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『2月22日は、猫の日だから、猫の本特集!【青空と向日葵の会】

岩合 光昭   岩合光昭の日本ねこ歩き

NHKBSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」番組放送10周年を迎えた今年、待望の新作写真集『岩合光昭の日本ねこ歩き』を刊行します。
本書は番組で訪れた日本国内の各地から15ヶ所を厳選。土地それぞれの風土を背景に、ネコとヒトの暮らしぶりを紹介します。

著者について

岩合 光昭(いわごう みつあき)

1950年東京生まれ、動物写真家。身近なネコを半世紀以上ライフワークとして撮り続けている。2012年からNHK BSプレミアム 「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を開始。著書に 『ねこ』『ねことじいちゃん』 『こねこ』『パンタナール』『岩合さんちのネコ兄弟玉三郎と智太郎』『虎』『ほとんどネコのこと 岩合さんの月曜日』などがある。2019年 「ねことじいちゃん」、2021年 「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩きあるがままに、水と大地のネコ家族」で映画監督をつとめる。

中桐 由貴   ねこほぐし 猫を整えるマッサージ&ストレッチ

顔まわりや手足、体、尻尾、肉球のマッサージ方法と股関節と膝、首、背中のストレッチ方法を全工程写真で解説。わかりやすくて可愛い1冊です。猫カゼやストレス、肥満解消法も掲載。猫を飼っている人には今日から役立つ情報満載、猫を飼っていない人でも、ほぐされる猫写真集として楽しめます。 

著者について

中桐 由貴(Yuki Nakagiri)獣医師。アニマルケアサロンFLORA 医院長。麻布大学獣医学部獣医学科卒(放射線学研究室)。日本ペットマッサージ協会 理事、日本メディカルアロマテラピー 動物臨床獣医部会 理事、ペット薬膳国際協会 理事、刮痧(グアシャ)国際協会動物施術部会 顧問、アニマルウェルフェア国際協会 理事。 

今まで飼った動物:犬、猫、ハムスター、カメ、ザリガニ、フェレット、トカゲ、セキセイインコ、熱帯魚など。 

メッセージ:「病気になってから治療する」という今までの動物病院の概念にとらわれず、普段の生活上での心や身体のケア、食生活など様々な面から、動物の健康寿命を延ばしていきたいと考えています。動物たちと人間(飼い主さん)との関係をより良いものにできるよう、お手伝いできたら嬉しいです。

菅野 彩   マンガで覚える! しろねこトーフ英会話

★★マンガで楽しく英語が学べる★★

愉快でかわいい“しろねこトーフ”に、笑ったり癒されたり
マンガを読んでいるだけなのに英語がスーッと頭に入る!

・スケジュールを変更する
・食事に誘う
・映画に行く
・ネットショッピングをする など
日常のシーンでよく使う英語フレーズを
オリジナルキャラのしろねこトーフと一緒に楽しく学べます。

レッスンごとに【マンガ】+【解説】で構成。
中学レベルの英語がベースなので、むずかしい単語やフレーズはいっさいなし!
言い換えや、同じ意味のカジュアル・フォーマルな言い方などさまざまな表現も一緒に学べて応用力UP!

英会話ビギナーの方も、テキストを買っては挫折してしまう方も、この本なら楽しく学べること間違いなし。
旅行やSNSなどで、外国人と楽しくコミュニケーションをとりたいと思っている人にもおすすめです!

★しろねこトーフとは?
イラストレーター・デザイナーとして活躍する著者が生み出したキャラクター。
自由を愛するしろねこで、すぐに落ち込むけどすぐに元気なるのが取り柄。
トーフとその仲間が繰り広げる愉快な日常をのぞきながら、楽しく英語が学べます!

著者について

■著者
菅野 彩 Kanno Aya
東京デザイナー学院卒業。愛媛県松山市在住。フリーのイラストレーター・グラフィック/WEBデザイナー。企業の広告デザイン、WEBデザイン、挿絵イラストなどを手掛ける。レアジョブ英会話の運営するコラムサイト「レアジョブ English Lab」にて英会話漫画を連載。自身の英会話専門サイト「しろねこトーフの英会話」は、「イラストを交えた解説が楽しくわかりやすい」と多くのファンから支持を得ている。 

■英文監修
髙橋華生子 Takahashi Kaoko
明治大学コミュニケーション学部専任講師。アメリカとシンガポールという文化の異なる英語圏で大学院を修了。アジア地域の開発計画を専攻し、都市のスラムについて研究。新興国や途上国と呼ばれる地域に足繁く通い、コミュニケーションを重視した調査活動に取り組む。担当するゼミでは、グローバルな視野を養い、発信力を強化していくため、ツールとしての英語を指導している。

養老 孟司    まる ありがとう

【まるの写真114枚掲載】

2020年12月21日、まるが天国へ旅立ちました。
養老さんは愛猫まると18年の時間を過ごし、その様子はNHKの「まいにち 養老先生、ときどき まる」でおなじみとなりました。

まるを自分自身の「ものさし」と語ってきた養老さん。
まると過ごした日々、まるの死を通じて養老さんは、意識中心で頭でっかちになりがちな人間社会の危険性や、生き物にとって大切な感覚の世界について改めて思索を広げ、その視点は独自の「自足」論として本書で展開されます。

