6月26日に同所で行われる6月大会のメーンイベントでスペシャルタッグマッチ、長州小力、アントニオ小猪木組VS哀川翔、勝俣州和組を行う。哀川は昨年10月、同リングで小力と一騎打ちし、衝撃のプロレスデビューを飾って勝利しており、再参戦となる。一世風靡時代から哀川の“舎弟”だった勝俣は前回、哀川のセコンドについており、その際に小力にあおられて参戦を約束していた。
この日は哀川の代理として、公認ものまねタレントの花香よしあき(38)、あいかわい翔(52)が出席。2人は前回、哀川のセコンドとしてリングに上がっていた。
花香はにせ者呼ばわりする小力に「お前らだってにせ者だろ!」と正論を吐くと「翔さんは根っからのプロレス好きで、試合前のリハから『お前ら浮かれんなよ、ケガするからな』と僕らを注意しつつ、一人、リングに上がって、獲物を探しているように目をキラキラと輝かせていた。そして『お前、来い!』と言われて、思い切りバックドロップされた」と語った。
小力も「準備体操なしで、あの角度のバックドロップは危ない。実際に戦ってもクロスチョップ、ラリアートなどの技が、プロレスラーと同じレベルのダメージだった」と証言するように、哀川の身体能力は人並み外れており、期待がかかる。
小力は3年前に参加したゴルフコンペで偶然、哀川と出会って意気投合。以来、親交を深めてきた。機が熟し、リングに立つというプロレス大好きな哀川の夢をかなえると「俺、感動して泣いちゃった。あんなに人が喜んでいるのを見て。独身生活が長いと涙腺が緩くなる」と漏らした。
前回の対戦の翌日には哀川に呼び出され「俺は出してねえ技がいっぱいあるんだよ。また、西口に出るからな。『次、いつやる?』と言われた。ハマったなと思った」という。哀川が釣り、昆虫、モータースポーツ、ゴルフに次ぐ趣味を見つけた瞬間だった。
小力は「このカードはすごいでしょ、正直。前回、IWチービーのベルトを取られたので、今回は勝ちたい!」と気合を入れつつ「テレビで見ている人を生で見られるから、お客さんは喜ぶ。パラパラブーム以来、久々に立ち見の超満員になった」と哀川効果に笑いが止まらない様子だった。
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