
七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったそうですが、いつの時代もどんな土地でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と願いながらおかゆをいただくその気持ちに差はありません。
ところで、なぜ七草がゆなのでしょう。
七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれました。そこで、無病息災を祈って七草がゆを食べたのです。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方もすてきですが、実はこの七草がゆ、とても料理にかなった習慣です。
七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないおかゆで食べようというのですから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べ物です。また、あっさりと仕上げたおかゆは、少し濃い味のおせち料理が続いたあとで、とても新鮮な味わい。
では、日本のハーブ七草にはどのようなパワーがあるのでしょう。おもなものを次にあげてみましょう。
セリ |
鉄分が多く含まれているので増血作用が期待できます。 |
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ナズナ |
熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用があります。 |
ハコベラ |
たんぱく質が比較的多く含まれ、ミネラルそのほかの栄養に富んでいるため、民間では古くから薬草として親しまれています。 |
スズナ・スズシロ |
ジアスターゼが消化を促進します。 |
もちろん、いずれもみずみずしい緑の草ですから、ビタミンがたっぷり含まれています。緑が不足しがちなお正月、滋養豊かな七草で料理してみませんか。
今年一年の無病息災を願って家族みんなで食べましょう!! Apex product

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さとる (木曜日, 12 1月 2023 07:17)
子供の頃 せりを田んぼに取りに行かされたことを思い出しました。しかし、ザリガニ取って遊んでた
やっちまったなァ
すもうマン (土曜日, 14 1月 2023 21:59)
休み過ぎて働きたくないよー