まるとの出会いと日常、生きていく術、死、ペットロス、生き物らしさなど、かけがえのない存在だったまるの死に直面して考えたことを、養老さんが語りつくしました。

まるに寄り添い、写真を撮ってインスタグラムやブログにアップしてきた、養老さんの秘書・平井さんのエッセイも掲載しています。


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ものごとを理屈にすることに長年励んできた。八十歳を十分に超えてみると、バカなことをしたものだと感じている。理屈で説明しようがするまいが、ものごとが変わるわけではない。その意味では、理屈にすることは一種の虐待であって、何に対する虐待かというなら、「生きること」に対する虐待であろう。まるは理屈なんか言わず、素直に生きて、素直に死んだ。いまでも時々しみじみ会いたいなあと思う。また別な猫を飼ったら、といわれることがあるが、それでは話が違うのである。まさに一期一会、かけがえがないとは、このことであろう。
(本書 まえがきより)

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まるがいなくなって、ほぼ一年になる。まだついまるを探す癖は抜けない。まるが好んで寝転がっていた縁側に目が行く。ポンと頭を叩いて、「バカ」というと、少し迷惑そうな顔で薄目をあける。それができなくなったのが残念である。ときどき骨壺を叩いてみるが、骨壺の置き場所が、まるがふだんいたところと違うので、なんだか勝手が悪い。
「安らかに眠れ」というのが欧米の墓碑銘の紋切り型らしいが、いつも寝てばかりいたまるの墓碑銘としては、屋上屋の感がある。カントの著作『永遠平和のためにZum Ewigen Frieden 』はカントがどこかの墓碑銘から採ってきたといわれるが、このほうがいいかもしれないと感じる。みんながまる状態になれば、まさに世界は平和であろう。
(本書あとがきより)

著者について

養老孟司
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。幼少時代から親しむ昆虫採集と解剖学者としての視点から、自然環境から文明批評まで幅広く論じる。東大医学部教授時代に発表した『ヒトの見方-形態学の目から』(筑摩書房)で89年、サントリー学芸賞。2003年刊行の『バカの壁』(新潮新書)は450万部を超える大ベストセラーとなった。

平井玲子
2005年5月、養老孟司の秘書として有限会社養老研究所に入社。10年3月、インターネットで「そこまるブログ」をスタートさせ、まるの写真を投稿し始める。19年11月にはinstagramにて「まるすたグラム」のアカウントを開設。まるのフォトブック『そこのまる』(武田ランダムハウスジャパン)、『うちのまる』(ソニー・マガジンズ)やDVD「どスコい座り猫、まる」の制作にも携わる。

町田 尚子   ねこは るすばん

にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもったら、?留守番の間に、こっそり猫の街にでかけている猫の、知られざる世界。

にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもいきや……?猫だってカフェに行くし、身だしなみを整える。──あなたのしらない猫の世界。「ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ」。

第13回MOE絵本屋さん大賞2020 第4位

著者について

1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。絵本作品に、『ネコヅメのよる』(WAVE出版)、『さくらいろのりゅう』(アリス館)、『いるのいないの』『あずきとぎ』(ともに京極夏彦 作、岩崎書店)、『おばけにょうぼう』(内田麟太郎 文、イースト・プレス)、『だれのものでもない岩鼻の灯台』(山下明生 文、絵本塾出版)、『たぬきの花よめ道中』(最上一平 作、岩崎書店)、『なまえのないねこ』(竹下文子 文、小峰書店)など。

たなか ひかる   ねこいる!

ねこがいるのか、いないのか。ただそれだけ!

バケットやリコーダーなどの思わぬところから、ただ、ただ、ねこが現れる絵本です。シンプルな展開と言葉の繰り返しが、子どもたちの笑いのツボを刺激します! 斬新すぎるラストにも注目です。

作者は『ぱんつさん』(ポプラ社)で日本絵本賞を受賞した、たなかひかるさん。『サラリーマン山崎シゲル』(ポニーキャニオン)の著者としても知られています。

神出鬼没なねこがクセになる、著者渾身の「頭は良くならない絵本」です。

著者について

お笑い芸人、ギャグ漫画家、絵本作家。
京都府出身。グレープカンパニー所属。
通常は「田中光」として活動し、絵本作家としての名義のみ「たなかひかる」となる。
漫画家としての代表作に『サラリーマン山崎シゲル』、『つまねこ』(講談社)、『私たち結婚しました』(小学館)などがある
著者初の絵本『ぱんつさん』(ポプラ社)で第25回日本絵本賞を受賞。2作目の絵本『ねこいる! 』(ポプラ社)を出版。
漫画連載の他、広告、テレビ番組とのタイアップなど活動は多岐に渡る。
『猫にかまけて』町田康
今日はネコの日。今まで内田百聞の『ノラや』大仏次郎の『猫のいる日々』等を紹介したが、今年はこれ。様々な方々がネコとの生活を語っているし、ブームは続いているが、現役の小説家としては、この町田康の『猫にかまけて』のシリーズが抜群におもしろいと思う。町田康らしい河内弁の諧謔、独特の文体はなりをひそめ、ネコに向き合う作者の姿勢はすごく真摯で、かつ温かい。ヘッケとココアという猫それぞれの死に際しての作者の思いは胸にせまってくる。猫好きな方に限らず、町田康が好きな方もぜひ一読を。作者には、別に『スピンク日記』のシリーズもあって、こちらは読んでいてすごく笑える。ちなみにスピンクは犬ですが。