福田淳一事務次官、セクハラ疑惑⁉️世直し桃太郎!

福田淳一次官(撮影・大橋和典)

「彼は神奈川県立湘南高校から東大法学部を経て、1982年に当時の大蔵省へ入りました。福田と同じ入省年度には、迫田英典、佐川宣寿(のぶひさ)の歴代国税庁長官のほか、片山さつき参院議員がいます。また、98年に大蔵省汚職事件で逮捕された榊原隆(証券局総務課課長補佐)も同期。榊原は大蔵省及び財務省の歴史を通じて、戦後、唯一逮捕されたキャリア職員です。迫田、佐川も森友学園問題でやり玉に挙げられていることを考えると、結果としてこの年次は不出来だったという誹(そし)りは免れないでしょうね」

 と解説するのは、ベテランジャーナリストである。

「入省時、最も出来が良い者は主計局でも文書課、次が秘書課に配属されます。福田がキャリアをスタートさせた総務課は秘書課の次くらいで、体力のある人間が就くところ。つまり、入省時点ではトップの評価を受けていなかった。その彼が、同期の中でトップを走る人間だと知ったのは入省してから5年後くらい。予算編成を担う主計局でも全体のフレームを決めるいわゆる企画の主査というポジションがあり、その末席に名前を連ねていたのです」(同)

 入省後間もなく、主税局の課長補佐時代に結婚。妻との間に子はなく、飼い犬のトイプードルを「クッキーちゃん」と呼び溺愛する。「散歩してると女の子が寄って来るんだ」と相好を崩し、携帯電話に保存した写真を女性記者に見せびらかすのは、いつもながらのパターンである。

動物的な勝負勘の人

 差し当たって財務省では、カミ(決裁文書)とゴミの問題で、当の職員らは汲々としているように映る。文書の改ざんに加え、ゴミ撤去費を巡り、財務省から学校法人・森友学園側に口裏合わせを依頼していたことを認めたからだ。更に、籠池泰典前理事長に対し、「しばらく雲隠れするように」と、当時の理財局長である佐川氏が指示したことも明らかになっている。財務省内の声を拾ってみると、

「理財局は地獄ですね。ただ、寝ずに答弁を作ったりというバタバタは予算が通ったので一段落。今は皆、処分がいつあって人事がどう変わるか、ということを考え始めているようです。でも一方で、98年の大蔵不祥事の時と違うのは、他局が割と傍観の態だということ。官房の秘書課が省内調査で巻き込まれていることを除けば、主計局も主税局も“オレたち関係ないよね”という感じです」

 省トップ・福田次官にとっても対岸の火事なのか。

「まあそういうことでしょう。自分に関するリスクは別として、危機を察知する嗅覚が鋭く、対処も迅速です。勉強ができた秀才タイプではなく、動物的な勝負勘の人。麻雀ばかりやってますから、それで鍛えられたんでしょう。でも、そういうこととOB人事以外には関心がありません。予算の詳細について部下を詰(なじ)ることなどもゼロ。もちろん、省内のマネージメントも含めてね。驚くほどですよ。あとよく耳にするのは……」

 と付け足して、

「“ホテル行こうよ~”とかセクハラしまくってる件ですか? 被害者の会ができるんじゃないですか」

 と、この職員が苦笑するほどで、事実、それは会の結成こそされないまでも、地下茎の如く霞が関にしっかり根付いているのだ。

“遊んで捨てられるぞ”

 具体的には、

「“彼氏はいるの?”と聞かれたので1年ほど付き合っている人がいると答えると、“どのくらいセックスしてるのか?”と聞かれ、相手が電通マンだと知ると、“それはお前、遊んで捨てられるぞ”と暴言を吐かれました」(大手紙記者)

「深夜によく電話があって、ネチネチ過去の男性のこととか聞かれて、トホホです」(テレビ局記者)

「“手料理が食べたい”ってしつこく言われて断りきれず……。財務省の他の幹部も呼んだうえで自宅で料理を作って出しましたよ」(別のテレビ局記者)

「“キスしていい?”は当たり前。“ホテル行こう”って言われた女の記者だっている。バーだけじゃなくて、サシで女性記者とメシを食いに行った時とかにも、そういうことを福田が言うのは、よくある話。ウチも他社もほとんどそんな目に遭っているはず。“最近、どのくらい前に(セックスを)いたしたんですか?”とか口癖で。女性記者を呼び出す時は電話の他、ラインを使用。1軒目の財界人との会合後の2軒目で女性記者を呼び出すというパターンが多い」(別の大手紙記者)

「福田が主計局長時代、女子アナとランチしたことが週刊誌に報じられました。それを見た杉田(和博)官房副長官が当時の佐藤(慎一)次官に、“週刊誌に載るようなことはするな”と注意したと聞いています」(テレビ局デスク)

 福田氏が言い寄って成功したという例は知られていないようだが……ともあれ、山口敬之元TBSワシントン支局長にレイプされたと本誌(「週刊新潮」)で告発した伊藤詩織さんらが盛りあげた「#MeToo」の流れに重なるようだ。

「週刊新潮」2018年4月19日号 掲載

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コメント: 5
  • #1

    かみなり三代目 (水曜日, 18 4月 2018 18:07)

    男は、女で人生を棒にふる輩。アホ!
    セクハラは、絶対いかん!

  • #2

    ピンポンママ (木曜日, 19 4月 2018 07:27)

    いや〜。気持ち悪い 大嫌い

  • #3

    嘘八百 (木曜日, 19 4月 2018 12:07)

    「#MeToo運動」。

  • #4

    おっぱい 触っていい。 (木曜日, 19 4月 2018 12:09)

    言葉遊びですから!毎日 言ってるから。
    縛って下さいね。

  • #5

    火のないところに煙をたてて (火曜日, 24 4月 2018 12:40)

    辞めて 逃げるのね。男らしくない、じじいね。