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【気仙沼 居酒屋いろり】の思い出!! Apex product

頑固おやじ元気ですか!! 

 

私が、食品メーカーの営業だった頃の話です。

  • 気仙沼駅から徒歩数分の居酒屋「いろり」
    小野万の専務からご紹介頂き入店。
    注文はしません、できません。
    その日に入っている材料で、店主の気分で出てきます。

    うにが、丸ごと五個と、ほやがお通し。次々と勝手に出るおつまみ。

    新鮮なお造り、海のものをたっぷり出してくださいました。

    ほとんど、しゃべってくださらないので、最初は怖い人かと思いました。

    でも、すごく朗らかで、いい人でした。東北の美味しいお酒をいただくことに。

    お酒を冷蔵庫から出すのはお客さん。(セルフです。)

    遠くのテーブルのお客様には、おしぼりを投げてました。(笑える)

    「ほやは、夜を保つと書いて、保夜なんだ。精力つくから食べろ!!」

    ともかく、何も食べも飲んでも最高でした。

    出張に行くたび寄ってました。懐かしい思い出です。元気かなぁ~。おやじ。

    私も、親父になりました。今から28年も前の事です。

    毎回 ご馳走になりありがとう御座いました。千円以上払った記憶がないです。

    30回以上 通いましたが、半分はご馳走になってました。(情けない)

    不器用だけど男気がある温かい親父でした。長生きして下さい。

     - Apex product  加齢なる親父

石丸謙二郎(いしまるけんじろう)

1953年11月1日|さそり座|大分出身|A型

石丸 謙二郎は、日本の俳優、声優、ナレーター。本名同じ。大分県大分市出身。2006年1月1日より青年座映画送株式会社所属。Feペディア(出典:Wikipedia)

<気仙沼> (けせんぬま)
7年ほど前だった。
三陸海岸をハイエースで、ブラブラとしていた時に、
立ち寄ったのが、気仙沼だ。
気仙沼と云えば、港町。
森進一が、港町ブルースで、とうとうと歌いあげた町だ。
「ここはひとつ、飲み屋街に行くべ」

行くべ、行くべと探しゆくのだが、飲み屋街が無い。
小一時間して、諦めた頃に、その看板が現れた。
いろり
木作りの扉を押し開けると、スキンヘッドの爺さんが、
カウンターの中で大きな声で、客と話していた。

おかしな店だ。
酒は、自分で、冷蔵庫から勝手に飲めという。
食い物は、どんどん出すから、それを食えと言う。
おとなしく従う私。
ほどなくして出された酒の肴に、驚きの涎がでる。
毛ガニが2ハイ。
ソイの刺身
クロダイの塩焼き

「おめえ~役者なんだって?」
他のお客さんに聞いたらしく、大将がのたまう。
『はい、いちおう』
「食えてねんだなあ~」
『い、いや、今は・・食えてるかもしんない・・』
「そうかそうか!」
私の言葉を聞く耳もなく、
「おい、みんな、こいつにカンパしろ!」

カウンターにいた客から、千円づつ、大きな手で巻き上げ、
私の手の平に握らせてくれた。
「持ってケ、いい役者になんなよ!」
『ありがとうございます!ありがとうございます!』

越の寒梅はじめ、お高い酒を飲みあかし、
ガバガバ食った私から、お勘定として、
1500円しか取ってくれないばかりか、
サンマの煮モノをお土産に包んでくれたお母様。
なにより、生涯忘れられないほどの楽しい時間を与えてくれた
<いろり>のご夫婦。
どうか、津波をかいくぐっておられますように・・
どうか、津波をかいくぐっていて下さい!

 

石丸謙二郎 ブログより

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コメント: 3
  • #1

    さとる (日曜日, 02 10月 2022 18:36)

    柳さんの若い頃の話で1番心あたたまる話かも

  • #2

    まさお (日曜日, 02 10月 2022 19:10)

    ヤバい。美味そう。行きたい
    千葉にあったら、毎日行ってるよね

  • #3

    通りすがりの名無し (月曜日, 14 11月 2022 11:15)

    気仙沼行きたいよー