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月額380円『ねこホーダイ』に批判集まる “猫のサブスク”に「命をおもちゃにしないで」の声

会員になれば審査やトライアルなしで猫を譲り受けることができるほか、さらに飼えなくなった場合には提携シェルターが無料で猫を引き取ってくれるとのことですが……。

「面倒な審査やトライアルもなく高齢者や単身の方でも問題ありません」――。

「人と猫をつなぐプラットフォーム」をうたう会員制サービス『ねこホーダイ』に対し、「命をおもちゃにするのはやめて」など批判の声が集まっています。

『ねこホーダイ』は株式会社のら猫バンクが12月15日にリリースした、月額380円の会員制サービス。会員になることで提携シェルターの猫を追加費用なしで譲り受けることができるというものです。

大きな特徴としては、譲渡にあたって事前の

審査やトライアルが不要

で、さらに不妊手術などの費用負担もないという点。さらに

猫が飼えなくなった場合には、提携シェルターに無料で引き取ってもらうこともできる

といいます。

『ねこホーダイ』を立ち上げた理由について、プレスリリースでは次のように説明しています。

猫の飼育については、一般的に「猫を飼うなら一生責任を持って面倒を見なければいけない」と言われています。これは当たり前のことですが、そうなると高齢者等は飼うことができません。それならその「責任」を誰かが代わりに負えばいいのではないか、そんな思いで作られた「人と猫をつなぐプラットフォーム」それが会員制サービス『ねこホーダイ』です(プレスリリースより)

しかし、サービスの内容が話題になるにつれ、ネット上では批判的な投稿が急激に増えはじめます。

特に多いのは、頻繁に環境が変わることによる猫のストレスを心配する声や、虐待のリスク、不適格な飼い主の手に渡ってしまう可能性への懸念など。

また、ねこ“ホーダイ”といった言葉選びから「猫に寄り添っているとは思えない」といった批判も見られ、12月23日には「ねこホーダイ」「猫のサブスク」などがTwitterのトレンドにも入るなど話題となっています。

プレスリリースによると、譲渡する猫は提携先である「花の木シェルター千葉支店」が保護・飼育する猫とのこと。

編集部は現在、運営元であるのら猫バンクと提携先である花の木シェルター側に、想定されるリスク・トラブルについてどのような対策をとっているか、批判の声についてどう受け止めているかなど問い合わせ中です。

阪田泰志の花の木シェルターの場所と悪評?活動家で借金は1000万円?【ノンフィクション】

【ザ・ノンフィクション】で

猫の殺処分ゼロを目指す自称・活動家の

阪田泰志さんが取り上げられました。

名古屋に猫を保護する『花の木シェルター』

という施設が、あります。