良い・悪い等の選ぶのは最終的に貴方です。評判
    についても案件・案件に拠って違いますし判決の内  容も総て違います。それはすべて人の行動によっ
    て左右されるものですし、瞬間瞬間による答えも違
    います。又依頼者の運も有ると思います。
      ただこの中に書かれている内容を参考にして貴方自
    身に会うパートナーをあなた自身の目で探してみて  ください。探偵詐欺被害にあわないために。
    PS 見積・契約前に一切金銭の入金(予約金を含む)は入
    金しないで下さいね。

  • #4

    名無し (火曜日, 28 2月 2023 15:50)

    最初に浮気調査は映画やテレビで見るようにスンナリといくものではありません。

    依頼者と調査会社がともに円満にことを終えるケースは非常に稀だということです。

    浮気調査はほとんどのケース、疑わしいから調査するのであって、なんの疑いもなければ調査をする人はいません。
    しかも依頼者は頭のどっかで結果を予測しているため、その予測と異なる結果だとその業者をダメ呼ばわりして結果を信用しようとしない。これで調査料をとるのは詐欺ではないか?などということになりやすい。
    結果がクロならクロで、その事実を目の当たりにされてこころ穏やかじゃない、なにかにつけ八つ当たりしたくなる。調査会社がその標的にされやすいということです。

    一方免許も認可も要らないし簡単に誰にでも開業できる探偵社や興信所は信頼できない業者が多いことは確かです。
    また調査料に基準もなければ適正料金もありません。
    その辺も不信をもたれる原因でしょう。
    被疑者がまったく行動しなくても、数人がかりで一日中見張りの仕事をすればそれだけでも相当の金額になります。二日間だとその倍、三日間だと三倍、結果がなにもないのにと依頼者からすれば納得できないことですが仕方ありません。しかしなかには2人しか動員してないのに5人と云う業者もいるでしょう、でもそう言われればその経費を支払うしかありません。数十万円なんてすぐいっちゃいます。その辺が詐欺と言われるゆえんでしょう。

    ~等々とにかく浮気調査はなにかと厄介な問題をいっぱいはらんでいます。
    書籍やWEBで業者の選び方なんていろいろ出ていますが一筋縄ではいかないと思っていた方が間違いないと思います。

    その辺を覚悟のうえでなお調査を依頼なさるのなら、内容の説明を聞くとか資料の提出や調査料金の相談とか云ってなん度もその事務所に赴きその事務所の雰囲気や応対振りを自分自身の目で確かめることでしょう。
    そして前金は極力少なくするよう交渉する、残金はかならず報告書を受け取り内容を確かめてから払う。その中間はなにを云われても払わない。
    それなら調査を打ち切るといわれたら打ち切る勇気が必要かと思います。

    まだまだ云いたいことはありますが、長くなってしまいましたのでこの程度にします。
    くれぐれもお気をつけください。