私が、小学校の頃、お祭と言えば見世物小屋でした。特に怖かったのが、【蛇女】入りたいけど、蛇女って。無理ダァ〜。しかし、勇気を振り絞って入りました。勿論、親戚の叔父と。小学校3年だったから。小屋は、神社の境内に、仮設で作られたテントでしたから、悪ガキは、裏からコッソリしのび込むことも、できました。小屋の中に、入ると既に蛇女らしき人物がステージの真ん中に立っていました。「はい、皆さん。この線から入っちゃいけないよ。お代は見てのお帰りだ。かわいそうなのは、この子です。赤児の頃に、捨てられて、大蛇に育てられた醜い子供。はい、この通り言葉も分からず、見世物小屋の主人に拾われた。かわいそうなのは、この子です。」と、進行役のもぎりが、喋りはじめたと思ったら、何と、小さな生きた蛇を鼻から入れて口から出す。涙が、自然と出て、むせてます。今考えると、無理してるなって感じ。次に、口から出した蛇の頭を噛んで生き血をすする。それを、見て観客は、全員、悲鳴。後は何と、蛇女が、自ら全員と握手してくる。怖いよー。泣き出す子供達。どよめく客席。その時、司会者が、ビニールの蛇を売りに来る。なんでだァ〜。そして、見世物は、終了。私は小屋を出ました。まぁー、気持ち悪いが面白かった。手には、ビニールの蛇。買っちゃったよ。話は、これで終わりになりませんでした。祭りが終わり、神社の境内も、いつもの無駄な広さの空き地が、広がっていました。学校の帰りに、一人で見世物小屋の跡地に、立ち、なんとなく水飲み場を見ると、そこに何と、蛇女がいました。普通に歯みがきしてました。私が、ポカンとしていると近ずいて来て、「坊や、飴食べるか?ほれ。手だして。」「ありがとう」かなり怖かったし、話しかけられたのが、不思議で、体が動きませんでした。その話を学校の友達に話したら、みんなびっくりしてました。その日から、「蛇女と、話したヒーローになりました」まあ、今考えると、ただの女の人だったんだなぁ〜。背中の入れ墨が凄かった印象が残ってます。もらった飴は、食べられなかった。小さい頃の見世物小屋の思い出でした。(笑)
- Apex product 加齢なる親父より
【見世物小屋とは?】
江戸時代に爛熟し、明治時代以後に今でいうところの見世物小屋に近づいていった。江戸時代の頃には今で言うところのサーカスや美術館、動物園、お化け屋敷、パフォーマーなどの要素も含んでいた。昭和30年頃には、神社のお祭などで縁日などと並んで見世物小屋も興業していた。珍品、奇獣、曲芸などの出しものを行う小屋と定義さられている。奇形児などを見世物にして興行収入を得てきたこともあり、社会福祉が発達していなかった頃には身体障害者の生活手段の一つであった。昭和50年以後は障害者を舞台に出演させることへの批判が強まり、見世物小屋は衰退していった。また、映画のなかでも興行者が語っていたが、テレビの繁栄も見世物小屋衰退の要因である。
最後の見世物小屋を追ったドキュメンタリー
最盛期には数百件を数えたものの、現在では一軒しかないといわれる見世物小屋一座の生活と歴史を追ったドキュメンタリー。江戸後期には全国で300軒あったとされる見世物小屋は、時代とともに数を減らし、2010年以降も営業しているのは、新宿花園神社の酉の市に出る見世物小屋で知られる「大寅興行社」のみ。旅から旅へとまわり、日常生活も一緒に過ごす大寅興行社一座の失われつつある暮らしや人情を見つめる。
【地下幻燈劇画 少女椿】
貧しい家に生まれ、病身の母と2人暮らしの生活を送る少女みどりは、母の世話のために夜ごと花売りにでかけていた先で、山高帽を被った親切なおじさんに出会う。
「困ったときは、いつでも私を訪ねておいで…。」
家に帰ったみどりが目にしたのは、性器から入り込んだ何匹もの鼠に内臓を食い破られた母親の姿だった。孤児になったみどりは、山高帽のおじさんを訪ねる。彼女が連れて行かれたのは異形の芸人たちが働く見世物小屋・『赤猫座』であり、山高帽のおじさんはそこの主人であった。見世物小屋の下働きとして使われるはめになってしまったみどりを小屋の芸人達は事ある毎に虐め抜き、みどりもまた障害を負っている芸人達を化け物呼ばわりし、嫌悪感を露にして罵る。
狂気にまみれた異常な日々が続く中、小人症の男、手品使いと称する謎の芸人ワンダー正光が小屋の売り上げのテコ入れのために雇われてから、みどりを巡る状況も一変していく。手品と称して不思議な幻術を操る正光はみどりを気に入って何かと世話を焼き、みどりも自分に優しく接してくれる正光に好意を抱くようになる。一座の売り上げに献身することで一座での発言を強めた正光のおかげで、みどりの立場も向上していくのだった。
ほどなくして赤猫座の座長が一座の金を持ち逃げして行方をくらまし、芸人達にそれぞれの旅立ちの時が訪れた。みどりはワンダー正光と共に旅に出ることになり、辛く当たっていた芸人達もみどりと正光の門出を祝福し祝ってくれた。
ようやく訪れる幸せへの喜びに胸を躍らせていたのも束の間。バスの停留所でみどりを待たせ、お弁当を買いに行った正光は泥棒に殺されてしまった。いつまでも帰ってこない正光を探しに行くがようとして見つからず、疲れ果てて休んでいた神社の並木道で、みどりはワンダー正光を含む見世物小屋の芸人達が楽しそうに宴会を行っている光景を目撃する。芸人達の朗らかな笑い声が響く中、みどりはショックのあまり半狂乱に陥り、泣き叫びながら芸人達を追い払った途端に、その光景は消え失せてしまった。
ただ独り取り残されたみどりが号泣するところで物語りは幕を下ろす。
『少女椿』 10月13日(木)〜17日(月) 於:ザムザ阿佐谷
『少女椿』
花を召しませランララン
夢は木蓮一丁目
二丁目 向日葵 王女様
三丁目の花 女蔵花
四丁目 ぬれてる瑠璃柳
あたしのお花 迷ひ子のお花
遠くでお家が燃へる夜
盲目の黒犬くはへて走る
したたるような椿です
丸尾末広の人気漫画『少女椿』を、廻天百眼が脚色完全舞台化!
見世物小屋にさらわれた少女の残酷物語
少女はいつ何を生きたのか
少女は誰か、少女は何か、少女は君だ!
あの日あの時から、あなたは何を失い、何を得たのか
あの日あの時に望んだ世界よ!今こそ私達の前に!
廻天百眼の送る、反逆の少女椿!
「どうせ人生見世物よ!」
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七夕祭りの夜 (木曜日, 29 9月 2022 14:45)
ビックリしました。蛇女ですか?
私は、型抜きが好きです
やすし (日曜日, 02 10月 2022 19:15)
やっちゃんですww
俺は見た事無いから
見たい。何か昔の祭りの方が楽しそう
みつお (月曜日, 14 11月 2022 11:23)
ぜってい、かたぬき やりました。